区切り
2005年1月8日「み」さんの「幸せの24時間」が完結されました。
大変楽しく読ませていただきました。あの特別な一日をゆっくりと思い出すことができて、私も幸せでした。
東京では汐美さんトークショー。こちらは緑野さんドリーさんサトリちゃんが報告してくれるに違いない。
そろそろ、区切りがつきつつあるのかな、と思う。
トークショーは入場困難だったりでファンの飢餓感を煽って、かえって区切りどころではなくなってしまったのかもしれないけど。
私はそれらとは無関係に昼間は法隆寺と中宮寺へ。弥勒菩薩半跏像を拝みながら、平安とか赦しとかいう言葉について漠然と考えたりしておりました。
で、その後、予告どおり[HOME]に日記のヅカ分のインデックスを作成。まだ昨年後半分だけですが。単純に並べたらだらだら長いんでそのうち構成変えるかも。
リンクチェックしながら思う。やっぱり星組公演中はおかしかった。気が変な人だこれ。
と思って嫌になって途中でチェックを止めてしまいましたよ(いやただ単に面倒になっただけと言う説も)。
冬休み企画は削除してませんが、奥に移しました。
まあ、これも一種の区切りと言うことで。
ところで。
今月の『歌劇』読みました。
ふありちゃんの文体がおもしろいんですけど。
大変楽しく読ませていただきました。あの特別な一日をゆっくりと思い出すことができて、私も幸せでした。
東京では汐美さんトークショー。こちらは緑野さんドリーさんサトリちゃんが報告してくれるに違いない。
そろそろ、区切りがつきつつあるのかな、と思う。
トークショーは入場困難だったりでファンの飢餓感を煽って、かえって区切りどころではなくなってしまったのかもしれないけど。
私はそれらとは無関係に昼間は法隆寺と中宮寺へ。弥勒菩薩半跏像を拝みながら、平安とか赦しとかいう言葉について漠然と考えたりしておりました。
で、その後、予告どおり[HOME]に日記のヅカ分のインデックスを作成。まだ昨年後半分だけですが。単純に並べたらだらだら長いんでそのうち構成変えるかも。
リンクチェックしながら思う。やっぱり星組公演中はおかしかった。気が変な人だこれ。
と思って嫌になって途中でチェックを止めてしまいましたよ(いやただ単に面倒になっただけと言う説も)。
冬休み企画は削除してませんが、奥に移しました。
まあ、これも一種の区切りと言うことで。
ところで。
今月の『歌劇』読みました。
ふありちゃんの文体がおもしろいんですけど。
ドルチェ・ヴィータ(檀れい様退団発表)
2005年1月6日 宝塚「愛してる。ずっと愛してるわ」
ドルチェ・ヴィータの最後のささやき。
あのときにはもう、決まっていたんだろうか。
世界で唯一の存在、永遠の美女。
ワタ檀に対しては添い遂げて欲しいドリームを抱いていたので、喪失感というか寂しさはあります。
が、それよりも「もう見納めなら見とかなきゃー!!」と言う気持ちの方が強いのは何故だろう。(また通うんですか!)
最後の作品は轟様降臨ですか。
トド様とワタさんの間で、よろめいて、惑わせて、いい男二人を翻弄して二人ともかしずかせてしまえ。(でも最後はワタさんの腕の中、だといいなと思う私は所詮ファン)
その美しさも潔い男前さも、全て魅せてくれますように。
……とりあえず『王家』のチケット真面目に確保しないと。
と言いつつ。脇目でまとぶんディナーショーのコーラスメンバー豪華だなあ、とか思っていた私(笑)。
更に追記。このタイミングでこの発表と言うことは、ワタさんはまだ居てくれるんだな、と少し安堵する私。
***
1/8追記。
公式ページの退団記者会見の写真、お綺麗でした。
「ミュージック・サロン」やるんだ。トップコンビのディナーショーをちょっぴり期待していたけれど、やっぱダメか。でも行かなきゃね。(年度末だぞ……)
ドルチェ・ヴィータの最後のささやき。
あのときにはもう、決まっていたんだろうか。
世界で唯一の存在、永遠の美女。
ワタ檀に対しては添い遂げて欲しいドリームを抱いていたので、喪失感というか寂しさはあります。
が、それよりも「もう見納めなら見とかなきゃー!!」と言う気持ちの方が強いのは何故だろう。(また通うんですか!)
最後の作品は轟様降臨ですか。
トド様とワタさんの間で、よろめいて、惑わせて、いい男二人を翻弄して二人ともかしずかせてしまえ。(でも最後はワタさんの腕の中、だといいなと思う私は所詮ファン)
その美しさも潔い男前さも、全て魅せてくれますように。
……とりあえず『王家』のチケット真面目に確保しないと。
と言いつつ。脇目でまとぶんディナーショーのコーラスメンバー豪華だなあ、とか思っていた私(笑)。
更に追記。このタイミングでこの発表と言うことは、ワタさんはまだ居てくれるんだな、と少し安堵する私。
***
1/8追記。
公式ページの退団記者会見の写真、お綺麗でした。
「ミュージック・サロン」やるんだ。トップコンビのディナーショーをちょっぴり期待していたけれど、やっぱダメか。でも行かなきゃね。(年度末だぞ……)
ニーズでもニッチでも類友でもお仲間万歳(笑)
2005年1月5日緑野さんに宣伝していただいて1日。
色々ありますが、これだけは書かねばなりますまい。
ケロしいショートストーリーいただきましたー!!
セーラーKとセーラーCの、激甘かつビタースゥイートなお話ですよ!
胃がでんぐり返りそうになりながら読ませていただきました(褒め言葉です!)。
言ってみるもんだなあ。いや募集したのは緑野さんですが。
勿論、緑野さんとサトリちゃんに回覧しましたさ。
自分たち以外の人が書いたケロしいが読めるとは思ってませんでしたから。
書いてくださった方はワタさんファン(握手!)だそうですが、セーラーの二人が気になって仕方がなかったそうです。
やはりあの場面には人の心を動かす何かがあるんですよ。ふふふふ。もう少数派なんて言わせませんよ(いや言われるって)。
そして何より、まずケロしいを引き寄せてしまった師匠、さすがだ。(そこで振るか!←いやだって募集したの緑野さんだし)
***
さて。
1/5一日で、それまで6日間とほぼ同数のアクセスがありました。
やはり宣伝ってすごい。
一番アクセスが多いのはやはり『遠い国の絵本』ですが、実は最初は『悟桐雨』が伸びてました。
「ワタさんと、かのちかちゃん!! しかもなさってますがな」というあおり文句(?)が効いたのだと思われ。そうか、ホモじゃなくてもエロならいいのか、と目ウロコでした(そーゆー問題か?)。
期待して覗いた方には、大変申し訳なく思ってますが。だって本当に何も書いてないんだもん。あれにエロスを感じるのは、想像力で補える(補ってしまう)人だけだよなー。
(更に私はエロスよりも呪いのような話だと思っているのだが、ま、いいや別に)
色々ありますが、これだけは書かねばなりますまい。
ケロしいショートストーリーいただきましたー!!
セーラーKとセーラーCの、激甘かつビタースゥイートなお話ですよ!
胃がでんぐり返りそうになりながら読ませていただきました(褒め言葉です!)。
言ってみるもんだなあ。いや募集したのは緑野さんですが。
勿論、緑野さんとサトリちゃんに回覧しましたさ。
自分たち以外の人が書いたケロしいが読めるとは思ってませんでしたから。
書いてくださった方はワタさんファン(握手!)だそうですが、セーラーの二人が気になって仕方がなかったそうです。
やはりあの場面には人の心を動かす何かがあるんですよ。ふふふふ。もう少数派なんて言わせませんよ(いや言われるって)。
そして何より、まずケロしいを引き寄せてしまった師匠、さすがだ。(そこで振るか!←いやだって募集したの緑野さんだし)
***
さて。
1/5一日で、それまで6日間とほぼ同数のアクセスがありました。
やはり宣伝ってすごい。
一番アクセスが多いのはやはり『遠い国の絵本』ですが、実は最初は『悟桐雨』が伸びてました。
「ワタさんと、かのちかちゃん!! しかもなさってますがな」というあおり文句(?)が効いたのだと思われ。そうか、ホモじゃなくてもエロならいいのか、と目ウロコでした(そーゆー問題か?)。
期待して覗いた方には、大変申し訳なく思ってますが。だって本当に何も書いてないんだもん。あれにエロスを感じるのは、想像力で補える(補ってしまう)人だけだよなー。
(更に私はエロスよりも呪いのような話だと思っているのだが、ま、いいや別に)
冬休み自由研究結果
2005年1月4日冬休み企画の反応は具体的にどうだったんですか、という質問をいただきました。
しょぼい結果で何ですが、自分の覚えのためにも記録しておきます。
12/30〜1/3の訪問者は延べ85名でした。
ページビューは、トップ以外で一番多かったのが『遠い国の絵本』で、35アクセス。これはやっぱり、ドルチェヴィータネタだからかと。
後は『悟桐雨』と『水平線』が19ずつ。
『国忠伝』は13〜17アクセスでした(ページによって違う)。ってことは、全編読んでくれた人は延べ13人ってことですね。
ま、まあ、所詮長安ネタだしな(^^;。長いのも問題だよな、しかも私なんかの文章だし。……つまりニーズが無いと。
ちなみに、知人以外で感想をくれた方は3名でした。多謝。
まあ、これが実態だとすると納得です。日記と比べるから少なく感じるんで、そうでなければむしろ多いくらいです。絵ならともかく、素人のテキスト読む人は少ないと思う。物好きな(失礼!)お客さんありがとう。
日記のカウンタはやたらと回ってますが、ここまで読む人(インデックスを覗いてみるだけの人も含めて)はその程度なんだな、と思ったら気が楽になりました。検索ロボットのアクセスもカウントされてるのではないかと。
じゃ何書いても大丈夫だろう(調子に乗り過ぎないように!)。
今日見たら若干増えてますな。やはり4日以降は客層が違うのかも。
***
これだけ書いて終るのも寂しいので、日頃考えている小ネタを。
【私の考える太陽キャラグラデーション】
未来優希 − 湖月わたる − 立樹遥 − 大和悠河
(ただ単にあんたの好きなラインナップだろ、というつっこみはさておき)
左に行くほど温度高、明度(輝度)低。
右に行くほど明度(輝度)高、温度低。
で、バランス的にも、温度と明度の絶対値的にも、一番太陽と呼ぶにふさわしいのがワタさんだと思ってる訳です。だから位置的にはゲージのど真ん中。上図(図じゃないけど)は4人なんで真ん中に置けてませんが。
いや別にそれだけなんですけどね(笑)。私の目に世界はこう映っていると言う事で。
他に誰がいるかなあ。ちょっと思いつかないんですが。
ちなみに若い子(新公学年くらいまで)は太陽キャラ認定してません。子供が明るいのは当たり前(笑)。
***
1/5追記。
うぎゃ。緑野さんに宣伝されてる。
私が楊国忠テキストの人気のなさをぼやいたからですか?
ありがたい……ありがたいけど、緑野さんファンが覗きに来て呆れて帰られるのもなぁ……(小心者、と言うかヘタレ)。でもこれでアクセス変動があれば緑野師匠の影響力が如実に分かって、実験として面白いかもしれん。
つー訳でちょっとレス。
『遠い国の絵本』は、緑野さんに捧げております。宿題と称して最初に読んでいただきました。
邦題、と言うか最初から正式タイトルは日本語のつもりで一行目に書いたと思ったんですが、わかりにくかったですか。伊語タイトルは私の乏しい語学力ではあれが精一杯。「絵本」って単語が見つからないので(子供向けの本、とか絵のついた本、とか回りくどくなる)、直訳すると「外国語の本」ですな(笑)。
『楊国忠物語』は、サトリちゃんのもの。ヒロインは「はいじゅう」と読みます。別に読めなくてもいいじゃん?と無責任に思ってました(笑)。原作から名前だけ拝借して、後は完全オリジナル。中国史にも無知なので、本当にイメージで書いてます。
ヒロインがオリジナルと言うのはちょっと問題か。キャスティングは褒めてもらえましたが。
実は「どこまで馬鹿に書いても許されるんだろう……」と思いながら書いてました(をい)。が、サトリちゃんと緑野さん(と、わざわざメールで感想をくれた方)に好評ならそれでいいや。
こんなニーズのなさそうなキャラ(笑)を題材にしたのは、原作の力もあるんですよ。原作では一番面白い、主人公として成立しそうなキャラだよね(と、読んだ人に同意求め)。これはあてがきだからこうなりました(馬鹿と言った舌の根も乾かぬうちに!・笑)が、原作を軸に誰がやっても面白いキャラを作れると思いますわ。
『悟桐雨』これは誰にも捧げてません。ニーズがないんで、自分のためだけに書きました(笑)。玄宗と琳花、と言ったら緑野さんに「ロリコン?」と聞かれたけどさ。
実はメールで「エロチシズムを感じる」と感想をいただきまして、分不相応な賛辞に浮かれております。いや、別になーんにも書いてないんで未見の方に期待されても困りますが(笑)。
『水平線眺めて』これの目的は「サトリちゃんに喜んでもらうこと」だったので、どうやら目的は果たして、満足です。緑野さんに萌えていただけたならなおさら光栄(笑)。自分的には一番すわりが悪いのはこれかなあ。消化し切れてないと言うか。実は微細なこだわりがあったりするしなあ(いやそれはどれにでもあるか)。
ワタさんファンの方からご感想をいただきまして、何気に全部ワタさんが出ている(しかも何気にかっこよさげ)点を指摘いただき、わかってくれたかと嬉しかったですわ(笑)。
あ、そうそう。ホモは書いてないと思います。そのつもりはありません。
だから余計に世間様のニーズに背を向けてるんじゃないのかと思うんだけどもさ(笑)。あ、それ以前に題材の段階でダメですか。(『遠い国』が一番アクセスあるのも題材が理由だろう)
つーか、緑野さんの言説を借用すると。愛を描くのは難しいんでいばら道を突破するような情熱はなおさら描けないですよ、ハードル高いです(笑)。
恋愛モノにしようとするとヒロイン捏造してるしな(捏造したくせにすれ違い夫婦。ひどい)。
二次創作でオリキャラの比重が高いのと、オリキャラ出さないけど801になるのと、どちらが顰蹙かと言うのは意見の分かれるところかと思いますが。
って言うか。
全国一千人(もっと?)読者を代弁して申し上げます(笑)。
緑野さんもなんか書いてくださいよっ!
読みたいです。
しょぼい結果で何ですが、自分の覚えのためにも記録しておきます。
12/30〜1/3の訪問者は延べ85名でした。
ページビューは、トップ以外で一番多かったのが『遠い国の絵本』で、35アクセス。これはやっぱり、ドルチェヴィータネタだからかと。
後は『悟桐雨』と『水平線』が19ずつ。
『国忠伝』は13〜17アクセスでした(ページによって違う)。ってことは、全編読んでくれた人は延べ13人ってことですね。
ま、まあ、所詮長安ネタだしな(^^;。長いのも問題だよな、しかも私なんかの文章だし。……つまりニーズが無いと。
ちなみに、知人以外で感想をくれた方は3名でした。多謝。
まあ、これが実態だとすると納得です。日記と比べるから少なく感じるんで、そうでなければむしろ多いくらいです。絵ならともかく、素人のテキスト読む人は少ないと思う。物好きな(失礼!)お客さんありがとう。
日記のカウンタはやたらと回ってますが、ここまで読む人(インデックスを覗いてみるだけの人も含めて)はその程度なんだな、と思ったら気が楽になりました。検索ロボットのアクセスもカウントされてるのではないかと。
じゃ何書いても大丈夫だろう(調子に乗り過ぎないように!)。
今日見たら若干増えてますな。やはり4日以降は客層が違うのかも。
***
これだけ書いて終るのも寂しいので、日頃考えている小ネタを。
【私の考える太陽キャラグラデーション】
未来優希 − 湖月わたる − 立樹遥 − 大和悠河
(ただ単にあんたの好きなラインナップだろ、というつっこみはさておき)
左に行くほど温度高、明度(輝度)低。
右に行くほど明度(輝度)高、温度低。
で、バランス的にも、温度と明度の絶対値的にも、一番太陽と呼ぶにふさわしいのがワタさんだと思ってる訳です。だから位置的にはゲージのど真ん中。上図(図じゃないけど)は4人なんで真ん中に置けてませんが。
いや別にそれだけなんですけどね(笑)。私の目に世界はこう映っていると言う事で。
他に誰がいるかなあ。ちょっと思いつかないんですが。
ちなみに若い子(新公学年くらいまで)は太陽キャラ認定してません。子供が明るいのは当たり前(笑)。
***
1/5追記。
うぎゃ。緑野さんに宣伝されてる。
私が楊国忠テキストの人気のなさをぼやいたからですか?
ありがたい……ありがたいけど、緑野さんファンが覗きに来て呆れて帰られるのもなぁ……(小心者、と言うかヘタレ)。でもこれでアクセス変動があれば緑野師匠の影響力が如実に分かって、実験として面白いかもしれん。
つー訳でちょっとレス。
『遠い国の絵本』は、緑野さんに捧げております。宿題と称して最初に読んでいただきました。
邦題、と言うか最初から正式タイトルは日本語のつもりで一行目に書いたと思ったんですが、わかりにくかったですか。伊語タイトルは私の乏しい語学力ではあれが精一杯。「絵本」って単語が見つからないので(子供向けの本、とか絵のついた本、とか回りくどくなる)、直訳すると「外国語の本」ですな(笑)。
『楊国忠物語』は、サトリちゃんのもの。ヒロインは「はいじゅう」と読みます。別に読めなくてもいいじゃん?と無責任に思ってました(笑)。原作から名前だけ拝借して、後は完全オリジナル。中国史にも無知なので、本当にイメージで書いてます。
ヒロインがオリジナルと言うのはちょっと問題か。キャスティングは褒めてもらえましたが。
実は「どこまで馬鹿に書いても許されるんだろう……」と思いながら書いてました(をい)。が、サトリちゃんと緑野さん(と、わざわざメールで感想をくれた方)に好評ならそれでいいや。
こんなニーズのなさそうなキャラ(笑)を題材にしたのは、原作の力もあるんですよ。原作では一番面白い、主人公として成立しそうなキャラだよね(と、読んだ人に同意求め)。これはあてがきだからこうなりました(馬鹿と言った舌の根も乾かぬうちに!・笑)が、原作を軸に誰がやっても面白いキャラを作れると思いますわ。
『悟桐雨』これは誰にも捧げてません。ニーズがないんで、自分のためだけに書きました(笑)。玄宗と琳花、と言ったら緑野さんに「ロリコン?」と聞かれたけどさ。
実はメールで「エロチシズムを感じる」と感想をいただきまして、分不相応な賛辞に浮かれております。いや、別になーんにも書いてないんで未見の方に期待されても困りますが(笑)。
『水平線眺めて』これの目的は「サトリちゃんに喜んでもらうこと」だったので、どうやら目的は果たして、満足です。緑野さんに萌えていただけたならなおさら光栄(笑)。自分的には一番すわりが悪いのはこれかなあ。消化し切れてないと言うか。実は微細なこだわりがあったりするしなあ(いやそれはどれにでもあるか)。
ワタさんファンの方からご感想をいただきまして、何気に全部ワタさんが出ている(しかも何気にかっこよさげ)点を指摘いただき、わかってくれたかと嬉しかったですわ(笑)。
あ、そうそう。ホモは書いてないと思います。そのつもりはありません。
だから余計に世間様のニーズに背を向けてるんじゃないのかと思うんだけどもさ(笑)。あ、それ以前に題材の段階でダメですか。(『遠い国』が一番アクセスあるのも題材が理由だろう)
つーか、緑野さんの言説を借用すると。愛を描くのは難しいんでいばら道を突破するような情熱はなおさら描けないですよ、ハードル高いです(笑)。
恋愛モノにしようとするとヒロイン捏造してるしな(捏造したくせにすれ違い夫婦。ひどい)。
二次創作でオリキャラの比重が高いのと、オリキャラ出さないけど801になるのと、どちらが顰蹙かと言うのは意見の分かれるところかと思いますが。
って言うか。
全国一千人(もっと?)読者を代弁して申し上げます(笑)。
緑野さんもなんか書いてくださいよっ!
