オーバーハッピーシンドローム(日々雑事)
2005年5月22日 日常5/20(金)はサトリさんが拙宅に宿泊。
鑑賞ビデオは、美の旅人たちとなみ編、バッカス新公ダイジェスト、カフェブレイクほっくん編(の衣装だけ。衣装部から借りてきたのかと思うほど目に鮮やかなブルーのスーツを「五月晴れ」のイメージと言い切るほっくん)、そしてエリザDVDスペシャルディスク。
エリザスペシャルディスクは、雪組新公お稽古映像をヘビーリピートしました。夜中にとんでもなく盛り上がったんですが、その辺の話はサトリちゃんが書いてくれると思います。とりあえず、しぃちゃん結構映ってますよー。買った人は要チェック(笑)。
5/21(土)は宙全ツ初日初回、ムラに移動して星大劇ショーだけ見る。立見がないので泣く泣くB席で妥協。2階A席がすいているので視界は開けて良かったですが。終演後サトリさん緑野さんと合流してお茶会。
夕飯食べてうちに帰ってサトリさんと駄話。ネタは星組でエリザベートをキャスティングとかしぃちゃん主演で見たいバウとか、半分意識のとんだ状態で朝4時近くまで。ヒマだな、つーか物好きだな我々。(気持ち悪くなるほど眠いのを我慢して喋り続けるというのは大人の行動じゃありません)
5/22(日)、野暮用で朝から外出。サトリちゃんはムラへ。
てな感じでやってたら今日一日起きてるんだか寝てるんだかわからない状態でした。ぼーっとして現実感がない。これは夢の続きか……って違うよ(苦笑)。
もう若くないと実感。いや今更だけど。でも楽しかったので反省はしません(駄目人間)。
で、肝心の感想はおいおい……書けるかな? 書きたいんだけども。
***
本日はさえちゃんご卒業だったんですよね。
ラストディ中継は見に行く気満々だったんですが……なんでやらないんだろう???
やっぱりエリザだから中継できないんだろうか(がーん)。
何にせよ、ご卒業おめでとうございます。
もう男役で見られないのは残念だけれど『プロデューサーズ』は観に行きますともさ。
貴方のこれからに、幸あらんことを。
鑑賞ビデオは、美の旅人たちとなみ編、バッカス新公ダイジェスト、カフェブレイクほっくん編(の衣装だけ。衣装部から借りてきたのかと思うほど目に鮮やかなブルーのスーツを「五月晴れ」のイメージと言い切るほっくん)、そしてエリザDVDスペシャルディスク。
エリザスペシャルディスクは、雪組新公お稽古映像をヘビーリピートしました。夜中にとんでもなく盛り上がったんですが、その辺の話はサトリちゃんが書いてくれると思います。とりあえず、しぃちゃん結構映ってますよー。買った人は要チェック(笑)。
5/21(土)は宙全ツ初日初回、ムラに移動して星大劇ショーだけ見る。立見がないので泣く泣くB席で妥協。2階A席がすいているので視界は開けて良かったですが。終演後サトリさん緑野さんと合流してお茶会。
夕飯食べてうちに帰ってサトリさんと駄話。ネタは星組でエリザベートをキャスティングとかしぃちゃん主演で見たいバウとか、半分意識のとんだ状態で朝4時近くまで。ヒマだな、つーか物好きだな我々。(気持ち悪くなるほど眠いのを我慢して喋り続けるというのは大人の行動じゃありません)
5/22(日)、野暮用で朝から外出。サトリちゃんはムラへ。
てな感じでやってたら今日一日起きてるんだか寝てるんだかわからない状態でした。ぼーっとして現実感がない。これは夢の続きか……って違うよ(苦笑)。
もう若くないと実感。いや今更だけど。でも楽しかったので反省はしません(駄目人間)。
で、肝心の感想はおいおい……書けるかな? 書きたいんだけども。
***
本日はさえちゃんご卒業だったんですよね。
ラストディ中継は見に行く気満々だったんですが……なんでやらないんだろう???
やっぱりエリザだから中継できないんだろうか(がーん)。
何にせよ、ご卒業おめでとうございます。
もう男役で見られないのは残念だけれど『プロデューサーズ』は観に行きますともさ。
貴方のこれからに、幸あらんことを。
別に口説いたつもりはないが(お茶会余談)
2005年5月21日 宝塚「何また口説いてるの!」
と、緑野さんに言われた。
お茶会の帰り道。ほら、お茶会だからさ、接近遭遇の機会はあるわけですよ。ひとことお話する機会も。
その時の何言ったかなんかを報告しあっていたら、その発言。
「相変わらずタラシなんだからー!」
……そうか?
私としては、別に思ったとおりのことを口にしただけなんだが。
と、反論するのも芸が無いので、とりあえず調子を合わせてニヤリと笑ってみたりなんかして(笑)。
「そりゃ、半分イタリア人だからな」
「全くもう、この男は!……あれ、男?」
どっちが?って、何だその悩み方は(苦笑)。
別に口説いてるつもりはないんだが。
だって、お茶会でのひとことって、好意の表現な訳だから。
そういう言葉になるのは不思議ではないのではないかと。
……いや別にたいしたこと言ってませんから(笑)。
ちなみにテーブル写真は隣を極力避けます。並んだ姿を残したくないからな(笑)。座っている斜め後ろに立って、何かの拍子に首をひねって見上げられたりするとすげーときめきます。だってふつー見上げられるなんてありえないしー(身長差的に)。
また壊れてきたので終了。
と、緑野さんに言われた。
お茶会の帰り道。ほら、お茶会だからさ、接近遭遇の機会はあるわけですよ。ひとことお話する機会も。
その時の何言ったかなんかを報告しあっていたら、その発言。
「相変わらずタラシなんだからー!」
……そうか?
私としては、別に思ったとおりのことを口にしただけなんだが。
と、反論するのも芸が無いので、とりあえず調子を合わせてニヤリと笑ってみたりなんかして(笑)。
「そりゃ、半分イタリア人だからな」
「全くもう、この男は!……あれ、男?」
どっちが?って、何だその悩み方は(苦笑)。
別に口説いてるつもりはないんだが。
だって、お茶会でのひとことって、好意の表現な訳だから。
そういう言葉になるのは不思議ではないのではないかと。
……いや別にたいしたこと言ってませんから(笑)。
ちなみにテーブル写真は隣を極力避けます。並んだ姿を残したくないからな(笑)。座っている斜め後ろに立って、何かの拍子に首をひねって見上げられたりするとすげーときめきます。だってふつー見上げられるなんてありえないしー(身長差的に)。
また壊れてきたので終了。
と言う訳で、またしても少々壊れ気味に(お茶会潜入記)
2005年5月21日 宝塚お茶会潜入してきました。
今回は緑野さんサトリさんと一緒。
東京と比べて参加者が少ないため、ステージが近いです。
おかげで、目線が来て目が合ったような錯覚に陥ることが多くて、その度に緊張。近くてうれしいー、と喜ぶ二人に「東京のときくらいでいい……(疲労困憊)」とヘタレな私。いやそりゃ嬉しいけどさ。寿命が延びたんだか縮んだんだかわからん。
さてお茶会。録音とかしてないので記憶している範囲で。
登場。白いスーツに黒のインナーでさわやかさん。お洋服は今日のお茶会のプレゼント、だそうです。
今回、何だかテンションが高くてガンガン喋ってくれました。多分まだ初日から1週間と言うことで、色々と発見もあって喋りたいことがいっぱいあるんだろうなと。そのせいか今回は生身の人間に見えました。
お芝居のこと。
「館岡は、頑固で、曲がったことが嫌いで、エリートで、やる気満々で、」見えたとーりのキャラ。似合ってるよね。
最後の銃声は?の質問に「私です」ときっぱり。「卑怯者、って言われてるけれど、館岡には館岡の生き方があって」生き方だったか正義だったか考えだったか、とにかくそんなことを。お手紙にも「卑怯者」と書かれちゃったそうなんですが、全然卑怯者じゃないじゃんねー!、と妙に腹が立つ私。
この後の館岡は?に対しては「お役人。ずっとお役人」。江戸に帰ってどんどん出世する予定らしいですよ。あ、その前に長崎同心の皆さんには喝を入れて行くそうです。
日本ものは「所作はいつも大変で」。雪駄で走るのは難しくて、脱げないかとひやひやしているらしい。「オケピと客席どっちに落とす方がいいんだろう」って、それ悩むとこですか!(笑)
ちなみに前を走るワタさんには「脱げたら拾ってね」と言われてるそうです。
で、銀橋を走りきった同心チームは、そのまま下手に走ってショーの衣装替えに備えるそうなんですが、トド様に「まだ終ってなーい」と通せんぼされる日もあるらしいと。
自ら「暴露していい?」と初日台詞を飛ばした話も(言わなきゃわかんないよ)。「置かれているはずでしょう」の前を飛ばしたと。「その前に嶺恵斗ちゃん(ちゃんなのか)が噛んじゃって、気をつけようと思ったら」と言い訳してました。
そういえば初日、あれ?と思った記憶があるな。でも作品自体がぶっ飛んでたおかげですっかり忘れてたけどな(遠い目)。
ショーの話。
マフィアのスタンという役です。檀ちゃん扮する女優ダイスを囲ってます。でも追っ払われちゃいます。
「とうこさんに「あんな間抜けな部下だからだめなんだよー」と言われるんですよ」
部下3人「ヤンさんに、間抜けな3人組って言われただけであんなに面白くてすごい」って言ってましたが……すみません全然見てません。ますみ氏と、みきちぐと、ゆうほさとる?うわ今度見ます(サトリさんの「ちーくんはべらせてるんですか!?」発言は内緒←ばらすな)。
クラブで檀ちゃんと話している内容は、ダンサーの品定めなどだそうです。「(ワタさんを指して)あいつがNo.1だな、とか」へえー。
「何で中座するんだと思います?」会場からのぼそぼそとした回答に対して「そう、トイレです」。ヤンさんに「はいここでトイレ行く」と言われるんだそうで。
『タック』の話も。
お稽古は大変だったそうです。「謝先生の振りは立ったりしゃがんだりが多くて使う筋肉も違って」テーピングばりばりだったとか。そっか、東宝ではそういう状態で舞台立ってたんだ、大変だったんだなあ(ほろり)。でもその甲斐のある作品でよかったなあ。
リフトと言うかぶん回される振りがありましたが、あれは相手の方を信用して、ということで全然大丈夫だったそうです。でもリフトはされるよりしたいそうです。「リフト好きなんですよ。女役さんのスカートが広がって、きれいじゃないですか」やりたいなあ、とちょっと遠い目。『Luce』でもゆかり嬢をリフトする場面は本人の希望だったそうだし、本当にやりたいんだろうな。私も見たい。
でもくまちゃんは嬉しかったようです。「いい女だな」は更に嬉しかったようです。くーっ、って感じで語ってました(ニュアンス伝わる?)。
すごく女の子な役でなくて良かった、とも言ってたかな。でもやっぱり男役の癖がついてるんで、等身大の自分に近づけようと気をつけたとか。等身大ってあの役いくつだ、と思ったことは内緒(ピュアファンの皆様にボコられるよ!)いやそれだけ男役ってのは色々作ってるんだなと言うことで。
外部出演で「宝塚は恵まれてるなと思いました」ああいう小さい公演は、衣装とかも自分たちで用意するんだそうです(そういえば当時TSのサイトに不要な革ジャンやセーター求むのお知らせが出てたな)。
また、宝塚のよさに改めて気づいたそうで「良さとか伝統を自分で守っていきたいなと」何か偉そうになっちゃった、と照れてました。(そう思ってくれて良かったなあとちょっと安心)
ゲームコーナー。
イントロクイズと台詞当てクイズ。
イントロクイズは、大劇場出演作の曲のイントロがかかるので曲名を当てる、という普通のもの。ご本人がくじで引いたテーブルを回って一緒に答えるんですが「わかった!」と歌っちゃってスタッフさんに「ヒント出さないでください」と突っ込まれたり、肝心の本人が間違えたり、色々楽しゅうございました。
もう片方は、読み上げた台詞がどの作品の誰の台詞か当てるというもの。割とふつーに読まれちゃいました。感情込めて読んでくれてもよかったのに、残念。でもまあやりにくいか。
こちらも、フランツ・ヨーゼフでは、♪たらっららーと最後のダンスを歌ってみたり(つられてトートと書きかけたテーブルあり)、テンション高かったなあ。『凍てついた明日』お題はジェレミーの名台詞「死にに行かなくてもいいじゃないか」だったんですが「あたし「仕事が生きがいです」とか言ってた」とコメントがありまして、ちょっと嬉しい(あの役も好き。はまってたよねー)。
歌のプレゼント。
「ちょっと挑戦なんですけど」と『オールワン』主題歌。何で?と思いましたが、歌詞が結構良くて(まとぶDSでも感じたヅカ以外の曲を男役声で聴くと妙に男らしくて新鮮なパターン)、いい声で、ちょっとうっとり。
が、音……私その歌知らないけど多分下がってるよな?って感じの……。公演始まったばかりの時期に新曲仕込まなくても、と思いましたが、まあ歌いたかったんだろうなと。
今後の予定は、ダンスリサイタルのお稽古が詰まってるそうです。公演後も休演日もお稽古だそうで。
そんな感じで機嫌よく楽しんでいた私ですが、最後にやられました。
司会の方か「そろそろご退場…」と言った瞬間。
「いやだ」と一言。間髪入れずに、どキッパリと、よく響くいい声で。うわー何だ今の!(会場の隅で激しく動揺)
司会の方困惑。すると「あははー、困ってる」と笑って退席して行かれましたが、が……
心臓打ち抜かれました。だってこれって、
デートで今まで楽しく話していた彼に「もう帰らなきゃ」と言った途端級に真顔で「いやだ」と言われ動揺、そしたら「困ってる?」と元の笑顔で「じゃ帰ろうか」みたいな!(いや、みたいな言われても)
あーどきどきした。
つーか瞬時にそんな変換したのかと言われそうですが。私だけ?私だけですか?
と言う訳で、やっぱりちょっと壊れ気味なお茶会潜入記。
今回は緑野さんサトリさんと一緒。
東京と比べて参加者が少ないため、ステージが近いです。
おかげで、目線が来て目が合ったような錯覚に陥ることが多くて、その度に緊張。近くてうれしいー、と喜ぶ二人に「東京のときくらいでいい……(疲労困憊)」とヘタレな私。いやそりゃ嬉しいけどさ。寿命が延びたんだか縮んだんだかわからん。
さてお茶会。録音とかしてないので記憶している範囲で。
登場。白いスーツに黒のインナーでさわやかさん。お洋服は今日のお茶会のプレゼント、だそうです。
今回、何だかテンションが高くてガンガン喋ってくれました。多分まだ初日から1週間と言うことで、色々と発見もあって喋りたいことがいっぱいあるんだろうなと。そのせいか今回は生身の人間に見えました。
お芝居のこと。
「館岡は、頑固で、曲がったことが嫌いで、エリートで、やる気満々で、」見えたとーりのキャラ。似合ってるよね。
最後の銃声は?の質問に「私です」ときっぱり。「卑怯者、って言われてるけれど、館岡には館岡の生き方があって」生き方だったか正義だったか考えだったか、とにかくそんなことを。お手紙にも「卑怯者」と書かれちゃったそうなんですが、全然卑怯者じゃないじゃんねー!、と妙に腹が立つ私。
この後の館岡は?に対しては「お役人。ずっとお役人」。江戸に帰ってどんどん出世する予定らしいですよ。あ、その前に長崎同心の皆さんには喝を入れて行くそうです。
日本ものは「所作はいつも大変で」。雪駄で走るのは難しくて、脱げないかとひやひやしているらしい。「オケピと客席どっちに落とす方がいいんだろう」って、それ悩むとこですか!(笑)
ちなみに前を走るワタさんには「脱げたら拾ってね」と言われてるそうです。
で、銀橋を走りきった同心チームは、そのまま下手に走ってショーの衣装替えに備えるそうなんですが、トド様に「まだ終ってなーい」と通せんぼされる日もあるらしいと。
自ら「暴露していい?」と初日台詞を飛ばした話も(言わなきゃわかんないよ)。「置かれているはずでしょう」の前を飛ばしたと。「その前に嶺恵斗ちゃん(ちゃんなのか)が噛んじゃって、気をつけようと思ったら」と言い訳してました。
そういえば初日、あれ?と思った記憶があるな。でも作品自体がぶっ飛んでたおかげですっかり忘れてたけどな(遠い目)。
ショーの話。
マフィアのスタンという役です。檀ちゃん扮する女優ダイスを囲ってます。でも追っ払われちゃいます。
「とうこさんに「あんな間抜けな部下だからだめなんだよー」と言われるんですよ」
部下3人「ヤンさんに、間抜けな3人組って言われただけであんなに面白くてすごい」って言ってましたが……すみません全然見てません。ますみ氏と、みきちぐと、ゆうほさとる?うわ今度見ます(サトリさんの「ちーくんはべらせてるんですか!?」発言は内緒←ばらすな)。
クラブで檀ちゃんと話している内容は、ダンサーの品定めなどだそうです。「(ワタさんを指して)あいつがNo.1だな、とか」へえー。
「何で中座するんだと思います?」会場からのぼそぼそとした回答に対して「そう、トイレです」。ヤンさんに「はいここでトイレ行く」と言われるんだそうで。
『タック』の話も。
お稽古は大変だったそうです。「謝先生の振りは立ったりしゃがんだりが多くて使う筋肉も違って」テーピングばりばりだったとか。そっか、東宝ではそういう状態で舞台立ってたんだ、大変だったんだなあ(ほろり)。でもその甲斐のある作品でよかったなあ。
リフトと言うかぶん回される振りがありましたが、あれは相手の方を信用して、ということで全然大丈夫だったそうです。でもリフトはされるよりしたいそうです。「リフト好きなんですよ。女役さんのスカートが広がって、きれいじゃないですか」やりたいなあ、とちょっと遠い目。『Luce』でもゆかり嬢をリフトする場面は本人の希望だったそうだし、本当にやりたいんだろうな。私も見たい。
でもくまちゃんは嬉しかったようです。「いい女だな」は更に嬉しかったようです。くーっ、って感じで語ってました(ニュアンス伝わる?)。
すごく女の子な役でなくて良かった、とも言ってたかな。でもやっぱり男役の癖がついてるんで、等身大の自分に近づけようと気をつけたとか。等身大ってあの役いくつだ、と思ったことは内緒(ピュアファンの皆様にボコられるよ!)いやそれだけ男役ってのは色々作ってるんだなと言うことで。
外部出演で「宝塚は恵まれてるなと思いました」ああいう小さい公演は、衣装とかも自分たちで用意するんだそうです(そういえば当時TSのサイトに不要な革ジャンやセーター求むのお知らせが出てたな)。
また、宝塚のよさに改めて気づいたそうで「良さとか伝統を自分で守っていきたいなと」何か偉そうになっちゃった、と照れてました。(そう思ってくれて良かったなあとちょっと安心)
ゲームコーナー。
イントロクイズと台詞当てクイズ。
イントロクイズは、大劇場出演作の曲のイントロがかかるので曲名を当てる、という普通のもの。ご本人がくじで引いたテーブルを回って一緒に答えるんですが「わかった!」と歌っちゃってスタッフさんに「ヒント出さないでください」と突っ込まれたり、肝心の本人が間違えたり、色々楽しゅうございました。
もう片方は、読み上げた台詞がどの作品の誰の台詞か当てるというもの。割とふつーに読まれちゃいました。感情込めて読んでくれてもよかったのに、残念。でもまあやりにくいか。
こちらも、フランツ・ヨーゼフでは、♪たらっららーと最後のダンスを歌ってみたり(つられてトートと書きかけたテーブルあり)、テンション高かったなあ。『凍てついた明日』お題はジェレミーの名台詞「死にに行かなくてもいいじゃないか」だったんですが「あたし「仕事が生きがいです」とか言ってた」とコメントがありまして、ちょっと嬉しい(あの役も好き。はまってたよねー)。
歌のプレゼント。
「ちょっと挑戦なんですけど」と『オールワン』主題歌。何で?と思いましたが、歌詞が結構良くて(まとぶDSでも感じたヅカ以外の曲を男役声で聴くと妙に男らしくて新鮮なパターン)、いい声で、ちょっとうっとり。
が、音……私その歌知らないけど多分下がってるよな?って感じの……。公演始まったばかりの時期に新曲仕込まなくても、と思いましたが、まあ歌いたかったんだろうなと。
今後の予定は、ダンスリサイタルのお稽古が詰まってるそうです。公演後も休演日もお稽古だそうで。
そんな感じで機嫌よく楽しんでいた私ですが、最後にやられました。
司会の方か「そろそろご退場…」と言った瞬間。
「いやだ」と一言。間髪入れずに、どキッパリと、よく響くいい声で。うわー何だ今の!(会場の隅で激しく動揺)
司会の方困惑。すると「あははー、困ってる」と笑って退席して行かれましたが、が……
心臓打ち抜かれました。だってこれって、
デートで今まで楽しく話していた彼に「もう帰らなきゃ」と言った途端級に真顔で「いやだ」と言われ動揺、そしたら「困ってる?」と元の笑顔で「じゃ帰ろうか」みたいな!(いや、みたいな言われても)
あーどきどきした。
つーか瞬時にそんな変換したのかと言われそうですが。私だけ?私だけですか?
と言う訳で、やっぱりちょっと壊れ気味なお茶会潜入記。
メモ(エリザDVDスペシャルボックス特典ディスク)
2005年5月20日 宝塚いや、他の人の日記にお任せしようと思ったんですが、一応自分用メモ。
雪新公お稽古映像のしぃちゃんが「MAHO SHIOMI」Tシャツ(ポロシャツ?)を着てる事実は、サトリちゃんに指摘されて初めて気がつきました。うわーごめん(誰に謝ってるんだ)。その前に1回見てたのになー、やっぱり熱意?が違うんだなー。
何にせよ、かつて本役・新公配役の間柄だった人の、最後の公演ではあんな風に肩を並べていたかと思うと、何だかロマンだなあと。
そのしぃちゃんのジュラ。
新聞配達少年のようでした。
いや、明るく健康的なきらきら笑顔が。手に持ってるそれ、絶対に地下新聞なんかじゃないよね! と言いたくなるような。
そして雪新公映像で一番インパクトがあったのはハマコ氏のアップでした。迫力。
そんでもって他組よりも雪新公メンバーは残ってる率高いよね……つーか星とか宙がいなくなりすぎなのか。
星組映像(not新公)を見て思ったこと。
ルドルフに対して跪くエルマーって、規定演技だったんだ!?
ワタさんがやってるのを見て、驚きましたよ。
しかしさららん、同じことをやってもあの暑苦しいパッションは何なんだ(笑)。いや好きだけど(どっちも)。
と、まあそんな感じで。革命家って面白いなあと(って結論それなのか)。
雪新公お稽古映像のしぃちゃんが「MAHO SHIOMI」Tシャツ(ポロシャツ?)を着てる事実は、サトリちゃんに指摘されて初めて気がつきました。うわーごめん(誰に謝ってるんだ)。その前に1回見てたのになー、やっぱり熱意?が違うんだなー。
何にせよ、かつて本役・新公配役の間柄だった人の、最後の公演ではあんな風に肩を並べていたかと思うと、何だかロマンだなあと。
そのしぃちゃんのジュラ。
新聞配達少年のようでした。
いや、明るく健康的なきらきら笑顔が。手に持ってるそれ、絶対に地下新聞なんかじゃないよね! と言いたくなるような。
そして雪新公映像で一番インパクトがあったのはハマコ氏のアップでした。迫力。
そんでもって他組よりも雪新公メンバーは残ってる率高いよね……つーか星とか宙がいなくなりすぎなのか。
星組映像(not新公)を見て思ったこと。
ルドルフに対して跪くエルマーって、規定演技だったんだ!?