読みたいです。
だらだらと年頭の辞
2005年1月3日NHKニューイヤーオペラコンサート見ながら書いてます。
今年はドイツ・オーストリアでまとめたとのこと。
初っ端に黒田博のパパゲーノを持ってきたあたりつかみはばっちり、わかってるなあ。その後の吉田浩之のタミーノも相変わらずの王子様振りでよかった。佐藤美枝子、夜の女王は流石だけど、ちょっと太った?
サロメはバレエシーンで。サロメ(酒井はな)よかった。上品かつエロティシズムも匂わせた耽美な振り付け、衣裳でした。オーケストラナンバーになりそうなところ、それだけじゃなくて視覚的に盛り上げてくれてニューイヤーらしくて嬉しいなと。
後半のタンホイザーが出色。ちゃんと衣裳とセットがあって、全員熱演。合唱まで衣裳つけてるのは驚いた。
タンホイザーのジョン・カイズがエリザベートの裾に口付けて去るところでくらりときました。あんなおっさんなのに、歌の力は偉大だ。
去年もこんなに構成良かったっけ? スタッフ変わった? それともチョン・ミュンフンのおかげ?
ラストは当然のごとく『こうもり』の乾杯の歌。ここも皆さんそれぞれ短い小節なのに芸達者で表情豊かで、楽しかったですわ。こうもり見たくなっちゃったよ。
そういや、最近オペラ見てないな。10月の『十字軍のロンバルディア人』以来か。しかもあれ感想書いてないし(苦笑)。
さて。
この三が日天気がよく、青い空を見上げては水兵さんを思い出し、夕焼け雲を見てはアリベデルチ・ローマが耳に響く日々でした(いい加減社会復帰しろ)。
やたらと更新していたのでヒマだと思われたかと思いますが、その通りです(笑)。つーか冬休み前に計画を立てる暇がなかったから結果として休み中暇だった訳ですが。
明日から通常営業と言うことで更新ペースは(多分)落ちますが、お暇と興味がありましたらまたお付き合いください。
通常営業に伴い、撤去する予定だった冬休み企画ですが、たいしたアクセスもなかったのでこのまま放置することにしました。日記のカウンタは回っているけれど、実質読んでいる人の数はこのくらいなのかな、と言うのがわかったような気がして面白かったし。そのうちヅカ日記のインデックスを作ってアップしたいと思います。(学生さんの冬休みが終る頃くらいには手をつけたい)
その少ない中で、一番アクセスも反響もあったのが『遠い国の絵本』でした。
えーと、とりあえずれおんとゆかりがわかったもらえてよかったです(笑)。ちなみに、この二人のキャラ立ては某サイト様の影響を受けております。一方的に感謝を捧げます。
あくまでも、私の見た『ドルチェ・ヴィータ!』ですから。公式設定とか知りませんから、その辺ご了承の程を。
献呈した相手からも感想をもらいましたが。
……サトリちゃん。
「ケロしいがもう観られないのがさみしいのは相変わらずですが、この先「しいみらゆか」が来るんじゃない?いーんじゃない?と実はこっそり思っていたりなので、背中押された気分」って!
それってどうゆうユニットですか!?(そもそもユニットって)
あ、そうか、ディナーショー、チームLuceか!
ってことは、実はオギーがこの並びを気に入ったってことだったり?(だってモップの場面のセンターがこの3人なのって微妙に謎だったし)
じゃ私も一口乗るわ、しぃみらゆかに(別に何もしないけど・笑)。
一応初詣は行っておみくじ引きました。去年は大凶だったんだよなー。その割にいい年でしたが。
は、もしかしてこの落ちっぷりが大凶ってこと!?(爆)
今年は小吉でした。願望は思うとおりにならなくても大体叶うって、どんなんだ。
ところで、自分の部屋に今年のカレンダーがひとつもないことに気づきました。
本当に今年を迎える準備をしてなかったんだな。ダメじゃん自分……。
ま、ぼちぼちやります。
1/4追記。
せっかくだから今年の目標を考えました。
・人として最低限の生き方は守る。
・社会人として最低限の義務は果たす。
いやー低い目標だ。でも割と本気、しかも守れるかどうか不安(笑)。
今年はドイツ・オーストリアでまとめたとのこと。
初っ端に黒田博のパパゲーノを持ってきたあたりつかみはばっちり、わかってるなあ。その後の吉田浩之のタミーノも相変わらずの王子様振りでよかった。佐藤美枝子、夜の女王は流石だけど、ちょっと太った?
サロメはバレエシーンで。サロメ(酒井はな)よかった。上品かつエロティシズムも匂わせた耽美な振り付け、衣裳でした。オーケストラナンバーになりそうなところ、それだけじゃなくて視覚的に盛り上げてくれてニューイヤーらしくて嬉しいなと。
後半のタンホイザーが出色。ちゃんと衣裳とセットがあって、全員熱演。合唱まで衣裳つけてるのは驚いた。
タンホイザーのジョン・カイズがエリザベートの裾に口付けて去るところでくらりときました。あんなおっさんなのに、歌の力は偉大だ。
去年もこんなに構成良かったっけ? スタッフ変わった? それともチョン・ミュンフンのおかげ?
ラストは当然のごとく『こうもり』の乾杯の歌。ここも皆さんそれぞれ短い小節なのに芸達者で表情豊かで、楽しかったですわ。こうもり見たくなっちゃったよ。
そういや、最近オペラ見てないな。10月の『十字軍のロンバルディア人』以来か。しかもあれ感想書いてないし(苦笑)。
さて。
この三が日天気がよく、青い空を見上げては水兵さんを思い出し、夕焼け雲を見てはアリベデルチ・ローマが耳に響く日々でした(いい加減社会復帰しろ)。
やたらと更新していたのでヒマだと思われたかと思いますが、その通りです(笑)。つーか冬休み前に計画を立てる暇がなかったから結果として休み中暇だった訳ですが。
明日から通常営業と言うことで更新ペースは(多分)落ちますが、お暇と興味がありましたらまたお付き合いください。
通常営業に伴い、撤去する予定だった冬休み企画ですが、たいしたアクセスもなかったのでこのまま放置することにしました。日記のカウンタは回っているけれど、実質読んでいる人の数はこのくらいなのかな、と言うのがわかったような気がして面白かったし。そのうちヅカ日記のインデックスを作ってアップしたいと思います。(学生さんの冬休みが終る頃くらいには手をつけたい)
その少ない中で、一番アクセスも反響もあったのが『遠い国の絵本』でした。
えーと、とりあえずれおんとゆかりがわかったもらえてよかったです(笑)。ちなみに、この二人のキャラ立ては某サイト様の影響を受けております。一方的に感謝を捧げます。
あくまでも、私の見た『ドルチェ・ヴィータ!』ですから。公式設定とか知りませんから、その辺ご了承の程を。
献呈した相手からも感想をもらいましたが。
……サトリちゃん。
「ケロしいがもう観られないのがさみしいのは相変わらずですが、この先「しいみらゆか」が来るんじゃない?いーんじゃない?と実はこっそり思っていたりなので、背中押された気分」って!
それってどうゆうユニットですか!?(そもそもユニットって)
あ、そうか、ディナーショー、チームLuceか!
ってことは、実はオギーがこの並びを気に入ったってことだったり?(だってモップの場面のセンターがこの3人なのって微妙に謎だったし)
じゃ私も一口乗るわ、しぃみらゆかに(別に何もしないけど・笑)。
一応初詣は行っておみくじ引きました。去年は大凶だったんだよなー。その割にいい年でしたが。
は、もしかしてこの落ちっぷりが大凶ってこと!?(爆)
今年は小吉でした。願望は思うとおりにならなくても大体叶うって、どんなんだ。
ところで、自分の部屋に今年のカレンダーがひとつもないことに気づきました。
本当に今年を迎える準備をしてなかったんだな。ダメじゃん自分……。
ま、ぼちぼちやります。
1/4追記。
せっかくだから今年の目標を考えました。
・人として最低限の生き方は守る。
・社会人として最低限の義務は果たす。
いやー低い目標だ。でも割と本気、しかも守れるかどうか不安(笑)。
ジュヴナイルのような。(宝塚雪組『スサノオ』『タカラヅカ・グローリー!』)
2005年1月2日 宝塚「この人、組長さん?」
アシナヅチ@ハマコ氏を見ての母のコメント。
トップさんより学年下、と言ったら驚かれました。
と言う訳で、BSで『スサノオ』鑑賞。
ムラと東宝1回ずつ観たけれど感想を書きそびれていたんで、この機会に。
結論から言うと、結構好きです。
スサノオとイナダヒメのラブストーリーとして。スサノオの成長物語として。
孤独で傷ついて、それ故に棘だらけで乱暴な少年が、やはり一人ぼっちだけれどまっすぐな少女に出会う、a boy meets a girlな物語。
イナダヒメに「弟はお姉さんを愛していたの」とあっさり見破られて逆上するスサノオ。その怒りをまっすぐに受け止めて「暴力は愛の仮の姿」とスサノオの心を解きほぐしていくイナダヒメ。その姿が何とすがすがしくまぶしく、またうろたえるスサノオがちょっと微笑ましく。
ともに一人ぼっちだから、一緒に行こう、と言う二人。イナダヒメがスサノオの元にとたたた、と駆け寄る姿の初々しさ愛らしさ。
もう何もわからなくなった、と言いながら、それでもイナダヒメを傷つけたことは許せない、と偽アマテラスに挑みかかるスサノオ。
スサノオのために天上界に赴き、八百万の神々に、そしてアマテラスに対し静かに、しかし毅然とスサノオの悲しみを訴えるイナダヒメ。ここ、それらしい台詞はあまり言っていないのだけれど、アマテラスに対する態度がすごくいい。愛憎半ばする、と言うのも違うのだけれど、この人がスサノオの愛した、そしてその愛を受け入れてくれなかったお姉さん、と思って見ているんだと思う。
そこまでの積み重ねがあるから、最後、蘇ったスサノオがイナダヒメの言葉に剣を収めるのも、わかる。
……とは言え、ここはもうちょっとちゃんと描いてほしくはあるんですけどね。今までの積み重ねがあるからわかるとは言え、イナダヒメがスサノオを止めて、スサノオが我を取り戻す、と言うのをもうちょいじっくりはっきりとやってほしかったなぁと。いい場面なのに。
その前の場面。アマテラスがスサノオを蘇らせた理由「大和の力だから」に、うわーそんなこと言うからスサノオまたキレちゃうよ、あなたが大事って言ってやれよ、本当はそう思ってるんだろ?と思ったけれど。
でもそれじゃスサノオはアマテラスを卒業できないから。姉に甘える弟ではなく、一人の男として、人間として(神ですが)イナダヒメというパートナーの手を取ることを気づかせるために、敢て突き放したんだろう。
だから、スサノオがイナダヒメに気づいて、二人が結ばれるハッピーエンドはきちんと描いてほしかったなあ、と思ったけれど。
でもまあ主役二人の物語として、私はこの話が好きです。
この二人、スサノオとイナダヒメは、雪組トップコンビならではのキャラクターだと思います。傷ついた荒ぶる少年もすがすがしくまっすぐな少女も、
まさにあてがき。それがまた良い。(キムシンって実はあてがき上手いよね、主役級には)
まあ、妙に時事ネタを取り込んでいるあたりとか、「暴力」「平和」と言う生の言葉の使い方とか、主要数名以外全てモブとか、引っかかるところはありますけどね。
政治色については、取り込んでいる、それらしい事を散りばめているだけでメッセージではない、と思ってます。だって結論出してないじゃん。
その辺、ムラで初めて見たときはかなりうんざりしてたんですが、東宝ではあまり気になりませんでした。
当時、どこかのインタビューでコムさんが「大和の国のファンタジー」と言ってましたが(どこでだかちょっと思い出せませんが)、つまり、その言葉通り「ファンタジー」として演ることに決めたのではないかと。それが観る側にも伝わる、のではないかと思いました。
ムラでは体調不良や席が良くなかった(前の席の人に視界が遮られがちだった)こともありのめりこめなかったけど、東宝ではボロ泣きでした。
特にアシナヅチが死ぬあたりなんかもうボロボロで(笑)。
今日TVで見て、他の場面は大丈夫だったけど、やっばりアシナヅチの死からイナダヒメが歌うあたりは泣けた。
つーか、TVでアップにしてくれてわかったけど、演じてる本人も泣いてるんだ。それなのにこの滑舌のよさ、この歌。さすがだ。話にのめりこめたのはアシナヅチの名演のおかげも大きいよな。
……いや私、『春麗』以来ハマコ氏大好きですから(しぃちゃんはおろかかしげさんの印象も殆どないのに、知親@ハマコだけは良く覚えていた奴・笑)。
アオセトナ水さんは言わずもがな。「欲しいものを言ってごらん」でめろめろになり、「お前の連れは私の慰みものだ!」でうひゃーっとなりました(笑)。いやすごいかっこいい(うっとり)。
でも今回見たら、やっぱり悲しい存在なんだな、と。憎しみに囚われた影。
アマテラスは神々しい。ほんと神様。
で、それだけでなくて、スサノオに対する愛(慈愛、に近いような)があって、でもやはりどこか人間離れしていて。
要するにガイチさんやっぱ上手い、ってことなんだろう。
ツクヨミ、壮くん。きれいだ、本当にきれいだ。
いや実は私にとってこの役が一番不可解なんだけどね(笑)。前半のクールで傍観者的冷笑的にスサノオを眺めていたツクヨミと、スサノオの死に「俺の兄弟!」と嘆き叫ぶツクヨミと、私の中で上手くつながりません。
どっちかと言うと後半のへたれ気味のツクヨミの方が好きかな(笑)。ねーちゃんと弟が兄弟げんかして、どっちも勝手なこと言ってわけわかんねーよ、って感じの普通っぽさが。
ショー『タカラヅカ・グローリー』も楽しかったです。ショーになるとガイチさんの何でもできるっぷりやスマートなかっこよさに瞠目しました。
(……生で見たときは水くんにめろめろだったんだけどな。今日TVで見たらガイチさんの方に惹かれた。何でだろ)
コムまーも本当にお似合い。
そしてやっぱり、ハマコが歌いまくるとうれしい私なのでしたよ(笑)。(黒燕尾の場面で一人声を張り上げ歌い上げるハマコを「この人がさっきのアシナヅチの人」と説明したら、妙に納得したような様子の母)
あ、まちかめぐるはあんまり見つけられませんでした。ごめんなさい緑野さん(笑)。
アシナヅチ@ハマコ氏を見ての母のコメント。
トップさんより学年下、と言ったら驚かれました。
と言う訳で、BSで『スサノオ』鑑賞。
ムラと東宝1回ずつ観たけれど感想を書きそびれていたんで、この機会に。
結論から言うと、結構好きです。
スサノオとイナダヒメのラブストーリーとして。スサノオの成長物語として。
孤独で傷ついて、それ故に棘だらけで乱暴な少年が、やはり一人ぼっちだけれどまっすぐな少女に出会う、a boy meets a girlな物語。
イナダヒメに「弟はお姉さんを愛していたの」とあっさり見破られて逆上するスサノオ。その怒りをまっすぐに受け止めて「暴力は愛の仮の姿」とスサノオの心を解きほぐしていくイナダヒメ。その姿が何とすがすがしくまぶしく、またうろたえるスサノオがちょっと微笑ましく。
ともに一人ぼっちだから、一緒に行こう、と言う二人。イナダヒメがスサノオの元にとたたた、と駆け寄る姿の初々しさ愛らしさ。
もう何もわからなくなった、と言いながら、それでもイナダヒメを傷つけたことは許せない、と偽アマテラスに挑みかかるスサノオ。
スサノオのために天上界に赴き、八百万の神々に、そしてアマテラスに対し静かに、しかし毅然とスサノオの悲しみを訴えるイナダヒメ。ここ、それらしい台詞はあまり言っていないのだけれど、アマテラスに対する態度がすごくいい。愛憎半ばする、と言うのも違うのだけれど、この人がスサノオの愛した、そしてその愛を受け入れてくれなかったお姉さん、と思って見ているんだと思う。
そこまでの積み重ねがあるから、最後、蘇ったスサノオがイナダヒメの言葉に剣を収めるのも、わかる。
……とは言え、ここはもうちょっとちゃんと描いてほしくはあるんですけどね。今までの積み重ねがあるからわかるとは言え、イナダヒメがスサノオを止めて、スサノオが我を取り戻す、と言うのをもうちょいじっくりはっきりとやってほしかったなぁと。いい場面なのに。
その前の場面。アマテラスがスサノオを蘇らせた理由「大和の力だから」に、うわーそんなこと言うからスサノオまたキレちゃうよ、あなたが大事って言ってやれよ、本当はそう思ってるんだろ?と思ったけれど。
でもそれじゃスサノオはアマテラスを卒業できないから。姉に甘える弟ではなく、一人の男として、人間として(神ですが)イナダヒメというパートナーの手を取ることを気づかせるために、敢て突き放したんだろう。
だから、スサノオがイナダヒメに気づいて、二人が結ばれるハッピーエンドはきちんと描いてほしかったなあ、と思ったけれど。
でもまあ主役二人の物語として、私はこの話が好きです。
この二人、スサノオとイナダヒメは、雪組トップコンビならではのキャラクターだと思います。傷ついた荒ぶる少年もすがすがしくまっすぐな少女も、
まさにあてがき。それがまた良い。(キムシンって実はあてがき上手いよね、主役級には)
まあ、妙に時事ネタを取り込んでいるあたりとか、「暴力」「平和」と言う生の言葉の使い方とか、主要数名以外全てモブとか、引っかかるところはありますけどね。
政治色については、取り込んでいる、それらしい事を散りばめているだけでメッセージではない、と思ってます。だって結論出してないじゃん。
その辺、ムラで初めて見たときはかなりうんざりしてたんですが、東宝ではあまり気になりませんでした。
当時、どこかのインタビューでコムさんが「大和の国のファンタジー」と言ってましたが(どこでだかちょっと思い出せませんが)、つまり、その言葉通り「ファンタジー」として演ることに決めたのではないかと。それが観る側にも伝わる、のではないかと思いました。
ムラでは体調不良や席が良くなかった(前の席の人に視界が遮られがちだった)こともありのめりこめなかったけど、東宝ではボロ泣きでした。
特にアシナヅチが死ぬあたりなんかもうボロボロで(笑)。
今日TVで見て、他の場面は大丈夫だったけど、やっばりアシナヅチの死からイナダヒメが歌うあたりは泣けた。
つーか、TVでアップにしてくれてわかったけど、演じてる本人も泣いてるんだ。それなのにこの滑舌のよさ、この歌。さすがだ。話にのめりこめたのはアシナヅチの名演のおかげも大きいよな。
……いや私、『春麗』以来ハマコ氏大好きですから(しぃちゃんはおろかかしげさんの印象も殆どないのに、知親@ハマコだけは良く覚えていた奴・笑)。
アオセトナ水さんは言わずもがな。「欲しいものを言ってごらん」でめろめろになり、「お前の連れは私の慰みものだ!」でうひゃーっとなりました(笑)。いやすごいかっこいい(うっとり)。
でも今回見たら、やっぱり悲しい存在なんだな、と。憎しみに囚われた影。
アマテラスは神々しい。ほんと神様。
で、それだけでなくて、スサノオに対する愛(慈愛、に近いような)があって、でもやはりどこか人間離れしていて。
要するにガイチさんやっぱ上手い、ってことなんだろう。
ツクヨミ、壮くん。きれいだ、本当にきれいだ。
いや実は私にとってこの役が一番不可解なんだけどね(笑)。前半のクールで傍観者的冷笑的にスサノオを眺めていたツクヨミと、スサノオの死に「俺の兄弟!」と嘆き叫ぶツクヨミと、私の中で上手くつながりません。
どっちかと言うと後半のへたれ気味のツクヨミの方が好きかな(笑)。ねーちゃんと弟が兄弟げんかして、どっちも勝手なこと言ってわけわかんねーよ、って感じの普通っぽさが。
ショー『タカラヅカ・グローリー』も楽しかったです。ショーになるとガイチさんの何でもできるっぷりやスマートなかっこよさに瞠目しました。
(……生で見たときは水くんにめろめろだったんだけどな。今日TVで見たらガイチさんの方に惹かれた。何でだろ)
コムまーも本当にお似合い。
そしてやっぱり、ハマコが歌いまくるとうれしい私なのでしたよ(笑)。(黒燕尾の場面で一人声を張り上げ歌い上げるハマコを「この人がさっきのアシナヅチの人」と説明したら、妙に納得したような様子の母)
あ、まちかめぐるはあんまり見つけられませんでした。ごめんなさい緑野さん(笑)。
前の欄の続き。
愛が薄い、という話。
あんたのご贔屓トップコンビと比べるなと言われればそれまでですが(笑・バカップルだからな)。
でも、虹人と照葉以外には、ちゃんと愛を見てましたよ。
一番は、やっぱり源博雅。帝の家臣。
天の鼓を手に入れようと理を曲げる帝を諌める目に、愛が見える。
道を誤る帝を止めることが出来ない悲しみが見える。
正義感とかじゃなくて、帝のため、なんだよね。帝のことが好きだから、間違ったことをして欲しくない。だから、どんなに拒絶されても恫喝されても、命が危うくなろうと諌めることを止められない。
事件後の帝の傍に、この人がいてくれてよかったなあと思います。
そのか氏、本当にいい演技してました。素晴らしい。
そして、樹。
照葉のこと、本当に好きなんだ。都で栄誉を得たいのも自分の望みじゃない、照葉のため。
裁きの場に虹人(人外)が現れ皆が呆然としている時、照葉を気遣い肩に手を置く樹の姿がたまりません。
照葉は樹のことなんか何とも思っていないのに。直前にも、自分の許婚である樹が殺されようとしているというのに、虹人の形見の鼓のことしか考えていなかった照葉なのに。(いやマジでひどいと思うぞここ)
虹人に対してだって、帝の甘言に乗って陥れようとしたことを悔やんで悔やんで。もしかしたら、だから自分も死んでも仕方ない、と思ったのかもしれない。
いい人だ。そんでもってかわいそーな人だ……。
まっつさん、きめこまやかなお芝居をしてくれてたんで、そんな思いの色々が伝わってきました。
伊吹。虹人の血のつながらない妹。
虹人に思いを寄せるけれど妹としか思ってもらえない、というのはベタなんだけど、あすかちゃんがやるとその切ない胸の内が伝わってくる。
虹人と照葉の仲を知るところ、照葉が虹人の子を身ごもっている事を知るところ……表情の変化が、ほんと上手いよねー。(それにしてももっときれいな着物を着せてもらってもいいんじゃないかと思うんだけど。何でこの子だけ地味なんだ?)