ワタさんがやってるのを見て、驚きましたよ。
しかしさららん、同じことをやってもあの暑苦しいパッションは何なんだ(笑)。いや好きだけど(どっちも)。
と、まあそんな感じで。革命家って面白いなあと(って結論それなのか)。
こんなのが見たかった(星組『ソウル・オブ・シバ!!』)
2005年5月19日 宝塚昨日分の続き。
そしてクラブの場面です。
目がいくつあっても足りないよこの場面!(逆ギレ)
いや嬉しいんだけど。
どう足りないかと言うと。
・下手側テーブルの檀ちゃんとしぃちゃん。何やら囁き交わしてるんですけど。
・とうこさんはコート預けて上手側テーブル。
・クラブのダンサー、ワタさんを筆頭の黒タキ軍団。すずみんと恵斗くんがセンターで並んでるよ! 楽しそうだ。よかったなあ。
・と、私がオペラ覗いていたとき、まとぶんやれおんは前方でソロで踊っていたらしい。
・ショータイムが終わってばらける黒タキ軍団。ワタさんはマダムたちのテーブルへ、ってホストクラブかここは? マダムは柚長、きん、ももか。濃い(笑)。つーか混ざりたい……
・すずみんがさりげなくクラブシンガーやってるし。
・ウエイトレスのせあらちゃんも何気に可愛いし。あの制服いいなあ。
・気が付くとしぃちゃんが居ない隙に檀ちゃんととうこさんがいいムードで踊ってるし。
・「俺の女に手を出すな」とばかりにしぃちゃんに殴られるとうこさん。
・助けに入るワタさん率いる黒服軍団。しぃちゃん+その部下たちとケンカシーン。ここでやっとオペラ固定できるかと(私が)思いきや、檀ちゃんとうこさんも気になって相変わらず目が泳ぐ。
・何故か(笑)勝利する黒服さんたち(主人公だからな)。花道を去っていくギャングさんたちに後ろ髪引かれつつ、ソファで勝利のポーズを決めるわたるまとぶ涼れおんがかっこいいので、そっち見ちゃってます。
もう本当に大変(真顔)。
ちなみに後日サトリさんと語り合ったところ、ここ全然違うものを見ていることが判明(笑)。
この後、オーキッドに感謝されダイスには「頼もしいわ(はぁと)」と言われ照れつつ嬉しそうなレーク。「君こそDancin’ Star!」「私の相手役に」と3人で盛り上がり銀橋渡り。ここ好きだなー。楽しいなー。
ロケット(礼音くんが健康的にダイナマイト。両脇がももかさんかつきさんというのが濃いなあ)の後、スターになったレークとダイスのショー、と言う趣向? つーか、ワタさん今までの陽気な青年・レークから、すっかりトップスター・湖月わたるになってギラってるよ(喜)。そしてセットのようなドレス(ドレスのようなセットと言うべきか)で登場の檀ちゃん。
美女を侍らせるワタさん。美男を侍らせる檀れい様。(美男美女って役名なんですよ)
どっちも見たいやっぱり目が足りないと歯軋りしつつワタさんにオペラ固定。美女に混じっている綺華れい氏が違和感なくてびびる。
絡む二人。そーよねーやっぱりトップコンビはこうでなくちゃねー(大喜)
この辺で恵斗くんのソロありました。
そのまま中詰め。派手で楽しい。(礼音くんがロケットのまま出てくるのはちょっとどうなんだろうと思いつつ)
そして、いい雰囲気のレークとダイス。嫉妬するオーキッドの歌。二人を引き裂くオーキッド。手下達に痛めつけられるレーク。ダイスを失い、「もう踊れない、踊りなんかいらない!」と慟哭するレーク。(はらはら、つーか胸が痛い←ファンですから)
ここで神様降臨で終わっちゃうのが、私的にはちょっと不満なんですけどね。
いや降臨してもいいんだけど、レークとダイスとオーキッドの物語にオチがつかないで、神様バンザイ、わーい、でうやむやになっちゃうのが。
まあ仕方ないかな。舞夢もそんなだった気がするし、熱帯夜話もオチがつかなかったしな。
全員白い衣装で真っ白な総踊り。
ここ、音楽に齊藤恒芳氏を使ってて、オギーを意識して滑ってる?って気もしなくも無い。神様バンザイな場面だから、すこーんと明るくハレルヤな音楽でもよかったんじゃないかな、と。
5人口の銀橋渡り、涼大真綺華柚希麻尋。すずみんと礼音くんにはソロあり。すずみんめちゃくちゃご機嫌で楽しそうだな(笑)。しぃちゃんは両手に花、コトコトと仙堂さんだ、嬉しいー(私が)。
安蘭・真飛二人の場面もこの辺だったっけか。
そして、大階段のデュエットダンス。
パレードは変則的? トド様がエトワールってことになるんでしょうね。(仙堂さんエトワールの夢破れる。トド様特出な時点で半ば諦めてはいましたが)
その後踊りながらって感じでみんなどんどん降りてきて、最後ワタさんが降りて前で踊って?いる間にさりげなくトド様がもう1回降りる、と。苦肉の策と言うか気を使ってるなあ(苦笑)。銀橋ではすれ違い、大きい羽根で大変そうだ。
普通にシャンシャンを振って終わるのではなく、最後まで踊りながら幕が下りるパターン。これ、カーテンコールが繰り返されると大変だぞ。『タカラヅカ絢爛』の楽でへろへろになっていたワタさんを思い出す(笑)。
「こんなのが見たかった!」って言うのは、ある意味想定の範囲内ってことなんですよね。予想を越えたもの(例えば『ドルチェ・ヴィータ!』)にはそういう言い方はしない。
でも、今回、見たいものが見られて嬉しかった。
オーソドックスなショーの安心感、退団者への心遣い、それを見送る人たち(我々含む)への心遣いが暖かくて嬉しかったよ。
ありがとう。
そしてクラブの場面です。
目がいくつあっても足りないよこの場面!(逆ギレ)
いや嬉しいんだけど。
どう足りないかと言うと。
・下手側テーブルの檀ちゃんとしぃちゃん。何やら囁き交わしてるんですけど。
・とうこさんはコート預けて上手側テーブル。
・クラブのダンサー、ワタさんを筆頭の黒タキ軍団。すずみんと恵斗くんがセンターで並んでるよ! 楽しそうだ。よかったなあ。
・と、私がオペラ覗いていたとき、まとぶんやれおんは前方でソロで踊っていたらしい。
・ショータイムが終わってばらける黒タキ軍団。ワタさんはマダムたちのテーブルへ、ってホストクラブかここは? マダムは柚長、きん、ももか。濃い(笑)。つーか混ざりたい……
・すずみんがさりげなくクラブシンガーやってるし。
・ウエイトレスのせあらちゃんも何気に可愛いし。あの制服いいなあ。
・気が付くとしぃちゃんが居ない隙に檀ちゃんととうこさんがいいムードで踊ってるし。
・「俺の女に手を出すな」とばかりにしぃちゃんに殴られるとうこさん。
・助けに入るワタさん率いる黒服軍団。しぃちゃん+その部下たちとケンカシーン。ここでやっとオペラ固定できるかと(私が)思いきや、檀ちゃんとうこさんも気になって相変わらず目が泳ぐ。
・何故か(笑)勝利する黒服さんたち(主人公だからな)。花道を去っていくギャングさんたちに後ろ髪引かれつつ、ソファで勝利のポーズを決めるわたるまとぶ涼れおんがかっこいいので、そっち見ちゃってます。
もう本当に大変(真顔)。
ちなみに後日サトリさんと語り合ったところ、ここ全然違うものを見ていることが判明(笑)。
この後、オーキッドに感謝されダイスには「頼もしいわ(はぁと)」と言われ照れつつ嬉しそうなレーク。「君こそDancin’ Star!」「私の相手役に」と3人で盛り上がり銀橋渡り。ここ好きだなー。楽しいなー。
ロケット(礼音くんが健康的にダイナマイト。両脇がももかさんかつきさんというのが濃いなあ)の後、スターになったレークとダイスのショー、と言う趣向? つーか、ワタさん今までの陽気な青年・レークから、すっかりトップスター・湖月わたるになってギラってるよ(喜)。そしてセットのようなドレス(ドレスのようなセットと言うべきか)で登場の檀ちゃん。
美女を侍らせるワタさん。美男を侍らせる檀れい様。(美男美女って役名なんですよ)
どっちも見たいやっぱり目が足りないと歯軋りしつつワタさんにオペラ固定。美女に混じっている綺華れい氏が違和感なくてびびる。
絡む二人。そーよねーやっぱりトップコンビはこうでなくちゃねー(大喜)
この辺で恵斗くんのソロありました。
そのまま中詰め。派手で楽しい。(礼音くんがロケットのまま出てくるのはちょっとどうなんだろうと思いつつ)
そして、いい雰囲気のレークとダイス。嫉妬するオーキッドの歌。二人を引き裂くオーキッド。手下達に痛めつけられるレーク。ダイスを失い、「もう踊れない、踊りなんかいらない!」と慟哭するレーク。(はらはら、つーか胸が痛い←ファンですから)
ここで神様降臨で終わっちゃうのが、私的にはちょっと不満なんですけどね。
いや降臨してもいいんだけど、レークとダイスとオーキッドの物語にオチがつかないで、神様バンザイ、わーい、でうやむやになっちゃうのが。
まあ仕方ないかな。舞夢もそんなだった気がするし、熱帯夜話もオチがつかなかったしな。
全員白い衣装で真っ白な総踊り。
ここ、音楽に齊藤恒芳氏を使ってて、オギーを意識して滑ってる?って気もしなくも無い。神様バンザイな場面だから、すこーんと明るくハレルヤな音楽でもよかったんじゃないかな、と。
5人口の銀橋渡り、涼大真綺華柚希麻尋。すずみんと礼音くんにはソロあり。すずみんめちゃくちゃご機嫌で楽しそうだな(笑)。しぃちゃんは両手に花、コトコトと仙堂さんだ、嬉しいー(私が)。
安蘭・真飛二人の場面もこの辺だったっけか。
そして、大階段のデュエットダンス。
パレードは変則的? トド様がエトワールってことになるんでしょうね。(仙堂さんエトワールの夢破れる。トド様特出な時点で半ば諦めてはいましたが)
その後踊りながらって感じでみんなどんどん降りてきて、最後ワタさんが降りて前で踊って?いる間にさりげなくトド様がもう1回降りる、と。苦肉の策と言うか気を使ってるなあ(苦笑)。銀橋ではすれ違い、大きい羽根で大変そうだ。
普通にシャンシャンを振って終わるのではなく、最後まで踊りながら幕が下りるパターン。これ、カーテンコールが繰り返されると大変だぞ。『タカラヅカ絢爛』の楽でへろへろになっていたワタさんを思い出す(笑)。
「こんなのが見たかった!」って言うのは、ある意味想定の範囲内ってことなんですよね。予想を越えたもの(例えば『ドルチェ・ヴィータ!』)にはそういう言い方はしない。
でも、今回、見たいものが見られて嬉しかった。
オーソドックスなショーの安心感、退団者への心遣い、それを見送る人たち(我々含む)への心遣いが暖かくて嬉しかったよ。
ありがとう。
藤井大介リスペクト(星組『ソウル・オブ・シバ!!』)
2005年5月18日 宝塚気を取り直して、ショー『ソウル・オブ・シバ!!』の話。
嶺恵斗さんがピンクのスーツで群舞のセンターで踊ってました。
な、何事!? 私は幻でも見てるんですか?
アイドルっぽい振り付けで、やーんかわいー(笑)。
その後も、黒タキは真ん中あたりで踊ってるし(一瞬ワタさんをはさんで涼・嶺の並び出現。あと涼嶺綺華大真とか)、ソロ、そしてまりのゆいちゃんとのデュエットあるし、中詰で「美男A(プログラムの役名)」が立樹真飛涼嶺ってー!!
藤井くんありがとう……(ほろり)。
檀れい様。
ショーの役名は「女優ダイス」。
登場しただけでみんな大騒ぎの大スター。3人の男に奪い合われる美女。
そして、トップコンビのデュエットダンスは。
大階段でよりそう二人。彼女は旅立ちの装い=コートと帽子をはらりと落とし、彼に手を取られて、ラストダンス。
ひとときの後、再びコートを身にまとい、大階段を一人去っていく彼女の後姿。
自らコートを肩にかけてやり送り出した彼が、堪えきれず一人踊る姿。
藤井くんありがとう……(感涙)。
仙堂さんはワタさんとちょこっと踊る場面あったし、ソロもあったし。
大河睦くんもソロあったし。
(初見ではさなえちゃんはわからなかったけど(ごめん))
退団者じゃないけど組替えのまとぶんも、とうこさんとの銀橋シーンがあってよかったなあと。
退団者への心遣いと並んで感心したのが、特出のトド様の使い方。
トド様の役はシヴァ神。つまり神様として、他の人々とは別次元に存在する。立場と個性(彫像のような硬質の美貌)を活かした、実に上手い使い方だと思いました。
と言う訳で、藤井大介熱烈リスペクト中(笑)。
基本的に、オーソドックスな楽しいショー。
「そうそう、こんなのが見たかったんだよ!」と心の中でガッツポーズする場面が何度もありました。
何だか花組さんみたいだなあとか思いましたが、星組でそういうのも新鮮で良し(絢爛もドルチェ・ヴィータもオーソドックスではなかったからなあ)。
神様降臨総踊りで『舞夢』を思い出して半笑いになりましたが、それもまあ良し。
ストーリー仕立てのショーなのに途中でストーリーがどっかへとんでって神様万歳で終わるのも許す(芝居だったらちょっと待てと言うところですが)。
以下、最初から参ります。
幕開き、舞台にはスポットライトに照らされて水色の靴が一足。歩み寄る白いスーツにソフト帽のワタさん。靴を履き替えて、踊りだす。
……ここ、完全に一人のシーンでしかも最初は音楽も無く、すげーどきどきしました。息を詰めて見守っちゃったよ。
踊りながらタイを緩めたりカフスを外したり、どこかで見た……と思ったら、羽山先生の振り付けなんですな。
ワタさん退場し入れ替わりにシヴァ神トド様登場(緊張が解けた私は脱力)。ばらばら出てきて総踊りへ。うめちゃんがかっこよく男前で目立ちます。
そして再びワタさん。金のセットに金スパンの衣装って……。でもステキ(笑)。
この辺でシバの妻軍団登場。英真組長、にしき氏、しのぶさん、エンディ、エレナさん。
このメンバー選定の基準って……つーか、誰が男役の女装かわからないってどうなんだ。そしてこの面子に入ってるエレナ嬢って一体。
プロローグが終わると舞台はニューヨーク。踊る紳士淑女たち(恵斗くんがセンター踊るのはここ)。現れるは女優ダイス=檀ちゃん。皆が注目する中、靴磨きの青年レーク=ワタさんに手を差し出されにっこり握手。レーク有頂天(笑)。
ダイスと彼女を追う群衆が去った後、プロデューサー、オーキッド=とうこさん登場。
長めのふわふわ金髪真中分けに黒タキシードのギョーカイ人風優男。白に落書きみたいな絵の描いてあるつなぎのワタさんに「君、でかいな!」とか言いつつ、好対照で楽しい(笑)。
ニューヨーク、ってことでストリートファッションの若者達やらホームレスやらでストンプ風のダンスシーン、そしてタップ。
ワタとうこタップ合戦です。お互い、なかなかやるな、じゃこれでどうだ、って感じで張り合ってみたり楽しげに見交わしたり。普通にトップと二番手のシーンという感じで、すごく新鮮。そうだよこういうのが見たかったんだよー!!(アイーダは女役だったしディアボロは次元が違うところにいたし、安禄山は玄宗とがっつり組んだって印象が意外と無いので)
ところでここ、若者達はみんなストリートファッションなのに、すずみん一人赤ジャケット黒シャツでテイストが違うのは何故なんだ。やっぱり似合うから?(ジョニー・ケイス様にはスペシャルでないと←藤井君も『それ船』見てたし)
オーキッドにダンスの素質を認められたレークはダンススクールに。ウィンク=となみちゃんとフェアリー=仙堂さんがいます。
仙堂さんがもう可愛くてキュートで最高。黄色い衣装が似合って、小さくてトランジスタグラマーで本当にウェアリーと言う感じ(ティンカーベル系)。ワタさんと踊る場面でも小ささとキレのよさがたまりません。
ピンクの衣装のウィンクちゃんは劣等生の設定らしく、上手く踊れなくてバタバタしてます。コケた時の悲鳴がちょっとブレンダ風です(笑)。
レークが手を取って「ほら踊れる」みたいな場面があるんだけど、組んだときのバランスもいい感じで、いい雰囲気でお似合いでした。
歌う仙堂さんもキュート。芝居で役がない分、ショーでこういうお芝居っぽい場面があって本当に良かった。目立つ場面はここだけだったけど、きらきらしてどこにいても目に付いた。大好きだ。
シヴァ神のシーンがあった後、舞台は高級クラブに。
ダイスが、彼女のパトロンであるマフィア、スタン=しぃちゃんに肩を抱かれての銀橋渡りの後、ダイスを想うオーキッドのソロ。この「♪レディ・ダイス、レディ・ダイス」の呼びかけの歌い方が、海外ミュージカルっぽくて素敵だなあと。
シヴァの妻たちに背中を押され(笑)ダイスを追ってクラブにやってくるオーキッド。
と、いいところで字数が足りない。と言う訳で次項へ。
嶺恵斗さんがピンクのスーツで群舞のセンターで踊ってました。
な、何事!? 私は幻でも見てるんですか?
アイドルっぽい振り付けで、やーんかわいー(笑)。
その後も、黒タキは真ん中あたりで踊ってるし(一瞬ワタさんをはさんで涼・嶺の並び出現。あと涼嶺綺華大真とか)、ソロ、そしてまりのゆいちゃんとのデュエットあるし、中詰で「美男A(プログラムの役名)」が立樹真飛涼嶺ってー!!
藤井くんありがとう……(ほろり)。
檀れい様。
ショーの役名は「女優ダイス」。
登場しただけでみんな大騒ぎの大スター。3人の男に奪い合われる美女。
そして、トップコンビのデュエットダンスは。
大階段でよりそう二人。彼女は旅立ちの装い=コートと帽子をはらりと落とし、彼に手を取られて、ラストダンス。
ひとときの後、再びコートを身にまとい、大階段を一人去っていく彼女の後姿。
自らコートを肩にかけてやり送り出した彼が、堪えきれず一人踊る姿。
藤井くんありがとう……(感涙)。
仙堂さんはワタさんとちょこっと踊る場面あったし、ソロもあったし。
大河睦くんもソロあったし。
(初見ではさなえちゃんはわからなかったけど(ごめん))
退団者じゃないけど組替えのまとぶんも、とうこさんとの銀橋シーンがあってよかったなあと。
退団者への心遣いと並んで感心したのが、特出のトド様の使い方。
トド様の役はシヴァ神。つまり神様として、他の人々とは別次元に存在する。立場と個性(彫像のような硬質の美貌)を活かした、実に上手い使い方だと思いました。
と言う訳で、藤井大介熱烈リスペクト中(笑)。
基本的に、オーソドックスな楽しいショー。
「そうそう、こんなのが見たかったんだよ!」と心の中でガッツポーズする場面が何度もありました。
何だか花組さんみたいだなあとか思いましたが、星組でそういうのも新鮮で良し(絢爛もドルチェ・ヴィータもオーソドックスではなかったからなあ)。
神様降臨総踊りで『舞夢』を思い出して半笑いになりましたが、それもまあ良し。
ストーリー仕立てのショーなのに途中でストーリーがどっかへとんでって神様万歳で終わるのも許す(芝居だったらちょっと待てと言うところですが)。
以下、最初から参ります。
幕開き、舞台にはスポットライトに照らされて水色の靴が一足。歩み寄る白いスーツにソフト帽のワタさん。靴を履き替えて、踊りだす。
……ここ、完全に一人のシーンでしかも最初は音楽も無く、すげーどきどきしました。息を詰めて見守っちゃったよ。
踊りながらタイを緩めたりカフスを外したり、どこかで見た……と思ったら、羽山先生の振り付けなんですな。
ワタさん退場し入れ替わりにシヴァ神トド様登場(緊張が解けた私は脱力)。ばらばら出てきて総踊りへ。うめちゃんがかっこよく男前で目立ちます。
そして再びワタさん。金のセットに金スパンの衣装って……。でもステキ(笑)。
この辺でシバの妻軍団登場。英真組長、にしき氏、しのぶさん、エンディ、エレナさん。
このメンバー選定の基準って……つーか、誰が男役の女装かわからないってどうなんだ。そしてこの面子に入ってるエレナ嬢って一体。
プロローグが終わると舞台はニューヨーク。踊る紳士淑女たち(恵斗くんがセンター踊るのはここ)。現れるは女優ダイス=檀ちゃん。皆が注目する中、靴磨きの青年レーク=ワタさんに手を差し出されにっこり握手。レーク有頂天(笑)。
ダイスと彼女を追う群衆が去った後、プロデューサー、オーキッド=とうこさん登場。
長めのふわふわ金髪真中分けに黒タキシードのギョーカイ人風優男。白に落書きみたいな絵の描いてあるつなぎのワタさんに「君、でかいな!」とか言いつつ、好対照で楽しい(笑)。
ニューヨーク、ってことでストリートファッションの若者達やらホームレスやらでストンプ風のダンスシーン、そしてタップ。
ワタとうこタップ合戦です。お互い、なかなかやるな、じゃこれでどうだ、って感じで張り合ってみたり楽しげに見交わしたり。普通にトップと二番手のシーンという感じで、すごく新鮮。そうだよこういうのが見たかったんだよー!!(アイーダは女役だったしディアボロは次元が違うところにいたし、安禄山は玄宗とがっつり組んだって印象が意外と無いので)
ところでここ、若者達はみんなストリートファッションなのに、すずみん一人赤ジャケット黒シャツでテイストが違うのは何故なんだ。やっぱり似合うから?(ジョニー・ケイス様にはスペシャルでないと←藤井君も『それ船』見てたし)
オーキッドにダンスの素質を認められたレークはダンススクールに。ウィンク=となみちゃんとフェアリー=仙堂さんがいます。
仙堂さんがもう可愛くてキュートで最高。黄色い衣装が似合って、小さくてトランジスタグラマーで本当にウェアリーと言う感じ(ティンカーベル系)。ワタさんと踊る場面でも小ささとキレのよさがたまりません。
ピンクの衣装のウィンクちゃんは劣等生の設定らしく、上手く踊れなくてバタバタしてます。コケた時の悲鳴がちょっとブレンダ風です(笑)。
レークが手を取って「ほら踊れる」みたいな場面があるんだけど、組んだときのバランスもいい感じで、いい雰囲気でお似合いでした。
歌う仙堂さんもキュート。芝居で役がない分、ショーでこういうお芝居っぽい場面があって本当に良かった。目立つ場面はここだけだったけど、きらきらしてどこにいても目に付いた。大好きだ。
シヴァ神のシーンがあった後、舞台は高級クラブに。
ダイスが、彼女のパトロンであるマフィア、スタン=しぃちゃんに肩を抱かれての銀橋渡りの後、ダイスを想うオーキッドのソロ。この「♪レディ・ダイス、レディ・ダイス」の呼びかけの歌い方が、海外ミュージカルっぽくて素敵だなあと。
シヴァの妻たちに背中を押され(笑)ダイスを追ってクラブにやってくるオーキッド。
と、いいところで字数が足りない。と言う訳で次項へ。
私信
2005年5月17日緑野さん5/8日記参照。
『さすらいの果てに』音月Ver.「追い詰めたのに!」って言ってましたよ。少なくとも我々が見た回は。
私はネットで情報仕入れていて「突き止めたのに」に変わってると聞いたのに変わってないじゃん、と思ったので、間違いないと思います。
元に戻したのか、それともたまたま間違えたのかはわからないけど。
もっとも「突き止めたのに!」になっても大差ないというか、突き止めてないから!ってつっこみ入れたと思うけど(笑)。台詞変えただけじゃ。
『さすらいの果て』音月Ver.は別モノっぷりがすごすぎて感想を書きたかったんだけどなあ。うっかり時間がたってしまいました。(って、過去形かい)
『さすらいの果てに』音月Ver.「追い詰めたのに!」って言ってましたよ。少なくとも我々が見た回は。
私はネットで情報仕入れていて「突き止めたのに」に変わってると聞いたのに変わってないじゃん、と思ったので、間違いないと思います。
元に戻したのか、それともたまたま間違えたのかはわからないけど。
もっとも「突き止めたのに!」になっても大差ないというか、突き止めてないから!ってつっこみ入れたと思うけど(笑)。台詞変えただけじゃ。
『さすらいの果て』音月Ver.は別モノっぷりがすごすぎて感想を書きたかったんだけどなあ。うっかり時間がたってしまいました。(って、過去形かい)
見たいものが違う。(『長崎しぐれ坂』)
2005年5月16日 宝塚20年ぶりに再会して「昔好きだった」ってラブラブ、は年齢設定おかしいと書いたところ、原作を読んだ熱烈星担サトリさんからメール。
> 原作では、幼馴染じゃありませーん。
> 3人はただのゆきずりー。
> 植爺が勝手に作ってすべったのでありますっ!