あと、照葉の侍女?響も良かったですわ。照葉を大切に思っているのが伝わってきて。花純風香ちゃんと言うのか。憶えとこう。
初見のときに書いたとおり、とても美しい舞台です。
私のヅカ歴はまだ浅いけれど、今まで見た中では屈指の美しさ。螺鈿のような背景、シンプルで抽象的、かつ立体的なセット。華やかな平安装束。どこか幻想的な雰囲気をかもし出す照明。
そして音楽。美しい中に郷愁や哀切さやふとした不安感を垣間見せる楽曲群。
演出的にも、場面場面は美しいです。
帝を中心とする宮廷。絶対的な権力と、それを取り囲む人々の危うさ、帝が沙汰を下すたびに賛美する、戯画的な中のおぞましさ。それを美しく怪しく見せている(『エリザベート』の、フランツの最初の場面の影響があるかもしれない)。
管弦を競う場面の、音と舞による見せ方。
(いや、上記以外にも「どこかで見たような」というのはあるけど、それはそれで魅力的ならOK)
惜しいと思うのは、一幕最後の虹人が幻の中で照葉、樹、伊吹らにすがり付こうとするが、帝が彼らを指すと人形のようになってしまい、虹人は誰にも見てもらえない場面。
ここ、すごくいいシーンなんですけど。その前に虹人の孤独がきちんと書き込まれていれば、すごくやるせない名場面になったと思う。
そう。
これだけいいのに、何でトンデモ作品かと言うと、ストーリーがアレなんだよなー(笑)。あと自己完結台詞もちょっと。副題にもなっている「ゆめまぼろしとこそ…」云々か意味ありげに繰り返されるんだけど、これが何を言いたいのかまたよくわからず(いや本当に読解力不足かもしれませんが)。
児玉せんせには一度ショーを作っていただきたいと思うんですが、どうでしょうか(ここで言っても)。一昨年のDCも絵面だけはものすごく美しかったし。美しい場面ばかりで構成されたショー、見たいぞ。
さて、『天の鼓』。
美しくて笑えて、更に視点をちょっと変えれば感動すら出来るかもしれないこの作品、一見の価値はありです。(見て金返せと言われても責任はもてませんが)
以下余談。
千秋楽はサバキで。圧倒的に需要過多でしたが、親切な人に拾っていただきました。見られて良かった。初見に比べて印象が随分上方修正されたからな。
終演後は緑野さんと遅いランチをしながら『天の鼓』語り。抱腹絶倒、帝さいこー!!そのかいい男!と大盛り上がり。
特に、星組でキャスティング始めて戻ってこられなくなる(笑)。見たい、見せろと喚きつつ、「自担組で見たくなるって、実は名作なのでは」と顔を見合わせて呆然(爆)。
その後、すずみんの今後や、ケロしぃがスルーされた訳(笑・緑野さん12/30日記参照)を真剣に語り合ったり。つーか、水だけで何時間粘ったんだ。
楽の挨拶で組長さんが「花組に始まり花組に終る一年」と仰ってましたが、ヅカ納めにふさわしい楽しい一日でした。(しかし、花青年館とバウとゆみこちゃんDSを宣伝して「これら全てご覧になることができます」。どこも同じこと言うんだ・笑)
***
「み」さま(12/31日記へのレス)
『おとめ』は「しい」ちゃんらしいですよ。でもお茶会プログラムに印刷された本人筆は「しぃ」でした。どっちでもいいの?
どちらにせよ私のとこも検索来てませんが(笑)。別に世間様が騒いでくれなくても構わないですけどね。私は堪能しましたから(笑)。
ま、一人で騒いでたら流石に寂しかったと思うけど、一緒にオペラを上げる同好の士が二人もいるしな(握手!)。
***
1/2追記。
緑野さんが1/2日記に『天の鼓』星組版の話を書いてくれました。わーい。
と言う訳で便乗御免(笑)。
虹人=ワタさん。照葉=檀ちゃん。出会った瞬間一目惚れ、理由も根拠もなくラブラブでOK! 檀ちゃんならきっと「鼓の命乞い」も愛ゆえの暴走に見えるはず!
そして、虹人のことで頭の中いっぱいで自分のことなんかこれっぽっちも見ていない照葉を一途に思う樹に、しぃちゃん。親友を愛する女の肩をいたわるように抱く男(でも気づいてもらえない)。ああいい人だ……。
帝=とうこさん。冷酷傲慢な、しかし奥底には少年の魂を持つ絶対君主。安禄山と違いただの腹黒い悪役じゃなくて、傷ついた姿や優しい瞳も見られるぞ!
博雅=ケロさんは言わずもがな。『長安』みたいに「皇帝を愛してるってそんなの脚本にないだろ」と突っ込まれることもなく、愛ゆえに命がけで主君を諌める役ですよ!おまけに帝、とうこさんだし。
見たい。真剣に見たい。心の底から見たい。とにかく見せろとのたうち回るほど見たい(いいかげんにしなさい)。
でも脳内上演したらちょっと気が済みました(それもどうかと)。
で。
このキャストならきっと私、虹人と樹について延々語るぞ。だってワタさんとしぃちゃんで、無邪気に何も考えていない天才青年と彼に憧憬と友情と嫉妬を抱く男(属性いいひと)だぞ。楊国忠語りを超えるぞ。エピソードがんがん捏造してSS書いちゃって、えらいことになるぞ。どこにもニーズもないのに(笑)。
あ、舞台上接点ないけど後日談では博雅の下で樹が働いてるそうだから、ケロしぃも夢見れるかも(見すぎ)。
……今はまだ、去年のまま夢見てもいいよね。
せめて今だけは過ぎてゆく昨日の夢に溺れてみよう、と。
……で、やっぱり名作なんでしょうか『天の鼓』。
愛が薄い、という話。
あんたのご贔屓トップコンビと比べるなと言われればそれまでですが(笑・バカップルだからな)。
でも、虹人と照葉以外には、ちゃんと愛を見てましたよ。
一番は、やっぱり源博雅。帝の家臣。
天の鼓を手に入れようと理を曲げる帝を諌める目に、愛が見える。
道を誤る帝を止めることが出来ない悲しみが見える。
正義感とかじゃなくて、帝のため、なんだよね。帝のことが好きだから、間違ったことをして欲しくない。だから、どんなに拒絶されても恫喝されても、命が危うくなろうと諌めることを止められない。
事件後の帝の傍に、この人がいてくれてよかったなあと思います。
そのか氏、本当にいい演技してました。素晴らしい。
そして、樹。
照葉のこと、本当に好きなんだ。都で栄誉を得たいのも自分の望みじゃない、照葉のため。
裁きの場に虹人(人外)が現れ皆が呆然としている時、照葉を気遣い肩に手を置く樹の姿がたまりません。
照葉は樹のことなんか何とも思っていないのに。直前にも、自分の許婚である樹が殺されようとしているというのに、虹人の形見の鼓のことしか考えていなかった照葉なのに。(いやマジでひどいと思うぞここ)
虹人に対してだって、帝の甘言に乗って陥れようとしたことを悔やんで悔やんで。もしかしたら、だから自分も死んでも仕方ない、と思ったのかもしれない。
いい人だ。そんでもってかわいそーな人だ……。
まっつさん、きめこまやかなお芝居をしてくれてたんで、そんな思いの色々が伝わってきました。
伊吹。虹人の血のつながらない妹。
虹人に思いを寄せるけれど妹としか思ってもらえない、というのはベタなんだけど、あすかちゃんがやるとその切ない胸の内が伝わってくる。
虹人と照葉の仲を知るところ、照葉が虹人の子を身ごもっている事を知るところ……表情の変化が、ほんと上手いよねー。(それにしてももっときれいな着物を着せてもらってもいいんじゃないかと思うんだけど。何でこの子だけ地味なんだ?)
あと、照葉の侍女?響も良かったですわ。照葉を大切に思っているのが伝わってきて。花純風香ちゃんと言うのか。憶えとこう。
初見のときに書いたとおり、とても美しい舞台です。
私のヅカ歴はまだ浅いけれど、今まで見た中では屈指の美しさ。螺鈿のような背景、シンプルで抽象的、かつ立体的なセット。華やかな平安装束。どこか幻想的な雰囲気をかもし出す照明。
そして音楽。美しい中に郷愁や哀切さやふとした不安感を垣間見せる楽曲群。
演出的にも、場面場面は美しいです。
帝を中心とする宮廷。絶対的な権力と、それを取り囲む人々の危うさ、帝が沙汰を下すたびに賛美する、戯画的な中のおぞましさ。それを美しく怪しく見せている(『エリザベート』の、フランツの最初の場面の影響があるかもしれない)。
管弦を競う場面の、音と舞による見せ方。
(いや、上記以外にも「どこかで見たような」というのはあるけど、それはそれで魅力的ならOK)
惜しいと思うのは、一幕最後の虹人が幻の中で照葉、樹、伊吹らにすがり付こうとするが、帝が彼らを指すと人形のようになってしまい、虹人は誰にも見てもらえない場面。
ここ、すごくいいシーンなんですけど。その前に虹人の孤独がきちんと書き込まれていれば、すごくやるせない名場面になったと思う。
そう。
これだけいいのに、何でトンデモ作品かと言うと、ストーリーがアレなんだよなー(笑)。あと自己完結台詞もちょっと。副題にもなっている「ゆめまぼろしとこそ…」云々か意味ありげに繰り返されるんだけど、これが何を言いたいのかまたよくわからず(いや本当に読解力不足かもしれませんが)。
児玉せんせには一度ショーを作っていただきたいと思うんですが、どうでしょうか(ここで言っても)。一昨年のDCも絵面だけはものすごく美しかったし。美しい場面ばかりで構成されたショー、見たいぞ。
さて、『天の鼓』。
美しくて笑えて、更に視点をちょっと変えれば感動すら出来るかもしれないこの作品、一見の価値はありです。(見て金返せと言われても責任はもてませんが)
以下余談。
千秋楽はサバキで。圧倒的に需要過多でしたが、親切な人に拾っていただきました。見られて良かった。初見に比べて印象が随分上方修正されたからな。
終演後は緑野さんと遅いランチをしながら『天の鼓』語り。抱腹絶倒、帝さいこー!!そのかいい男!と大盛り上がり。
特に、星組でキャスティング始めて戻ってこられなくなる(笑)。見たい、見せろと喚きつつ、「自担組で見たくなるって、実は名作なのでは」と顔を見合わせて呆然(爆)。
その後、すずみんの今後や、ケロしぃがスルーされた訳(笑・緑野さん12/30日記参照)を真剣に語り合ったり。つーか、水だけで何時間粘ったんだ。
楽の挨拶で組長さんが「花組に始まり花組に終る一年」と仰ってましたが、ヅカ納めにふさわしい楽しい一日でした。(しかし、花青年館とバウとゆみこちゃんDSを宣伝して「これら全てご覧になることができます」。どこも同じこと言うんだ・笑)
***
「み」さま(12/31日記へのレス)
『おとめ』は「しい」ちゃんらしいですよ。でもお茶会プログラムに印刷された本人筆は「しぃ」でした。どっちでもいいの?
どちらにせよ私のとこも検索来てませんが(笑)。別に世間様が騒いでくれなくても構わないですけどね。私は堪能しましたから(笑)。
ま、一人で騒いでたら流石に寂しかったと思うけど、一緒にオペラを上げる同好の士が二人もいるしな(握手!)。
***
1/2追記。
緑野さんが1/2日記に『天の鼓』星組版の話を書いてくれました。わーい。
と言う訳で便乗御免(笑)。
虹人=ワタさん。照葉=檀ちゃん。出会った瞬間一目惚れ、理由も根拠もなくラブラブでOK! 檀ちゃんならきっと「鼓の命乞い」も愛ゆえの暴走に見えるはず!
そして、虹人のことで頭の中いっぱいで自分のことなんかこれっぽっちも見ていない照葉を一途に思う樹に、しぃちゃん。親友を愛する女の肩をいたわるように抱く男(でも気づいてもらえない)。ああいい人だ……。
帝=とうこさん。冷酷傲慢な、しかし奥底には少年の魂を持つ絶対君主。安禄山と違いただの腹黒い悪役じゃなくて、傷ついた姿や優しい瞳も見られるぞ!
博雅=ケロさんは言わずもがな。『長安』みたいに「皇帝を愛してるってそんなの脚本にないだろ」と突っ込まれることもなく、愛ゆえに命がけで主君を諌める役ですよ!おまけに帝、とうこさんだし。
見たい。真剣に見たい。心の底から見たい。とにかく見せろとのたうち回るほど見たい(いいかげんにしなさい)。
でも脳内上演したらちょっと気が済みました(それもどうかと)。
で。
このキャストならきっと私、虹人と樹について延々語るぞ。だってワタさんとしぃちゃんで、無邪気に何も考えていない天才青年と彼に憧憬と友情と嫉妬を抱く男(属性いいひと)だぞ。楊国忠語りを超えるぞ。エピソードがんがん捏造してSS書いちゃって、えらいことになるぞ。どこにもニーズもないのに(笑)。
あ、舞台上接点ないけど後日談では博雅の下で樹が働いてるそうだから、ケロしぃも夢見れるかも(見すぎ)。
……今はまだ、去年のまま夢見てもいいよね。
せめて今だけは過ぎてゆく昨日の夢に溺れてみよう、と。
……で、やっぱり名作なんでしょうか『天の鼓』。
それは寓話として。(花組DC公演『天の鼓』−夢幻とこそなりにけれ−)
2005年1月1日 宝塚あけましておめでとうございます。
新年最初に他所様の真似をしてやっている2004年宝塚総括みたいな話をしようと思ったのですが、断念しました。
だって、私のベスト大劇場芝居は『1914/愛』(次点『La Esperanza』)で、ベストショーは『ロマンチカ宝塚04−ドルチェ・ヴィータ!』(次点『タカラヅカ絢爛』)で、ベストバウは『花のいそぎ』(次点『NAKED CITY』)だもん。どこの星組大好きっ子だ(笑)。(でも楽以来ネット巡回していて「星組が大好きです」と書いてあるのを見るとつーんと来ます。私も大好きだ)
何気に次点が花組二つですな。特に花組ファンではないのだけれど。
と言う訳で『天の鼓』の話。ネタばれあり。
12/19と12/29千秋楽、合計2回見ました。
結論から言うと、この作品割と好きです。贔屓が出ていたら通うと思います。
初見より、どんな話かわかっている2回目の方が面白かったんで、回数見ればもっと面白くなったかも。で、穴だらけの話だから、あーだこーだ余白を埋めるために語りまくり書きまくってたかも。『長安』のように(笑)。(そして少なくとも長安よりははるかに面白い)
むかしむかしあるところに帝がおりました。管弦を好む雅な御方でしたが、冷たい心の持ち主でした。帝は国中から優れた楽器、優れた楽人を集めようとしましたが、ただひとつ「天の鼓」の持ち主・虹人だけが言うことをききません。怒った帝は諌める家臣の言葉も聞かず、虹人を殺して「天の鼓」を奪いました。ところが、帝がようやく手に入れた「天の鼓」を叩いても音が出ないのです。驚く帝の前に死んだ虹人が天の使いとして現れ、人を信じる心の大切さを教えました。改心した帝はその後よい支配者となり、虹人の息子に「天の鼓」を返すのでした。
って、話ですよね?(笑)
初見のときは舞台の美しさを愛でつつ、前半のまったり具合にやや眠くなり、終盤の怒濤の展開に腹の中で笑い転げ、ネタ公演の烙印を押していたのですが。それでも、きれいだし笑えたからもう1回見てもいいかなと思っていたんですが。
帝が主役で、寓話だと思えば全然OKかも。この話。
前半が何故まったりしているかと言うと、主人公二人に人格が無いから、ということが大きいかと。何考えてるかわからないので、ヒーローとヒロインに感情移入できない。
あと、捨て子捨て子って、うるさいよね。雪組大劇公演に続き、捨て子ってことにそんなにマイナスの意味を持たせたいかな、と不思議。
でも、主役二人以外は感情移入可能。虹人に思いを寄せる伊吹(あすかちゃん)も、虹人への友情と照葉への愛、それゆえに悩み迷う樹(まっつさん)も。
そして一番キャラが立っているのが、帝(ゆみこちゃん)。
冷酷な絶対君主、そして、変な人(笑)。
既に人外の存在、魔物の域じゃないかという絶対的な権力者なのに、やってることはお間抜け。鼓ひとつ手に入れるために何小細工を弄しまくってるんですか、と突っ込みどころ満載。
が、しかし。
その化物めいた傲慢さの奥に、孤独な少年王の魂が見え隠れするのは、ゆみこちゃんの特性なんだろうなあ。
そんな帝だから、博雅(そのか氏)が彼のために真剣に心を痛めるのもわかるし、改心してからの言動もわかる。
そんな話なら。
人の心を知らない帝が、ひとつの鼓をきっかけに心を取り戻すおとぎばなしなら、これはこれでありかと。他の人物の書き込みが浅くても薄くても、契機となる出来事が唐突でも、田舎の村に楽人しか住んでいなくても(笑)。
おとぎばなしなんだから。それこそ「むかしむかしあるところに」で始まるような。
いや、確かに虹人が鬼だか精霊だかになって登場する場面で笑いの発作が起こりそうになるんだけど。でも皆が帝を囲んで回るあたりの、帝の崩壊と再生の表情を見てると、何かもう素直によかったなあと言う気分にすらなりました。(要するにゆみこちゃんのこわれっぷりが見事だと)
とは言え。
これ、主人公は虹人(すみれ様)で、ヒロインは照葉(ふーちゃん)らしいんですけどね……。
ドラマのクライマックスで変化するのが帝なら、帝が主人公だろう。そりゃ、変化を引き起こしたのは虹人かもしれないけど、その時点で虹人は既に人外の存在だし。
虹人の物語なら。
人の愛を求めた寂しい少年が「鼓が上手くなれば愛してもらえる」と信じて鼓の名手に成長する。しかし、それでも愛されている実感が持てない。そもそも鼓の名手と誉めそやされることさえ、自分の力ではなく「天の鼓」のおかげかもしれない。
と、苦悩する青年の物語なら、その悩みを解決する場面が必要だと思うんですけど。
解決しないまま死んで、人外の者として出てきて、そのときには他人様に愛と信頼を説くって、不思議だ……。
あと「天の鼓」の存在。
あれは結局ただの鼓だったのか、特別な鼓(焼けた倉にあったはずの名器)だったのか。
ただの鼓なら、その事実が明らかになることで「これは天の鼓なんかじゃない! お前の演奏は全てお前の力だ!」とか樹が言えば虹人の悩みがひとつ解決するじゃないですか。
特別な鼓なら、その特別な楽器に愛された、又は呪われた天才・虹人の悲劇がわかりやすくなるし。
どっちにしても、そういうことをちゃんと舞台上で描いてくれないかなあ。
虹人、孤独に悩んでいるように見えないもんなあ。
誰も愛していないから誰に愛されなくても平気、に見えるのは、私の読解力不足なのかなあ。
少なくとも、樹に対しては冷たいよね。友人の許婚を奪った罪悪感なさそうだし。でも、孤独ゆえに全てを捨てて照葉を選んだというほどの熱情も感じられなかった。
そう。主人公たちが主人公らしく見えないもう一つの問題は、愛が見えないこと。
あくまでも私の感性です。「どこ見てたのラブラブだったじゃない」と言う方がいらっしゃったらすみません。
元々脚本に問題があるのは認めます。でも「音楽を通じて心が触れ合った孤独な二人が恋に落ちる」って物語は、それほど無茶な設定じゃないと思うけど。
それに、とにかく「愛し合っている演技」で観客を納得させてしまうのが、タカラヅカのトップコンビじゃないのかと。
特にラスト、帝と北斗(虹人と照葉の息子)をよりそって天上から見守る二人の姿の冷え冷えとした感じに愕然としました。あの世でやっと結ばれた二人なのに(ついでに楽なのに)。北斗を見る帝の目の方が愛があるって、どういうことだ。もしかしてそれが花組さんの売り……いやすいません何も言ってません(^^;
すみれさま、素敵だったんだけどな。好青年ぶりもよかったし、鼓を手に舞う姿も美しかったし、無駄に強い立ち回りもかっこよかったし(帝の刺客相手に素手で立ち向かってあんまり強かったんで、てっきり生きて再登場すると思ってました)。人外の姿も私は好きですよ(笑)。
ふーちゃん、きれいだったんだけどな。平安装束、赤い衣裳がとても似合っていて、美しいお姫様だったんだけど。
そのせいか。
カーテンコールが何度かあったんだけど、何だかえらく「愛が薄い」感じがした。
これは普通のDC公演だから、当然なのかもしれないけど。つい3日前まで星東宝に通い詰めてたからって比べてしまうのがいけないんだろうけど(愛が溢れまくってたからなー、舞台も客席も・笑)。
文字数が足りないので、もう少し次の欄に続く。
新年最初に他所様の真似をしてやっている2004年宝塚総括みたいな話をしようと思ったのですが、断念しました。
だって、私のベスト大劇場芝居は『1914/愛』(次点『La Esperanza』)で、ベストショーは『ロマンチカ宝塚04−ドルチェ・ヴィータ!』(次点『タカラヅカ絢爛』)で、ベストバウは『花のいそぎ』(次点『NAKED CITY』)だもん。どこの星組大好きっ子だ(笑)。(でも楽以来ネット巡回していて「星組が大好きです」と書いてあるのを見るとつーんと来ます。私も大好きだ)
何気に次点が花組二つですな。特に花組ファンではないのだけれど。
と言う訳で『天の鼓』の話。ネタばれあり。
12/19と12/29千秋楽、合計2回見ました。
結論から言うと、この作品割と好きです。贔屓が出ていたら通うと思います。
初見より、どんな話かわかっている2回目の方が面白かったんで、回数見ればもっと面白くなったかも。で、穴だらけの話だから、あーだこーだ余白を埋めるために語りまくり書きまくってたかも。『長安』のように(笑)。(そして少なくとも長安よりははるかに面白い)
むかしむかしあるところに帝がおりました。管弦を好む雅な御方でしたが、冷たい心の持ち主でした。帝は国中から優れた楽器、優れた楽人を集めようとしましたが、ただひとつ「天の鼓」の持ち主・虹人だけが言うことをききません。怒った帝は諌める家臣の言葉も聞かず、虹人を殺して「天の鼓」を奪いました。ところが、帝がようやく手に入れた「天の鼓」を叩いても音が出ないのです。驚く帝の前に死んだ虹人が天の使いとして現れ、人を信じる心の大切さを教えました。改心した帝はその後よい支配者となり、虹人の息子に「天の鼓」を返すのでした。
って、話ですよね?(笑)
初見のときは舞台の美しさを愛でつつ、前半のまったり具合にやや眠くなり、終盤の怒濤の展開に腹の中で笑い転げ、ネタ公演の烙印を押していたのですが。それでも、きれいだし笑えたからもう1回見てもいいかなと思っていたんですが。
帝が主役で、寓話だと思えば全然OKかも。この話。
前半が何故まったりしているかと言うと、主人公二人に人格が無いから、ということが大きいかと。何考えてるかわからないので、ヒーローとヒロインに感情移入できない。
あと、捨て子捨て子って、うるさいよね。雪組大劇公演に続き、捨て子ってことにそんなにマイナスの意味を持たせたいかな、と不思議。
でも、主役二人以外は感情移入可能。虹人に思いを寄せる伊吹(あすかちゃん)も、虹人への友情と照葉への愛、それゆえに悩み迷う樹(まっつさん)も。
そして一番キャラが立っているのが、帝(ゆみこちゃん)。
冷酷な絶対君主、そして、変な人(笑)。
既に人外の存在、魔物の域じゃないかという絶対的な権力者なのに、やってることはお間抜け。鼓ひとつ手に入れるために何小細工を弄しまくってるんですか、と突っ込みどころ満載。
が、しかし。
その化物めいた傲慢さの奥に、孤独な少年王の魂が見え隠れするのは、ゆみこちゃんの特性なんだろうなあ。
そんな帝だから、博雅(そのか氏)が彼のために真剣に心を痛めるのもわかるし、改心してからの言動もわかる。
そんな話なら。
人の心を知らない帝が、ひとつの鼓をきっかけに心を取り戻すおとぎばなしなら、これはこれでありかと。他の人物の書き込みが浅くても薄くても、契機となる出来事が唐突でも、田舎の村に楽人しか住んでいなくても(笑)。
おとぎばなしなんだから。それこそ「むかしむかしあるところに」で始まるような。
いや、確かに虹人が鬼だか精霊だかになって登場する場面で笑いの発作が起こりそうになるんだけど。でも皆が帝を囲んで回るあたりの、帝の崩壊と再生の表情を見てると、何かもう素直によかったなあと言う気分にすらなりました。(要するにゆみこちゃんのこわれっぷりが見事だと)
とは言え。
これ、主人公は虹人(すみれ様)で、ヒロインは照葉(ふーちゃん)らしいんですけどね……。
ドラマのクライマックスで変化するのが帝なら、帝が主人公だろう。そりゃ、変化を引き起こしたのは虹人かもしれないけど、その時点で虹人は既に人外の存在だし。
虹人の物語なら。
人の愛を求めた寂しい少年が「鼓が上手くなれば愛してもらえる」と信じて鼓の名手に成長する。しかし、それでも愛されている実感が持てない。そもそも鼓の名手と誉めそやされることさえ、自分の力ではなく「天の鼓」のおかげかもしれない。
と、苦悩する青年の物語なら、その悩みを解決する場面が必要だと思うんですけど。
解決しないまま死んで、人外の者として出てきて、そのときには他人様に愛と信頼を説くって、不思議だ……。
あと「天の鼓」の存在。
あれは結局ただの鼓だったのか、特別な鼓(焼けた倉にあったはずの名器)だったのか。
ただの鼓なら、その事実が明らかになることで「これは天の鼓なんかじゃない! お前の演奏は全てお前の力だ!」とか樹が言えば虹人の悩みがひとつ解決するじゃないですか。
特別な鼓なら、その特別な楽器に愛された、又は呪われた天才・虹人の悲劇がわかりやすくなるし。
どっちにしても、そういうことをちゃんと舞台上で描いてくれないかなあ。
虹人、孤独に悩んでいるように見えないもんなあ。
誰も愛していないから誰に愛されなくても平気、に見えるのは、私の読解力不足なのかなあ。
少なくとも、樹に対しては冷たいよね。友人の許婚を奪った罪悪感なさそうだし。でも、孤独ゆえに全てを捨てて照葉を選んだというほどの熱情も感じられなかった。
そう。主人公たちが主人公らしく見えないもう一つの問題は、愛が見えないこと。
あくまでも私の感性です。「どこ見てたのラブラブだったじゃない」と言う方がいらっしゃったらすみません。
元々脚本に問題があるのは認めます。でも「音楽を通じて心が触れ合った孤独な二人が恋に落ちる」って物語は、それほど無茶な設定じゃないと思うけど。
それに、とにかく「愛し合っている演技」で観客を納得させてしまうのが、タカラヅカのトップコンビじゃないのかと。
特にラスト、帝と北斗(虹人と照葉の息子)をよりそって天上から見守る二人の姿の冷え冷えとした感じに愕然としました。あの世でやっと結ばれた二人なのに(ついでに楽なのに)。北斗を見る帝の目の方が愛があるって、どういうことだ。もしかしてそれが花組さんの売り……いやすいません何も言ってません(^^;
すみれさま、素敵だったんだけどな。好青年ぶりもよかったし、鼓を手に舞う姿も美しかったし、無駄に強い立ち回りもかっこよかったし(帝の刺客相手に素手で立ち向かってあんまり強かったんで、てっきり生きて再登場すると思ってました)。人外の姿も私は好きですよ(笑)。
ふーちゃん、きれいだったんだけどな。平安装束、赤い衣裳がとても似合っていて、美しいお姫様だったんだけど。
そのせいか。
カーテンコールが何度かあったんだけど、何だかえらく「愛が薄い」感じがした。
これは普通のDC公演だから、当然なのかもしれないけど。つい3日前まで星東宝に通い詰めてたからって比べてしまうのがいけないんだろうけど(愛が溢れまくってたからなー、舞台も客席も・笑)。
文字数が足りないので、もう少し次の欄に続く。
思い出した。
2004年12月31日ここ数日何やら日記らしい日記になってしまっている(あれでか)。
看板に偽りありと思いつつ、『天の鼓』の感想も書かないとと思いつつ、年内はこのまま日記モードでいくことにします。
1年間、特にここ2,3ヶ月このblogを書いていて思い出したことがある。
私は、言葉を使うのが好きだったんだ。
言葉を使って表現すること。自分の見たもの、頭の中にあるものを表現するにはどんな言葉が適切か選んで並べること。画家が絵具を、彫刻家が石を、服飾家が布地を選ぶように。
だから、書いていて楽しかった。楽しすぎて書きすぎた(爆)。
私は書くことは好きだったけど、決して上手くない。
理屈屋ではあるけれど理論家ではない。『長安』『ドルチェ・ヴィータ!』の解釈の最終形を、物語形式でしか表現できなかったように。
かと言って物語を書こうとしても、1から物語を、世界を構築する構成力はない。
ので、私の書くものは、二次創作でしかあり得なかった。
既に存在している世界に寄生した言説、寄生した物語。
まあ、そんなものも、ここ10年くらいやってなかったけど。
寄生するほどはまるものが無かったせいかもしれない。
もしかして私は、寄生する先をまた見つけたんだろうか?
それは面白いことだなあ(笑・他人事のように)。
もっとも、これだけ見倒す公演はもう無いと思うし、これだけ語りたくなる作品は『ドルチェ・ヴィータ!』以降現れないと思うけど。
もうひとつ。
冬休み企画を始めてメールフォームをつけたら、ありがたいことに早速反応がありました。いや、ほんのほんの少しですけどね(笑)。
そこで言われることが「最近ヅカにはまったので参考に」のようなこと。
こんな奴参考にしていいんですかと思いつつ。これって、私がヅカにはまって、ネット漁った頃に思ったことや、時にはメールしたりしてしまったことだなあと。
そうやって影響受けて書いたことが、また別の人に影響したりして。
いや、だからどうって訳ではないけど、全然ないけど、面白いなあと。
今はただ面白いなあと思うだけですが、それって悪くないなあと。
いや、とにかくこの一年、楽しかったってことです。
***
紅白見ていたら余興の旗揚げゲーム(赤あげて白あげて、ってやつ)、気志団はわざわざセーラーコスでした(手旗信号だからね)。
よくやるなあと思って見ていた(マツケンサンバでは総スパン着てた)ら。
課題曲(曲にあわせてやるのだ)が『フニクリフニクラ』で!
おまけにゲームの進行で「隣の人と手をつないでくださーい」の声に北島三郎の一言。
「男同士は手をつながない」
……誰かそう言う台詞をblogに書いてたよな。
と言う訳で、年の瀬がこれかよ、と一人で目眩していた連想モードの私(属性:大馬鹿)。
看板に偽りありと思いつつ、『天の鼓』の感想も書かないとと思いつつ、年内はこのまま日記モードでいくことにします。
1年間、特にここ2,3ヶ月このblogを書いていて思い出したことがある。
私は、言葉を使うのが好きだったんだ。
言葉を使って表現すること。自分の見たもの、頭の中にあるものを表現するにはどんな言葉が適切か選んで並べること。画家が絵具を、彫刻家が石を、服飾家が布地を選ぶように。
だから、書いていて楽しかった。楽しすぎて書きすぎた(爆)。
私は書くことは好きだったけど、決して上手くない。
理屈屋ではあるけれど理論家ではない。『長安』『ドルチェ・ヴィータ!』の解釈の最終形を、物語形式でしか表現できなかったように。
かと言って物語を書こうとしても、1から物語を、世界を構築する構成力はない。
ので、私の書くものは、二次創作でしかあり得なかった。
既に存在している世界に寄生した言説、寄生した物語。
まあ、そんなものも、ここ10年くらいやってなかったけど。
寄生するほどはまるものが無かったせいかもしれない。
もしかして私は、寄生する先をまた見つけたんだろうか?
それは面白いことだなあ(笑・他人事のように)。
もっとも、これだけ見倒す公演はもう無いと思うし、これだけ語りたくなる作品は『ドルチェ・ヴィータ!』以降現れないと思うけど。
もうひとつ。
冬休み企画を始めてメールフォームをつけたら、ありがたいことに早速反応がありました。いや、ほんのほんの少しですけどね(笑)。
そこで言われることが「最近ヅカにはまったので参考に」のようなこと。
こんな奴参考にしていいんですかと思いつつ。これって、私がヅカにはまって、ネット漁った頃に思ったことや、時にはメールしたりしてしまったことだなあと。
そうやって影響受けて書いたことが、また別の人に影響したりして。
いや、だからどうって訳ではないけど、全然ないけど、面白いなあと。
今はただ面白いなあと思うだけですが、それって悪くないなあと。
いや、とにかくこの一年、楽しかったってことです。
***
紅白見ていたら余興の旗揚げゲーム(赤あげて白あげて、ってやつ)、気志団はわざわざセーラーコスでした(手旗信号だからね)。
よくやるなあと思って見ていた(マツケンサンバでは総スパン着てた)ら。
課題曲(曲にあわせてやるのだ)が『フニクリフニクラ』で!
おまけにゲームの進行で「隣の人と手をつないでくださーい」の声に北島三郎の一言。
「男同士は手をつながない」
……誰かそう言う台詞をblogに書いてたよな。
と言う訳で、年の瀬がこれかよ、と一人で目眩していた連想モードの私(属性:大馬鹿)。
タカラジェンヌというドリーム、あるいは罠。
2004年12月30日年末なので実家に帰りました。
母も星組東宝公演を見たとのこと。
本人は基本的にトップコンビくらいしか区別がつかず、目の前のものをただ喜んで見る人。が、誘ってくれた友達はどうせ見るなら予習をするタイプらしい。
「それで彼女はショーの水兵さんで誰かをチェックしていたのよ。でも水兵さんはいっぱいいたでしょう?」
そりゃそうだ、ロケットも水兵さんだしなぁ。で、誰?
「名前聞けば思い出すんだけど」
えーと。いきなり退団者じゃなんだなぁ、しおみまほ? 違うか。じゃ目立つとこで、ゆずきれおん? それも違う。じゃあ、えーと、えーと、
……たつきよう?