えー、そうだったの!? じゃ一体どんな話だったんだ。
こりゃ他にも色々壊してそうだな……。
文句ばっかり書いてるのって性格悪いと思いつつ。
これ、舞台設定が違えばもうちょっと受け入れられるんじゃないだろうか。
『カサブランカ』風でもいいし、ギャングと刑事と富豪の愛人でもいいし、西部劇でもいいや。そしたら演出も違ってくるだろうし。
今のままだと、杉良太郎とか松平健が、新橋演舞場か新宿コマでやってそうな芝居だよなあ。坂本冬美がゲスト出演してストーリーと関係なく歌っちゃったりするような、そんな感じ。
いや、プログラムを見た限り「これ」がやりたかったんだろうなとは思うけど。
見たいものが違うんだろうな。
私が思う宝塚の魅力は、まず美しいこと。美しいものや華やかなものが見たい。多少つまんない話も「ま、きれいだったからいいか」と許せるもの。そして、男役が創る現実には存在し得ないいい男たち。
テーマは愛、そして夢。こんなに億面無く愛だの夢だの歌い上げる芝居、他所では見られないよ。(ヅカの他に好きな娯楽がオペラという趣味嗜好な私)
いや、面白ければそうでなくてもいいんだけど(例『くらわんか』)。
今回は私向きの演目ではないと思って諦めます。
星組でなければ1回見れば十分なのにと思うと悔しいですが。いや少し観劇回数を減らせと言うことなのかもしれない。
アドリブや小芝居の余地はたっぷりありそうだから、その辺は面白くなってくるんじゃないでしょうか。
気を取り直して個別に。
主要3人についてはもういいか、と思いつつ少し。
ワタさんの役名が途中で卯之助に変わったのは「独活の大木」を使いたいからだよね。一度や二度ならともかくそんなに繰り返してもさあ……新公ではれおんがしゅんに「独活の大木」って言うんだろうか。
あと卯之助が足が悪いと言う設定には何の意味があったんだろう。子供の頃いじめられた理由ってだけ?(無駄にそういう設定を使うあたり相変わらず無神経だな)
無宿者チーム。
らしゃ(安蘭けい)。
すげー色っぽい。そしてかっこいい。本作中ビジュアルNo.1じゃなかろーか。(ちなみにNo.2は青天でも美麗な綺華れい氏)まだ若い、少年から青年になりかけ、って感じ。となみちゃんとのカップルも、若い二人って感じでお似合いだった。
そして何より。外に出ては生きられない無宿者の悲哀や焦燥、やるせなさが伝わってきたなあと。まあそういうエピソードがあったおかげもあるだろうけど、でも良かった。やっぱり上手いわ。
さそり(真飛聖)。
無宿者チームのNo.2。荒っぽい男で、外国に逃げることを目指している、らしい。まだ初日だから硬いけれど、もっとぎらぎらしてくると面白くなってくるんじゃないかと。
らっこ(涼紫央)、あんぺ(柚希礼音)。
この二人はいまいち為所がなかった。残念ながら、いるだけと言う感じ。プロローグの玉持ちで出番があって良かったよ。
プロローグはすずみんのきらきら笑顔アピールは必見、と言うか捕まったら目が離せません。相変わらずステキ(笑)。
無宿者の皆さんはど派手にかぶきまくった格好をしてるんですが、板についていたのはとうこさんだけでした。さすが。
他の3人はまだ衣装に着られていた、がんばれー。
あと、それぞれ出身地が違うと言うことで方言で喋ってるんですが、意味があるのかなあ。おかげで台詞が聞えづらくなってます。無理にチャレンジしないで、わかりやすくしてくれた方がいいなあ。
長崎奉行所チーム。
館岡(立樹遥)。
江戸から来た新任同心。エリートで堅物でお役目大事やる気満々。
すげーはまってます。あまりにぴったりで楽しいやらおかしいやら。キャラ立ってるし、おいしいよなー。
惜しむらくはキャラ立てただけで終ってしまったということで。それ以上の出番と言うかドラマがない。ま、そりゃドラマがあるのはらしゃまででしたが。
同心姿もかっこよかったですよ。捕り物時のハチマキとタスキ装備の気合の入りっぷりもキャラクターが出ていて素敵でした(笑)。
いや、同心姿はみんなそれぞれにかっこよかったな。
佐藤(にしき愛)、旗野(紫蘭ますみ)、鈴木(嶺恵斗)、石浜(綺華れい)。それぞれ似合ってた。
にしきさんはとぽけっぷり(おっとりチャルメラ…)がいい味出してました。ますみ氏はごつめにキャラ作ってたかな。見かけじゃなくて、キャラ立てが。怒って抜刀しそうなタイプに。
ゆかりくんは何もしてないと言えばしてないんだが、青天でも際立つその美貌! すげー、信じらんない(♪きーみーの美貌が、と脳内で歌う私)。声も良いので目立ちます。
そんな中で一番地味だったのは恵斗くんだったような気がするんだが、それもまた微笑ましいと思う私はやっぱりファン。ひょろっと頼りなげでやや若旦那さん風。
ぼら(高央りお)。奉行所の探り番でらしゃを罠にかけるが、それがばれて最後はらしゃに殺される(同期殺し合い)。
しかしこのエピソードもおいしいようで良くわからない。裏に奉行所が居たの? それとも独断専行? 卯之助を見返してやるとか言ってたけど、卯之助はそんな風に言われるほど認められていたのか?
唐人屋敷チーム。
唐人の皆様も、中国なまりの長崎弁、という厄介なものにチャレンジしていたなあ。初日時点で使いこなしていたのは英真組長だけじゃなかろうか。
その水牛(英真なおき)と玉蘭(朝峰ひかり)夫婦。いや、似合いだ(笑)。いや、英真組長、酸いも甘いもって感じのいい役、いい人物でした。これ以上やりすぎないことを希望(失礼な)。
そしてその娘が芳蓮(白羽ゆり)。遺伝子の謎(笑)。となみちゃん、かわいかったー。一途で健気でかわいい。けど、方言のハードルがあったなあ。わざとらしいと言うか、片言が不自然。
その友達、柳麗(陽月華)はカンフーとがやってそうな娘に見えた(笑)。いや、うめちゃんもかわいかったですよ。この二人が揃うと何だかアニメの萌えキャラみたいだった(それはそれでどうなんだ)。
李花(万里柚美)。伊佐次の女。大人の女で、美人でした。でもやっぱり言葉は普通の方が……。出番も役どころもヒロイン級。柚美さんはきれいでよかったけど、この役をとなみちゃんにして芳蓮をうめちゃんとかでもよかったんじゃなかろうか、とちょっと思いました。
館岡が唐人屋敷に乗り込むシーンだけ出てくる人々。曲者芸達者揃い、と思ってしまう私は星担すぎるのでしょうか。
乙名が美稀千草、祐穂さとるってだけでわくわくするあたり、ディープな趣味ですか(しぃちぐ同期対決がひそかに楽しかった私)。
内通辞(大真みらん)というのも結構勿体無い使い方。出番一場面だけどこれからアドリブとかやってくるかなあ。
和泉屋庄兵衛(立ともみ)。出番それだけですか……。
松本悠里先生は花魁と役がついてましたが、踊るだけでした。その舞踊シーンがやたらと長いんだけど。
そして。
仙堂さんは禿と役がついてましたが、歌うだけでした。
最後の芝居で演技なしですか? そんなー、仙堂さーんっ!(泣)
……これだけ書くって、何だ結構楽しんでたんじゃないか自分。
> 原作では、幼馴染じゃありませーん。
> 3人はただのゆきずりー。
> 植爺が勝手に作ってすべったのでありますっ!
えー、そうだったの!? じゃ一体どんな話だったんだ。
こりゃ他にも色々壊してそうだな……。
文句ばっかり書いてるのって性格悪いと思いつつ。
これ、舞台設定が違えばもうちょっと受け入れられるんじゃないだろうか。
『カサブランカ』風でもいいし、ギャングと刑事と富豪の愛人でもいいし、西部劇でもいいや。そしたら演出も違ってくるだろうし。
今のままだと、杉良太郎とか松平健が、新橋演舞場か新宿コマでやってそうな芝居だよなあ。坂本冬美がゲスト出演してストーリーと関係なく歌っちゃったりするような、そんな感じ。
いや、プログラムを見た限り「これ」がやりたかったんだろうなとは思うけど。
見たいものが違うんだろうな。
私が思う宝塚の魅力は、まず美しいこと。美しいものや華やかなものが見たい。多少つまんない話も「ま、きれいだったからいいか」と許せるもの。そして、男役が創る現実には存在し得ないいい男たち。
テーマは愛、そして夢。こんなに億面無く愛だの夢だの歌い上げる芝居、他所では見られないよ。(ヅカの他に好きな娯楽がオペラという趣味嗜好な私)
いや、面白ければそうでなくてもいいんだけど(例『くらわんか』)。
今回は私向きの演目ではないと思って諦めます。
星組でなければ1回見れば十分なのにと思うと悔しいですが。いや少し観劇回数を減らせと言うことなのかもしれない。
アドリブや小芝居の余地はたっぷりありそうだから、その辺は面白くなってくるんじゃないでしょうか。
気を取り直して個別に。
主要3人についてはもういいか、と思いつつ少し。
ワタさんの役名が途中で卯之助に変わったのは「独活の大木」を使いたいからだよね。一度や二度ならともかくそんなに繰り返してもさあ……新公ではれおんがしゅんに「独活の大木」って言うんだろうか。
あと卯之助が足が悪いと言う設定には何の意味があったんだろう。子供の頃いじめられた理由ってだけ?(無駄にそういう設定を使うあたり相変わらず無神経だな)
無宿者チーム。
らしゃ(安蘭けい)。
すげー色っぽい。そしてかっこいい。本作中ビジュアルNo.1じゃなかろーか。(ちなみにNo.2は青天でも美麗な綺華れい氏)まだ若い、少年から青年になりかけ、って感じ。となみちゃんとのカップルも、若い二人って感じでお似合いだった。
そして何より。外に出ては生きられない無宿者の悲哀や焦燥、やるせなさが伝わってきたなあと。まあそういうエピソードがあったおかげもあるだろうけど、でも良かった。やっぱり上手いわ。
さそり(真飛聖)。
無宿者チームのNo.2。荒っぽい男で、外国に逃げることを目指している、らしい。まだ初日だから硬いけれど、もっとぎらぎらしてくると面白くなってくるんじゃないかと。
らっこ(涼紫央)、あんぺ(柚希礼音)。
この二人はいまいち為所がなかった。残念ながら、いるだけと言う感じ。プロローグの玉持ちで出番があって良かったよ。
プロローグはすずみんのきらきら笑顔アピールは必見、と言うか捕まったら目が離せません。相変わらずステキ(笑)。
無宿者の皆さんはど派手にかぶきまくった格好をしてるんですが、板についていたのはとうこさんだけでした。さすが。
他の3人はまだ衣装に着られていた、がんばれー。
あと、それぞれ出身地が違うと言うことで方言で喋ってるんですが、意味があるのかなあ。おかげで台詞が聞えづらくなってます。無理にチャレンジしないで、わかりやすくしてくれた方がいいなあ。
長崎奉行所チーム。
館岡(立樹遥)。
江戸から来た新任同心。エリートで堅物でお役目大事やる気満々。
すげーはまってます。あまりにぴったりで楽しいやらおかしいやら。キャラ立ってるし、おいしいよなー。
惜しむらくはキャラ立てただけで終ってしまったということで。それ以上の出番と言うかドラマがない。ま、そりゃドラマがあるのはらしゃまででしたが。
同心姿もかっこよかったですよ。捕り物時のハチマキとタスキ装備の気合の入りっぷりもキャラクターが出ていて素敵でした(笑)。
いや、同心姿はみんなそれぞれにかっこよかったな。
佐藤(にしき愛)、旗野(紫蘭ますみ)、鈴木(嶺恵斗)、石浜(綺華れい)。それぞれ似合ってた。
にしきさんはとぽけっぷり(おっとりチャルメラ…)がいい味出してました。ますみ氏はごつめにキャラ作ってたかな。見かけじゃなくて、キャラ立てが。怒って抜刀しそうなタイプに。
ゆかりくんは何もしてないと言えばしてないんだが、青天でも際立つその美貌! すげー、信じらんない(♪きーみーの美貌が、と脳内で歌う私)。声も良いので目立ちます。
そんな中で一番地味だったのは恵斗くんだったような気がするんだが、それもまた微笑ましいと思う私はやっぱりファン。ひょろっと頼りなげでやや若旦那さん風。
ぼら(高央りお)。奉行所の探り番でらしゃを罠にかけるが、それがばれて最後はらしゃに殺される(同期殺し合い)。
しかしこのエピソードもおいしいようで良くわからない。裏に奉行所が居たの? それとも独断専行? 卯之助を見返してやるとか言ってたけど、卯之助はそんな風に言われるほど認められていたのか?
唐人屋敷チーム。
唐人の皆様も、中国なまりの長崎弁、という厄介なものにチャレンジしていたなあ。初日時点で使いこなしていたのは英真組長だけじゃなかろうか。
その水牛(英真なおき)と玉蘭(朝峰ひかり)夫婦。いや、似合いだ(笑)。いや、英真組長、酸いも甘いもって感じのいい役、いい人物でした。これ以上やりすぎないことを希望(失礼な)。
そしてその娘が芳蓮(白羽ゆり)。遺伝子の謎(笑)。となみちゃん、かわいかったー。一途で健気でかわいい。けど、方言のハードルがあったなあ。わざとらしいと言うか、片言が不自然。
その友達、柳麗(陽月華)はカンフーとがやってそうな娘に見えた(笑)。いや、うめちゃんもかわいかったですよ。この二人が揃うと何だかアニメの萌えキャラみたいだった(それはそれでどうなんだ)。
李花(万里柚美)。伊佐次の女。大人の女で、美人でした。でもやっぱり言葉は普通の方が……。出番も役どころもヒロイン級。柚美さんはきれいでよかったけど、この役をとなみちゃんにして芳蓮をうめちゃんとかでもよかったんじゃなかろうか、とちょっと思いました。
館岡が唐人屋敷に乗り込むシーンだけ出てくる人々。曲者芸達者揃い、と思ってしまう私は星担すぎるのでしょうか。
乙名が美稀千草、祐穂さとるってだけでわくわくするあたり、ディープな趣味ですか(しぃちぐ同期対決がひそかに楽しかった私)。
内通辞(大真みらん)というのも結構勿体無い使い方。出番一場面だけどこれからアドリブとかやってくるかなあ。
和泉屋庄兵衛(立ともみ)。出番それだけですか……。
松本悠里先生は花魁と役がついてましたが、踊るだけでした。その舞踊シーンがやたらと長いんだけど。
そして。
仙堂さんは禿と役がついてましたが、歌うだけでした。
最後の芝居で演技なしですか? そんなー、仙堂さーんっ!(泣)
……これだけ書くって、何だ結構楽しんでたんじゃないか自分。
カタルシス希望。(星組『長崎しぐれ坂』)
2005年5月15日 宝塚幕間、私は言いました。
「長安よりリピートしんどいかも」
長安よりダメかと我ながら愕然。いや、芝居としてはなんぼもましだとは思うんだ。ストーリーは一応ちゃんとあるし。
でも何がそんなにダメなんだろう。
と、考えすぎでまんまと初日感想が出遅れました(笑・本日は16日)。
多分私は、卯之助ってキャラがダメなんだ。
昨日分でつっこんでいるとおりに。
伊佐次も、みんなに慕われるいい奴なはずなのに(だからわざわざ唐人が匿ってくれてるんだよね)、作中ではいいところか全然描かれていない。
自己中心的で手下達のことも幼なじみの卯之助のこともどうでもよくて、自分と自分の惚れた女のことしか考えていない、相当困ったキャラだけど。
でもそーゆー主人公は今までも見てるし(トド様でもワタさんでも見たような気が)、慣れてる。いや慣れるのもどうかと思うが。
でも、卯之助は、何と言うか……気持ち悪いんだわ。
要するに彼は、伊佐次を守ることに人生を捧げちゃってる訳だよねえ。
なんで?
子供の頃庇ってくれたから? 理由として軽すぎる。命を救われて、しかもそれがきっかけで伊佐次が凶状持ちに身を落とした、くらいのエピソードがないとバランス取れないよ。(実はそういうのも好きじゃないけどな。恩返し絶対主義、みたいなの)
しかも、そのことを、すげー恩着せがましい態度で告白するのだわ。自分の人生犠牲にして見守ってきたようなこと言って。頼まれもしないのに。
いや、個人的に、恩着せがましい人って苦手なんですよ。しかもそれを美化されると更にげんなり。
泣かせるシーンなのかもしれないけど、私は引いた。一見陽気な軽い男だと思ったら、実はうじうじしたストーカーかい!?って。
ついでに言うと、伊佐次に人間的魅力が感じられないので(いいところは言葉で説明されるだけで舞台上の言動には表現されない)、余計に卯之助の言動が薄気味悪いんだけどな。
客席からはすすり泣きが聞こえた。世間の多数の人(演出の植田氏含む)は「これぞ男の友情、日本的義理人情の世界!」って感動するんだろうか。いやむしろそうであってほしい。喜んでいる人がいないと浮かばれん(と屈折するほどダメだったらしい)。
描き方の問題もあるんだろうけど。「外に行かせてくれ!(土下座)」「いや行かないでくれ!(土下座)」じゃドン引きしたよ……。
それに、義理と人情が相反する葛藤がドラマを生むのが義理人情の世界なんじゃないのかなあ。岡っ引としての立場と友情との板ばさみ。そうでなくて最初から仕事はどうでもいい男なんて、つまんないじゃん。
いやまあ、主要人物のひとりが感覚的に受け付けない人物だとしても、それはそれで仕方ないかなあと思うのよ。それだけなら決定的にダメとまでは言わない、かもしれない。
が。
私にとっての、あくまでも私にとっての問題は。
その役を「湖月わたる」が「熱演」してるってことなんだな……。
受け付けないタイプの人間なのに、ワタさんに熱演されるとうっかり持っていかれそうになるので、困惑して居心地が悪くて、余計気持ち悪いんだわ。
そんなの作品の質に関係ないし、幼稚な反応だと我ながら思うので大きな声では言えませんが。(「わたしのすきなひとはいつもかっこよくなくちゃいや」って言ってるようなもんだからな。恥ずかしい)
『長安』よりリピートがしんどいと言うことは、卯之助より玄宗の方がマシなのかって話ですが、今はそうだと答えるなあ。恩着せがましいストーカーよりわがままバカ殿の方がまだ嫌悪感は感じないんだわ。一般的な好みではなんだろうけど。
喉元過ぎて熱さを忘れているだけで、もう1回『長安』見たら前言撤回するかもしれないけどね。
日が進むにつれ演技はヒートアップするだろうから、そのうち熱演に騙されて普通に見られるようになるのかなあ。
そうなってほしいような、ほしくないような。
困った。
と、まあ、個人的な理由で余計にダメな『長崎しぐれ坂』ですが。
ダメなのはそれだけじゃなくて。
『長安』の方がまだ通える、と思ってしまった理由の一つは、ラストがそれなりに盛り上がった、からだと思う。
やっぱり、最後はカタルシスが欲しい。
何でおしまがラストに出てこないんだろう。
ヒロインなんだよねえ。原作どおりにした、のかもしれないけれど、宝塚化にあたって「あいつとあの子、そして俺」って三人の物語であること明示した主題歌を作ったんだから、それならちゃんと三人で終わってほしい。
おしまが身を引いて去る展開なら、伊佐次も唐人屋敷に留まるのがバランスが良いと思う。お互い好き合っているけれど、相手のことを思うが故に相手を破滅の道連れにするような真似を断念する。相手の本当の幸せは破滅しても添い遂げることかもしれないのに。それはそれで美しい悲劇だと思うし、日本的じゃないかと。
おしまは消え、伊佐次は破滅する、というラストにしたいならば。おしまを徹底的に夢の女として描く手もあると思う。江戸の匂いと戻れない日の思い出を運んできた女、おしま。彼女との再会が、危ういバランスを保って生きてきた伊佐次の心を狂わせ、破滅に導く。
でもそういう話でもないんだよな。
宝塚なんだから、ヒロイン出して、主人公とヒロインの物語に決着つけてくださいよ。
せっかくの大捕り物なんだから、立ち回りも希望。
いっそ、抜け荷の話も事実だってことにして、それを掠め取ろうとする無宿人と、商人の手下と、奉行所で三つ巴の大立ち回りにしてほしかったよ。そしたらフェードアウトしたさそりの顛末も描けるし。
その混乱の中、やっと再会する伊佐次とおしま。卯之助が身を挺して彼らを守り二人は逃げ延びる、でもよし。おしまが伊佐次をかばい、伊佐次の腕の中で死ぬもよし。目の前で二人が殺されて呆然と立ち尽くす卯之助、でもいい(これだと卯之助が主人公な終わり方だけど)。
精神的なカタルシスと、場面の派手さによるカタルシスと、両方やれるじゃん。
それにさ。
卯之助のことをイヤだイヤだと書いたけれど、彼だって最後に派手な見せ場があれば、印象変わると思うんだけどな。
それまでのへらへらした下っ端の仮面をかなぐり捨てて、本性に立ち戻って爆発して欲しい。じゃなきゃ何のためにいちいちエリートお役人様にメンチ切ってた訳よ。
「貴様、裏切ったな!」
「江戸っ子はなあ、何があったって幼馴染のダチを見捨てたりしねぇんだよ!」
とか、啖呵のひとつも聞きたい。
奉行所の連中相手に一人で大立ち回りした挙句壮絶に絶命、くらいの見せ場があればいいのに。
江戸っ子なら江戸っ子らしく、最期に花火を打ち上げて欲しいよ。
でも、そういう派手な展開にしないのが、オトナ(植田のおじいちゃん)の考える日本もののよさなのかしらねぇ……。
いいです私はお子様でも非国民でも(ひねくれ)。
プログラムによると、そんな植田のおじいちゃんは星組の熱さ、暑苦しさを大変お気に召したご様子。ナチュラル、リアル、自然体の風潮を「これも時代か」と思っていたが、「ドッコイ正当の宝塚魂がこの星組に残っていた」との褒めようです。うわー気に入られちゃったよ、やばいよー(失礼な)。
「長安よりリピートしんどいかも」
長安よりダメかと我ながら愕然。いや、芝居としてはなんぼもましだとは思うんだ。ストーリーは一応ちゃんとあるし。
でも何がそんなにダメなんだろう。
と、考えすぎでまんまと初日感想が出遅れました(笑・本日は16日)。
多分私は、卯之助ってキャラがダメなんだ。
昨日分でつっこんでいるとおりに。
伊佐次も、みんなに慕われるいい奴なはずなのに(だからわざわざ唐人が匿ってくれてるんだよね)、作中ではいいところか全然描かれていない。
自己中心的で手下達のことも幼なじみの卯之助のこともどうでもよくて、自分と自分の惚れた女のことしか考えていない、相当困ったキャラだけど。
でもそーゆー主人公は今までも見てるし(トド様でもワタさんでも見たような気が)、慣れてる。いや慣れるのもどうかと思うが。
でも、卯之助は、何と言うか……気持ち悪いんだわ。
要するに彼は、伊佐次を守ることに人生を捧げちゃってる訳だよねえ。
なんで?