「そうそう、その人!」
どんがらがっしゃん←気持ちだけ椅子から落ちる音。
「最近関西に旅行したとき、TVで見たらしいのよ(スカステつきのホテル? 何見たんだ。ナウオン? まさかそれどうじゃあるまいし。あ、カフェブレイクの可能性も?)。
それですごく感じが良かったって(そうかやっぱり素顔落ちか!)。ここにほくろがあったって言うけど(すげー細かいことを)そんなの舞台じゃわからないものねぇ」
モップ持ってる場面の真ん中にいた人、と言っても母は憶えていませんでした。
私もその人割と好き、と言いましたが聞き流されました。(母が好きなのはすみれさま、その前はリカさん。私とは好みが違うらしい・笑)
しかし、母の友人はたつきようさんのことを来年夏まで憶えていてくれるだろうか。
今度帰省するときはポストカードの1枚でも土産に買って帰ろうかとひそかに悩む私でした(笑)。
さて、前振りはこのくらいにして(前振りだったのか)。
「宝塚と私」この一年を振り返る・第2弾(何だそれ)。
この怒濤の嵌り方のきっかけは昨日の日記にも書いたとおり一年前の12月29日ですが、もうひとつ深みに嵌ったと思ったのは12月5日の茶会でした。
ジェンヌさんのオフ姿に興味は無い、まず第一義的に舞台姿。入り出くらいなら見たいけど、オフに女の子らしさが見えると引く、と言うのが私の基本スタンス。
でもヅカファン1年生、お茶会というものには興味がある。
この人のなら行ってみたいかなぁ。割と好きだし、外部出演の話も本人の口から聞いてみたいし、初めてのディナーショーもこの人だから、それとそろえるのもなんとなく面白い(ちなみに二度目のディナーショーも二度目のお茶会もケロさん……)。
それに私、どういう訳かこの人のオフ姿はきれーなおねーさんでもあんまり引かないから、素で喋られても大丈夫だろう。
そしたら。
……大丈夫どころか、ものすごい破壊力でした。
運命的な出会いをしたサトリちゃんと二人「かわいいー」を連発し、しあわせを反芻しつつ。
でも、夢が覚め始めてからはずーっと、これって何なんだろうと考えていました。
理屈抜きのしあわせなんてやさぐれた大人には一週間と保たないもので。
冷静に考えると。
これって、全然特別なことじゃないんだろうなあ。
今まで、あちこちのサイトのお茶会報告や掲示板で、オフのジェンヌさんをかわいいとかきれいとかきゃーきゃー言ってるのを「ふーん?(語尾上げ)」と眺めていたけれど。
そういう光景をよく見るってことは、ジェンヌさんのファンになる上で、そのくらい一般的なことなんだろう。
(ちなみにその頃そう見ていたのは、とうこさんとかまとぶんとか、過去ではリカさんとかのサイトだった気が。そういう人たちと一緒にするんですか、というつっこみが皆無とは思ってませんが、警戒してない分破壊力大きいかもしれんぞ(笑))
特別なことじゃない、と言うより。
舞台姿を「かっこいー」と言い、オフを「かわいいー」と愛でる。
むしろそれこそが、ジェンヌさんに嵌る醍醐味かもしれない。
他ジャンルでは味わえない感覚だからなぁ(苦笑)。
世間一般的には、男役に対してはただ「かっこいい」と言うのが、わかりやすい感覚だと思います。
それだけじゃないところがわかってしまったと言うのは、やはり確実に、ヅカファンとして一歩深みに嵌ったと(笑)。
つーか、舞台上ではいい男やかっこいいおにーさんで、オフではきれいだったりかわいかったりするおねーさんって、ある意味最強の生き物じゃん!(爆)
タカラジェンヌと言うドリーム、あるいは罠。
で、ここまで考えると。
あの多幸感、この好きになり方って「初めてのお茶会マジック」かもしれない、と。
ジェンヌさんのファンと一緒にその人のオフ姿を共有する、お茶会という特異体験が、初めてだったから。嫌な言い方をすると、誰でも良かった、誰のお茶会でも同じ現象が起こったのではないかと。
それを確かめることは不可能だけれども(初めてのお茶会は一度だけ)。
まあ、でも「誰でも良かった、でも君だった」と言うことで(爆)(こんな名台詞をこんなとこで借用してすみません)。
ちなみに、ワタさんに対しては相変わらず舞台姿基本、入り出もその男前っぷりに惚れていますが、あと半分の魅力を見逃している、と言う気はあまりしないです。
あの人のウルトラハイパーな男前っぷりはファンタジーでイリュージョンだから。それだけで十二分な気がする。多分ご本人はかなり女の子らしいところがある人だと思いますが、あれだけ作りこんで男役を魅せてくれていることに感謝しています。
ま、1回くらいはお茶会とか行ってみたいかなあと思うし、そしたらまた全然違うことを語りだすかもしれませんが(笑)。
***
冬休み企画、知り合い以外からもメールをいただきました(大喜)。ありがとーございまーす。のちほどお返事書きますー。
母も星組東宝公演を見たとのこと。
本人は基本的にトップコンビくらいしか区別がつかず、目の前のものをただ喜んで見る人。が、誘ってくれた友達はどうせ見るなら予習をするタイプらしい。
「それで彼女はショーの水兵さんで誰かをチェックしていたのよ。でも水兵さんはいっぱいいたでしょう?」
そりゃそうだ、ロケットも水兵さんだしなぁ。で、誰?
「名前聞けば思い出すんだけど」
えーと。いきなり退団者じゃなんだなぁ、しおみまほ? 違うか。じゃ目立つとこで、ゆずきれおん? それも違う。じゃあ、えーと、えーと、
……たつきよう?
「そうそう、その人!」
どんがらがっしゃん←気持ちだけ椅子から落ちる音。
「最近関西に旅行したとき、TVで見たらしいのよ(スカステつきのホテル? 何見たんだ。ナウオン? まさかそれどうじゃあるまいし。あ、カフェブレイクの可能性も?)。
それですごく感じが良かったって(そうかやっぱり素顔落ちか!)。ここにほくろがあったって言うけど(すげー細かいことを)そんなの舞台じゃわからないものねぇ」
モップ持ってる場面の真ん中にいた人、と言っても母は憶えていませんでした。
私もその人割と好き、と言いましたが聞き流されました。(母が好きなのはすみれさま、その前はリカさん。私とは好みが違うらしい・笑)
しかし、母の友人はたつきようさんのことを来年夏まで憶えていてくれるだろうか。
今度帰省するときはポストカードの1枚でも土産に買って帰ろうかとひそかに悩む私でした(笑)。
さて、前振りはこのくらいにして(前振りだったのか)。
「宝塚と私」この一年を振り返る・第2弾(何だそれ)。
この怒濤の嵌り方のきっかけは昨日の日記にも書いたとおり一年前の12月29日ですが、もうひとつ深みに嵌ったと思ったのは12月5日の茶会でした。
ジェンヌさんのオフ姿に興味は無い、まず第一義的に舞台姿。入り出くらいなら見たいけど、オフに女の子らしさが見えると引く、と言うのが私の基本スタンス。
でもヅカファン1年生、お茶会というものには興味がある。
この人のなら行ってみたいかなぁ。割と好きだし、外部出演の話も本人の口から聞いてみたいし、初めてのディナーショーもこの人だから、それとそろえるのもなんとなく面白い(ちなみに二度目のディナーショーも二度目のお茶会もケロさん……)。
それに私、どういう訳かこの人のオフ姿はきれーなおねーさんでもあんまり引かないから、素で喋られても大丈夫だろう。
そしたら。
……大丈夫どころか、ものすごい破壊力でした。
運命的な出会いをしたサトリちゃんと二人「かわいいー」を連発し、しあわせを反芻しつつ。
でも、夢が覚め始めてからはずーっと、これって何なんだろうと考えていました。
理屈抜きのしあわせなんてやさぐれた大人には一週間と保たないもので。
冷静に考えると。
これって、全然特別なことじゃないんだろうなあ。
今まで、あちこちのサイトのお茶会報告や掲示板で、オフのジェンヌさんをかわいいとかきれいとかきゃーきゃー言ってるのを「ふーん?(語尾上げ)」と眺めていたけれど。
そういう光景をよく見るってことは、ジェンヌさんのファンになる上で、そのくらい一般的なことなんだろう。
(ちなみにその頃そう見ていたのは、とうこさんとかまとぶんとか、過去ではリカさんとかのサイトだった気が。そういう人たちと一緒にするんですか、というつっこみが皆無とは思ってませんが、警戒してない分破壊力大きいかもしれんぞ(笑))
特別なことじゃない、と言うより。
舞台姿を「かっこいー」と言い、オフを「かわいいー」と愛でる。
むしろそれこそが、ジェンヌさんに嵌る醍醐味かもしれない。
他ジャンルでは味わえない感覚だからなぁ(苦笑)。
世間一般的には、男役に対してはただ「かっこいい」と言うのが、わかりやすい感覚だと思います。
それだけじゃないところがわかってしまったと言うのは、やはり確実に、ヅカファンとして一歩深みに嵌ったと(笑)。
つーか、舞台上ではいい男やかっこいいおにーさんで、オフではきれいだったりかわいかったりするおねーさんって、ある意味最強の生き物じゃん!(爆)
タカラジェンヌと言うドリーム、あるいは罠。
で、ここまで考えると。
あの多幸感、この好きになり方って「初めてのお茶会マジック」かもしれない、と。
ジェンヌさんのファンと一緒にその人のオフ姿を共有する、お茶会という特異体験が、初めてだったから。嫌な言い方をすると、誰でも良かった、誰のお茶会でも同じ現象が起こったのではないかと。
それを確かめることは不可能だけれども(初めてのお茶会は一度だけ)。
まあ、でも「誰でも良かった、でも君だった」と言うことで(爆)(こんな名台詞をこんなとこで借用してすみません)。
ちなみに、ワタさんに対しては相変わらず舞台姿基本、入り出もその男前っぷりに惚れていますが、あと半分の魅力を見逃している、と言う気はあまりしないです。
あの人のウルトラハイパーな男前っぷりはファンタジーでイリュージョンだから。それだけで十二分な気がする。多分ご本人はかなり女の子らしいところがある人だと思いますが、あれだけ作りこんで男役を魅せてくれていることに感謝しています。
ま、1回くらいはお茶会とか行ってみたいかなあと思うし、そしたらまた全然違うことを語りだすかもしれませんが(笑)。
***
冬休み企画、知り合い以外からもメールをいただきました(大喜)。ありがとーございまーす。のちほどお返事書きますー。
あれから1年。
2004年12月29日今日は花組DC楽を観に行きました。
その感想はまた別途書くとして、個人的なことを。
1年前の今日、私はやはりこのドラマシティにいた。
正直、芝居自体の内容はまあ、普通と言うか何と言うか、だったんだけど。
フィナーレ。客席扉から登場したわたるくん。
光がさしていて。
その瞬間私は、魂を奪われてしまったんだった。
あれから1年。
奪われた魂のかけらを追って、私はここまで来てしまいました(笑)。
それまでは1公演1回見るか見ないかの浅いファンで、『王家に捧ぐ歌』でさえムラと東宝1回ずつ見て「わざわざ2回見るなんて私すごいわー」と思ってたんだが。『1914愛/タカラヅカ絢爛』は合計10回、『花舞う長安/ドルチェ・ヴィータ!』は合計20回。
星組だけでなくて全組、大劇場もバウも殆ど全公演見てるし。トップコンビと二番手くらいしか判別がつかなかったのが、かなりの人の愛称まですらすら出てくるようになったし。
宝塚という世界にどっぷり浸かった1年でした。
もし、去年の今日、ドラマシティに来ていなかったら。来ていてももし下手席だったら。
こんなことにはなってなかったのかも知れないと思うと人生恐ろしいです(笑)。
でもいいや。楽しいから。
おかげでいろいろな人にも会えたし。
この年になって新しい人間関係が出来るなんて、すごく幸福なことだと思う。
と、言う訳で。
私は来年も宝塚を、特に星組を好きでいることでしょう。
……ま、生活に支障をきたさない程度にはしたいですが。
***
冬休み企画始めました。上の[HOME]からリンクしてます。
要するに私の思い込みテキストで日記にならない分(SSっぽいもの)を期間限定公開します。会社で日中巡回している人が読まないであろう時期にこっそりやるあたり小心者。(そんなことしなくても反応皆無なんじゃないの?)
メールフォームも設置しましたんで、何か言いたいことがある方はこの機会に是非一言ください。テキストは読まなくても別にいいです(笑)。
いや、どんな方がカウンタ回して下さっているのかいつも気になっていたので。よろしくお願いしますー。
日記の更新は年末年始もする予定です。
その感想はまた別途書くとして、個人的なことを。
1年前の今日、私はやはりこのドラマシティにいた。
正直、芝居自体の内容はまあ、普通と言うか何と言うか、だったんだけど。
フィナーレ。客席扉から登場したわたるくん。
光がさしていて。
その瞬間私は、魂を奪われてしまったんだった。
あれから1年。
奪われた魂のかけらを追って、私はここまで来てしまいました(笑)。
それまでは1公演1回見るか見ないかの浅いファンで、『王家に捧ぐ歌』でさえムラと東宝1回ずつ見て「わざわざ2回見るなんて私すごいわー」と思ってたんだが。『1914愛/タカラヅカ絢爛』は合計10回、『花舞う長安/ドルチェ・ヴィータ!』は合計20回。
星組だけでなくて全組、大劇場もバウも殆ど全公演見てるし。トップコンビと二番手くらいしか判別がつかなかったのが、かなりの人の愛称まですらすら出てくるようになったし。
宝塚という世界にどっぷり浸かった1年でした。
もし、去年の今日、ドラマシティに来ていなかったら。来ていてももし下手席だったら。
こんなことにはなってなかったのかも知れないと思うと人生恐ろしいです(笑)。
でもいいや。楽しいから。
おかげでいろいろな人にも会えたし。
この年になって新しい人間関係が出来るなんて、すごく幸福なことだと思う。
と、言う訳で。
私は来年も宝塚を、特に星組を好きでいることでしょう。
……ま、生活に支障をきたさない程度にはしたいですが。
***
冬休み企画始めました。上の[HOME]からリンクしてます。
要するに私の思い込みテキストで日記にならない分(SSっぽいもの)を期間限定公開します。会社で日中巡回している人が読まないであろう時期にこっそりやるあたり小心者。(そんなことしなくても反応皆無なんじゃないの?)
メールフォームも設置しましたんで、何か言いたいことがある方はこの機会に是非一言ください。テキストは読まなくても別にいいです(笑)。
いや、どんな方がカウンタ回して下さっているのかいつも気になっていたので。よろしくお願いしますー。
日記の更新は年末年始もする予定です。
水兵さんと魔法の国(『ドルチェ・ヴィータ!』見納め)
2004年12月27日 宝塚私にとって、最も切ない物語の終わりの一つが『クマのプーさん/プー横丁にたった家』。
「もうなにもしないでなんかいられなくなった(平たく言うとぬいぐるみと遊んでいられなくなる幼年期の終わり)」クリストファー・ロビンが、プーにナイトの称号を与えたあと、プーやなかまたちのいる魔法の丘に別れを告げる最終章。
それなのに、最終章のタイトルは。
「クリストファー・ロビンとプーが、魔法の丘に出かけ、ふたりは、いまもそこにおります。」
そして挿絵は手をつないで踊るように歩くクリストファー・ロビンとプーのシルエット。
嘘だね。
いつまでもなんて、ありえない。
でも、いつまでもがありえると言わないと、辛すぎて終われないんだ。
別れの物語や、逆に「いつまでも」を誓う物語を見ると、このラストシーンを思い出す。思い出して寂寥感が増す、というのが私の習性。
でも。
もしかしたら、それは嘘じゃないんじゃないか、と言う気がしてきた。
現実にはクリストファー・ロビンが魔法の森を訪れることは二度と無くても。
少年とクマの残像は消えない。
ふたりはいまもそこにおります。
それは嘘だけど本当。嘘だけど真実。
千秋楽の『ドルチェ・ヴィータ!』。
そんなことを、花市場のセーラーを見ていて思いました。
いつものケロしぃ。無邪気にいちゃついてじゃれあって幸せな風景。いつも以上に触れ合って、正面から抱き合って見つめあって踊って笑いながら肩叩き合って。
幸せ過剰だからこそ、もう見られなくなる日が来るのが寂しくて辛い風景。
でも。
終わらないのかもな、と言う気がしてきた。
私がもう二度と見ることが出来なくても。
演じていた人が去ってもう戻らないとしても。
こんなに幸せな風景は消えたりなんかしないで、世界のどこかに存在しつづけるんだろう。
それが私の、いや誰の手も届かないところだとしても。今も彼らは、あの世界ごとどこかにいて、あの幸せな瞬間が続いているんだろう。
そう。世界ごと。
花市場の花売り娘と船乗りが幸福そうな笑顔で踊る瞬間も。船の上で別れを惜しんで踊る愛し合うカップル達も。青の洞窟の純粋に恋の喜びに輝いている海神と少女も。
幸せな瞬間だけでなく、不吉なまでに美しいドルチェ・ヴィータも。目眩がするサテリコンの風景も。哄笑する寂しい悪魔も。
全て世界ごと、どこかに存在しつづける。
こんなうつくしいものが、消えうせて何もかもなくなってしまうはずがないよ。
なんとなく、そう思えたので。
私は『ドルチェ・ヴィータ!』に心穏やかに別れを告げることができました。
千秋楽、もう二度とこのショーが見られなくなることが信じられず、恐ろしかったけれど。
多分、あれは消えないから。無くなってしまうことはないから。
……にしても、クマのプーさんとセーラーケロしぃで『ドルチェ・ヴィータ!』への思いが昇華されるマジ語りする奴って。
誰にも理解されないのは覚悟の上(笑)。いいんだ。これは私の日記だから。
(でも『プー横丁にたった家』は名作だから! マジで!
そして今回あのラストに感じていた20年来の寂寥感を少しでもひっくり返されたなんて、私にとってすごいことだぞ)
そんな最後の『ドルチェ・ヴィータ!』。
最後の最後に泣かされました。私の落涙ポイントは意外にもパレード、『花市場』を歌いながらのワタさんの階段下りでした。
総踊りの掛け声「良いお年を」で、ああ来年もあるんだなあ、これからも日々は続くんだなあと気づかされ、その後の銀橋ソロが痛みに満ちた歌詞でありながら「うつろな叫びまだ言葉にならない」が「もう」ではなく「まだ」なんだなあと気づかされ、歌い終わった直後歌詞の内容に入り込んだ表情からショースターに戻る笑顔にほっとしたりしてはいたんですが。
新しい一日、太陽は惜しみなく君に光降り注ぐ、と歌う声に姿に、ついに泣けてしまった。
泣けた理由を言葉にすると、ありがとう、になるのかなぁ。それだけではないような気もしますが。
しかしこのショーリピートしすぎた上に実況CDも聞いてるせいか。
日常生活で「すいません」と言おうとすると、あの水兵さんの声が脳裏に響くんですけど。
どこからともなく3拍子のフニクリフニクラが聞こえてくるんですけど。
ついでにあのきらきらした笑顔まで浮かんじゃうんですけど。
その度にはっとしてしまって、正直日常生活に支障をきたすんですけど!(爆)
……ま、これもある意味幸福の残滓(肩すくめ)。
「もうなにもしないでなんかいられなくなった(平たく言うとぬいぐるみと遊んでいられなくなる幼年期の終わり)」クリストファー・ロビンが、プーにナイトの称号を与えたあと、プーやなかまたちのいる魔法の丘に別れを告げる最終章。
それなのに、最終章のタイトルは。
「クリストファー・ロビンとプーが、魔法の丘に出かけ、ふたりは、いまもそこにおります。」
そして挿絵は手をつないで踊るように歩くクリストファー・ロビンとプーのシルエット。
嘘だね。
いつまでもなんて、ありえない。
でも、いつまでもがありえると言わないと、辛すぎて終われないんだ。
別れの物語や、逆に「いつまでも」を誓う物語を見ると、このラストシーンを思い出す。思い出して寂寥感が増す、というのが私の習性。
でも。
もしかしたら、それは嘘じゃないんじゃないか、と言う気がしてきた。
現実にはクリストファー・ロビンが魔法の森を訪れることは二度と無くても。
少年とクマの残像は消えない。
ふたりはいまもそこにおります。
それは嘘だけど本当。嘘だけど真実。
千秋楽の『ドルチェ・ヴィータ!』。
そんなことを、花市場のセーラーを見ていて思いました。
いつものケロしぃ。無邪気にいちゃついてじゃれあって幸せな風景。いつも以上に触れ合って、正面から抱き合って見つめあって踊って笑いながら肩叩き合って。
幸せ過剰だからこそ、もう見られなくなる日が来るのが寂しくて辛い風景。
でも。
終わらないのかもな、と言う気がしてきた。
私がもう二度と見ることが出来なくても。
演じていた人が去ってもう戻らないとしても。
こんなに幸せな風景は消えたりなんかしないで、世界のどこかに存在しつづけるんだろう。
それが私の、いや誰の手も届かないところだとしても。今も彼らは、あの世界ごとどこかにいて、あの幸せな瞬間が続いているんだろう。
そう。世界ごと。
花市場の花売り娘と船乗りが幸福そうな笑顔で踊る瞬間も。船の上で別れを惜しんで踊る愛し合うカップル達も。青の洞窟の純粋に恋の喜びに輝いている海神と少女も。
幸せな瞬間だけでなく、不吉なまでに美しいドルチェ・ヴィータも。目眩がするサテリコンの風景も。哄笑する寂しい悪魔も。
全て世界ごと、どこかに存在しつづける。
こんなうつくしいものが、消えうせて何もかもなくなってしまうはずがないよ。
なんとなく、そう思えたので。
私は『ドルチェ・ヴィータ!』に心穏やかに別れを告げることができました。
千秋楽、もう二度とこのショーが見られなくなることが信じられず、恐ろしかったけれど。
多分、あれは消えないから。無くなってしまうことはないから。
……にしても、クマのプーさんとセーラーケロしぃで『ドルチェ・ヴィータ!』への思いが昇華されるマジ語りする奴って。
誰にも理解されないのは覚悟の上(笑)。いいんだ。これは私の日記だから。
(でも『プー横丁にたった家』は名作だから! マジで!
そして今回あのラストに感じていた20年来の寂寥感を少しでもひっくり返されたなんて、私にとってすごいことだぞ)
そんな最後の『ドルチェ・ヴィータ!』。
最後の最後に泣かされました。私の落涙ポイントは意外にもパレード、『花市場』を歌いながらのワタさんの階段下りでした。
総踊りの掛け声「良いお年を」で、ああ来年もあるんだなあ、これからも日々は続くんだなあと気づかされ、その後の銀橋ソロが痛みに満ちた歌詞でありながら「うつろな叫びまだ言葉にならない」が「もう」ではなく「まだ」なんだなあと気づかされ、歌い終わった直後歌詞の内容に入り込んだ表情からショースターに戻る笑顔にほっとしたりしてはいたんですが。
新しい一日、太陽は惜しみなく君に光降り注ぐ、と歌う声に姿に、ついに泣けてしまった。
泣けた理由を言葉にすると、ありがとう、になるのかなぁ。それだけではないような気もしますが。
しかしこのショーリピートしすぎた上に実況CDも聞いてるせいか。
日常生活で「すいません」と言おうとすると、あの水兵さんの声が脳裏に響くんですけど。
どこからともなく3拍子のフニクリフニクラが聞こえてくるんですけど。
ついでにあのきらきらした笑顔まで浮かんじゃうんですけど。
その度にはっとしてしまって、正直日常生活に支障をきたすんですけど!(爆)
……ま、これもある意味幸福の残滓(肩すくめ)。
祭りの終わり(星組東宝公演千秋楽、劇場外のこと)
2004年12月26日 宝塚自分のためのメモ、続き。
退団者を見送り終えて。
ドリーさんと「み」さんはケロさんのフェアウェルへ。緑野さんとサトリちゃんと私は夕飯を食べに行く。
イタリアンの店に入ったら、いきなりBGMが『La Pioggia(ショーのスパニッシュの曲)』。ちょっとトリップ(^^;。
うーん、この3人だとどうしても話題はしぃちゃんのことになるなあ(笑)。
店を出てフェアウェル会場のロビーに移動してお二人を待ちながらまったりしている間もしぃちゃん語り。
と言うかコーザノストラ立樹氏と夜の女の話とか。
「あの場面のしぃちゃん、すごくエロいです」サトリちゃん断言。
いや、白状すると私も実はそう思ってたんだよ(笑)。
エロいと言うか、即物的な感じ? 色っぽくは無いのでエロいという表現になるんだけど。
なんつーか、コーザノストラ汐美氏は相手が夜の女でも殺し文句のひとつくらい囁きそうで、だから色っぽいんですな。でもコーザノストラ立樹氏はその辺の面倒な手続き(…)を全部すっ飛ばしてそうな、対するエレナ嬢もそれで全然OKな、正にやくざな男と夜の女。体育会的な健康さが逆目に出て思いがけない効果を生んだ感じ。
しかしサトリちゃん、何でこんなに話が合うかなあ。普通にしぃちゃんのファンと知り合ったってケロしぃだの国忠の冷たい目線に震えるだの、挙句にコーザノストラエロいとか言って盛り上がれるとは思えない。いや君に会えてよかった!(握手!)。
つーか上の会で厳粛にフェアウェルやってるのにこんな話してて良いのか私ら、と思いつつ(笑)。
白い薔薇を一輪ずつ持ったフェアウェル組と合流し、このお祭り期間中大活躍だったHotel Dollyへ。日付が変わって、汐美さん男役最後の一日が終わって。
飲み食いしながら、BGVはケロさん雪組時代のスタ小部。雪組ということで時折画面の隅にピンぼけで映るしぃちゃんのチェックを始める私とサトリちゃん。「かわいいー」「リアクション変わってないよー」うるさいうるさい。
でも一番最初にしぃちゃんを発見してくれたのはドリーさんだった。仲間仲間(笑)。
この日、一応私は「退団者担だけじゃ寂しいだろうから賑やかし要員」のつもりだったんだが、『血と砂』を見始めた頃合から空気が変わって、中に入れなくなった。
作品自体の話。ケロさんの思い出。他の出演者の思い出。チケット確保が如何に大変だったか。にもかかわらずどれだけ通い詰めたか(曰く、主演二人のファンがチケットを残さずかき集めてしまい一般客が見ることが出来なかったため二人がブレイクし損ねたらしい)。
ここ、初日は違った。ここの音楽は著作権の問題で変えられてしまって、本当はもっとよかった。この衣装、舞台稽古の写真と違う。
実は私は、中に入れないほど盛り上がるお三方を見てほっとしていました。賑やかしなんか必要なくて、よかった。
こんな時に言うのも何だけど、こんな時にそうやって熱をこめて語れる作品があってよかったなあ、と。
夜明け前。私のタイムリミットは近づき祭りの終わり。残りの面子に見送られHotel Dollyを後にする。
本当に、今公演がこんなお祭り公演になるとは思ってもみなかったよ。
皆様(ファンも関係者も、私の知っている人も知らない人も)が元気で幸せで過ごせるよう祈りつつ。
(帰路、新幹線の中でこんなに爆睡したのは初めてでした。ちゃんと降りるべき駅で降りられて本当に良かった(苦笑))
退団者を見送り終えて。
ドリーさんと「み」さんはケロさんのフェアウェルへ。緑野さんとサトリちゃんと私は夕飯を食べに行く。
イタリアンの店に入ったら、いきなりBGMが『La Pioggia(ショーのスパニッシュの曲)』。ちょっとトリップ(^^;。
うーん、この3人だとどうしても話題はしぃちゃんのことになるなあ(笑)。
店を出てフェアウェル会場のロビーに移動してお二人を待ちながらまったりしている間もしぃちゃん語り。
と言うかコーザノストラ立樹氏と夜の女の話とか。
「あの場面のしぃちゃん、すごくエロいです」サトリちゃん断言。
いや、白状すると私も実はそう思ってたんだよ(笑)。
エロいと言うか、即物的な感じ? 色っぽくは無いのでエロいという表現になるんだけど。
なんつーか、コーザノストラ汐美氏は相手が夜の女でも殺し文句のひとつくらい囁きそうで、だから色っぽいんですな。でもコーザノストラ立樹氏はその辺の面倒な手続き(…)を全部すっ飛ばしてそうな、対するエレナ嬢もそれで全然OKな、正にやくざな男と夜の女。体育会的な健康さが逆目に出て思いがけない効果を生んだ感じ。
しかしサトリちゃん、何でこんなに話が合うかなあ。普通にしぃちゃんのファンと知り合ったってケロしぃだの国忠の冷たい目線に震えるだの、挙句にコーザノストラエロいとか言って盛り上がれるとは思えない。いや君に会えてよかった!(握手!)。
つーか上の会で厳粛にフェアウェルやってるのにこんな話してて良いのか私ら、と思いつつ(笑)。
白い薔薇を一輪ずつ持ったフェアウェル組と合流し、このお祭り期間中大活躍だったHotel Dollyへ。日付が変わって、汐美さん男役最後の一日が終わって。
飲み食いしながら、BGVはケロさん雪組時代のスタ小部。雪組ということで時折画面の隅にピンぼけで映るしぃちゃんのチェックを始める私とサトリちゃん。「かわいいー」「リアクション変わってないよー」うるさいうるさい。
でも一番最初にしぃちゃんを発見してくれたのはドリーさんだった。仲間仲間(笑)。
この日、一応私は「退団者担だけじゃ寂しいだろうから賑やかし要員」のつもりだったんだが、『血と砂』を見始めた頃合から空気が変わって、中に入れなくなった。
作品自体の話。ケロさんの思い出。他の出演者の思い出。チケット確保が如何に大変だったか。にもかかわらずどれだけ通い詰めたか(曰く、主演二人のファンがチケットを残さずかき集めてしまい一般客が見ることが出来なかったため二人がブレイクし損ねたらしい)。
ここ、初日は違った。ここの音楽は著作権の問題で変えられてしまって、本当はもっとよかった。この衣装、舞台稽古の写真と違う。
実は私は、中に入れないほど盛り上がるお三方を見てほっとしていました。賑やかしなんか必要なくて、よかった。
こんな時に言うのも何だけど、こんな時にそうやって熱をこめて語れる作品があってよかったなあ、と。
夜明け前。私のタイムリミットは近づき祭りの終わり。残りの面子に見送られHotel Dollyを後にする。
本当に、今公演がこんなお祭り公演になるとは思ってもみなかったよ。
皆様(ファンも関係者も、私の知っている人も知らない人も)が元気で幸せで過ごせるよう祈りつつ。
(帰路、新幹線の中でこんなに爆睡したのは初めてでした。ちゃんと降りるべき駅で降りられて本当に良かった(苦笑))
「ほしぐみがだいすきです」(星組東宝公演千秋楽)
2004年12月26日 宝塚タイトルはみっこさんのお言葉。
ご挨拶が終わり、2度目くらいかのカーテンコールで幕が開いたとき、舞台にはワタさんと3人の退団者がいました。
ワタさんは退団する人たちをその大きな羽根で包むように「何か言い残したこと無い?」「何でも言っていいよ」と話し掛けていました。
一度は皆さん何もないと言いながら、でもやっぱりと言う感じでみっこさんが発した言葉が「この星組が大好きです」。
うん。私も大好きだ。
***
以下、自分のためのメモ。
入り待ちから始まった一日でした。白白白。すごい人。
かのちかちゃん。帽子目深にかぶって。ガードの人の掛け声に照れたように手を振って。
ケロさん。全身真っ白な服装に、ティアラのついた白いヴェール。王様……じゃないな、女王様?(花嫁さんとは思わなかったらしいよ)真っ白ですごくお綺麗でした。
みっこさん。やはり白いコートに、ケロさんと同じヴェールをマントのように肩にかけて。かっこいい。おまけにガードの人全員に白いリボンでできた薔薇を1輪ずつ手渡している。最後の最後にそんなことされたらたまらないんじゃなかろうか。
しぃちゃんの入りは早かった。退団者をお出迎えするんだろうな。
退団者の入った後で、ワタさん。この間と同じようなウエスタンハットにサングラス。相変わらず男前。
あと特筆すべきは檀ちゃん。ドルチェヴィータの脚!(おい)
11時公演はサトリちゃんと隣。こんなに回数見てるのに隣同士で見るのは初めて。
ショー、中詰銀橋でセレブワタさんが航海士ケロさんの腰を抱く、と言うかつかむと言う表現が正しい? サトリちゃんと肘つつきあい。あとケロさん白スーツ銀橋とうこさんの手を握ったときにも同じように肘つつきあい。同じように反応する人の隣で見るのは楽しいぞ(笑)。
そして午後公演。
どきどきしながら席につく。客席の白いこと白いこと。
アドリブ、オウムと不老長寿の薬はムラのアレンジだったけど、贈り物中年隊がやってくれました。
いつも普通に喋っているエンディさん、ますみさんが高い声で「陛下からの贈り物でございます」。
そして最後にみきちぐ氏。「……陛下からの贈り物でございます」渋い低声で! うわーい!
つーか、これで笑いと拍手が起こるって、さすが千秋楽だよなあ(笑)。
エンディさんもますみさんも高い声苦労してそうだったので、ずーっと安定してやってたみきちぐ氏は偉いのかもしれない。
そしてライチを持ってきた琳花に楊貴妃が「琳花、いつもありがとう」。
「いつも」がついているだけなのに、ほっこりしつつも切なくて。
陳玄礼さんは、やっぱりムラの熱は無かったけれど、でも静かに熱かった。
ありがとう、こんなバカ皇帝を愛してくれて。
李林甫さんもありがとう。(思うは林甫のことのみ、だもんなっ!・笑)
そして、ショー。最後の『ドルチェ・ヴィータ!』。
開幕直前の静寂が、ここに集まっているのがどんな客か雄弁に語っていて。
花市場。
セーラーケロしぃ、見納め。いつも以上に楽しそうにきらきら。ケロさん、他のみんなともいつも以上にスキンシップしてましたよね。
船乗りSから花売り娘へ、リボンのついた白い花を渡す。大切そうに受け取ってくれたかのちかちゃん。最後のダンス。幸せそうで別れが切なくて。
暗くなる舞台。ドルチェ・ヴィータとパトロン。檀ちゃんの声で「愛してる、ずっと愛してる」。ちなみに前楽はみっこさんから「愛してるよ、永遠に」。
多分、ドルチェ・ヴィータは永遠の愛を誓うキャラじゃない。でも、それを曲げても、言ってくれてよかったと思う。
コーザノストラは、ケロさん途中踊っているときから笑顔笑顔。帽子の下の口元がずーっと歯を見せて笑ってます。しぃちゃんは普通……なんだけど、目が合うとやっぱり笑顔。いいんだ、今日で最後だから。上手の小芝居は普通に肩に手。でも見交わす笑顔が素敵でちょっと切なくて。
組長のギャグ。「俺、この店1ヶ月通ってんねん。水曜は定休日やろ」客席笑い「でもな、今度新しい航海に出るんや」そして千秋楽、今までありがとうございました。拍手拍手。
セレブS、コートを預ける場面で白い薔薇を一輪手にし、その薔薇にキスをして、航海士に。航海士はムラのようにくにゃんと倒れたりせず、スマートかつ男前に受け取っていた。うん、これはこれでいいもん見せてもらった。
中詰め銀橋は感動の(笑)ワタケロ姫抱っこ。ケロさん、嬉しそうにしてくれて私も嬉しい。そのまま数歩歩いて、下ろしてそのままはけていきました。
フィナーレ。白スーツ銀橋、とーこさんを抱きしめるケロさん。
スパニッシュでケロさんの肩に手を置くワタさん。
掛け声は「千」「秋」「楽」そして「良いお年を」。
あとは……あとは私何見てたっけ?
千秋楽だからとか退団者見なきゃとか考えずに、本能のままにオペラを使い、見たいものを見てました。
そして、組長挨拶。
中日王家、涼・柚希バウ、そしてタックの宣伝までして「これらの公演、日程は全く被っておりません」。
……知ってるよっ! つーか、場所も被ってないし(爆)。
「来年も年明けから星組三昧でお願いします」
……ああ、行くともさ、全部行くよっ!(自棄・笑)
英真さんが星組組長でよかったと心の底から思ってます。星組大好きさ。
そして退団者からのお手紙読み上げ。
みっこさんのは、ムラとまったく同じでした(苦笑)。
ケロさんは……冗談で心配していたトークショーの宣伝は、無かった。個人的な悲しい出来事(御身内のご不幸)と、そんな時も支えてくれた舞台や仲間への感謝、のようなこと。
かのちかちゃんのは、悔いの無い、とよくいうけれど、後悔することはいっぱいある。でも精一杯やってきた、というような内容ではなかったかと。すみません、よく憶えてない。ご挨拶とごっちゃになってるかもしれない。
幕が開き、大階段から降りてくる退団者。
かのちかちゃんへのお花は、柚美さんとすずみんから。すずみん、渡す前からいっぱいいっぱいで口がへの字で。でもしばらくたつといつもの涼さんに戻っていた。
ケロさんには、檀ちゃんとエンディさん。みっこさんにはワタさんととうこさん。これはムラと同じ。エンディさんは泣いていたような。
ムラと違うのは、みんな白い花だったことで。やっぱり、本当にこれで最後だから、ってことなのかな。ファンには不評だったらしいケロさんの可愛らしい花籠も、それはそれでいいと私は思ったけど(笑)。
ワタさんの挨拶。一緒に舞台を作る仲間は家族のようで、別れるのはとても寂しい。でも新しい出発を見送りたい、と言うような内容だったと思う。笑顔でしっかりと。
やっぱりとうこさんは泣いて、ケロさんはその手を握っていた。
幕が閉まって、ちょっと虚脱。劇場に流れる「さよならみなさま」。
劇場を出て、出待ち。入り以上にものすごい人。ムラでは私、植え込みに上って木につかまって見てたんだけどな(笑)。やっぱりムラと日比谷は違いそんな場所は無い(当然)。
でも皆様の姿を垣間見ることは出来ました。みんなお綺麗で幸せそうで白いオーラに包まれて輝いていて、よかった。
ご挨拶が終わり、2度目くらいかのカーテンコールで幕が開いたとき、舞台にはワタさんと3人の退団者がいました。
ワタさんは退団する人たちをその大きな羽根で包むように「何か言い残したこと無い?」「何でも言っていいよ」と話し掛けていました。
一度は皆さん何もないと言いながら、でもやっぱりと言う感じでみっこさんが発した言葉が「この星組が大好きです」。
うん。私も大好きだ。
***
以下、自分のためのメモ。
入り待ちから始まった一日でした。白白白。すごい人。
かのちかちゃん。帽子目深にかぶって。ガードの人の掛け声に照れたように手を振って。
ケロさん。全身真っ白な服装に、ティアラのついた白いヴェール。王様……じゃないな、女王様?(花嫁さんとは思わなかったらしいよ)真っ白ですごくお綺麗でした。
みっこさん。やはり白いコートに、ケロさんと同じヴェールをマントのように肩にかけて。かっこいい。おまけにガードの人全員に白いリボンでできた薔薇を1輪ずつ手渡している。最後の最後にそんなことされたらたまらないんじゃなかろうか。
しぃちゃんの入りは早かった。退団者をお出迎えするんだろうな。
退団者の入った後で、ワタさん。この間と同じようなウエスタンハットにサングラス。相変わらず男前。
あと特筆すべきは檀ちゃん。ドルチェヴィータの脚!(おい)
11時公演はサトリちゃんと隣。こんなに回数見てるのに隣同士で見るのは初めて。
ショー、中詰銀橋でセレブワタさんが航海士ケロさんの腰を抱く、と言うかつかむと言う表現が正しい? サトリちゃんと肘つつきあい。あとケロさん白スーツ銀橋とうこさんの手を握ったときにも同じように肘つつきあい。同じように反応する人の隣で見るのは楽しいぞ(笑)。
そして午後公演。
どきどきしながら席につく。客席の白いこと白いこと。
アドリブ、オウムと不老長寿の薬はムラのアレンジだったけど、贈り物中年隊がやってくれました。
いつも普通に喋っているエンディさん、ますみさんが高い声で「陛下からの贈り物でございます」。
そして最後にみきちぐ氏。「……陛下からの贈り物でございます」渋い低声で! うわーい!