子供の頃庇ってくれたから? 理由として軽すぎる。命を救われて、しかもそれがきっかけで伊佐次が凶状持ちに身を落とした、くらいのエピソードがないとバランス取れないよ。(実はそういうのも好きじゃないけどな。恩返し絶対主義、みたいなの)
しかも、そのことを、すげー恩着せがましい態度で告白するのだわ。自分の人生犠牲にして見守ってきたようなこと言って。頼まれもしないのに。
いや、個人的に、恩着せがましい人って苦手なんですよ。しかもそれを美化されると更にげんなり。
泣かせるシーンなのかもしれないけど、私は引いた。一見陽気な軽い男だと思ったら、実はうじうじしたストーカーかい!?って。
ついでに言うと、伊佐次に人間的魅力が感じられないので(いいところは言葉で説明されるだけで舞台上の言動には表現されない)、余計に卯之助の言動が薄気味悪いんだけどな。
客席からはすすり泣きが聞こえた。世間の多数の人(演出の植田氏含む)は「これぞ男の友情、日本的義理人情の世界!」って感動するんだろうか。いやむしろそうであってほしい。喜んでいる人がいないと浮かばれん(と屈折するほどダメだったらしい)。
描き方の問題もあるんだろうけど。「外に行かせてくれ!(土下座)」「いや行かないでくれ!(土下座)」じゃドン引きしたよ……。
それに、義理と人情が相反する葛藤がドラマを生むのが義理人情の世界なんじゃないのかなあ。岡っ引としての立場と友情との板ばさみ。そうでなくて最初から仕事はどうでもいい男なんて、つまんないじゃん。
いやまあ、主要人物のひとりが感覚的に受け付けない人物だとしても、それはそれで仕方ないかなあと思うのよ。それだけなら決定的にダメとまでは言わない、かもしれない。
が。
私にとっての、あくまでも私にとっての問題は。
その役を「湖月わたる」が「熱演」してるってことなんだな……。
受け付けないタイプの人間なのに、ワタさんに熱演されるとうっかり持っていかれそうになるので、困惑して居心地が悪くて、余計気持ち悪いんだわ。
そんなの作品の質に関係ないし、幼稚な反応だと我ながら思うので大きな声では言えませんが。(「わたしのすきなひとはいつもかっこよくなくちゃいや」って言ってるようなもんだからな。恥ずかしい)
『長安』よりリピートがしんどいと言うことは、卯之助より玄宗の方がマシなのかって話ですが、今はそうだと答えるなあ。恩着せがましいストーカーよりわがままバカ殿の方がまだ嫌悪感は感じないんだわ。一般的な好みではなんだろうけど。
喉元過ぎて熱さを忘れているだけで、もう1回『長安』見たら前言撤回するかもしれないけどね。
日が進むにつれ演技はヒートアップするだろうから、そのうち熱演に騙されて普通に見られるようになるのかなあ。
そうなってほしいような、ほしくないような。
困った。
と、まあ、個人的な理由で余計にダメな『長崎しぐれ坂』ですが。
ダメなのはそれだけじゃなくて。
『長安』の方がまだ通える、と思ってしまった理由の一つは、ラストがそれなりに盛り上がった、からだと思う。
やっぱり、最後はカタルシスが欲しい。
何でおしまがラストに出てこないんだろう。
ヒロインなんだよねえ。原作どおりにした、のかもしれないけれど、宝塚化にあたって「あいつとあの子、そして俺」って三人の物語であること明示した主題歌を作ったんだから、それならちゃんと三人で終わってほしい。
おしまが身を引いて去る展開なら、伊佐次も唐人屋敷に留まるのがバランスが良いと思う。お互い好き合っているけれど、相手のことを思うが故に相手を破滅の道連れにするような真似を断念する。相手の本当の幸せは破滅しても添い遂げることかもしれないのに。それはそれで美しい悲劇だと思うし、日本的じゃないかと。
おしまは消え、伊佐次は破滅する、というラストにしたいならば。おしまを徹底的に夢の女として描く手もあると思う。江戸の匂いと戻れない日の思い出を運んできた女、おしま。彼女との再会が、危ういバランスを保って生きてきた伊佐次の心を狂わせ、破滅に導く。
でもそういう話でもないんだよな。
宝塚なんだから、ヒロイン出して、主人公とヒロインの物語に決着つけてくださいよ。
せっかくの大捕り物なんだから、立ち回りも希望。
いっそ、抜け荷の話も事実だってことにして、それを掠め取ろうとする無宿人と、商人の手下と、奉行所で三つ巴の大立ち回りにしてほしかったよ。そしたらフェードアウトしたさそりの顛末も描けるし。
その混乱の中、やっと再会する伊佐次とおしま。卯之助が身を挺して彼らを守り二人は逃げ延びる、でもよし。おしまが伊佐次をかばい、伊佐次の腕の中で死ぬもよし。目の前で二人が殺されて呆然と立ち尽くす卯之助、でもいい(これだと卯之助が主人公な終わり方だけど)。
精神的なカタルシスと、場面の派手さによるカタルシスと、両方やれるじゃん。
それにさ。
卯之助のことをイヤだイヤだと書いたけれど、彼だって最後に派手な見せ場があれば、印象変わると思うんだけどな。
それまでのへらへらした下っ端の仮面をかなぐり捨てて、本性に立ち戻って爆発して欲しい。じゃなきゃ何のためにいちいちエリートお役人様にメンチ切ってた訳よ。
「貴様、裏切ったな!」
「江戸っ子はなあ、何があったって幼馴染のダチを見捨てたりしねぇんだよ!」
とか、啖呵のひとつも聞きたい。
奉行所の連中相手に一人で大立ち回りした挙句壮絶に絶命、くらいの見せ場があればいいのに。
江戸っ子なら江戸っ子らしく、最期に花火を打ち上げて欲しいよ。
でも、そういう派手な展開にしないのが、オトナ(植田のおじいちゃん)の考える日本もののよさなのかしらねぇ……。
いいです私はお子様でも非国民でも(ひねくれ)。
プログラムによると、そんな植田のおじいちゃんは星組の熱さ、暑苦しさを大変お気に召したご様子。ナチュラル、リアル、自然体の風潮を「これも時代か」と思っていたが、「ドッコイ正当の宝塚魂がこの星組に残っていた」との褒めようです。うわー気に入られちゃったよ、やばいよー(失礼な)。
好悪はいつでも個人的なもので。(『長崎しぐれ坂』)
2005年5月14日 宝塚『長崎しぐれ坂』、ネットをさまよったところそう評判は悪くないようでほっとしております。トド様はさすが日本物がお得意でかっこいいし、ワタさんは友情に厚い男を熱演だし、檀ちゃんの芸者姿の婀娜っぽさは素晴らしいし、とうこさんは色っぽくかっこよく壮絶な死に様もインパクトあり、ということなので、皆様劇場に足をお運びくださいませ。
いや、上記全部本当ですってば。
本当に世間様が私と同じ感想でなくて良かったなあ。
読んでる方、信用しないで下さいね、私が書いてることは少数意見ですからね。
と、予防線を張ったところで。
『長崎しぐれ坂』、私は相当ダメでした。
主要人物が何考えてるかわからなくて感情移入できず。話に入れないまま終っちゃったよ……。
時は江戸末期。
やたらと長いプロローグ。間に伊佐次(トド様)、卯之助(ワタさん)、おしま(檀ちゃん)が幼馴染だった幼い頃の回想シーン子役芝居あり。(しゅん、せあらが新公キャストまんまでちょっとウケる)
プロローグが終ると、長崎奉行所の内輪もめ。江戸から来たやる気満々の新任同心・館岡(しぃちゃん)に対し、やる気なさげな古参の同心たち。ここで「伊佐次は唐人屋敷にいる限り治外法権なので手出しが出来ない」と状況説明がされる訳で。
そこへ現れた卯之助。元は岡っ引で今は長崎奉行所の下っ端をしている、とへらへらしつつ、館岡が伊佐次を捕えようと息巻くのに対しては「あいつは俺が生け捕りにする」とメンチ切ったりする何やら不審人物。
唐人屋敷には伊佐次と、手下のらしゃ(とうこさん)、さそり(まとぶん)らっこ(すずみん)、あんぺ(れおん)たちが無宿者が匿われている。卯之助はここにもへらへら出入りして、それなりに顔なじみらしい。
無宿者たちは唐人屋敷を出たら捕まって死罪は免れない身。しかし、らしゃの様子がおかしい。兄貴分の伊佐次の言うことを聞かず、奉行所の探り番・ぼら(エンディ)と何やら会っている様子。
この辺までは、もしかしたら面白くなるかも、と期待したんだよなあ。
奉行所、無宿者、唐人たち。それぞれ一枚岩ではなく様々な思惑があり。その辺敵味方入り乱れてごちゃごゃした話になるのかしら。
……期待したんだよなあ。
そこへやってきたのは、堺の大商人の妾、おしま。卯之助は彼女を伊佐次に引き合わせる。江戸で幼馴染だった3人がめぐり合う。
の、だけれど、伊佐次とおしまは再会したとたんにラブラブモード。ちょっと待て昔好きだったって、20年ぶりで伊佐次、卯之助12才、おしま8才だったんでしょ? 回想シーンもいじめっ子とケンカだけだし。「大人になったら伊佐次さんのお嫁さんになる」くらいやってくれれば別だけど。これ絶対原作から設定を移すときに年齢と時系列が変になったんじゃないかと思うんだが、どうなんだろう。
そうこうしているうちに、らしゃはぼらに母親が来ていると騙され、瀕死の重傷を負って戻ってくる。ぼらを殺し壮絶な最期を遂げるらしゃ。悲しみにくれる伊佐次の銀橋ソロ……なのに歌うのは主題歌「あいつとあの子、そしておれ」ってその中にらしゃは入ってないんだよね? 外に出たら命はない自分の身の上を改めて思い知って、嘆いているだけ?
そんな伊佐次におしまの甘い囁き「あんたは江戸のにおいがするよ」「一緒に江戸に帰ろうよ」とどっかで聞いたような台詞(「パリに帰りたい、あの日のパリに……」月曜までここでやっていた芝居が頭をよぎる)。唐突な展開に伊佐次もすっかりその気だ。そんなこと言ったって凶状持ちの伊佐次も芸者でお妾さんのおしまも、江戸になんか帰れるわけないじゃん、どうすんだよ。
と思っていたら、おしまの旦那・庄兵衛(立さん)におしまの浮気を匂わせる卯之助。おしまが唐人屋敷に足繁く通うせいで、庄兵衛が抜け荷を扱っているという噂が立ってますぜ、っておまけまでつけて。この辺の告げ口の仕方の妙な卑屈さが気になるんだが、まあおいといて。
おしまは卯之助をなじるが、卯之助は逆に二人で江戸に行くなんて地獄へ行くようなもんだ、と説得。あきらめるおしま。
そっか、あきらめるのか。ってことは、伊佐次も何処へも行けず長崎でやるせなく終るのかな。地味だけどまあ大人と言えば大人な展開よね。
と思っていたら、唐人屋敷で飲んだくれている伊佐次。さそりは愛想をつかしてどこかへ行ってしまう。どうやら囲いの外に出たらしい、と言うのでらっこやあんぺに止めるよう言いつけ、なおも飲み続ける伊佐次。らしゃの恋人・芳蓮が泣くのを追っ払い、なおも飲み続ける伊佐次。って、らしゃのことを悲しんでたんじゃなくて、おしまを待ってたから人払いしたかったのか!? そりゃないよ。
そんな伊佐次に卯之助「おしまちゃんは行っちまったよ」。ぶち切れておしまを追おうとする伊佐次。行くな、と卯之助の告白「俺が長崎奉行所の手下をやっていたのは、お前を守るためだったんだ!」。
はい? じゃ今までのへらへらした卑屈な下っ端ぶりも、どっちつかずの態度も、全部そのためだったってこと?
お前の人生それでいいのか。つーかお前には職業意識というものはないのか。
いや、卯之助は本気で伊佐次を捕まえるつもりはないことはわかってたよ。だからこそ唐人屋敷の人たちも仲間内みたいな感じで遇していたんでしょう。でも、そのためだけ、っていうのはどうなのよ。
しかし、伊佐次は卯之助を振り切って外へ行ってしまう。追おうとする卯之助を止める、伊佐次の愛人・李花(柚美さん)。行かせてあげて、ってどーしてだ。おしまもいないし、外に出ても捕まって死ぬだけだよ。大体今まで行くなって言ってたんじゃなかったのか。
伊佐次がついに外に出た、と言うので長崎は大騒ぎ。さあ捕えろとタスキにハチマキで気合入りまくりの館岡さんに、手出し無用とすごむ卯之助。あんた何様。「任せておけばいいじゃないですか」と日和る同心たち。そりゃいくらなんでもおかしいよ。何で下っ端一人に任せておくのよ。唐人屋敷から賄賂でももらってるのか?
精霊流しの流れる中で追いかけっこ(ここの舞踊シーンがまた長い)の末、波止場で伊佐次を追い詰める卯之助。が、背中を向けて「おしまちゃんの船を見送らせてやるよ」。その間にこそこそと小船に乗って逃亡を図る伊佐次。おいおい逃げちゃうよ。観念したようなことを言っていたのにみっともなー、と思っていたらそこに銃声が。
「卑怯な!」と卯之助。いや、卑怯って、下っ端がぼけぼけして賊が逃げ出そうとしていたら放っといてはもらえないってば。
小船に倒れる伊佐次。一緒に乗り込む卯之助。
って、もやい綱解いて櫂もなして、一体何処へ行く気だ。
……心中ですか?(素)
卯之助の腕の中で歌う瀕死の伊佐次。やがてこときれて……うわ、幕が下りてきちゃったよ。これで終わりなのか。
つーか。
それでいいのかお前の人生。
で、結局さそりはどうなったんですか?
以上、脳内つっこみ付き私視点あらすじ。見てきたものを見てきたままに。
困惑。すごく落ち着きが悪い気分。
去年『長安』初見の直後は「この駄作!」って怒ってたんだよな。でも今回は、困った。
あ、檀ちゃんの役には怒ったけど。サヨナラなのにあんな影の薄い見せ場のない役なんて、何て事を。
でも、このくらいのダメな話、それほど珍しくもないしなあ。
何がそんなにダメなんだろう。
と考えすぎながら次項に続く。
いや、上記全部本当ですってば。
本当に世間様が私と同じ感想でなくて良かったなあ。
読んでる方、信用しないで下さいね、私が書いてることは少数意見ですからね。
と、予防線を張ったところで。
『長崎しぐれ坂』、私は相当ダメでした。
主要人物が何考えてるかわからなくて感情移入できず。話に入れないまま終っちゃったよ……。
時は江戸末期。
やたらと長いプロローグ。間に伊佐次(トド様)、卯之助(ワタさん)、おしま(檀ちゃん)が幼馴染だった幼い頃の回想シーン子役芝居あり。(しゅん、せあらが新公キャストまんまでちょっとウケる)
プロローグが終ると、長崎奉行所の内輪もめ。江戸から来たやる気満々の新任同心・館岡(しぃちゃん)に対し、やる気なさげな古参の同心たち。ここで「伊佐次は唐人屋敷にいる限り治外法権なので手出しが出来ない」と状況説明がされる訳で。
そこへ現れた卯之助。元は岡っ引で今は長崎奉行所の下っ端をしている、とへらへらしつつ、館岡が伊佐次を捕えようと息巻くのに対しては「あいつは俺が生け捕りにする」とメンチ切ったりする何やら不審人物。
唐人屋敷には伊佐次と、手下のらしゃ(とうこさん)、さそり(まとぶん)らっこ(すずみん)、あんぺ(れおん)たちが無宿者が匿われている。卯之助はここにもへらへら出入りして、それなりに顔なじみらしい。
無宿者たちは唐人屋敷を出たら捕まって死罪は免れない身。しかし、らしゃの様子がおかしい。兄貴分の伊佐次の言うことを聞かず、奉行所の探り番・ぼら(エンディ)と何やら会っている様子。
この辺までは、もしかしたら面白くなるかも、と期待したんだよなあ。
奉行所、無宿者、唐人たち。それぞれ一枚岩ではなく様々な思惑があり。その辺敵味方入り乱れてごちゃごゃした話になるのかしら。
……期待したんだよなあ。
そこへやってきたのは、堺の大商人の妾、おしま。卯之助は彼女を伊佐次に引き合わせる。江戸で幼馴染だった3人がめぐり合う。
の、だけれど、伊佐次とおしまは再会したとたんにラブラブモード。ちょっと待て昔好きだったって、20年ぶりで伊佐次、卯之助12才、おしま8才だったんでしょ? 回想シーンもいじめっ子とケンカだけだし。「大人になったら伊佐次さんのお嫁さんになる」くらいやってくれれば別だけど。これ絶対原作から設定を移すときに年齢と時系列が変になったんじゃないかと思うんだが、どうなんだろう。
そうこうしているうちに、らしゃはぼらに母親が来ていると騙され、瀕死の重傷を負って戻ってくる。ぼらを殺し壮絶な最期を遂げるらしゃ。悲しみにくれる伊佐次の銀橋ソロ……なのに歌うのは主題歌「あいつとあの子、そしておれ」ってその中にらしゃは入ってないんだよね? 外に出たら命はない自分の身の上を改めて思い知って、嘆いているだけ?
そんな伊佐次におしまの甘い囁き「あんたは江戸のにおいがするよ」「一緒に江戸に帰ろうよ」とどっかで聞いたような台詞(「パリに帰りたい、あの日のパリに……」月曜までここでやっていた芝居が頭をよぎる)。唐突な展開に伊佐次もすっかりその気だ。そんなこと言ったって凶状持ちの伊佐次も芸者でお妾さんのおしまも、江戸になんか帰れるわけないじゃん、どうすんだよ。
と思っていたら、おしまの旦那・庄兵衛(立さん)におしまの浮気を匂わせる卯之助。おしまが唐人屋敷に足繁く通うせいで、庄兵衛が抜け荷を扱っているという噂が立ってますぜ、っておまけまでつけて。この辺の告げ口の仕方の妙な卑屈さが気になるんだが、まあおいといて。
おしまは卯之助をなじるが、卯之助は逆に二人で江戸に行くなんて地獄へ行くようなもんだ、と説得。あきらめるおしま。
そっか、あきらめるのか。ってことは、伊佐次も何処へも行けず長崎でやるせなく終るのかな。地味だけどまあ大人と言えば大人な展開よね。
と思っていたら、唐人屋敷で飲んだくれている伊佐次。さそりは愛想をつかしてどこかへ行ってしまう。どうやら囲いの外に出たらしい、と言うのでらっこやあんぺに止めるよう言いつけ、なおも飲み続ける伊佐次。らしゃの恋人・芳蓮が泣くのを追っ払い、なおも飲み続ける伊佐次。って、らしゃのことを悲しんでたんじゃなくて、おしまを待ってたから人払いしたかったのか!? そりゃないよ。
そんな伊佐次に卯之助「おしまちゃんは行っちまったよ」。ぶち切れておしまを追おうとする伊佐次。行くな、と卯之助の告白「俺が長崎奉行所の手下をやっていたのは、お前を守るためだったんだ!」。
はい? じゃ今までのへらへらした卑屈な下っ端ぶりも、どっちつかずの態度も、全部そのためだったってこと?
お前の人生それでいいのか。つーかお前には職業意識というものはないのか。
いや、卯之助は本気で伊佐次を捕まえるつもりはないことはわかってたよ。だからこそ唐人屋敷の人たちも仲間内みたいな感じで遇していたんでしょう。でも、そのためだけ、っていうのはどうなのよ。
しかし、伊佐次は卯之助を振り切って外へ行ってしまう。追おうとする卯之助を止める、伊佐次の愛人・李花(柚美さん)。行かせてあげて、ってどーしてだ。おしまもいないし、外に出ても捕まって死ぬだけだよ。大体今まで行くなって言ってたんじゃなかったのか。
伊佐次がついに外に出た、と言うので長崎は大騒ぎ。さあ捕えろとタスキにハチマキで気合入りまくりの館岡さんに、手出し無用とすごむ卯之助。あんた何様。「任せておけばいいじゃないですか」と日和る同心たち。そりゃいくらなんでもおかしいよ。何で下っ端一人に任せておくのよ。唐人屋敷から賄賂でももらってるのか?
精霊流しの流れる中で追いかけっこ(ここの舞踊シーンがまた長い)の末、波止場で伊佐次を追い詰める卯之助。が、背中を向けて「おしまちゃんの船を見送らせてやるよ」。その間にこそこそと小船に乗って逃亡を図る伊佐次。おいおい逃げちゃうよ。観念したようなことを言っていたのにみっともなー、と思っていたらそこに銃声が。
「卑怯な!」と卯之助。いや、卑怯って、下っ端がぼけぼけして賊が逃げ出そうとしていたら放っといてはもらえないってば。
小船に倒れる伊佐次。一緒に乗り込む卯之助。
って、もやい綱解いて櫂もなして、一体何処へ行く気だ。
……心中ですか?(素)
卯之助の腕の中で歌う瀕死の伊佐次。やがてこときれて……うわ、幕が下りてきちゃったよ。これで終わりなのか。
つーか。
それでいいのかお前の人生。
で、結局さそりはどうなったんですか?
以上、脳内つっこみ付き私視点あらすじ。見てきたものを見てきたままに。
困惑。すごく落ち着きが悪い気分。
去年『長安』初見の直後は「この駄作!」って怒ってたんだよな。でも今回は、困った。
あ、檀ちゃんの役には怒ったけど。サヨナラなのにあんな影の薄い見せ場のない役なんて、何て事を。
でも、このくらいのダメな話、それほど珍しくもないしなあ。
何がそんなにダメなんだろう。
と考えすぎながら次項に続く。
またなのか。(星組大劇場公演『長崎しぐれ坂/ソウル・オブ・シバ!』初日
2005年5月13日 宝塚芝居が終って、とりあえず緑野さんを見つけて合流する。
「この芝居ってどうなの一体?」
「間違ってる、間違ってますよねえ!」
いやーもうつっこみどころが多すぎて何をどうしていいやら。
話がどこを目指しているかわからなくて、すげー翻弄されました。この翻弄のされ方は『さすらいの果てに』に似てるなあ。
見る前は、二人の男(トド様、ワタさん)が一人の女(檀ちゃん)を取り合う話だろうと予想していました。
見ている途中で「なんだ、やっぱりトド檀かあ(ちぇっ)」と思いました。
が。
何でそうなるかな!?(ぼーぜん)
とりあえず「檀れい様の退団公演を何と心得る」と植田氏を小一時間ほど問い詰めたい気持ちでいっぱいでございます。はい。
詳しくは明日以降に書くんで、気になる方は劇場に足をお運びください(にっこり)。それでも一応星組のために宣伝してみる奴。
と言うか感想を聞きたい。(おそらく)感動して泣いていたお客様もいたからさ。
微妙ーな、いやかなり凹み気味な気分はショーで浮上。
ワタ檀デュエットダンスのためにチケット代全額出してもいいです。
恵斗くんがけっこう美味しい位置で使われております。ワタさんと仙堂さんがちょこっと絡む場面もあります。
わかってるなあ藤井君(感涙)。
芝居はアレだが、ショーだけなら何度でもリピートしたいよ!
って、ついこの間も同じようなことを言っていた気が。
またか、またなのか(嘆息)。
まとまらないんで、とりあえず今日はこれだけ。
「この芝居ってどうなの一体?」
「間違ってる、間違ってますよねえ!」
いやーもうつっこみどころが多すぎて何をどうしていいやら。
話がどこを目指しているかわからなくて、すげー翻弄されました。この翻弄のされ方は『さすらいの果てに』に似てるなあ。
見る前は、二人の男(トド様、ワタさん)が一人の女(檀ちゃん)を取り合う話だろうと予想していました。
見ている途中で「なんだ、やっぱりトド檀かあ(ちぇっ)」と思いました。
が。
何でそうなるかな!?(ぼーぜん)
とりあえず「檀れい様の退団公演を何と心得る」と植田氏を小一時間ほど問い詰めたい気持ちでいっぱいでございます。はい。
詳しくは明日以降に書くんで、気になる方は劇場に足をお運びください(にっこり)。それでも一応星組のために宣伝してみる奴。
と言うか感想を聞きたい。(おそらく)感動して泣いていたお客様もいたからさ。
微妙ーな、いやかなり凹み気味な気分はショーで浮上。
ワタ檀デュエットダンスのためにチケット代全額出してもいいです。
恵斗くんがけっこう美味しい位置で使われております。ワタさんと仙堂さんがちょこっと絡む場面もあります。
わかってるなあ藤井君(感涙)。
芝居はアレだが、ショーだけなら何度でもリピートしたいよ!
って、ついこの間も同じようなことを言っていた気が。
またか、またなのか(嘆息)。
まとまらないんで、とりあえず今日はこれだけ。
オギーと退団者ともうひとりの主人公。(『マラケシュ・紅の墓標』)
2005年5月11日 宝塚タイトルは三題噺じゃないけれど。
『ドルチェ・ヴィータ!』の時も思った。
大劇・東宝の『ドルチェ・ヴィータ!』で彼がもう一人の主人公であったのは、去り行く人への餞であったのだろうと。
(もっとも、私が勝手にそう決め付けているだけであって、オフィシャルには主人公だの何だの書いてあるわけじゃありませんが)
そして『マラケシュ・紅の墓標』。
気づくと私はまた「もう一人の主人公」と言う言葉を使っている。
樹里さんのレオン。
陽気で、ワルで、向こう見ずで、バカで、寂しくて、やるせなくて、切ない。
魅力的で、守ってあげたくなって、でもそう思うとするりと逃げられる。
つまり愛しい。そんな男。
私は語れるほど樹里さんの舞台を見てきたわけではないのだけれど。
男役としての、役者・樹里咲穂の魅力を最大限に引き出そうとした、最大級の敬意を払ったあてがきなのだろうと思う。
つーか、ファティマとのやりとり「信じないわ」「ああ、信じるなよ」がかっこよすぎて理屈ぬきでぞくぞくするんですけどっ!
アリに撃たれて信じられないものを見たような顔をして「仲間じゃないか」と言うところも、心臓掴まれた。
ただ、物語としては。
主人公であるリュドヴィークの話と、レオンの話があまりリンクしていない。
リンクと言うより、マラケシュ−パリというモチーフや、ここではないどこかへの渇望といったテーマが共通した変奏曲と言った感じで、独立性が高い。
それが、この作品の構成を壊した、ような気もしている。
盛り込みすぎて話のまとまりを欠いて訳わからなくなった一因ではないかと。
とは言え、去り行く人への愛情や敬意を反映させた結果、と思うと、それすら肯定したくなるんですけどね。
樹里さんの居ない博多座では、全然違う話になっているかもしれないなあ、と思う。
レオンの比重は下がり、その分クリフォードやギュンターに割かれる時間が増えるかもしれない。まあ配役によると思うけど。
……やっぱり博多座も見たいな。いやそれ以前に東宝も見たい。初舞台生口上がなくなる分の数分間を使えるとすると、どんなシーンが増えるのか、それによって物語全体がどう変化するのか、見たい。
見たいよー(笑)。
そして、これは決して実現しないだろうけど。
レオン主役の『マラケシュ』が見たい。
リュドヴィークの物語とは繋がっていても独立した物語である故に、可能だろう。と言うか今だって、既に存在しているものをつなぎ合わせたように見える。
レオンを主人公とし、ファティマをヒロインとして。二番手役はアリ。いや、リュドヴィークも出したいけどな。レオンを中心とした、マラケシュを象徴する仲間であるアリと、パリへの憧れと渇きを象徴するリュドヴィークと。
バウで1本。そのくらいの設定と盛り込めずに捨てたエピソードはあると思うんですけどね。
見たいなあ(言うだけならタダ)。
そして、ファティマ。
最後の最後、蛇が踊る場面にひとり出てきて嘆く姿は、とても印象に残る。
最初から印象的だったけれど、上手く解釈できないし語ることができないので今まで触れていなかったのだけれど。
なんとなく、「蛇」は超然とした存在だけれど、その大元になっているのは人々のさまざまな思いの集積で、それが限りない時を経て現世(俗世)を越えた存在に昇華した、とまあそんな気もしてきます。この場面見てると。
えーとあとベルベル人チンピラグループは大好き(笑)。アリ高翔氏がかっこいいのは言わずもがなとして、イヴンそのか氏のバカでいきがってでも危険な感じがステキです。
レオンのはったり「俺たちだけが知っている」に「本当か!?」と素で騙されるところがすげーお気に入り(笑)。レオンの店の娘と踊るところもギラってていいよなー。広場でウラジミールまっつ氏にちょっかいかけてるとこも好きだ(つんのめるまっつ氏もラブリー)。
あと全然話はとびますが、クロック長官とイヴェット、ソニアが出会う場面。イヴェットが喋っている間、若い警官二人に余裕の視線を向けるソニア=シビさんがかっこいいです。惚れる。警官くんたちはこんな大人の女性にどうしていいかわからずおたおたしている風情がかわいいです。そのあとイヴェットも同じようなシーンがあるのですが、シビさんのほうが面白い。
とりあえず『マラケシュ』の感想はこの辺で。
東宝or博多を見たらまたいずれ(笑)。
『ドルチェ・ヴィータ!』の時も思った。
大劇・東宝の『ドルチェ・ヴィータ!』で彼がもう一人の主人公であったのは、去り行く人への餞であったのだろうと。
(もっとも、私が勝手にそう決め付けているだけであって、オフィシャルには主人公だの何だの書いてあるわけじゃありませんが)
そして『マラケシュ・紅の墓標』。
気づくと私はまた「もう一人の主人公」と言う言葉を使っている。
樹里さんのレオン。
陽気で、ワルで、向こう見ずで、バカで、寂しくて、やるせなくて、切ない。
魅力的で、守ってあげたくなって、でもそう思うとするりと逃げられる。
つまり愛しい。そんな男。
私は語れるほど樹里さんの舞台を見てきたわけではないのだけれど。
男役としての、役者・樹里咲穂の魅力を最大限に引き出そうとした、最大級の敬意を払ったあてがきなのだろうと思う。
つーか、ファティマとのやりとり「信じないわ」「ああ、信じるなよ」がかっこよすぎて理屈ぬきでぞくぞくするんですけどっ!
アリに撃たれて信じられないものを見たような顔をして「仲間じゃないか」と言うところも、心臓掴まれた。
ただ、物語としては。
主人公であるリュドヴィークの話と、レオンの話があまりリンクしていない。
リンクと言うより、マラケシュ−パリというモチーフや、ここではないどこかへの渇望といったテーマが共通した変奏曲と言った感じで、独立性が高い。
それが、この作品の構成を壊した、ような気もしている。
盛り込みすぎて話のまとまりを欠いて訳わからなくなった一因ではないかと。
とは言え、去り行く人への愛情や敬意を反映させた結果、と思うと、それすら肯定したくなるんですけどね。
樹里さんの居ない博多座では、全然違う話になっているかもしれないなあ、と思う。
レオンの比重は下がり、その分クリフォードやギュンターに割かれる時間が増えるかもしれない。まあ配役によると思うけど。
……やっぱり博多座も見たいな。いやそれ以前に東宝も見たい。初舞台生口上がなくなる分の数分間を使えるとすると、どんなシーンが増えるのか、それによって物語全体がどう変化するのか、見たい。
見たいよー(笑)。
そして、これは決して実現しないだろうけど。
レオン主役の『マラケシュ』が見たい。
リュドヴィークの物語とは繋がっていても独立した物語である故に、可能だろう。と言うか今だって、既に存在しているものをつなぎ合わせたように見える。
レオンを主人公とし、ファティマをヒロインとして。二番手役はアリ。いや、リュドヴィークも出したいけどな。レオンを中心とした、マラケシュを象徴する仲間であるアリと、パリへの憧れと渇きを象徴するリュドヴィークと。
バウで1本。そのくらいの設定と盛り込めずに捨てたエピソードはあると思うんですけどね。
見たいなあ(言うだけならタダ)。
そして、ファティマ。
最後の最後、蛇が踊る場面にひとり出てきて嘆く姿は、とても印象に残る。
最初から印象的だったけれど、上手く解釈できないし語ることができないので今まで触れていなかったのだけれど。
なんとなく、「蛇」は超然とした存在だけれど、その大元になっているのは人々のさまざまな思いの集積で、それが限りない時を経て現世(俗世)を越えた存在に昇華した、とまあそんな気もしてきます。この場面見てると。
えーとあとベルベル人チンピラグループは大好き(笑)。アリ高翔氏がかっこいいのは言わずもがなとして、イヴンそのか氏のバカでいきがってでも危険な感じがステキです。
レオンのはったり「俺たちだけが知っている」に「本当か!?」と素で騙されるところがすげーお気に入り(笑)。レオンの店の娘と踊るところもギラってていいよなー。広場でウラジミールまっつ氏にちょっかいかけてるとこも好きだ(つんのめるまっつ氏もラブリー)。
あと全然話はとびますが、クロック長官とイヴェット、ソニアが出会う場面。イヴェットが喋っている間、若い警官二人に余裕の視線を向けるソニア=シビさんがかっこいいです。惚れる。警官くんたちはこんな大人の女性にどうしていいかわからずおたおたしている風情がかわいいです。そのあとイヴェットも同じようなシーンがあるのですが、シビさんのほうが面白い。
とりあえず『マラケシュ』の感想はこの辺で。
東宝or博多を見たらまたいずれ(笑)。
リュドヴィークの夢(『マラケシュ・紅の墓標』)
2005年5月10日 宝塚花組公演は昨日で終ってしまったんだなあ。
と言う訳で『マラケシュ』の感想をだらだらと。
5/5は雪バウ観たし、7,8はフェニーチェ歌劇場を観に行ったのでその話も書きたいんですが、今はこっち。
【リュドヴィークの夢】
「夢しかなかった」と歌うリュドヴィーク。
でも、彼の夢って、一体何なんだろう。
ストーリーを追って考えれば、田舎を捨ててパリに出て華やかな成功を夢見た、のかもしれないけれど。
でも、思い込みで言わせてもらうと。
リュドヴィークの夢は「愛し愛されること」だったんじゃないかと思う。
誰かを愛し、誰かに愛されること。
「怯えた心」を隠して。他者との関わり、他人を愛することが出来ない心を隠して、自分で見ないふりをして。
でも、叶わなかった夢。
パリで見た夢。ここマラケシュに辿り着いた今では既に諦めかけている夢。
オリガと出会って、つかの間再び夢見たけれど。
「パリになんか行ける訳無いじゃないか」やはり届かない夢。
諦めれば、楽になれるのにね。
諦めると言うと何だけれど、つまり、自分を受け入れれば。
他人とそういう関係を築けない人間だっているさ。
リュドヴィークは最後、死んだと思ってます。
最後、天を見上げて立ち尽くす姿に、なんとなくそう思う。
クリフォードに石の薔薇を、現世の生命と愛を託す姿に曇りが見えないので、そう思う。
ここマラケシュは、夢の奥津城だから。
叶わぬ夢を葬る墓所だから。
リュドヴィークは夢を葬り、解き放たれてあっちへ行ってしまったんじゃないか、と思う。
まあ、生と死の狭間をさまよった挙句に人外のモノになってトートになってしまいました、って言うんでもいいですけど(何だそれ)。
ついでに。私は星担でわたるファンなので、ついつい考えてしまうのですが。
この話って、1920年代初頭なんですよね?
ってことは、1914から10年たってないですよね?
あの世に片足突っ込んだ厭世的な男と、この世に力強く立ち続ける生命力に溢れた男。
リュドヴィークとアリスティドがニアミスしていたら、面白くないですか?
史実はともかく『1914/愛』のアリスティドなら、大戦後も変わることなくル・ミルリトンで歌い、笑い、愛し、人生の全てを楽しみ、生きていたと思うし。
並べて面白いのはマラケシュでの枯れかけているリュドヴィークですが、可能性を考えると(考えるか)二人がすれ違うのはパリだろう。
例えば。
イヴェットの罪を被って逃亡するリュドヴィーク。破局。でも、このことがなくても彼女と幸せになれないだろうことは薄々気づいていた。愛したいのに、幸せを望んだのに。
コルベットを頼れば、何とかしてくれるかもしれない。
でも、もう終わりにしてしまおうか。ここで。この暗いパリで。
そんな夜、二人はすれ違う。
アリスティドは、訳ありそうで夢も希望もなさそうで今にもセーヌに身を投げそうに見える若者を見かけたら、とりあえず放ってはおかないんじゃなかろうか。おせっかいにもちょっかい出して、どやしつけて、スープか、もしくはワインでも振舞って。
そんな邂逅が、焚火にあたったようにリュドヴィークをほんの少し暖めて、生の方に背中を押して。
例えそれが、彼の人生を数年延ばしただけだとしても。
妄想にお付き合いいただいてありがとうございました(笑)。こんなこと考えるのは世界に私一人だけだってことは、重々承知しております。
【ギュンターという男・続き】
主役の次はいきなりギュンターかい(笑)。
以前に「ギュンターは薔薇でなくイヴェットに惹かれていた」と書いたけれど、ちょっと違う、と言うか言葉が足りなかった。
ギュンターは、イヴェットに代表される「人の愚かしい営み」に惹かれてしまったんだと思う。
それまで、彼は純粋に「美しいもの」を愛していた。「高貴な、物の価値のわかった」人間であろうとしていた(自分をそうであると完全に認めていたとは思えないが、その系譜に連なる者であろうとはしていたろう)。
それなのに。
愛情−彼にしてみれば痴情?−のもつれで殺しあう男と女、その只中にいる女の壮絶さに心を奪われてしまう。
あってはならないことだ。
「薔薇を汚したお前たちを許さない」とギュンターは言うけれど。
汚されたのは薔薇ではない。彼自身だ。美を愛し世俗を超越した美の理解者であろうとした、あるべきだった彼自身だ。
だから彼は言う。「その血で償え」と。
こんなことを考えているのもやっぱり私だけですかね(笑)。
そして、これだけあらぬ深読みをするということは、私はギュンターが好きなんでしょうか(そうかも)。
【おくりもの・金の薔薇】
最初、リュドヴィークはスターであるイヴェットにただ憧れの視線を向けるだけ。
でも、次にイヴェットが衣装からドレスに着替えて現れるとき、リュドヴィークは彼女の手を取るのをためらっている。暗い瞳で。
イヴェットはそんな青年のためらいに気づかぬように、情熱的な、しかしやはり暗い瞳で、彼を求めている。
そして、金の薔薇。
「これがあなたからの/ぼくからのほんとうのおくりもの」と歌われる、金の薔薇。
でも、実は、それはコルベットがリュドヴィークに持たせたもの、なんだよね。
しかもリュドヴィークは薔薇を手に取るのをためらっている。ここ、私は、コルベットがイヴェットの愛する男であるリュドヴィークから受け取った方が喜ぶだろうと思って彼に託した、と理解しているのですが、それにしてもリュドヴィークのためらいと苦悩は深いように見える。ただ単に高価なものだから、というだけではなさそうな。既に、イヴェットを幸せに出来ない自分を自覚していたからだろうか。
とにかく。これはリュドヴィークからイヴェットへの「ほんとうのおくりもの」ではないのだ。実は。
しかし、だからこそ、この二人の二重唱は絶望的に燃え上がり、切なく痛々しい。
何てことだろう。不幸がこんなに美しいなんて。
(ギュンターならずとも、惹かれるというものですよ)
【パリ・大人たち】
イヴェットがパトロンへの返礼としてキスをしようとするのを、さりげなくしかし戸惑ったようにかわすコルベットがツボです。これがマラケシュでのイヴェットの台詞「優しいのね」につながる。
ナターリャ(梨花ますみ)の歌がすごい。と言うか声が。
「貴族の子弟ですって、素晴らしいわオリガ」この声と歌がキャラクターを全て物語っている。
ロシア貴族のプライド。歪んだ特権階級意識。オリガを囲い込み追い詰める檻。
(オギーは声を表現の手段として活用しているなあ、と本当に思う)
この歌実はとても気に入って真似している。でも似ない(笑)。
多分まだ続く(苦笑)。
と言う訳で『マラケシュ』の感想をだらだらと。
5/5は雪バウ観たし、7,8はフェニーチェ歌劇場を観に行ったのでその話も書きたいんですが、今はこっち。
【リュドヴィークの夢】
「夢しかなかった」と歌うリュドヴィーク。
でも、彼の夢って、一体何なんだろう。
ストーリーを追って考えれば、田舎を捨ててパリに出て華やかな成功を夢見た、のかもしれないけれど。
でも、思い込みで言わせてもらうと。
リュドヴィークの夢は「愛し愛されること」だったんじゃないかと思う。
誰かを愛し、誰かに愛されること。
「怯えた心」を隠して。他者との関わり、他人を愛することが出来ない心を隠して、自分で見ないふりをして。
でも、叶わなかった夢。
パリで見た夢。ここマラケシュに辿り着いた今では既に諦めかけている夢。
オリガと出会って、つかの間再び夢見たけれど。
「パリになんか行ける訳無いじゃないか」やはり届かない夢。
諦めれば、楽になれるのにね。
諦めると言うと何だけれど、つまり、自分を受け入れれば。
他人とそういう関係を築けない人間だっているさ。
リュドヴィークは最後、死んだと思ってます。
最後、天を見上げて立ち尽くす姿に、なんとなくそう思う。
クリフォードに石の薔薇を、現世の生命と愛を託す姿に曇りが見えないので、そう思う。
ここマラケシュは、夢の奥津城だから。
叶わぬ夢を葬る墓所だから。
リュドヴィークは夢を葬り、解き放たれてあっちへ行ってしまったんじゃないか、と思う。
まあ、生と死の狭間をさまよった挙句に人外のモノになってトートになってしまいました、って言うんでもいいですけど(何だそれ)。
ついでに。私は星担でわたるファンなので、ついつい考えてしまうのですが。
この話って、1920年代初頭なんですよね?
ってことは、1914から10年たってないですよね?
あの世に片足突っ込んだ厭世的な男と、この世に力強く立ち続ける生命力に溢れた男。
リュドヴィークとアリスティドがニアミスしていたら、面白くないですか?
史実はともかく『1914/愛』のアリスティドなら、大戦後も変わることなくル・ミルリトンで歌い、笑い、愛し、人生の全てを楽しみ、生きていたと思うし。
並べて面白いのはマラケシュでの枯れかけているリュドヴィークですが、可能性を考えると(考えるか)二人がすれ違うのはパリだろう。
例えば。
イヴェットの罪を被って逃亡するリュドヴィーク。破局。でも、このことがなくても彼女と幸せになれないだろうことは薄々気づいていた。愛したいのに、幸せを望んだのに。
コルベットを頼れば、何とかしてくれるかもしれない。
でも、もう終わりにしてしまおうか。ここで。この暗いパリで。
そんな夜、二人はすれ違う。
アリスティドは、訳ありそうで夢も希望もなさそうで今にもセーヌに身を投げそうに見える若者を見かけたら、とりあえず放ってはおかないんじゃなかろうか。おせっかいにもちょっかい出して、どやしつけて、スープか、もしくはワインでも振舞って。
そんな邂逅が、焚火にあたったようにリュドヴィークをほんの少し暖めて、生の方に背中を押して。
例えそれが、彼の人生を数年延ばしただけだとしても。
妄想にお付き合いいただいてありがとうございました(笑)。こんなこと考えるのは世界に私一人だけだってことは、重々承知しております。
【ギュンターという男・続き】
主役の次はいきなりギュンターかい(笑)。
以前に「ギュンターは薔薇でなくイヴェットに惹かれていた」と書いたけれど、ちょっと違う、と言うか言葉が足りなかった。
ギュンターは、イヴェットに代表される「人の愚かしい営み」に惹かれてしまったんだと思う。
それまで、彼は純粋に「美しいもの」を愛していた。「高貴な、物の価値のわかった」人間であろうとしていた(自分をそうであると完全に認めていたとは思えないが、その系譜に連なる者であろうとはしていたろう)。
それなのに。
愛情−彼にしてみれば痴情?−のもつれで殺しあう男と女、その只中にいる女の壮絶さに心を奪われてしまう。
あってはならないことだ。
「薔薇を汚したお前たちを許さない」とギュンターは言うけれど。
汚されたのは薔薇ではない。彼自身だ。美を愛し世俗を超越した美の理解者であろうとした、あるべきだった彼自身だ。
だから彼は言う。「その血で償え」と。
こんなことを考えているのもやっぱり私だけですかね(笑)。
そして、これだけあらぬ深読みをするということは、私はギュンターが好きなんでしょうか(そうかも)。
【おくりもの・金の薔薇】
最初、リュドヴィークはスターであるイヴェットにただ憧れの視線を向けるだけ。
でも、次にイヴェットが衣装からドレスに着替えて現れるとき、リュドヴィークは彼女の手を取るのをためらっている。暗い瞳で。
イヴェットはそんな青年のためらいに気づかぬように、情熱的な、しかしやはり暗い瞳で、彼を求めている。
そして、金の薔薇。
「これがあなたからの/ぼくからのほんとうのおくりもの」と歌われる、金の薔薇。
でも、実は、それはコルベットがリュドヴィークに持たせたもの、なんだよね。
しかもリュドヴィークは薔薇を手に取るのをためらっている。ここ、私は、コルベットがイヴェットの愛する男であるリュドヴィークから受け取った方が喜ぶだろうと思って彼に託した、と理解しているのですが、それにしてもリュドヴィークのためらいと苦悩は深いように見える。ただ単に高価なものだから、というだけではなさそうな。既に、イヴェットを幸せに出来ない自分を自覚していたからだろうか。
とにかく。これはリュドヴィークからイヴェットへの「ほんとうのおくりもの」ではないのだ。実は。
しかし、だからこそ、この二人の二重唱は絶望的に燃え上がり、切なく痛々しい。
何てことだろう。不幸がこんなに美しいなんて。
(ギュンターならずとも、惹かれるというものですよ)
【パリ・大人たち】
イヴェットがパトロンへの返礼としてキスをしようとするのを、さりげなくしかし戸惑ったようにかわすコルベットがツボです。これがマラケシュでのイヴェットの台詞「優しいのね」につながる。
ナターリャ(梨花ますみ)の歌がすごい。と言うか声が。
「貴族の子弟ですって、素晴らしいわオリガ」この声と歌がキャラクターを全て物語っている。
ロシア貴族のプライド。歪んだ特権階級意識。オリガを囲い込み追い詰める檻。
(オギーは声を表現の手段として活用しているなあ、と本当に思う)
この歌実はとても気に入って真似している。でも似ない(笑)。
多分まだ続く(苦笑)。
行ってきました。
http://www.bunkamura.co.jp/museum/event/belgium/index.html
思いの外空いていてびっくり。GWは意外と渋谷は人が少ないのか、それともベルギー象徴派がマイナージャンルだからか。
私自身、ベルギー象徴派の画家たちを認識したのは、トレヴィルというマイナーな出版社の画集から。トレヴィル、今は無いんだっけ?(ちなみにトレヴィルを知ったのは久世光彦の『泰西からの手紙』で。興味の連鎖)
買ったのは『水の女』『黄泉の女』。ラファエル前派が多く載っていたからですが、ベルギー象徴派の絵もありました。特に『黄泉』の方に。
次の出会いは姫路市立美術館。ベルギーの画家の絵を蒐集している個性ある美術館で。おかげでこのジャンルの展覧会を観ることができて。。
そして、今回のベルギー象徴派展。
えーと、解説ボードによると象徴派というのは「光ではなく闇、現実ではなく幻想」を描き、取り上げる題材は「神秘、夢、異端」。そりゃ私が好きになって当然か。「象(かたち)が直接的に表すものよりも、それによって暗示的に間接的に徴(しる)されるものに辿り着こうとした」と。
19世紀末「フランスで始まった象徴派はベルギーで得意な発達を遂げ」たそうで。そう聞くとこういう美術を育んだベルギーに一度行ってみたくもなるなあ。
出展数が多いのは、ロップス、クノップフ。やはり代表的な作家はこの二人なんだろうか。次いでフレデリック、メルリ、デルヴィル、アンソール、スピリアールトとか。
以後、だいたい展示順に。全部じゃないけど。
・シャルル・ヴァン・スタッペン
『スフィンクス』
ブロンズ像。スフィンクスと言っても、端正で物憂げな少女の頭像。頭部の羽やら何やらの装飾が魅惑的(装飾過多の批判もあったらしいけど)。
・フェリシアン・ロップス。
出展作は小説の挿絵が多いのかな。なんつーか、かなり直裁的にエログロ。ポスター等で紹介されている美しげな絵を見て親子連れで来た客は戸惑うかもしれん、と思われるような(苦笑)。既知の作家ではブレイクとかビアズリーの方向性が近いのかも。
・レオン・フレデリック
作風としてはデコラティヴでマニエリスティックで細部までくっきり描きこむ印象。つまり過剰。最後に展示してあった『正三位一体』が一番好きかな。白と金の印象が強い絵。宗教画なんだけどこの過剰さがどこか異教的で、不安感がある(とキリスト教徒でもない私が言うのも変だが)。書き込みすぎでかえって時が止まってしまった、死の世界であるような。
・グザヴィエ・メルリ
一転して色も線も素朴な感じ。同じベルギー象徴派と言っても作風は色々らしい。『マルケン島』の2枚の絵の隅に居る猫が可愛い(をい)。
・フェルナン・クノップフ
私にとってベルギー象徴派と言うとこの人だなあ。今回出展はされていないけれど『愛撫(スフィンクスと青年の絵)』は知っている人も多いんじゃないだろうか(映画『エイジ・オブ・イノセンス』でミシェル・ファイファー演じるエレンの家に飾られていた絵)。
で、私はこの人の絵が一番好きだなあ。
ラファエル前派との類似性を一番感じるのもこの人。幻想の世界のどこかなぞめいて危険な美しい女性像。但し、クノップフの方がより輪郭は曖昧に、空気に溶けそうな風情がある。(パステルを使っているからか)
そういう意味では『メリザンド』が好きです。美しい、空気に消え入りそうな女性の横顔。儚いファム・ファタル。
『青い翼』も好き。白いヒュプノスの頭像の翼の部分だけが青い。そしてその下に敷かれた青い布。白い衣の女性、淡いピンクのカーテンやテーブル(?)の中で、鮮やかな印象の青。
『グレゴワール・ロワと共に−わが心は過去に涙す』これも比較的知られている、と言うかクノップフらしい作品なのかしら。セピア色のやわらかい風景。鏡に頬を寄せる女性。
『「聖アントニウスの誘惑」または「シバの女王」フローベールより』これは漆黒の背景に聖アントニウスと思しき老人とシバの女王と思しき女性が゜描かれており、シバの女王は金銀の光彩で飾られている、ちょっと毛色の違う絵。これも好きだなあ。
ちなみにこの絵には物語があるらしく、解説によると「聖アントニウスの前にサタンを始めシバの女王、仏陀、キリスト、ヘラクレス、スフィンクスなどが登場して戦う」……。何かいまどきの日本でもオタクがかった漫画誌に載ってそうなトンデモ話っぽいな。妙に親近感(笑)。
・ヤン・トーロップ
『二人の女』一点のみ。金属の額縁と一体になっている絵で、絵の中の女たちの髪がフレームにまで続けて描かれてるんですね。その辺の装飾性はクリムトを連想したりするんですが。この人の絵、というか女性像も独特だよなあ。不気味なんだけど乾いた感じで。面白い。
・ジャン・デルヴィル
幻想を描くと言う意味ではとても幻想的な絵。クトゥルフ小説の挿絵だと言われたら信じそうな。明るい色なのに、画面の隅々まで描きこまれた色やうねりが何となしに薄気味悪い辺り。
その中では青一色の押さえた色調の『死せるオルフェウス』が好きです。
・ジェームズ・アンソール
この人もベルギー象徴派の枠内なんだろうか。唯一無二という感じもするんですが。敢えて言うならボスの直系とか。
・オーギュスト・ドネイ
『人生の三段階』この絵好きだなあ。普通にきれいな女性像で。でも寂しげな。
・ウィリアム・ドグーヴ・ヌンク
これもクトゥルフ世界かと(勝手な)。『爛れた森』『謎めいた森』、異形の化物が今にも姿を現しそうな気配がぷんぷんします。描かれてはいないんだけど、気配が。私の妄想ですか?