つーか、これで笑いと拍手が起こるって、さすが千秋楽だよなあ(笑)。
エンディさんもますみさんも高い声苦労してそうだったので、ずーっと安定してやってたみきちぐ氏は偉いのかもしれない。
そしてライチを持ってきた琳花に楊貴妃が「琳花、いつもありがとう」。
「いつも」がついているだけなのに、ほっこりしつつも切なくて。
陳玄礼さんは、やっぱりムラの熱は無かったけれど、でも静かに熱かった。
ありがとう、こんなバカ皇帝を愛してくれて。
李林甫さんもありがとう。(思うは林甫のことのみ、だもんなっ!・笑)
そして、ショー。最後の『ドルチェ・ヴィータ!』。
開幕直前の静寂が、ここに集まっているのがどんな客か雄弁に語っていて。
花市場。
セーラーケロしぃ、見納め。いつも以上に楽しそうにきらきら。ケロさん、他のみんなともいつも以上にスキンシップしてましたよね。
船乗りSから花売り娘へ、リボンのついた白い花を渡す。大切そうに受け取ってくれたかのちかちゃん。最後のダンス。幸せそうで別れが切なくて。
暗くなる舞台。ドルチェ・ヴィータとパトロン。檀ちゃんの声で「愛してる、ずっと愛してる」。ちなみに前楽はみっこさんから「愛してるよ、永遠に」。
多分、ドルチェ・ヴィータは永遠の愛を誓うキャラじゃない。でも、それを曲げても、言ってくれてよかったと思う。
コーザノストラは、ケロさん途中踊っているときから笑顔笑顔。帽子の下の口元がずーっと歯を見せて笑ってます。しぃちゃんは普通……なんだけど、目が合うとやっぱり笑顔。いいんだ、今日で最後だから。上手の小芝居は普通に肩に手。でも見交わす笑顔が素敵でちょっと切なくて。
組長のギャグ。「俺、この店1ヶ月通ってんねん。水曜は定休日やろ」客席笑い「でもな、今度新しい航海に出るんや」そして千秋楽、今までありがとうございました。拍手拍手。
セレブS、コートを預ける場面で白い薔薇を一輪手にし、その薔薇にキスをして、航海士に。航海士はムラのようにくにゃんと倒れたりせず、スマートかつ男前に受け取っていた。うん、これはこれでいいもん見せてもらった。
中詰め銀橋は感動の(笑)ワタケロ姫抱っこ。ケロさん、嬉しそうにしてくれて私も嬉しい。そのまま数歩歩いて、下ろしてそのままはけていきました。
フィナーレ。白スーツ銀橋、とーこさんを抱きしめるケロさん。
スパニッシュでケロさんの肩に手を置くワタさん。
掛け声は「千」「秋」「楽」そして「良いお年を」。
あとは……あとは私何見てたっけ?
千秋楽だからとか退団者見なきゃとか考えずに、本能のままにオペラを使い、見たいものを見てました。
そして、組長挨拶。
中日王家、涼・柚希バウ、そしてタックの宣伝までして「これらの公演、日程は全く被っておりません」。
……知ってるよっ! つーか、場所も被ってないし(爆)。
「来年も年明けから星組三昧でお願いします」
……ああ、行くともさ、全部行くよっ!(自棄・笑)
英真さんが星組組長でよかったと心の底から思ってます。星組大好きさ。
そして退団者からのお手紙読み上げ。
みっこさんのは、ムラとまったく同じでした(苦笑)。
ケロさんは……冗談で心配していたトークショーの宣伝は、無かった。個人的な悲しい出来事(御身内のご不幸)と、そんな時も支えてくれた舞台や仲間への感謝、のようなこと。
かのちかちゃんのは、悔いの無い、とよくいうけれど、後悔することはいっぱいある。でも精一杯やってきた、というような内容ではなかったかと。すみません、よく憶えてない。ご挨拶とごっちゃになってるかもしれない。
幕が開き、大階段から降りてくる退団者。
かのちかちゃんへのお花は、柚美さんとすずみんから。すずみん、渡す前からいっぱいいっぱいで口がへの字で。でもしばらくたつといつもの涼さんに戻っていた。
ケロさんには、檀ちゃんとエンディさん。みっこさんにはワタさんととうこさん。これはムラと同じ。エンディさんは泣いていたような。
ムラと違うのは、みんな白い花だったことで。やっぱり、本当にこれで最後だから、ってことなのかな。ファンには不評だったらしいケロさんの可愛らしい花籠も、それはそれでいいと私は思ったけど(笑)。
ワタさんの挨拶。一緒に舞台を作る仲間は家族のようで、別れるのはとても寂しい。でも新しい出発を見送りたい、と言うような内容だったと思う。笑顔でしっかりと。
やっぱりとうこさんは泣いて、ケロさんはその手を握っていた。
幕が閉まって、ちょっと虚脱。劇場に流れる「さよならみなさま」。
劇場を出て、出待ち。入り以上にものすごい人。ムラでは私、植え込みに上って木につかまって見てたんだけどな(笑)。やっぱりムラと日比谷は違いそんな場所は無い(当然)。
でも皆様の姿を垣間見ることは出来ました。みんなお綺麗で幸せそうで白いオーラに包まれて輝いていて、よかった。
見たいもの見られました(星組東宝公演千秋楽)
2004年12月26日 宝塚千秋楽、ショー。
中詰の銀橋。歌い終わってみんなポーズ決めた後に雷の音。
わらわらと逃げる一同。
ここでセレブS湖月氏、航海士汐美氏をひょいっと抱き上げました。
お……
お姫様抱っこだーっ!!
ぎゃっと声を上げ自分の膝をばんばん叩いてオペラを取り落とす私(みっともない)。
見ず知らずのお隣の方ごめんなさい。
いや、だって、ワタさんがケロさんをお姫様抱っこしてくれるのを、実はひそかにずーっと期待してたんですよ。
それこそ、ムラの初日があける前から。
千秋楽くらいやってくれないかなーと思いましたが結局ムラでは実現せず。東宝ではそもそもセレブと航海士の絡みが薄いし、もうありえないと完全に諦めていたときに、来ました!
しかもここ二人とも黒燕尾姿ですよ。眼福眼福。
うわーうれしい。ありがとうワタさん、ありがとうケロさん!
(ほんっとうに正直なところ、東宝では二人の絡みが薄くてそれまでの物語がない分唐突な気もしたんですけどね。ムラでやってくれたらもっと盛り上がったと思う。でもうれしいけど)
最後の最後で見たいもん見られました。
心からありがとう。
……真面目な千秋楽報告は後ほど別に書きます。
中詰の銀橋。歌い終わってみんなポーズ決めた後に雷の音。
わらわらと逃げる一同。
ここでセレブS湖月氏、航海士汐美氏をひょいっと抱き上げました。
お……
お姫様抱っこだーっ!!
ぎゃっと声を上げ自分の膝をばんばん叩いてオペラを取り落とす私(みっともない)。
見ず知らずのお隣の方ごめんなさい。
いや、だって、ワタさんがケロさんをお姫様抱っこしてくれるのを、実はひそかにずーっと期待してたんですよ。
それこそ、ムラの初日があける前から。
千秋楽くらいやってくれないかなーと思いましたが結局ムラでは実現せず。東宝ではそもそもセレブと航海士の絡みが薄いし、もうありえないと完全に諦めていたときに、来ました!
しかもここ二人とも黒燕尾姿ですよ。眼福眼福。
うわーうれしい。ありがとうワタさん、ありがとうケロさん!
(ほんっとうに正直なところ、東宝では二人の絡みが薄くてそれまでの物語がない分唐突な気もしたんですけどね。ムラでやってくれたらもっと盛り上がったと思う。でもうれしいけど)
最後の最後で見たいもん見られました。
心からありがとう。
……真面目な千秋楽報告は後ほど別に書きます。
小休止。(星組東宝公演耽溺日記番外)
2004年12月25日今日は東宝に行ってません。
色々と書き残しや、思いついたことなどつれづれに。
私が個人的に毎回見逃せないと思っているところで今まで書かなかった分。かなりマニアック。
芝居編
・最初の銀橋渡りソロの後、横を向いて花道をはけていく玄宗。すっとした踵の返し方と姿勢のよさがかっこいい。
・貴妃酔酒の最後、暗転する時の楊貴妃の表情。微妙にドルチェ・ヴィータ。
・「愛に漂う睡蓮の花」の最後、二人重なるシルエット。センターなら言うことなしだが何処の席に居てもそれなりに観察可能。
・慟哭の玄宗銀橋ソロの後、暗転した後も「玄宗」のままよろめきながら袖に消える後姿。
ショー編もやろうと思いましたが、考えたら既にみんな書いてしまったような気がするので(笑)、パス。
サテュロスと操られる男。私はこの3組を割と均等に見ている方だと思うのですが(全部見たくて毎回困る)、組み合わせとして一番好きなのは実は立樹VS大真ではないかと気づきました。
どちらも線が太いところがキます。魔女ではなく魔物と、骨太で健康な普通の男。背中合わせに立っているときサテュロスが男の身体に手を這わすさまと指使いが。寸止めのキスもたまらん。
最近、サテリコンのドルチェ・ヴィータとローマの男@綺華氏が姉弟に見えてきました。あの並びは素晴らしい。と言うか、元々美しい二人だけど公演を重ねるごとに色が似てきてませんか? この場面限定ですけど。
あと前方席感想の書き残し。豪奢なドレスで銀橋を渡るドルチェ・ヴィータ檀れい様の美しかったこと。人外の、いっそ不吉なまでの美しさ。
かのちかちゃんのサヨナラを一番意識するのは、実は白ドレスではなく黄色の花売り娘です。だってここ、もうお別れねって言ってるし、手を振って去っていくし。ワタさんと踊る姿が楽しそうで可愛らしくて。あんまり楽しそうなので別れが切ないです。
ちなみにその次にサヨナラを意識するのはパレード大階段ワタさんを迎える直前のしぃちか笑顔でアイコンタクトです。(それって自分の好きな人と一緒にいるからだけじゃないかって? そうかもしれません)
こんなに一公演味わい尽くすのは初めてです。それでもあと2回でこの公演が終わるなんて信じられない。ずっと見ていたい。
長安ですら(笑)惜しい、いとおしい。
特にわただんいちゃいちゃ全て(最後のデュエットダンス含む)と最初の暗殺平定から皇帝万歳その後の銀橋渡りまでと最後の立ち回りと国忠さんの出番全部。あ、楊家三姉妹も。更に安禄山が楊貴妃を襲うところも毎回オペラピン撮り。
……なんだそれだけがっついてれば寝る暇なくて当然じゃないか。
色々と書き残しや、思いついたことなどつれづれに。
私が個人的に毎回見逃せないと思っているところで今まで書かなかった分。かなりマニアック。
芝居編
・最初の銀橋渡りソロの後、横を向いて花道をはけていく玄宗。すっとした踵の返し方と姿勢のよさがかっこいい。
・貴妃酔酒の最後、暗転する時の楊貴妃の表情。微妙にドルチェ・ヴィータ。
・「愛に漂う睡蓮の花」の最後、二人重なるシルエット。センターなら言うことなしだが何処の席に居てもそれなりに観察可能。
・慟哭の玄宗銀橋ソロの後、暗転した後も「玄宗」のままよろめきながら袖に消える後姿。
ショー編もやろうと思いましたが、考えたら既にみんな書いてしまったような気がするので(笑)、パス。
サテュロスと操られる男。私はこの3組を割と均等に見ている方だと思うのですが(全部見たくて毎回困る)、組み合わせとして一番好きなのは実は立樹VS大真ではないかと気づきました。
どちらも線が太いところがキます。魔女ではなく魔物と、骨太で健康な普通の男。背中合わせに立っているときサテュロスが男の身体に手を這わすさまと指使いが。寸止めのキスもたまらん。
最近、サテリコンのドルチェ・ヴィータとローマの男@綺華氏が姉弟に見えてきました。あの並びは素晴らしい。と言うか、元々美しい二人だけど公演を重ねるごとに色が似てきてませんか? この場面限定ですけど。
あと前方席感想の書き残し。豪奢なドレスで銀橋を渡るドルチェ・ヴィータ檀れい様の美しかったこと。人外の、いっそ不吉なまでの美しさ。
かのちかちゃんのサヨナラを一番意識するのは、実は白ドレスではなく黄色の花売り娘です。だってここ、もうお別れねって言ってるし、手を振って去っていくし。ワタさんと踊る姿が楽しそうで可愛らしくて。あんまり楽しそうなので別れが切ないです。
ちなみにその次にサヨナラを意識するのはパレード大階段ワタさんを迎える直前のしぃちか笑顔でアイコンタクトです。(それって自分の好きな人と一緒にいるからだけじゃないかって? そうかもしれません)
こんなに一公演味わい尽くすのは初めてです。それでもあと2回でこの公演が終わるなんて信じられない。ずっと見ていたい。
長安ですら(笑)惜しい、いとおしい。
特にわただんいちゃいちゃ全て(最後のデュエットダンス含む)と最初の暗殺平定から皇帝万歳その後の銀橋渡りまでと最後の立ち回りと国忠さんの出番全部。あ、楊家三姉妹も。更に安禄山が楊貴妃を襲うところも毎回オペラピン撮り。
……なんだそれだけがっついてれば寝る暇なくて当然じゃないか。
「クリスマスイブにようこそ」(星組東宝公演耽溺日記12/24)
2004年12月24日 宝塚本日のワタさんの掛け声は、
「クリスマスイブにようこそ」
……きゃあああーっ!!
すげーかっこいい、やっぱあの人スターだ。
いや、実際には声は上げなかったけど(笑)。でもここは嬌声を上げるべきところでしょう!!
うわーうれしい。クリスマスイブにここにいてよかった。
『ドルチェ・ヴィータ!』昨日は前方席で見て幕開きの水の精に怯えた私ですが、今日は舞台全体が見える席で「あ、あの人が世界の中心にいてくれる。なら大丈夫だ」とワタさんを見て思いました(何のことやら)。
出の姿も見たんですが、光沢のあるロングコートにサングラスの男前な姿で、会の人全員にプレゼントを配っていました。すごい人数だったんでその分長い間お姿を拝めました。その間1分に1回くらい「かっこいー」と繰り返していた私。いや本当に男前。
(ドリーさんのFCの人観察に相槌を打つ余裕も無い。だってそんなの見てる場合じゃないって!・笑)
出、しぃちゃんはサングラス無し。相変わらずにっこにこのさわやかさん。でも、昨日も今日も出、早いよね。多分この後お稽古なんだろうなぁ……。
さて。この日は色々とトラブルの多い公演でした。
「安禄山槍を奪われちゃった事件」
立ち回りで安禄山の槍を玄宗がつかむ場面。
ここで何と、安禄山が手を離してしまった!
固唾を呑みましたが、玄宗慌てずそのままの体勢で槍をキープ。安禄山は槍を取り戻し、立ち回りは無事続行。(ほっ)
ちなみにサトリちゃんは気づいていなかったらしくその話を聞いて絶叫。
「玄宗が槍を返さなければ国忠は死なないで済んだのにーっ!!」
……いや、君はそう言うと思っていたよ。
「楊貴妃かんざしがひっかかっちゃった事件」
ラスト、楊貴妃が玄宗に誓いの簪を渡す場面。
いつものように跪き簪をはずす楊貴妃……が、はずれない!
どうやら鬘にひっかかってしまった模様。歌はいつものように流れて急がないと間に合わない!
固唾を呑みましたが、ぎりぎりのタイミングではずせて簪は無事玄宗の手に。はずすとき髪が乱れてしまったようなのですが、それを優雅なしぐさで払った檀ちゃんが素敵でございました。
「水の精の落し物事件」
ショー、ワタさん大階段ポーズのシーン。
階段を下りてくると舞台床中央に1本の青い羽根。ちょうど踊ると踏みそうなところ。
はらはらしていたら、途中で檀ちゃんが拾いました。しばらく持ったまま踊る檀ちゃん。そしてかのちかちゃんにバトンタッチ。ちかちゃんはそれを袖に投げ入れようとし……たけど距離が足らずまだ舞台上。きんさんが拾って袖に投げ、今度こそ消えていきました。
花市場のセーラーケロしぃはすげー仲良しさんでした。肩を抱くわ腰に手を回すわ見つめ合って抱き合……いそうになるわ。
私が見た中では一番のいちゃつきっぷり。
今まで見られなかった公演の報告を聞いてうらやましく思っておりましたが、これだけ見られればいいや。悔いなしです。
路地裏のささやき、いつものみっこさんを待ち構えていたら、檀ちゃんの声で震撼。ふ、不意を衝かれた。
コーザノストラは腕を取るパターンでしょうか。下手席からは確認できず。でも、二人の距離がすごく近かった。何やらささやき交わしておりました。昨日の手つなぎに続きいいもん見ました。
ケロさんは今日もセンターパーツ。
ドルチェ・ヴィータに突き放された後の表情は、切ない、と言うより苦悶に満ちているようにすら私には見えます。前髪サラサラだと余計に少年めいて、切ない。
豪華客船のセーラー、しぃみらゆかがはけるところ「しぃちゃんがロケットに混ざろうとしてゆかりちゃんに怒られる。みらんくんはのんびり合いの手」と言う役割分担が定着したようですな。かわいい(笑)。ここは下手が美味しい。
この場面の最後銀橋に出てくる前、舞台上に全員揃うところ。ここ、しぃちゃんとゆかりちゃんが一緒に出てきて何やら指差し確認しているのも楽しい(照明が明るくなる前から注目している奴)。しぃちゃんはとっとこ銀橋へ。ゆかりちゃんは残ってみなさんに挨拶しつつ見送るのがまたかわいい。
芝居は、テンションが上がってきてます。
でも、ここテンション上げてもしょうがないから!ってとこまで上がってます(苦笑)。
オウム献上〜ペルシャの国使のところが熱くても、ねぇ。特に、玄宗の愚痴は、あんまり熱く言われても……。お願いだからさらっと流させてくれ(泣)。
あと緑野さんの日記読んで実感しましたが、高力士の台詞って無駄、むしろ邪魔が多いよねー。
帰りはサトリちゃんと二人で蕎麦屋で夕飯。
「国忠さんも、東宝半ばくらいでパターン出尽くして新発見は無くなったよねぇ」
「そうですねぇ。まあそれが多少派手になったりタイミングが変わったりするくらいで。それなのに私、どうして目が離せないんでしょう?」
「……かっこいいからじゃない?」
一瞬の沈黙。
「かっこいいですよ!」
「かっこいい、いやマジかっこいいって!」
「めちゃくちゃかっこいいー!」
……贔屓が同じ人と話すって楽しいなあ(爆)。
あと何を話したっけ。「ケロしぃを堪能した奇跡、神様ありがとう」「こんないいもん何でみんな見てないんだろう。我々だけで独占しちゃっていいのか、独占禁止法にひっかかるんじゃないのか」とかべらべら喋っていたような気が。
こんなことばかり言っている我々にいつも冷たいドリーさんですが、昨日のたまわれました。
「君たちと会わなければ、しぃちゃんなんて全然見なかった」
しぃちゃんのことでわーわーきゃーきゃーはしゃいだり心配したりうるさいサトリちゃんと私に、嘆息交じりで。
「でも、おかげでケロちゃんがあんなに愛してる人のことを知ることが出来てよかったわ」
愛してるって…それはありなのか。
あー、そういうことなのか。キャラに対する腐女子発言はNGでも、ケロさんが同僚(とか後輩とかお友だち)を大好き、と言うのはありってことなのか。
そんでもって、ドリーさんはそんな愛に溢れたケロさんを愛しているんだ。公私混同ぶりがいとしい、って。
目ウロコ。上手く言えないけど、すごく腑に落ちた。
……つーか、どんな形ででも、きゃーきゃーうるさい我々がただのご迷惑でなくてよかったです……。
話は公演の話に戻って。
昨日から誰に対してもかっこいいしか言ってないような気もしますが、最近みっこさんがかっこよくてなりません(変な日本語)。
いや、李林甫、かっこいいよね。眉根にしわを寄せるさまとかもう最高じゃないですか。ショーのセレブもお気に入りです。
豪華客船でのデュエットダンスはケロさんとの対比が柔と剛という感じで素敵です。いや、いい男。
「耽溺」って『ドルチェ・ヴィータ!』に実にふさわしい言葉だなあ、と我ながら思う今日この頃です。
「クリスマスイブにようこそ」
……きゃあああーっ!!