・レオン・スピリアールト
この人の活躍時期は20世紀初頭なんですな。モノトーン中心でやや毛色が違う。『セマホア信号所』『オステンドの夕べ』等の風景画が気に入りました。人物でなく。特に『オステンドの夕べ』は坂を上がった向こうに何があるのか、切り取られた明るい道のイメージが気にかかって、好き。
スピリアールトで、展覧会はおしまい。
何かを語るときに別の何かを引き合いに出すことが多いのは、スノビズムと感性の貧しさを物語っているようで、我ながらちょっと嫌ですが。
象徴派の解説書も買おうかと思ったけれど、高価なので躊躇。代わりにと言っては何だが岩波文庫の『死都ブリュージュ』を買う(こんなものまで置いてあるBunkamuraは商売上手)(ちなみに小説自体はあまり響いてこなかった)。
まとめ。
現実逃避は楽しいなあ(うっとり)。
ってそんな感想でいいのか。
いや、だからこそこれらの作品を生んだベルギーに興味が湧いた訳ですが。
でも、そんなイメージを持ってベルギーに行ってもそれは間違いだと言う気もするけれど。『死都ブリュージュ』はブリュージュでは不評であったらしいし(死都なんてとんでもないことを言うなと)。
夢のベルギー、ベルギーの悪夢。
http://www.bunkamura.co.jp/museum/event/belgium/index.html
思いの外空いていてびっくり。GWは意外と渋谷は人が少ないのか、それともベルギー象徴派がマイナージャンルだからか。
私自身、ベルギー象徴派の画家たちを認識したのは、トレヴィルというマイナーな出版社の画集から。トレヴィル、今は無いんだっけ?(ちなみにトレヴィルを知ったのは久世光彦の『泰西からの手紙』で。興味の連鎖)
買ったのは『水の女』『黄泉の女』。ラファエル前派が多く載っていたからですが、ベルギー象徴派の絵もありました。特に『黄泉』の方に。
次の出会いは姫路市立美術館。ベルギーの画家の絵を蒐集している個性ある美術館で。おかげでこのジャンルの展覧会を観ることができて。。
そして、今回のベルギー象徴派展。
えーと、解説ボードによると象徴派というのは「光ではなく闇、現実ではなく幻想」を描き、取り上げる題材は「神秘、夢、異端」。そりゃ私が好きになって当然か。「象(かたち)が直接的に表すものよりも、それによって暗示的に間接的に徴(しる)されるものに辿り着こうとした」と。
19世紀末「フランスで始まった象徴派はベルギーで得意な発達を遂げ」たそうで。そう聞くとこういう美術を育んだベルギーに一度行ってみたくもなるなあ。
出展数が多いのは、ロップス、クノップフ。やはり代表的な作家はこの二人なんだろうか。次いでフレデリック、メルリ、デルヴィル、アンソール、スピリアールトとか。
以後、だいたい展示順に。全部じゃないけど。
・シャルル・ヴァン・スタッペン
『スフィンクス』
ブロンズ像。スフィンクスと言っても、端正で物憂げな少女の頭像。頭部の羽やら何やらの装飾が魅惑的(装飾過多の批判もあったらしいけど)。
・フェリシアン・ロップス。
出展作は小説の挿絵が多いのかな。なんつーか、かなり直裁的にエログロ。ポスター等で紹介されている美しげな絵を見て親子連れで来た客は戸惑うかもしれん、と思われるような(苦笑)。既知の作家ではブレイクとかビアズリーの方向性が近いのかも。
・レオン・フレデリック
作風としてはデコラティヴでマニエリスティックで細部までくっきり描きこむ印象。つまり過剰。最後に展示してあった『正三位一体』が一番好きかな。白と金の印象が強い絵。宗教画なんだけどこの過剰さがどこか異教的で、不安感がある(とキリスト教徒でもない私が言うのも変だが)。書き込みすぎでかえって時が止まってしまった、死の世界であるような。
・グザヴィエ・メルリ
一転して色も線も素朴な感じ。同じベルギー象徴派と言っても作風は色々らしい。『マルケン島』の2枚の絵の隅に居る猫が可愛い(をい)。
・フェルナン・クノップフ
私にとってベルギー象徴派と言うとこの人だなあ。今回出展はされていないけれど『愛撫(スフィンクスと青年の絵)』は知っている人も多いんじゃないだろうか(映画『エイジ・オブ・イノセンス』でミシェル・ファイファー演じるエレンの家に飾られていた絵)。
で、私はこの人の絵が一番好きだなあ。
ラファエル前派との類似性を一番感じるのもこの人。幻想の世界のどこかなぞめいて危険な美しい女性像。但し、クノップフの方がより輪郭は曖昧に、空気に溶けそうな風情がある。(パステルを使っているからか)
そういう意味では『メリザンド』が好きです。美しい、空気に消え入りそうな女性の横顔。儚いファム・ファタル。
『青い翼』も好き。白いヒュプノスの頭像の翼の部分だけが青い。そしてその下に敷かれた青い布。白い衣の女性、淡いピンクのカーテンやテーブル(?)の中で、鮮やかな印象の青。
『グレゴワール・ロワと共に−わが心は過去に涙す』これも比較的知られている、と言うかクノップフらしい作品なのかしら。セピア色のやわらかい風景。鏡に頬を寄せる女性。
『「聖アントニウスの誘惑」または「シバの女王」フローベールより』これは漆黒の背景に聖アントニウスと思しき老人とシバの女王と思しき女性が゜描かれており、シバの女王は金銀の光彩で飾られている、ちょっと毛色の違う絵。これも好きだなあ。
ちなみにこの絵には物語があるらしく、解説によると「聖アントニウスの前にサタンを始めシバの女王、仏陀、キリスト、ヘラクレス、スフィンクスなどが登場して戦う」……。何かいまどきの日本でもオタクがかった漫画誌に載ってそうなトンデモ話っぽいな。妙に親近感(笑)。
・ヤン・トーロップ
『二人の女』一点のみ。金属の額縁と一体になっている絵で、絵の中の女たちの髪がフレームにまで続けて描かれてるんですね。その辺の装飾性はクリムトを連想したりするんですが。この人の絵、というか女性像も独特だよなあ。不気味なんだけど乾いた感じで。面白い。
・ジャン・デルヴィル
幻想を描くと言う意味ではとても幻想的な絵。クトゥルフ小説の挿絵だと言われたら信じそうな。明るい色なのに、画面の隅々まで描きこまれた色やうねりが何となしに薄気味悪い辺り。
その中では青一色の押さえた色調の『死せるオルフェウス』が好きです。
・ジェームズ・アンソール
この人もベルギー象徴派の枠内なんだろうか。唯一無二という感じもするんですが。敢えて言うならボスの直系とか。
・オーギュスト・ドネイ
『人生の三段階』この絵好きだなあ。普通にきれいな女性像で。でも寂しげな。
・ウィリアム・ドグーヴ・ヌンク
これもクトゥルフ世界かと(勝手な)。『爛れた森』『謎めいた森』、異形の化物が今にも姿を現しそうな気配がぷんぷんします。描かれてはいないんだけど、気配が。私の妄想ですか?
・レオン・スピリアールト
この人の活躍時期は20世紀初頭なんですな。モノトーン中心でやや毛色が違う。『セマホア信号所』『オステンドの夕べ』等の風景画が気に入りました。人物でなく。特に『オステンドの夕べ』は坂を上がった向こうに何があるのか、切り取られた明るい道のイメージが気にかかって、好き。
スピリアールトで、展覧会はおしまい。
何かを語るときに別の何かを引き合いに出すことが多いのは、スノビズムと感性の貧しさを物語っているようで、我ながらちょっと嫌ですが。
象徴派の解説書も買おうかと思ったけれど、高価なので躊躇。代わりにと言っては何だが岩波文庫の『死都ブリュージュ』を買う(こんなものまで置いてあるBunkamuraは商売上手)(ちなみに小説自体はあまり響いてこなかった)。
まとめ。
現実逃避は楽しいなあ(うっとり)。
ってそんな感想でいいのか。
いや、だからこそこれらの作品を生んだベルギーに興味が湧いた訳ですが。
でも、そんなイメージを持ってベルギーに行ってもそれは間違いだと言う気もするけれど。『死都ブリュージュ』はブリュージュでは不評であったらしいし(死都なんてとんでもないことを言うなと)。
夢のベルギー、ベルギーの悪夢。
余談(月エリザ観劇前後)
2005年5月3日 宝塚今回当日券並んだり待ち合わせの時間あわせのため、入り出も少々。
印象的だったこと。
・緑の車で去っていく初風緑氏。ほんっとーに車体カラーがモリゾーのようなま緑だった(いやもう少しくすんでたよ)。ご本人は黒のフェミニンなブラウスで笑顔で窓から手を振っておられました。
・入り。大急ぎでガードの方々からお手紙を受け取り慌しく去っていくほっくん。
・その約30分後に、ゆっくりのんびりお手紙を受け取り「今日はご覧になるんですか?」などとコミュニケーションしているさららん。(そういえばこの日はトークショーの日だった)
出番前の準備に差があるとは思えないのだが……個人差?
夕方はサトリちゃんとデート。
とりあえずTCA報告をする。しぃちゃんが太ったかも、と言う話をしたら「じゃあ私もダイエットします!」と間髪入れずに言うサトリさん。さすがピュアファンの鑑……ってことでいいんだろうか。
星ベルばら配役を真剣に検討するも、お互い願望と予測がごっちゃになってまとまらず(別にまとめる必要は無いって)。
実現可能性がある(と思っている)ところで、全ツオスカルはすずみんを熱烈希望。いや、気合入れて楽しそーにやってくれるんじゃないかと。
印象的だったこと。
・緑の車で去っていく初風緑氏。ほんっとーに車体カラーがモリゾーのようなま緑だった(いやもう少しくすんでたよ)。ご本人は黒のフェミニンなブラウスで笑顔で窓から手を振っておられました。
・入り。大急ぎでガードの方々からお手紙を受け取り慌しく去っていくほっくん。
・その約30分後に、ゆっくりのんびりお手紙を受け取り「今日はご覧になるんですか?」などとコミュニケーションしているさららん。(そういえばこの日はトークショーの日だった)
出番前の準備に差があるとは思えないのだが……個人差?
夕方はサトリちゃんとデート。
とりあえずTCA報告をする。しぃちゃんが太ったかも、と言う話をしたら「じゃあ私もダイエットします!」と間髪入れずに言うサトリさん。さすがピュアファンの鑑……ってことでいいんだろうか。
星ベルばら配役を真剣に検討するも、お互い願望と予測がごっちゃになってまとまらず(別にまとめる必要は無いって)。
実現可能性がある(と思っている)ところで、全ツオスカルはすずみんを熱烈希望。いや、気合入れて楽しそーにやってくれるんじゃないかと。
月は東に(宝塚月組『エリザベート』@東宝劇場)
2005年5月2日 宝塚TCAに出演していない月組さんが恋しくなり東宝遠征。
ウソです。帰省のついでにあわよくば見たいと寄ってきました。
10時に当日券に一応並んでみるもののどう見ても無理だなとぼーっとしていたら、なんとハイディさんご夫妻に声をかけられる。日本は狭い。あ、あの時眺めていた黒いGジャンの方々はさえちゃんの会でした(私信)。
結局さばきでチケットゲット。明らかに売り手市場だったのでらっきー。ちなみに隣席の方に「この公演はいつもこんなに売れているの? この前の組は劇場前でいっぱい売ってたから今日も簡単に買えると思ったのに」と聞かれました……。
さて、約1ヶ月半ぶりの月エリザ。
何か違う。何だろう。
劇場の違いのせいか閉塞感がある? 悪い意味でなく、凝縮された、ぎゅっとまとまった、という印象。
完成度が上がっている、と言えばいいのか。
キャスト一人一人が少しずつ、あるいは大きく変わっている様な気がする。
特に驚いたのは、ルキーニとフランツ。
閉塞した空間を掌握しているのは、ルキーニ。
ムラでは前方席でこそその瘴気にあてられたけれど、後方席ではそんなことはなかったのに。
今日は、2階席なのに掴まれた。
やっぱり、私今までルキーニという役を誤解してたのかなあ。誤解というか、星、宙、花しか見てないから、ダークな狂言回しでカッコいい役、だと思ってたんですよ。
でもそうじゃないと言うかそれだけじゃないと言うか。トートもシシィも、全て彼の物語の中だけに存在しているかもしれない、ような。
つまり。
ぞくぞくしました。きりやんルキーニ、素晴らしかった。(でもその素晴らしさは「きゃーかっこいい、惚れる」って方向じゃないんだろうなあ。その辺が何というか)
「えええっ?」と驚いたのは、ガイチ氏フランツ・ヨーゼフ。
シシィにめろめろ。
いや、ムラでも、お見合いの時はとろとろにとろけてたけど。でもこんなに生涯めろめろだったっけ?
夜のボートの場面も、孤独よりも愛ゆえにという感じ。愛しているから一緒にいたい、とストレートに。
これだけ愛を表現されれば、シシィの態度にも反映するというもので。
「陛下は私を愛してくださる」という歌詞が素直に納得でした。今まであんまりピンと来なかったんですよね、ここ。
フランツ・ヨーゼフが盛大に愛を表現するようになり、つーか終始妻にらぶらぶめろめろになり、さてトートは。
さえちゃん、痩せた? それともメーク変えた?
外見的に、シャープで骨ばった感じになってました。つまり、より男性的。
そして、佇まいも。
より冷たく、より厳然と、より人外の存在で。
より「黄泉の帝王」という呼ばれ方がなじむ存在になっていた。
シシィに対しても、ムラ初日に見た、初めての恋に慄く少年のような風情が感じられなくなっていた。いやムラでも後半はちょっと違うなーと思ってはいたんだけども。
どちらがいいというわけではないけれども。
むしろ、どっちも見られてお得、って感じでした(笑)。(ムラ初日のトートが可愛かったんで、今の人間的な感情の薄いトートは私的にはちょっと寂しいかも)
『TAKARAZUKA Cafe Break』で、さららんもゆうひさんもトートのことを、心の闇に忍び寄る存在、のように言っていたのですよね(私の理解ですが)。
エルマーは、エリザベートに殺意を抱いた瞬間の心の闇に「死」が忍び寄り、「死」が見えるようになると。
ルドルフは、国を思っての行動を父に認められず皇太子の立場が危うくなり己が揺らいだ不安と孤独に、「死」の姿が見えてくると。
その解釈にふさわしいトートという気がしました。自分から人に関わるのではなく、常にそこに居て、心に闇を宿した人が勝手にその姿を見て、引き込まれてしまう、というような。
フランツとトートが変化すると、エリザベートの物語の意味合いも違って見えて。
「死」との関係は「死=黄泉の帝王」という他者を相手にしたラブストーリーではなく。「この世界で安らげる居場所が無い」シシィ、あれほどに夫に愛されも救うことが出来ない魂の安らぎの場所としての「死」。その「死」に魅かれ反発し生涯を戦い抜いた末のたどり着くべき港としての「死」。
その「死」の腕の中で微笑むシシィ、という意味合いを感じたりしました。
そのあさこシシィ、レベルアップしてました。より女らしく愛らしく、完璧。美しく意志的なエリザベート。かっこいい。フィナーレの鬘も金髪でちょっとふわふわとムラと変えてきてました。
もっとも、二番手時代最後が女役として完璧、というのはどうなんだろうと微妙な気も……(禁句?)。
ところで。
今回、さららんが東宝でどこまでエスカレートしているか楽しみにしていたのですよ。
ところが。
あれ?
『最後のダンス』陰ソロがおとなしくなってました。そこでまず肩透かし。あれー、ふつーだよ。あのためまくった歌は何処へ。
そしてエルマー。いや、やっぱり顔歪めすぎだよーとか思うことは思うんだけど、やっぱりおとなしくなってないか?
見慣れたから? いやサトリちゃんにも「暑苦しいっていうから楽しみにしてたのにそれほどじゃないじゃないですかー」と言われたし、やっぱそうなのか。
エルマーが薄くなったというより、革命家チームのまとまりがよくなった、と言う気もしてます。
あくまでも私見ですが、ムラでは「暑っ苦しいテロリストやりすぎエルマー」「二枚目路線崩しません冷静にシュテファン」「影の薄いジュラ」が、てんでんばらばらの方向に突っ走っているように見えてそれがたまらなく面白かったんですが(で、引率のツェップス先生は大変ねー、とか思ってたんですが)。
今日は、キャラクターの違いはありつつ、それがひとつのチームとしてまとまっている、ように見えた。
まあそう見えると言うことは暴走していない、ということになるのでしょうか。どっちにしろこの4人の小芝居は相変わらず楽しいですが。
あ、キャトルに寄ったら月エリザのDVDを流してました。ハンガリー戴冠式のシーン、意外と下手端小芝居が映ってました。
「くるくる回るリュウさん」もちゃんと映ってましたよ、もずえさんっ!(私信)。
ところで、ムラから気になっていた「車椅子の少年」が榎登也くんであると判明。
いや、病院の場面ですごく細かい芝居を入れているのですよ。エリザベートの手を取ってとても感激している様子、は当然として、ヴィンディッシュ嬢の登場におろおろ、医師たちに何事か訴えかけたり、車椅子で前に出ようとして医師たちに止められたり。ヴィンディッシュが皇后様に危害を加えるんじゃないかと心配しているのかな、と思ったら、ヴィンディッシュにも同情的な顔をしたり、どういう物語が展開されているのか、気になる。
……ええ、ここもセンターがおろそかになっております。
白状しますと私、実はこの場面の意味が良くわかっておりません。シシィが「あなたの方が自由」と歌うのも、スターレイが泣くのもいまいち得心が行きません。困った。
わからないなりに一番くるものがあったのは、ビデオで見た花エリザなんですけどね。
そろそろこの辺で、と言うことで、最後に一言叫ばせていただきます。
マダム・ヴォルフの金髪カツラ見られましたー!!
まさにキューティ・ブロンド。これだけでももう1回見た甲斐がありましたわ(笑顔)。
(サトリちゃんも見たそうで。東宝では確立高い?)
ウソです。帰省のついでにあわよくば見たいと寄ってきました。
10時に当日券に一応並んでみるもののどう見ても無理だなとぼーっとしていたら、なんとハイディさんご夫妻に声をかけられる。日本は狭い。あ、あの時眺めていた黒いGジャンの方々はさえちゃんの会でした(私信)。
結局さばきでチケットゲット。明らかに売り手市場だったのでらっきー。ちなみに隣席の方に「この公演はいつもこんなに売れているの? この前の組は劇場前でいっぱい売ってたから今日も簡単に買えると思ったのに」と聞かれました……。
さて、約1ヶ月半ぶりの月エリザ。
何か違う。何だろう。
劇場の違いのせいか閉塞感がある? 悪い意味でなく、凝縮された、ぎゅっとまとまった、という印象。
完成度が上がっている、と言えばいいのか。
キャスト一人一人が少しずつ、あるいは大きく変わっている様な気がする。
特に驚いたのは、ルキーニとフランツ。
閉塞した空間を掌握しているのは、ルキーニ。
ムラでは前方席でこそその瘴気にあてられたけれど、後方席ではそんなことはなかったのに。
今日は、2階席なのに掴まれた。
やっぱり、私今までルキーニという役を誤解してたのかなあ。誤解というか、星、宙、花しか見てないから、ダークな狂言回しでカッコいい役、だと思ってたんですよ。
でもそうじゃないと言うかそれだけじゃないと言うか。トートもシシィも、全て彼の物語の中だけに存在しているかもしれない、ような。
つまり。
ぞくぞくしました。きりやんルキーニ、素晴らしかった。(でもその素晴らしさは「きゃーかっこいい、惚れる」って方向じゃないんだろうなあ。その辺が何というか)
「えええっ?」と驚いたのは、ガイチ氏フランツ・ヨーゼフ。
シシィにめろめろ。
いや、ムラでも、お見合いの時はとろとろにとろけてたけど。でもこんなに生涯めろめろだったっけ?
夜のボートの場面も、孤独よりも愛ゆえにという感じ。愛しているから一緒にいたい、とストレートに。
これだけ愛を表現されれば、シシィの態度にも反映するというもので。
「陛下は私を愛してくださる」という歌詞が素直に納得でした。今まであんまりピンと来なかったんですよね、ここ。
フランツ・ヨーゼフが盛大に愛を表現するようになり、つーか終始妻にらぶらぶめろめろになり、さてトートは。
さえちゃん、痩せた? それともメーク変えた?
外見的に、シャープで骨ばった感じになってました。つまり、より男性的。
そして、佇まいも。
より冷たく、より厳然と、より人外の存在で。
より「黄泉の帝王」という呼ばれ方がなじむ存在になっていた。
シシィに対しても、ムラ初日に見た、初めての恋に慄く少年のような風情が感じられなくなっていた。いやムラでも後半はちょっと違うなーと思ってはいたんだけども。
どちらがいいというわけではないけれども。
むしろ、どっちも見られてお得、って感じでした(笑)。(ムラ初日のトートが可愛かったんで、今の人間的な感情の薄いトートは私的にはちょっと寂しいかも)
『TAKARAZUKA Cafe Break』で、さららんもゆうひさんもトートのことを、心の闇に忍び寄る存在、のように言っていたのですよね(私の理解ですが)。
エルマーは、エリザベートに殺意を抱いた瞬間の心の闇に「死」が忍び寄り、「死」が見えるようになると。
ルドルフは、国を思っての行動を父に認められず皇太子の立場が危うくなり己が揺らいだ不安と孤独に、「死」の姿が見えてくると。
その解釈にふさわしいトートという気がしました。自分から人に関わるのではなく、常にそこに居て、心に闇を宿した人が勝手にその姿を見て、引き込まれてしまう、というような。
フランツとトートが変化すると、エリザベートの物語の意味合いも違って見えて。
「死」との関係は「死=黄泉の帝王」という他者を相手にしたラブストーリーではなく。「この世界で安らげる居場所が無い」シシィ、あれほどに夫に愛されも救うことが出来ない魂の安らぎの場所としての「死」。その「死」に魅かれ反発し生涯を戦い抜いた末のたどり着くべき港としての「死」。
その「死」の腕の中で微笑むシシィ、という意味合いを感じたりしました。
そのあさこシシィ、レベルアップしてました。より女らしく愛らしく、完璧。美しく意志的なエリザベート。かっこいい。フィナーレの鬘も金髪でちょっとふわふわとムラと変えてきてました。
もっとも、二番手時代最後が女役として完璧、というのはどうなんだろうと微妙な気も……(禁句?)。
ところで。
今回、さららんが東宝でどこまでエスカレートしているか楽しみにしていたのですよ。
ところが。
あれ?
『最後のダンス』陰ソロがおとなしくなってました。そこでまず肩透かし。あれー、ふつーだよ。あのためまくった歌は何処へ。
そしてエルマー。いや、やっぱり顔歪めすぎだよーとか思うことは思うんだけど、やっぱりおとなしくなってないか?
見慣れたから? いやサトリちゃんにも「暑苦しいっていうから楽しみにしてたのにそれほどじゃないじゃないですかー」と言われたし、やっぱそうなのか。
エルマーが薄くなったというより、革命家チームのまとまりがよくなった、と言う気もしてます。
あくまでも私見ですが、ムラでは「暑っ苦しいテロリストやりすぎエルマー」「二枚目路線崩しません冷静にシュテファン」「影の薄いジュラ」が、てんでんばらばらの方向に突っ走っているように見えてそれがたまらなく面白かったんですが(で、引率のツェップス先生は大変ねー、とか思ってたんですが)。
今日は、キャラクターの違いはありつつ、それがひとつのチームとしてまとまっている、ように見えた。
まあそう見えると言うことは暴走していない、ということになるのでしょうか。どっちにしろこの4人の小芝居は相変わらず楽しいですが。
あ、キャトルに寄ったら月エリザのDVDを流してました。ハンガリー戴冠式のシーン、意外と下手端小芝居が映ってました。
「くるくる回るリュウさん」もちゃんと映ってましたよ、もずえさんっ!(私信)。
ところで、ムラから気になっていた「車椅子の少年」が榎登也くんであると判明。
いや、病院の場面ですごく細かい芝居を入れているのですよ。エリザベートの手を取ってとても感激している様子、は当然として、ヴィンディッシュ嬢の登場におろおろ、医師たちに何事か訴えかけたり、車椅子で前に出ようとして医師たちに止められたり。ヴィンディッシュが皇后様に危害を加えるんじゃないかと心配しているのかな、と思ったら、ヴィンディッシュにも同情的な顔をしたり、どういう物語が展開されているのか、気になる。
……ええ、ここもセンターがおろそかになっております。
白状しますと私、実はこの場面の意味が良くわかっておりません。シシィが「あなたの方が自由」と歌うのも、スターレイが泣くのもいまいち得心が行きません。困った。
わからないなりに一番くるものがあったのは、ビデオで見た花エリザなんですけどね。
そろそろこの辺で、と言うことで、最後に一言叫ばせていただきます。
マダム・ヴォルフの金髪カツラ見られましたー!!
まさにキューティ・ブロンド。これだけでももう1回見た甲斐がありましたわ(笑顔)。
(サトリちゃんも見たそうで。東宝では確立高い?)
はじめてのTCA・私ビジョン その3(TCAスペシャル2005@宝塚大劇場)
2005年4月30日 宝塚続き。
最高に他人様に読んでもらうことを考えない文章を書いてますが所詮自分の為のメモ。気にせず参ります。
第2場B
「夜明けの序曲」(’82「夜明けの序曲」より)
トド様+ダンサーズは樹里、安蘭、貴城。
「夜明けの序曲」は再演の花組を1000Daysで見てあまりのつまんなさに唖然とした記憶がありますが。GWだと言うのに当日券が買えた時点で何かが間違っていたよ。
でも主題歌は悪くないと思う。トド様の声で朗々と歌われると気持ちいい。
第3場
タカラヅカソング世界めぐりも日本に帰ってきておしまい。ここからはトップさんの銀橋ソロ。
「L’AMOUR/1914」(’04「1914/愛」より)湖月わたる
「ロマンス・ド・パリ」(’03「Romance de Paris」)朝海ひかる
「世界の終わりの日に」(’04「TAKARAZUKA舞夢!」)春野寿美礼
「されど夢」(’02「鳳凰伝−カラフとトゥーランドット」より)和央ようか
「パッサージュ」(’01「パッサージュ−硝子の空の記憶」より)轟悠
私はTCAを見るのは初めてですが、何人かの人に言われました。
「今回は歌ばっかりで面白くないって人もいるかも」
そーゆーものかなあ。でも下手なコントやMCよりひたすらコンサートの方が楽しくない? センターの人に興味が無くても、バックダンサーやコーラスメンバーも豪華だから、何処見ても楽しいよ。
が。
この銀橋ソロコーナーは違いました。
一人で一曲歌う。バックダンサーもなし。一人きりで舞台を埋める。
それを許されるのがトップスターなんだなあ。それをしなければならないのがトップスターなんだなあ。
ワタさん。去年の花アプローズ特出のときの、濃ピンク総スパンの衣装。似合うなあ、どんな派手な衣装でも負けない、何でもござれだよなあ。かっこいー(ファン馬鹿)。
そして曲は「L’AMOUR/1914」。私は主題歌集(実は買った)をながら聞きしていても、この曲になると「いい歌だなあ(じーん)」と手が止まるのですよ。芝居も好きだったが主題歌も大好き(1番2番で歌詞が「愛」と「夢」がちがうだけなのは手抜きじゃないかと苦笑はするが)。
アリステッドもいい男で大好きだったよ。
ワタさんが歌ってくれている間、しあわせでした。ほんとうにしあわせでした。
ファン馬鹿上等(笑)。
第4部 2部フィナーレ
「心の翼」(’85「テンダーグリーン」)
出演者全員。
いい歌だと思う。月並みな言い方だけれど、心が洗われるような。
と言いつつ視界はしぃちゃんピン撮り。こういうハートフルな歌を歌っているときの表情、好きです(サトリちゃんに見せてあげたいPart2)。
センターにトップさんたちが現れ若干後ろ髪をひかれつつ視界移動。ワタ檀並びがうれしいー。
第5場 パレード
「夢を紡いで」(’03「レビュー誕生−夢を創る仲間たち」より)
エトワールは樹里ちゃん。ううう、樹里ちゃーん!
「タカラヅカ・グローリー!」(’04「タカラヅカ・グローリー!」より)
宙組さん一同。
「愛する君に」(’97ディナーショー「加夢音」より)
星組さん一同。あああ終っちゃうよー。
つーか知らない曲ですが、ディナーショーって、どなたの?
「飛翔のとき」(’04「タカラヅカ・グローリー!」より)
雪組さん一同。
「レビュー・明日への希望」(’97「ザッツ・レビュー」より)
花組さん一同。
「この愛よ永遠に−TAKARAZUKA FOREVER」(’84「ザ・レビュー?」より)
トド様。
そして勢揃いで「さよなら皆様」
これを聞くと終わりって感じがするなあ。
……って言うか終っちゃったよ。
途中、隣の人とオペラを上げるタイミングが全然違うことに気づく。
逆側の隣の人もまたそれとは違う。
何だか「大好きな○○さんを見るの!」という思いが会場中に満ちている感じだ。
なんかいいなあ。楽しいなあ。
うん、楽しかった。
と言う訳でまとめ。
私的見所だったなあポイント。
・あすかとなみコンビ。
・ゆかりとかなめの紅チャイナ女装。特にゆかり。
・ど派手な赤金被り物つき豪華お衣装を余裕で着こなす檀ちゃん。
・美女軍団を侍らせるワタさん。
・どピンク総スパン衣装で「1914/愛」を歌うワタさん。
プラス、星組っ子印象。
・とうこさん、樹里ちゃんかしげちゃんとトリオで出番多かったなあ。歌が上手い人は数居れど、熱くてクサい男役なところが好きだ。
・久々に宝塚のしぃちゃんを堪能しました。やっぱり好きだ。
・まとぶん、かっこよかった、ふつーにスターさんだった。
・すずみん、楽しそうでアピールも健在で何より。ビバ82期。
・綺華れいは女装させたら全宝塚1なのでは。
・礼音くんは意外と目立たなかったなあ。ダンスの見せ場が無いせいかなあ。ダンシングリサイタルに期待しろと?(チケット無いよ)
・しゅんくんは結構目についた。よその子に負けてなかったなあ。
・コトコト、ダンサーカウントなのか結構見せ場があった気が。うれしい。
・となみん。やっぱり華やかだなあ。ヒロインオーラあるなあ。
・ウメちゃん。ほんっと男前。歌劇5月号のポートといい「キミは一体どこへ行く気だ」と心配になるほどカッコいい。受け止めてくれる相手役さんとめぐり会えることを切に祈る。
最高に他人様に読んでもらうことを考えない文章を書いてますが所詮自分の為のメモ。気にせず参ります。
第2場B
「夜明けの序曲」(’82「夜明けの序曲」より)
トド様+ダンサーズは樹里、安蘭、貴城。
「夜明けの序曲」は再演の花組を1000Daysで見てあまりのつまんなさに唖然とした記憶がありますが。GWだと言うのに当日券が買えた時点で何かが間違っていたよ。
でも主題歌は悪くないと思う。トド様の声で朗々と歌われると気持ちいい。
第3場
タカラヅカソング世界めぐりも日本に帰ってきておしまい。ここからはトップさんの銀橋ソロ。
「L’AMOUR/1914」(’04「1914/愛」より)湖月わたる
「ロマンス・ド・パリ」(’03「Romance de Paris」)朝海ひかる
「世界の終わりの日に」(’04「TAKARAZUKA舞夢!」)春野寿美礼
「されど夢」(’02「鳳凰伝−カラフとトゥーランドット」より)和央ようか
「パッサージュ」(’01「パッサージュ−硝子の空の記憶」より)轟悠
私はTCAを見るのは初めてですが、何人かの人に言われました。
「今回は歌ばっかりで面白くないって人もいるかも」
そーゆーものかなあ。でも下手なコントやMCよりひたすらコンサートの方が楽しくない? センターの人に興味が無くても、バックダンサーやコーラスメンバーも豪華だから、何処見ても楽しいよ。
が。
この銀橋ソロコーナーは違いました。
一人で一曲歌う。バックダンサーもなし。一人きりで舞台を埋める。
それを許されるのがトップスターなんだなあ。それをしなければならないのがトップスターなんだなあ。
ワタさん。去年の花アプローズ特出のときの、濃ピンク総スパンの衣装。似合うなあ、どんな派手な衣装でも負けない、何でもござれだよなあ。かっこいー(ファン馬鹿)。
そして曲は「L’AMOUR/1914」。私は主題歌集(実は買った)をながら聞きしていても、この曲になると「いい歌だなあ(じーん)」と手が止まるのですよ。芝居も好きだったが主題歌も大好き(1番2番で歌詞が「愛」と「夢」がちがうだけなのは手抜きじゃないかと苦笑はするが)。
アリステッドもいい男で大好きだったよ。
ワタさんが歌ってくれている間、しあわせでした。ほんとうにしあわせでした。
ファン馬鹿上等(笑)。
第4部 2部フィナーレ
「心の翼」(’85「テンダーグリーン」)
出演者全員。
いい歌だと思う。月並みな言い方だけれど、心が洗われるような。
と言いつつ視界はしぃちゃんピン撮り。こういうハートフルな歌を歌っているときの表情、好きです(サトリちゃんに見せてあげたいPart2)。
センターにトップさんたちが現れ若干後ろ髪をひかれつつ視界移動。ワタ檀並びがうれしいー。
第5場 パレード
「夢を紡いで」(’03「レビュー誕生−夢を創る仲間たち」より)
エトワールは樹里ちゃん。ううう、樹里ちゃーん!
「タカラヅカ・グローリー!」(’04「タカラヅカ・グローリー!」より)
宙組さん一同。
「愛する君に」(’97ディナーショー「加夢音」より)
星組さん一同。あああ終っちゃうよー。
つーか知らない曲ですが、ディナーショーって、どなたの?
「飛翔のとき」(’04「タカラヅカ・グローリー!」より)
雪組さん一同。
「レビュー・明日への希望」(’97「ザッツ・レビュー」より)
花組さん一同。
「この愛よ永遠に−TAKARAZUKA FOREVER」(’84「ザ・レビュー?」より)
トド様。
そして勢揃いで「さよなら皆様」
これを聞くと終わりって感じがするなあ。
……って言うか終っちゃったよ。
途中、隣の人とオペラを上げるタイミングが全然違うことに気づく。
逆側の隣の人もまたそれとは違う。
何だか「大好きな○○さんを見るの!」という思いが会場中に満ちている感じだ。
なんかいいなあ。楽しいなあ。
うん、楽しかった。
と言う訳でまとめ。
私的見所だったなあポイント。
・あすかとなみコンビ。
・ゆかりとかなめの紅チャイナ女装。特にゆかり。
・ど派手な赤金被り物つき豪華お衣装を余裕で着こなす檀ちゃん。
・美女軍団を侍らせるワタさん。
・どピンク総スパン衣装で「1914/愛」を歌うワタさん。
プラス、星組っ子印象。
・とうこさん、樹里ちゃんかしげちゃんとトリオで出番多かったなあ。歌が上手い人は数居れど、熱くてクサい男役なところが好きだ。
・久々に宝塚のしぃちゃんを堪能しました。やっぱり好きだ。
・まとぶん、かっこよかった、ふつーにスターさんだった。
・すずみん、楽しそうでアピールも健在で何より。ビバ82期。
・綺華れいは女装させたら全宝塚1なのでは。
・礼音くんは意外と目立たなかったなあ。ダンスの見せ場が無いせいかなあ。ダンシングリサイタルに期待しろと?(チケット無いよ)
・しゅんくんは結構目についた。よその子に負けてなかったなあ。
・コトコト、ダンサーカウントなのか結構見せ場があった気が。うれしい。
・となみん。やっぱり華やかだなあ。ヒロインオーラあるなあ。
・ウメちゃん。ほんっと男前。歌劇5月号のポートといい「キミは一体どこへ行く気だ」と心配になるほどカッコいい。受け止めてくれる相手役さんとめぐり会えることを切に祈る。
はじめてのTCA・私ビジョン その2(TCAスペシャル2005@宝塚大劇場)
2005年4月30日 宝塚半端ですが気にせず続き。
「I’ve Got You Under My Skin」
すみれ様。バックダンサーズはらんとむ、壮くん、まとぶ、あひ。
まとぶんがセンター付近ですみれ様と一瞬見交わしたりして、予行演習?とか思ったり。なかなか映りはいいんじゃないでしょうか。花に行ってもがんばれー。
「Anything Goes」
ワタさん。バックダンサーズはトップ+かなみちゃん以外の娘役全員。
各組選抜美女総勢10名引き連れてのダンス。TCAならでは、って感じ。うれしー。
その前のオサ様が男役侍らせてるのに対し、らしいよなあ(笑)。今のトップの中で「美女に囲まれてご満悦」な図が一番似合うんじゃないかこの人(大喜)(ファン馬鹿)。
「セ・マニフィーク」
たかこさん。
「ビギン・ザ・ビギン」
トップ勢揃いで。
第6場 コール・ポーター・メドレー
「Night and Day」
……一人ひそかに檀ちゃんミュージックサロンを思い出してました(しんみり)(そんな客あんただけだ)。
第7場 1部フィナーレ
「ショーほど素敵な商売は無い」
勢揃いのフィナーレ。
ここはコンビで並んでたかなあ(記憶が曖昧)。
もう半分。あっという間でした。
幕間に「み」さんにしぃちゃんの丸さを指摘される。や、やっぱ誰が見てもそうなのか。
第2部
第1場 オープニング
「私は妖精」(’63「タカラジェンヌに栄光あれ」より)
トップ娘役勢揃い。MCもありましたが、1部の男役のときのようにギャグも無く淡々と。
檀ちゃん、オトコマエ。ウメちゃんといい、黒髪(日本ものだから?)がより男前度を上げてます。
第2場A 宝塚世界めぐり
「世界はひとつ」(’67「世界はひとつ」より)
しぃちゃんセンターで黄色の燕尾、中堅・若手(と言うかこの後ソロや少人数口の出番がない人)男役が両サイドに白燕尾。燕尾でいいのかな?「み」さんにはラッキースターの衣装かと言われましたがわからず。
カーテン前で、オープニングと言う感じでした。当然の如くしぃちゃんピン撮り……ってそれじゃセンターの意味ないじゃん!(馬鹿)
「大上海」(’95「大上海」より)
歌うはたかこさん。
しかしここのメインは鳳稀かなめ・綺華れいの女装かと。
紅いチャイナドレス、膝下丈と若干短め。黒髪ボブの鬘。
特にゆかりちゃんの色気と言うか毒がすげー、鼻血モノ(よしなさい)。かなめくんは割と普通にキレイ。
何故かたかちゃんとあまり絡まず照明の暗めなところで二人踊っているんですが、それがまた妖しさ倍増。あーすごかった。堪能。
「花白蘭」(’91「紫禁城の落日」より)
下手からとも、れおん、みわっち、まっつと並ぶと大大小小。すごい。
「白い蓮の花」(’03「テンプテーション−誘惑」より)
あすかとなみ。白いアオザイで。きれー、かわいー。
この二人のニコイチは1部でもあったけど、ほんっと最高でした。同じような背格好のタイプの違う美少女二人、上手いし華やかだしねぇ。
「花の小舟」(’59「ダル・レークの恋」より)
ゆみこ氏。
「この世は一陣の風」(’87「サマルカンドの赤いばら」より)
タニちゃん。
「LOVE−バロック千一夜」(’95「バロック千一夜」より)
檀ちゃん。
この辺から次から次へと歌い継ぐスターさんたちをぽかーんと口あけて眺めてる状態。豪華だ。
あ、赤金被り物つきのとんでもねー豪華お衣装を余裕で着こなす檀ちゃんはステキでした。ゆみこ・タニと王子様チックな二人を従えて、女王様だわ。
「エーゲ海に想いを」(’82「エーゲ海のブルース」より)
かしげ氏。
「春のハンガリヤ」(’68「ラプソディ」より)
ふーちゃん+ダンサーズは園加、緒月、十輝、七帆。この面子だとついついそのか氏の眼力に目が行く。一番小さいのに(笑)。
「風光る草原」(’98「黒い瞳」より)
まとぶん。いやーかっこいーよねー(ウチの子目線)。
「嵐が丘」(’69「嵐が丘」より)
すみれ様。バックで踊る白いドレスのまーちゃん、オルゴール人形のような愛らしさ。
「白い花がほほえむ」(’75「ラ・ムール・ア・パリ」より)
まーちゃん+コトコト、しなちゃん。ミニマムにラブリー。
「夢の果てに」(’00「夢と孤独の果てに〜ルードヴィヒ?世」より)
水くん。
「熱い想いのヴェネチア」(’91「ヴェネチアの紋章」より)
上手から、壮、蘭寿、涼、遼河。82期揃い踏み。
壮くんは「シレッ」と言う感じ。客席アピールはしてるんたけど、ローテンションと言うか低体温と言うか、不思議だ。
らんとむ氏は笑顔笑顔なんだけど……何と言うか「ニカッ」と言う感じ?
そうか。今まで言葉にならなかったらんとむ氏への微妙な印象は、顔が濃すぎて二枚目から微妙に逸脱してるからだ。今風の二枚目では無いと言うか、白い歯キラリのレトロな感じで。他の組の人、と言うか見慣れたすずみんやしぃちゃんと並べてはじめて気づいたよ(一人で納得)。スーツ姿で現れるとスーダラ節が聞えてきそう(言い過ぎ)。だからいっそ笑顔でない方が二枚目に見えたりしてな。ギュンターとか。いや少数派意見なのはわかってますが。
その隣のすずみんは「私はタカラヅカスタァ☆」といつものとおりの客席サービス。いや「スターが集うTCA」ご出演中と言うことでいつもより楽しそうだ。
三者三様のアピールが楽しいです。ここにさららんもいたら!と思うと残念でなりません。(あひくんはふつーすぎてコメント無)
しかしすずみん……顔の派手さでは壮、らんとむが、スタイルと言うか身長ではあひくんが目立つはずなのに、さわやかにキザりまくりって全然負けてないわー。ステキだわー(これも贔屓目?)。
「バレンシアの熱い花」(’76「バレンシアの熱い花」より)
樹里ちゃん。バックダンサーはいずるん、ウメちゃん。ウメちゃん相変わらず男前。うっとり、
「珈琲カルナバル」(’92「珈琲カルナバル」より)
とうこさん。
「パラダイス・トロピカーナ」(’90「パラダイス・トロピカーナ」より)
コムちゃん+ダンサーズは華城、桜乃、美羽、和音。
「エスカイヤ・ガールズ」(’65「エスカイヤ・ガールズ」より)
お花様+ダンサーズは華形、望月、麻尋、和。しゅんくんやっぱスタイルいいなあ。そして和くんの顔はやっぱり好み。
「On THE 5th」(’02「On THE 5th−ヴィレツヂからハーレムまで)
ワタさん登場! シルバーグレーのタキシードと黒と金のベスト、似合うー!!(ファン馬鹿)。白い衣装の中堅若手を引き連れてかっこいー! やっぱりトップさんだなあ。うっとり(ファン馬鹿)。
「小さな花がひらいた」(’71「ちいさな花がひらいた」より)
かなみちゃんセンター。癒しの歌声。バックは引き続き中堅若手の皆様。
「もう涙とはおさらばさ」(’71「ちいさな花がひらいた」より)
そして水くんに歌い継ぎ。この期に及んで水かなファンにサービス?
これで一区切りと言うことで全員銀橋を渡ってはけていく。男役と娘役手をつないでいるのだけど、つないだ手をやたらぶんぶん振っている娘役がいる、と思ったら、ウメちゃんでした。
最後に水くんセンターに5人くらいの男役が下手端でポーズ。しぃ、まとぶ水、ゆみこ、あと誰だっけ? ソロがあった人、という人選だと思うんだけど、手前のしぃ・まとぶ見るのに夢中で憶えてません。真っ白なお衣装で素敵。
まだまだ続く。次で終るかなあ。
「I’ve Got You Under My Skin」
すみれ様。バックダンサーズはらんとむ、壮くん、まとぶ、あひ。
まとぶんがセンター付近ですみれ様と一瞬見交わしたりして、予行演習?とか思ったり。なかなか映りはいいんじゃないでしょうか。花に行ってもがんばれー。
「Anything Goes」
ワタさん。バックダンサーズはトップ+かなみちゃん以外の娘役全員。
各組選抜美女総勢10名引き連れてのダンス。TCAならでは、って感じ。うれしー。
その前のオサ様が男役侍らせてるのに対し、らしいよなあ(笑)。今のトップの中で「美女に囲まれてご満悦」な図が一番似合うんじゃないかこの人(大喜)(ファン馬鹿)。
「セ・マニフィーク」
たかこさん。
「ビギン・ザ・ビギン」
トップ勢揃いで。
第6場 コール・ポーター・メドレー
「Night and Day」
……一人ひそかに檀ちゃんミュージックサロンを思い出してました(しんみり)(そんな客あんただけだ)。
第7場 1部フィナーレ
「ショーほど素敵な商売は無い」
勢揃いのフィナーレ。
ここはコンビで並んでたかなあ(記憶が曖昧)。
もう半分。あっという間でした。
幕間に「み」さんにしぃちゃんの丸さを指摘される。や、やっぱ誰が見てもそうなのか。
第2部
第1場 オープニング
「私は妖精」(’63「タカラジェンヌに栄光あれ」より)
トップ娘役勢揃い。MCもありましたが、1部の男役のときのようにギャグも無く淡々と。
檀ちゃん、オトコマエ。ウメちゃんといい、黒髪(日本ものだから?)がより男前度を上げてます。
第2場A 宝塚世界めぐり
「世界はひとつ」(’67「世界はひとつ」より)
しぃちゃんセンターで黄色の燕尾、中堅・若手(と言うかこの後ソロや少人数口の出番がない人)男役が両サイドに白燕尾。燕尾でいいのかな?「み」さんにはラッキースターの衣装かと言われましたがわからず。
カーテン前で、オープニングと言う感じでした。当然の如くしぃちゃんピン撮り……ってそれじゃセンターの意味ないじゃん!(馬鹿)
「大上海」(’95「大上海」より)
歌うはたかこさん。
しかしここのメインは鳳稀かなめ・綺華れいの女装かと。
紅いチャイナドレス、膝下丈と若干短め。黒髪ボブの鬘。
特にゆかりちゃんの色気と言うか毒がすげー、鼻血モノ(よしなさい)。かなめくんは割と普通にキレイ。
何故かたかちゃんとあまり絡まず照明の暗めなところで二人踊っているんですが、それがまた妖しさ倍増。あーすごかった。堪能。
「花白蘭」(’91「紫禁城の落日」より)
下手からとも、れおん、みわっち、まっつと並ぶと大大小小。すごい。
「白い蓮の花」(’03「テンプテーション−誘惑」より)
あすかとなみ。白いアオザイで。きれー、かわいー。
この二人のニコイチは1部でもあったけど、ほんっと最高でした。同じような背格好のタイプの違う美少女二人、上手いし華やかだしねぇ。
「花の小舟」(’59「ダル・レークの恋」より)
ゆみこ氏。
「この世は一陣の風」(’87「サマルカンドの赤いばら」より)
タニちゃん。
「LOVE−バロック千一夜」(’95「バロック千一夜」より)
檀ちゃん。
この辺から次から次へと歌い継ぐスターさんたちをぽかーんと口あけて眺めてる状態。豪華だ。
あ、赤金被り物つきのとんでもねー豪華お衣装を余裕で着こなす檀ちゃんはステキでした。ゆみこ・タニと王子様チックな二人を従えて、女王様だわ。
「エーゲ海に想いを」(’82「エーゲ海のブルース」より)
かしげ氏。
「春のハンガリヤ」(’68「ラプソディ」より)
ふーちゃん+ダンサーズは園加、緒月、十輝、七帆。この面子だとついついそのか氏の眼力に目が行く。一番小さいのに(笑)。
「風光る草原」(’98「黒い瞳」より)
まとぶん。いやーかっこいーよねー(ウチの子目線)。
「嵐が丘」(’69「嵐が丘」より)
すみれ様。バックで踊る白いドレスのまーちゃん、オルゴール人形のような愛らしさ。
「白い花がほほえむ」(’75「ラ・ムール・ア・パリ」より)
まーちゃん+コトコト、しなちゃん。ミニマムにラブリー。
「夢の果てに」(’00「夢と孤独の果てに〜ルードヴィヒ?世」より)
水くん。
「熱い想いのヴェネチア」(’91「ヴェネチアの紋章」より)
上手から、壮、蘭寿、涼、遼河。82期揃い踏み。
壮くんは「シレッ」と言う感じ。客席アピールはしてるんたけど、ローテンションと言うか低体温と言うか、不思議だ。
らんとむ氏は笑顔笑顔なんだけど……何と言うか「ニカッ」と言う感じ?
そうか。今まで言葉にならなかったらんとむ氏への微妙な印象は、顔が濃すぎて二枚目から微妙に逸脱してるからだ。今風の二枚目では無いと言うか、白い歯キラリのレトロな感じで。他の組の人、と言うか見慣れたすずみんやしぃちゃんと並べてはじめて気づいたよ(一人で納得)。スーツ姿で現れるとスーダラ節が聞えてきそう(言い過ぎ)。だからいっそ笑顔でない方が二枚目に見えたりしてな。ギュンターとか。いや少数派意見なのはわかってますが。
その隣のすずみんは「私はタカラヅカスタァ☆」といつものとおりの客席サービス。いや「スターが集うTCA」ご出演中と言うことでいつもより楽しそうだ。
三者三様のアピールが楽しいです。ここにさららんもいたら!と思うと残念でなりません。(あひくんはふつーすぎてコメント無)
しかしすずみん……顔の派手さでは壮、らんとむが、スタイルと言うか身長ではあひくんが目立つはずなのに、さわやかにキザりまくりって全然負けてないわー。ステキだわー(これも贔屓目?)。
「バレンシアの熱い花」(’76「バレンシアの熱い花」より)
樹里ちゃん。バックダンサーはいずるん、ウメちゃん。ウメちゃん相変わらず男前。うっとり、
「珈琲カルナバル」(’92「珈琲カルナバル」より)
とうこさん。
「パラダイス・トロピカーナ」(’90「パラダイス・トロピカーナ」より)
コムちゃん+ダンサーズは華城、桜乃、美羽、和音。
「エスカイヤ・ガールズ」(’65「エスカイヤ・ガールズ」より)
お花様+ダンサーズは華形、望月、麻尋、和。しゅんくんやっぱスタイルいいなあ。そして和くんの顔はやっぱり好み。
「On THE 5th」(’02「On THE 5th−ヴィレツヂからハーレムまで)
ワタさん登場! シルバーグレーのタキシードと黒と金のベスト、似合うー!!(ファン馬鹿)。白い衣装の中堅若手を引き連れてかっこいー! やっぱりトップさんだなあ。うっとり(ファン馬鹿)。
「小さな花がひらいた」(’71「ちいさな花がひらいた」より)
かなみちゃんセンター。癒しの歌声。バックは引き続き中堅若手の皆様。
「もう涙とはおさらばさ」(’71「ちいさな花がひらいた」より)
そして水くんに歌い継ぎ。この期に及んで水かなファンにサービス?
これで一区切りと言うことで全員銀橋を渡ってはけていく。男役と娘役手をつないでいるのだけど、つないだ手をやたらぶんぶん振っている娘役がいる、と思ったら、ウメちゃんでした。
最後に水くんセンターに5人くらいの男役が下手端でポーズ。しぃ、まとぶ水、ゆみこ、あと誰だっけ? ソロがあった人、という人選だと思うんだけど、手前のしぃ・まとぶ見るのに夢中で憶えてません。真っ白なお衣装で素敵。
まだまだ続く。次で終るかなあ。
はじめてのTCA・私ビジョン その1(TCAスペシャル2005@宝塚大劇場)
2005年4月30日 宝塚TCAスペシャル15:30の回を見てまいりました。
私にとって初めてのTCA。去年はこんなイベントのチケットは手に入らないもんだとはじめから諦めていました。でも今年はドリーさんに譲っていただいたおかげで1FA席に潜り込みましたよ! ありがとうドリーさん!(東京に向かって最敬礼)
1回しか見られないので事前にプログラムを熟読し、気合を入れて臨む奴。(複数回見るときは予備知識を避けるんだけどね)
と言う訳で、すっかり浮かれたあっという間の約2時間。せっかくの記念にプログラム見ながら思い出しながらだらだら参ります。記述の多寡は記憶の多寡。
・第一場 オープニング
「Another Opening Another Show」
トップスター以外の出演者勢揃い。
うひゃー豪華、目が泳ぐー、と思いつつオペラで「ウチの子たちはどこかな?」と探す星担(馬鹿)。
下手側に真飛、涼が並んでいるのを発見。2階席に目線を送るすずみんを捕獲。相変わらずのマメさが素敵(はぁと)。
ここにいないということは、と上手を見るとしぃちゃん発見。つーか、後ろの背の高い人は誰だー。宙組の誰かだろうけど、おかげでしぃちゃんが小さく見える。あ、ありえないよそれ、とちょっと目眩。
それに…しぃちゃん太った? 何か、頬がぱんぱんっつーか…お休みが長すぎたんだな、きっと。
まあそんなことはおいといて久しぶりのきらきら笑顔をピン撮り。おかげで他の人は全然見てません(馬鹿)。
ちなみに隣がらんとむ氏でこちらも笑顔な訳ですが、この二人の笑顔のテイストの違いをどう表現したらいいかしばし悩む(悩むな)。
「S’Wonderful」
花組さん勢揃い。園加氏はやはり目力があって吸い寄せられる。
「ハロー・ドーリー」
雪組さん勢揃い。貴城・水の並びは豪華……だけど違和感。でも豪華。
「魅惑の宵」
星組さん勢揃い。
うっわー、ワタさんかっこいー!(ファン馬鹿)
ワタ檀さいこー! とうこさん男役ステキー!
うめちゃん、そのオトコマエな黒髪っつーか髪型は一体。ファントムの従者@珠洲春樹みたいな前髪(また訳のわからない比喩を)
しぃちゃんまとぶすずみんゆかりれおんしゅんことこととなみ……と確認しているうちにあっという間に星組さんコーナー終了(呆然)。
「I Got Rhythm」
宙組さん勢揃い。あれ、かなみちゃんもいる?
タニちゃん、そのド金髪オールバックは何事。そりゃ小顔なのは殊更に際立つけど、何も強調せんでもいいのに。全ツではアレン役だし髪の色はもうちょっと落ち着かせた方がよくはないか?
「A Pretty Girl is Like a Melody」
トップ&トップ娘役。とりあえず相手役同士は並べようよー。
・第2場
「You Are The Tops」
この辺でぬるいMCが入ったような(笑)。
並びは下手から、朝海湖月轟和央春野。トップ4人+トド様が真ん中から学年順に並ぶと、やっぱりM字型になるなあ。
曲は何やらトップお互い賛歌でした。
・第3場 ラテン
「ラテンメドレー」
樹里、安蘭、貴城の実力的に安定感ある三人。樹里さんは陽気でパワフル、とうこさんはクサく熱く、かしげちゃんは端正な歌唱で、同じ上手いと言っても三者三様で楽しいかと。
絡むのは天勢、琴、陽月。踊れる娘役をそろえました、って感じ? デュエットダンスは樹里−陽月、安蘭−天勢、貴城−琴でした。じゅりうめはイイ感じでした。あすかちゃんといい、じゅりさんにはカラッとした娘役が似合うと言うかそういう娘を受け止められると言うか。うめちゃんのダンスは相変わらずキレ良く男前(うっとり)。コトコトのダンスも大好きー、かしげちゃんと組んでくれて(私の)好きな二人で嬉しいなあ。とうこいずるんはややしっとり系?
・第4場 オペレッタ・メドレー
プログラムを見て一番期待に興奮したのがこの第4場。好きな曲ばっかりだよ。願わくはチャルダッシュは檀ちゃんがよかったなあ、と思ったけど、見てみて納得。
「序曲」(「こうもり」より)
こうもりの序曲の最初のところが流れて、ヅカ特有のメルヘンチックな軍服に身を包んだ若手男役がずらり。眼福眼福。水、彩吹、大和は薄紫で、あとの若手くんたちは白でした。これって『レビュー伝説』の衣装?
「花売り娘」(「ヴェロニック」より)
花總様。ファントムのクリスティーヌ楽譜売りを髣髴とさせる感じ。
「乾杯の歌」(「椿姫」より)
ふーちゃんと樹里さん。銀橋わたってたかな。ふーちゃんに椿姫?と思ったけれど、日本語歌詞は全然原曲の内容と違ってました。素直に楽しげ。そうかなるほど。
「インディアン・ラヴ・コール」
安蘭、彩吹、彩野。やっぱ安定感。
「ウィーン気質」(「ウィーン気質」より)
とうこさん。安定感だけでなくクサみたっぷりで好きだ。とうこさんのオペレッタメドレーとか聴いてみたいなあ。レトロな古きよき時代な感じがはまりそうだなあ。つーかオペレッタの主役やってくんないかしら。
「チャルダッシュ」(「こうもり」より)
まーちゃん。原曲後半のアップテンポになるあたりからを、可愛い感じの歌詞で。かーわいー(まーちゃん好き)。
「チャルダッシュ」は原曲の歌詞とニュアンス(けれんみたっぷりのマダム)なら檀ちゃんで聞きたいと思っていたけれど、これならこれでいいやー、納得。
水くんタニちゃんがバックダンサー?で、見慣れた並び。
「フィナーレ」(「メリー・ウィドウ」より)〜「フィナーレ」(「こうもり」より)
メリー・ウィドウ・ワルツが、一瞬流れる。
真打・檀れい様登場。「シャンパンの歌」のメロディで、歌詞の内容は元気な女の子。もしもあなたと出会っていなかったら私はどうなっていたかしら、出会った恋に突っ走るだけ、みたいな歌。突っ走れ、ってとこに、オギーの檀ちゃんへのメッセージを感じました。そんな檀ちゃんを見守るは星組の仲間とうこ氏と、同期かしげ氏。
「ウィーン わが夢の街」
再びじゅりとうこかしげの3人。スタンダードな歌を心ゆくまで。
そしてあすか・となみが歌い継ぐ。お姫さまふたり。
いい、このコンビいい!! キレイで可愛くてキュートで上手い!! 気がつくとすげー気合入れてオペラでがっついてました(笑)。
第5場 コール・ポーター・メドレー
「Too Darm Hot」
トップ男役4人が銀橋でややガラ悪く、思い思いにキザりまくって熱唱。いやーん楽しいー。
と言いつつ殆どワタさんから目が放せなかったんですけどね(ファン馬鹿)。
「So in Love」
しっとりとコム氏ソロ。バックで各組男役&娘役が黒タキ&黒ドレスでデュエットダンス。
すいません踊るしぃちゃんをピン撮りしていたので他全然見てません。娘役ちゃんに向ける笑顔がいいなあ。とろけそうに優しげでうっとりだなあ(ファン馬鹿)。そう言や「タカラヅカの立樹さん」を見るのは久しぶりだよなあ。
つーか、今見てるものをサトリちゃんに見せてあげたいと心底思いました。
あ、それなのに組んでいる娘役ちゃんが誰だかわからなかった! 他組娘役には疎い私(特に宙。雪もいまいちわからず)。どなたかわかったら教えてください。
その2に続く。
私にとって初めてのTCA。去年はこんなイベントのチケットは手に入らないもんだとはじめから諦めていました。でも今年はドリーさんに譲っていただいたおかげで1FA席に潜り込みましたよ! ありがとうドリーさん!(東京に向かって最敬礼)
1回しか見られないので事前にプログラムを熟読し、気合を入れて臨む奴。(複数回見るときは予備知識を避けるんだけどね)
と言う訳で、すっかり浮かれたあっという間の約2時間。せっかくの記念にプログラム見ながら思い出しながらだらだら参ります。記述の多寡は記憶の多寡。
・第一場 オープニング
「Another Opening Another Show」
トップスター以外の出演者勢揃い。
うひゃー豪華、目が泳ぐー、と思いつつオペラで「ウチの子たちはどこかな?」と探す星担(馬鹿)。
下手側に真飛、涼が並んでいるのを発見。2階席に目線を送るすずみんを捕獲。相変わらずのマメさが素敵(はぁと)。
ここにいないということは、と上手を見るとしぃちゃん発見。つーか、後ろの背の高い人は誰だー。宙組の誰かだろうけど、おかげでしぃちゃんが小さく見える。あ、ありえないよそれ、とちょっと目眩。
それに…しぃちゃん太った? 何か、頬がぱんぱんっつーか…お休みが長すぎたんだな、きっと。
まあそんなことはおいといて久しぶりのきらきら笑顔をピン撮り。おかげで他の人は全然見てません(馬鹿)。
ちなみに隣がらんとむ氏でこちらも笑顔な訳ですが、この二人の笑顔のテイストの違いをどう表現したらいいかしばし悩む(悩むな)。
「S’Wonderful」
花組さん勢揃い。園加氏はやはり目力があって吸い寄せられる。
「ハロー・ドーリー」
雪組さん勢揃い。貴城・水の並びは豪華……だけど違和感。でも豪華。
「魅惑の宵」
星組さん勢揃い。
うっわー、ワタさんかっこいー!(ファン馬鹿)
ワタ檀さいこー! とうこさん男役ステキー!
うめちゃん、そのオトコマエな黒髪っつーか髪型は一体。ファントムの従者@珠洲春樹みたいな前髪(また訳のわからない比喩を)
しぃちゃんまとぶすずみんゆかりれおんしゅんことこととなみ……と確認しているうちにあっという間に星組さんコーナー終了(呆然)。
「I Got Rhythm」
宙組さん勢揃い。あれ、かなみちゃんもいる?
タニちゃん、そのド金髪オールバックは何事。そりゃ小顔なのは殊更に際立つけど、何も強調せんでもいいのに。全ツではアレン役だし髪の色はもうちょっと落ち着かせた方がよくはないか?
「A Pretty Girl is Like a Melody」
トップ&トップ娘役。とりあえず相手役同士は並べようよー。
・第2場
「You Are The Tops」
この辺でぬるいMCが入ったような(笑)。
並びは下手から、朝海湖月轟和央春野。トップ4人+トド様が真ん中から学年順に並ぶと、やっぱりM字型になるなあ。
曲は何やらトップお互い賛歌でした。
・第3場 ラテン
「ラテンメドレー」
樹里、安蘭、貴城の実力的に安定感ある三人。樹里さんは陽気でパワフル、とうこさんはクサく熱く、かしげちゃんは端正な歌唱で、同じ上手いと言っても三者三様で楽しいかと。
絡むのは天勢、琴、陽月。踊れる娘役をそろえました、って感じ? デュエットダンスは樹里−陽月、安蘭−天勢、貴城−琴でした。じゅりうめはイイ感じでした。あすかちゃんといい、じゅりさんにはカラッとした娘役が似合うと言うかそういう娘を受け止められると言うか。うめちゃんのダンスは相変わらずキレ良く男前(うっとり)。コトコトのダンスも大好きー、かしげちゃんと組んでくれて(私の)好きな二人で嬉しいなあ。とうこいずるんはややしっとり系?
・第4場 オペレッタ・メドレー
プログラムを見て一番期待に興奮したのがこの第4場。好きな曲ばっかりだよ。願わくはチャルダッシュは檀ちゃんがよかったなあ、と思ったけど、見てみて納得。
「序曲」(「こうもり」より)
こうもりの序曲の最初のところが流れて、ヅカ特有のメルヘンチックな軍服に身を包んだ若手男役がずらり。眼福眼福。水、彩吹、大和は薄紫で、あとの若手くんたちは白でした。これって『レビュー伝説』の衣装?
「花売り娘」(「ヴェロニック」より)
花總様。ファントムのクリスティーヌ楽譜売りを髣髴とさせる感じ。
「乾杯の歌」(「椿姫」より)
ふーちゃんと樹里さん。銀橋わたってたかな。ふーちゃんに椿姫?と思ったけれど、日本語歌詞は全然原曲の内容と違ってました。素直に楽しげ。そうかなるほど。
「インディアン・ラヴ・コール」
安蘭、彩吹、彩野。やっぱ安定感。
「ウィーン気質」(「ウィーン気質」より)
とうこさん。安定感だけでなくクサみたっぷりで好きだ。とうこさんのオペレッタメドレーとか聴いてみたいなあ。レトロな古きよき時代な感じがはまりそうだなあ。つーかオペレッタの主役やってくんないかしら。
「チャルダッシュ」(「こうもり」より)
まーちゃん。原曲後半のアップテンポになるあたりからを、可愛い感じの歌詞で。かーわいー(まーちゃん好き)。
「チャルダッシュ」は原曲の歌詞とニュアンス(けれんみたっぷりのマダム)なら檀ちゃんで聞きたいと思っていたけれど、これならこれでいいやー、納得。
水くんタニちゃんがバックダンサー?で、見慣れた並び。
「フィナーレ」(「メリー・ウィドウ」より)〜「フィナーレ」(「こうもり」より)
メリー・ウィドウ・ワルツが、一瞬流れる。
真打・檀れい様登場。「シャンパンの歌」のメロディで、歌詞の内容は元気な女の子。もしもあなたと出会っていなかったら私はどうなっていたかしら、出会った恋に突っ走るだけ、みたいな歌。突っ走れ、ってとこに、オギーの檀ちゃんへのメッセージを感じました。そんな檀ちゃんを見守るは星組の仲間とうこ氏と、同期かしげ氏。
「ウィーン わが夢の街」
再びじゅりとうこかしげの3人。スタンダードな歌を心ゆくまで。
そしてあすか・となみが歌い継ぐ。お姫さまふたり。
いい、このコンビいい!! キレイで可愛くてキュートで上手い!! 気がつくとすげー気合入れてオペラでがっついてました(笑)。
第5場 コール・ポーター・メドレー
「Too Darm Hot」
トップ男役4人が銀橋でややガラ悪く、思い思いにキザりまくって熱唱。いやーん楽しいー。
と言いつつ殆どワタさんから目が放せなかったんですけどね(ファン馬鹿)。
「So in Love」
しっとりとコム氏ソロ。バックで各組男役&娘役が黒タキ&黒ドレスでデュエットダンス。
すいません踊るしぃちゃんをピン撮りしていたので他全然見てません。娘役ちゃんに向ける笑顔がいいなあ。とろけそうに優しげでうっとりだなあ(ファン馬鹿)。そう言や「タカラヅカの立樹さん」を見るのは久しぶりだよなあ。
つーか、今見てるものをサトリちゃんに見せてあげたいと心底思いました。
あ、それなのに組んでいる娘役ちゃんが誰だかわからなかった! 他組娘役には疎い私(特に宙。雪もいまいちわからず)。どなたかわかったら教えてください。
その2に続く。
にっこり笑って彼女は言った(『エンター・ザ・レビュー』)
2005年4月29日 宝塚「ボンジュール・ムッシュー。今晩お・ヒ・マ?」
銀橋中央、大輪の赤き花・エトワール寿美礼様はにっこり微笑んでのたまわれました。ええ、恐らくは前方席のお客様に向けて。
すってきー。
まあ、その後に「今日はTCAスペシャルよ〜」と仰っていたのですけどね。そのお姿で言われると何のスペシャルやら……つーかそれ以前に今言われてもチケット無いから。
本日は紳士ゆみこ氏は手の甲にキス、紳士らんとむ氏も投げキスをとばしてました。楽しそうでよろしい。
しかし、普段はそれほどすみれ様を凝視しているわけではないのに、エトワールで登場すると必ずオペラ上げるって、どうなんだ自分。
もしかして恋?(いや、変)
以上、本日一番のインパクトでした。
芝居で思ったこともぼちぼちあるんだが、その辺はまあまた気が向いたら。
今公演マイ楽にして初めての2階席でした。オギーショーは2階席から見るのも良いですが、オギー芝居もなかなか。画面が美しいです。
あ、今日は満席で立見あり。びっくり。でも客が入って何より(芝居は大好きだしショーも悪くないと思うので、ひそかに応援していたりする)。
銀橋中央、大輪の赤き花・エトワール寿美礼様はにっこり微笑んでのたまわれました。ええ、恐らくは前方席のお客様に向けて。
すってきー。
まあ、その後に「今日はTCAスペシャルよ〜」と仰っていたのですけどね。そのお姿で言われると何のスペシャルやら……つーかそれ以前に今言われてもチケット無いから。
本日は紳士ゆみこ氏は手の甲にキス、紳士らんとむ氏も投げキスをとばしてました。楽しそうでよろしい。
しかし、普段はそれほどすみれ様を凝視しているわけではないのに、エトワールで登場すると必ずオペラ上げるって、どうなんだ自分。
もしかして恋?(いや、変)
以上、本日一番のインパクトでした。
芝居で思ったこともぼちぼちあるんだが、その辺はまあまた気が向いたら。
今公演マイ楽にして初めての2階席でした。オギーショーは2階席から見るのも良いですが、オギー芝居もなかなか。画面が美しいです。
あ、今日は満席で立見あり。びっくり。でも客が入って何より(芝居は大好きだしショーも悪くないと思うので、ひそかに応援していたりする)。