すげーかっこいい、やっぱあの人スターだ。
いや、実際には声は上げなかったけど(笑)。でもここは嬌声を上げるべきところでしょう!!
うわーうれしい。クリスマスイブにここにいてよかった。
『ドルチェ・ヴィータ!』昨日は前方席で見て幕開きの水の精に怯えた私ですが、今日は舞台全体が見える席で「あ、あの人が世界の中心にいてくれる。なら大丈夫だ」とワタさんを見て思いました(何のことやら)。
出の姿も見たんですが、光沢のあるロングコートにサングラスの男前な姿で、会の人全員にプレゼントを配っていました。すごい人数だったんでその分長い間お姿を拝めました。その間1分に1回くらい「かっこいー」と繰り返していた私。いや本当に男前。
(ドリーさんのFCの人観察に相槌を打つ余裕も無い。だってそんなの見てる場合じゃないって!・笑)
出、しぃちゃんはサングラス無し。相変わらずにっこにこのさわやかさん。でも、昨日も今日も出、早いよね。多分この後お稽古なんだろうなぁ……。
さて。この日は色々とトラブルの多い公演でした。
「安禄山槍を奪われちゃった事件」
立ち回りで安禄山の槍を玄宗がつかむ場面。
ここで何と、安禄山が手を離してしまった!
固唾を呑みましたが、玄宗慌てずそのままの体勢で槍をキープ。安禄山は槍を取り戻し、立ち回りは無事続行。(ほっ)
ちなみにサトリちゃんは気づいていなかったらしくその話を聞いて絶叫。
「玄宗が槍を返さなければ国忠は死なないで済んだのにーっ!!」
……いや、君はそう言うと思っていたよ。
「楊貴妃かんざしがひっかかっちゃった事件」
ラスト、楊貴妃が玄宗に誓いの簪を渡す場面。
いつものように跪き簪をはずす楊貴妃……が、はずれない!
どうやら鬘にひっかかってしまった模様。歌はいつものように流れて急がないと間に合わない!
固唾を呑みましたが、ぎりぎりのタイミングではずせて簪は無事玄宗の手に。はずすとき髪が乱れてしまったようなのですが、それを優雅なしぐさで払った檀ちゃんが素敵でございました。
「水の精の落し物事件」
ショー、ワタさん大階段ポーズのシーン。
階段を下りてくると舞台床中央に1本の青い羽根。ちょうど踊ると踏みそうなところ。
はらはらしていたら、途中で檀ちゃんが拾いました。しばらく持ったまま踊る檀ちゃん。そしてかのちかちゃんにバトンタッチ。ちかちゃんはそれを袖に投げ入れようとし……たけど距離が足らずまだ舞台上。きんさんが拾って袖に投げ、今度こそ消えていきました。
花市場のセーラーケロしぃはすげー仲良しさんでした。肩を抱くわ腰に手を回すわ見つめ合って抱き合……いそうになるわ。
私が見た中では一番のいちゃつきっぷり。
今まで見られなかった公演の報告を聞いてうらやましく思っておりましたが、これだけ見られればいいや。悔いなしです。
路地裏のささやき、いつものみっこさんを待ち構えていたら、檀ちゃんの声で震撼。ふ、不意を衝かれた。
コーザノストラは腕を取るパターンでしょうか。下手席からは確認できず。でも、二人の距離がすごく近かった。何やらささやき交わしておりました。昨日の手つなぎに続きいいもん見ました。
ケロさんは今日もセンターパーツ。
ドルチェ・ヴィータに突き放された後の表情は、切ない、と言うより苦悶に満ちているようにすら私には見えます。前髪サラサラだと余計に少年めいて、切ない。
豪華客船のセーラー、しぃみらゆかがはけるところ「しぃちゃんがロケットに混ざろうとしてゆかりちゃんに怒られる。みらんくんはのんびり合いの手」と言う役割分担が定着したようですな。かわいい(笑)。ここは下手が美味しい。
この場面の最後銀橋に出てくる前、舞台上に全員揃うところ。ここ、しぃちゃんとゆかりちゃんが一緒に出てきて何やら指差し確認しているのも楽しい(照明が明るくなる前から注目している奴)。しぃちゃんはとっとこ銀橋へ。ゆかりちゃんは残ってみなさんに挨拶しつつ見送るのがまたかわいい。
芝居は、テンションが上がってきてます。
でも、ここテンション上げてもしょうがないから!ってとこまで上がってます(苦笑)。
オウム献上〜ペルシャの国使のところが熱くても、ねぇ。特に、玄宗の愚痴は、あんまり熱く言われても……。お願いだからさらっと流させてくれ(泣)。
あと緑野さんの日記読んで実感しましたが、高力士の台詞って無駄、むしろ邪魔が多いよねー。
帰りはサトリちゃんと二人で蕎麦屋で夕飯。
「国忠さんも、東宝半ばくらいでパターン出尽くして新発見は無くなったよねぇ」
「そうですねぇ。まあそれが多少派手になったりタイミングが変わったりするくらいで。それなのに私、どうして目が離せないんでしょう?」
「……かっこいいからじゃない?」
一瞬の沈黙。
「かっこいいですよ!」
「かっこいい、いやマジかっこいいって!」
「めちゃくちゃかっこいいー!」
……贔屓が同じ人と話すって楽しいなあ(爆)。
あと何を話したっけ。「ケロしぃを堪能した奇跡、神様ありがとう」「こんないいもん何でみんな見てないんだろう。我々だけで独占しちゃっていいのか、独占禁止法にひっかかるんじゃないのか」とかべらべら喋っていたような気が。
こんなことばかり言っている我々にいつも冷たいドリーさんですが、昨日のたまわれました。
「君たちと会わなければ、しぃちゃんなんて全然見なかった」
しぃちゃんのことでわーわーきゃーきゃーはしゃいだり心配したりうるさいサトリちゃんと私に、嘆息交じりで。
「でも、おかげでケロちゃんがあんなに愛してる人のことを知ることが出来てよかったわ」
愛してるって…それはありなのか。
あー、そういうことなのか。キャラに対する腐女子発言はNGでも、ケロさんが同僚(とか後輩とかお友だち)を大好き、と言うのはありってことなのか。
そんでもって、ドリーさんはそんな愛に溢れたケロさんを愛しているんだ。公私混同ぶりがいとしい、って。
目ウロコ。上手く言えないけど、すごく腑に落ちた。
……つーか、どんな形ででも、きゃーきゃーうるさい我々がただのご迷惑でなくてよかったです……。
話は公演の話に戻って。
昨日から誰に対してもかっこいいしか言ってないような気もしますが、最近みっこさんがかっこよくてなりません(変な日本語)。
いや、李林甫、かっこいいよね。眉根にしわを寄せるさまとかもう最高じゃないですか。ショーのセレブもお気に入りです。
豪華客船でのデュエットダンスはケロさんとの対比が柔と剛という感じで素敵です。いや、いい男。
「耽溺」って『ドルチェ・ヴィータ!』に実にふさわしい言葉だなあ、と我ながら思う今日この頃です。
きらきら。(星組東宝公演耽溺日記12/23)
2004年12月23日 宝塚かっこいいなあ。
オフはあんなにきれーでかわいーおねーさんなのになあ。
『花舞う長安』、11時公演。私はそんなことをぼーっと考えておりました。
本日は立樹会総見であったらしく、そのためかしぃちゃんのテンションがいつになく高く、いつになくかっこよかったです。最初の玄宗万歳のシーンの笑顔から、もうきらっきらで。あの笑顔がいつも以上にきらきらしてるんですよ。すげーいいもの見た。
そのせいかその後の冷徹な表情、含み顔も映える。
幕間に会ったサトリちゃん曰く。
「あの冷たい目で見つめられたいっ!」
その後で、我ながらこんな感想を抱くようになるとは……とも言ってましたが(笑)。
ショーでも花市場で手を振ってくれたし。総見席は2階上手だったようで、私は1階上手だったので微妙におこぼれにあずかりました。
ありがとう会総見。
あとコーザノストラ上手の再登場シーン。
ケロさんがしぃちゃんと手をつないで、と言うか手を握って、そのまましぃちゃんがかなり前まで進んでも離さず、握ったままでした。そうかみんな(ってこのあたりだけ・笑)が騒いでたのはこーゆーことか。
ドリーさんにフォローしていただきましたが(笑)、できてるできてない論争はねぇ(それもこのあたりだけ・苦笑)、よくわかんないというかどっちでもいいというか。まあ友情でも愛情でも兄弟仁義(爆)でもいいから、何らかの絆が感じられるとうれしいなあと。とりあえず自分の好きな人同士が仲良しだとうれしいし、自分の好きなキャラクター同士が仲良しでもうれしいし。あと見ていて「映りが良い」と言うのともちょっと違うような気がするけど、並んでいるのを見るとなんだかうれしい。(kineさんは今理屈を放棄してます)
午後の阪急貸切は2列目下手端、と言う未だかつて無い良席で見ました。
これ、取ったときはこんなお祭り公演になるとは予想だにしていなかったなあ(遠い目)。
舞台が近くて銀橋が目の前で、始まる前からどきどきして、芝居の玄宗万歳の場面が終ったあたりで興奮しすぎて気持ち悪くなりました(爆)。いやでもそのあと落ち着いたけど。
芝居。
この席で期待するポイントは色々あったのですが、一番「うわーいいもん見たー!!」と思ったのは、イっちゃってるあやかれい氏。
安禄山軍勝利の雄叫び(歌です)のとき、彼は下手側にいてその顔が良く見えるのですが、戦場の興奮と勝利の喜びにイっちゃった顔してます!
あの端正で硬質な美形が血の興奮に酔っているさまは、凄いものがありました。いやいいもん見た。(歪んだ目で3割増しくらいかもしれないけどな)
あと美味しかったのは玄宗・楊貴妃の銀橋キスシーン(愛に漂う睡蓮の花、のところ)完全に真横に見えます。ふつーの映画とかのキスシーンと同じです。ステキです。(そんなとこばかりチェックしてるってどうよ、と自分でも思いますが、でもなあ、後頭部だけより顔が見えた方がうれしいもんなあ)
2列目なのでオペラ使わないつもりだったのにここでうっかり上げてしまったため、勢いでそのあとの楊国忠宰相登場シーンもピン取りしてました、ずっと。変な奴だと思われたかもしれないが、どうせ隣の人は寝てたし、ま、いいかと。
だって、角度的にはこれ以上真正面で顔を見られる機会なんてないし。
楊貴妃に皇甫惟明の死を告げ、退出する前に楊貴妃と見つめあうところ。目礼して顔を上げる。うわ、本当に何の混じりけも無く無表情なんだ。うっとり(うっとりなのか!?)。
あと、李補国のすずみん。
楊貴妃の死の場面、ほんっとうにいっぱいいっぱいでぼろぼろな顔をしている。玄宗を止める場面、もう泣きそう。ここ、玄宗も「どけ!」って台詞が増えて止める相手を突き飛ばさんばかりになってるし。
そしてその後楊貴妃を己の手にかける李補国。後姿しか見えないけれど、どんな顔をしているんだろう。
もし彼を見つめ続けていたら、何か別のドラマが見られたかもしれない、と思いました。
あともちろん、期待していたシーンは期待通り美味しかったです。
楊貴妃の死に慟哭する玄宗とか、下手袖に消える楊国忠の壮絶な死にっぷりとか。
陳玄礼さんが以前の熱さだったら、この席もっとうれしかったんだけど。
残像を追ってました。
ショーの幕開け。
うわ、近い。
水の精が自分を手招きしているようで、不吉なものを感じて思わず身を引いてしまいました。
引かなければ良かったのかな。そのせいか、トリップはできなかったけど。
ショーで一番興奮したのが、セレブSが航海士にコートと帽子を預ける場面。
ここ、いつも何やってんだろーと思ったら。
真下の客席に見下ろしウインク!!
多分、直撃きた!と感じるのはその辺の4,5人だけじゃないかな。私を含めその辺数人壊れてました。いや殺されかけました。
うわーよかった。うれしい。すごいいい経験をした。
航海士の後ろの下級生水兵君たちは毎日こうやってトップスターが客を殺すところを見てるのか……見習って将来頑張ってくれ(笑)。
花市場。
セーラーさんたちの小芝居は、いつもケロしぃしか見ていません。いや他も見たい、見たいんだけどどうしても目が……。
なので下手端の今日はいつもと違うものが見られるのではないかとひそかに期待してました。
が。
……いつもと同じものしか見られなかったよ!
どうしても、ケロしぃしか見られません。何やってるか細かいことは忘れた。でもあの人たちが楽しそうだと私もすごくうれしくて楽しい。そんでもってあの人たちはいつもしあわせそうで楽しそうなので、私はこの場面いつも楽しい。あと何回、と思うと切ないけどな。
でも、見つけたこともあって。
かのちかちゃんの花売り娘は、ワタさんが銀橋中央に出てきた時点で彼に気づくんだ。嬉しそうな顔をする。
でも、二人で踊っているとき。三人娘が「あなたが来るのが遅すぎた」と歌っているとき、一瞬切なそうな顔になる。
そっか、あっけらかんと別れるわけじゃないんだ。彼のことも、好きだったんだ。でも遅すぎたから。
コーザノストラ。ケロさんはまたセンターパーツ。ちなみに午前は斜め分け前髪サラサラ。
午後は、上手再登場の小芝居はあっさりしてましたな。でもムラよりは何かあるよな。だってムラでは楽で振り返って目線合わせてただけで「いいもん見たー!」って大喜びだったんだから。
掛け声は「阪急」「交通」「社」「旅をするなら阪急交通社(しつこいよーだが脳天直撃の男前ないい声で)」。
「社」がケロさんで、かましてました。わざと?
男役総踊りのとき、ワタケロアイコンタクトも見られました(ほくほく)。
本日はドリーさんが一列目。
ドリーさんも緑野さんも、最前列でボロ泣きしているケロさんファンに対して、ワタさんがいたわるようなやさしい目線をくれた、と言ってくれます。
ワタさんのやさしい目線をもらったというのはちょっとうらやましいけど(笑)、でも、私の好きな人が私の好きな人たちを癒してくれて、それで「ありがとう」と言われているのはうれしい。よかった、私あのひとのファンでよかった。
……自分のときはどうするんだろう。
自分のサヨナラのとき、一列目でボロ泣きしているファンがいたら、あのひとはどうするんだろう。やっぱり同じようにやさしい目で見てくれるんだろうか。
(だったらどんな手を使っても一列目とります・笑)
オフはあんなにきれーでかわいーおねーさんなのになあ。
『花舞う長安』、11時公演。私はそんなことをぼーっと考えておりました。
本日は立樹会総見であったらしく、そのためかしぃちゃんのテンションがいつになく高く、いつになくかっこよかったです。最初の玄宗万歳のシーンの笑顔から、もうきらっきらで。あの笑顔がいつも以上にきらきらしてるんですよ。すげーいいもの見た。
そのせいかその後の冷徹な表情、含み顔も映える。
幕間に会ったサトリちゃん曰く。
「あの冷たい目で見つめられたいっ!」
その後で、我ながらこんな感想を抱くようになるとは……とも言ってましたが(笑)。
ショーでも花市場で手を振ってくれたし。総見席は2階上手だったようで、私は1階上手だったので微妙におこぼれにあずかりました。
ありがとう会総見。
あとコーザノストラ上手の再登場シーン。
ケロさんがしぃちゃんと手をつないで、と言うか手を握って、そのまましぃちゃんがかなり前まで進んでも離さず、握ったままでした。そうかみんな(ってこのあたりだけ・笑)が騒いでたのはこーゆーことか。
ドリーさんにフォローしていただきましたが(笑)、できてるできてない論争はねぇ(それもこのあたりだけ・苦笑)、よくわかんないというかどっちでもいいというか。まあ友情でも愛情でも兄弟仁義(爆)でもいいから、何らかの絆が感じられるとうれしいなあと。とりあえず自分の好きな人同士が仲良しだとうれしいし、自分の好きなキャラクター同士が仲良しでもうれしいし。あと見ていて「映りが良い」と言うのともちょっと違うような気がするけど、並んでいるのを見るとなんだかうれしい。(kineさんは今理屈を放棄してます)
午後の阪急貸切は2列目下手端、と言う未だかつて無い良席で見ました。
これ、取ったときはこんなお祭り公演になるとは予想だにしていなかったなあ(遠い目)。
舞台が近くて銀橋が目の前で、始まる前からどきどきして、芝居の玄宗万歳の場面が終ったあたりで興奮しすぎて気持ち悪くなりました(爆)。いやでもそのあと落ち着いたけど。
芝居。
この席で期待するポイントは色々あったのですが、一番「うわーいいもん見たー!!」と思ったのは、イっちゃってるあやかれい氏。
安禄山軍勝利の雄叫び(歌です)のとき、彼は下手側にいてその顔が良く見えるのですが、戦場の興奮と勝利の喜びにイっちゃった顔してます!
あの端正で硬質な美形が血の興奮に酔っているさまは、凄いものがありました。いやいいもん見た。(歪んだ目で3割増しくらいかもしれないけどな)
あと美味しかったのは玄宗・楊貴妃の銀橋キスシーン(愛に漂う睡蓮の花、のところ)完全に真横に見えます。ふつーの映画とかのキスシーンと同じです。ステキです。(そんなとこばかりチェックしてるってどうよ、と自分でも思いますが、でもなあ、後頭部だけより顔が見えた方がうれしいもんなあ)
2列目なのでオペラ使わないつもりだったのにここでうっかり上げてしまったため、勢いでそのあとの楊国忠宰相登場シーンもピン取りしてました、ずっと。変な奴だと思われたかもしれないが、どうせ隣の人は寝てたし、ま、いいかと。
だって、角度的にはこれ以上真正面で顔を見られる機会なんてないし。
楊貴妃に皇甫惟明の死を告げ、退出する前に楊貴妃と見つめあうところ。目礼して顔を上げる。うわ、本当に何の混じりけも無く無表情なんだ。うっとり(うっとりなのか!?)。
あと、李補国のすずみん。
楊貴妃の死の場面、ほんっとうにいっぱいいっぱいでぼろぼろな顔をしている。玄宗を止める場面、もう泣きそう。ここ、玄宗も「どけ!」って台詞が増えて止める相手を突き飛ばさんばかりになってるし。
そしてその後楊貴妃を己の手にかける李補国。後姿しか見えないけれど、どんな顔をしているんだろう。
もし彼を見つめ続けていたら、何か別のドラマが見られたかもしれない、と思いました。
あともちろん、期待していたシーンは期待通り美味しかったです。
楊貴妃の死に慟哭する玄宗とか、下手袖に消える楊国忠の壮絶な死にっぷりとか。
陳玄礼さんが以前の熱さだったら、この席もっとうれしかったんだけど。
残像を追ってました。
ショーの幕開け。
うわ、近い。
水の精が自分を手招きしているようで、不吉なものを感じて思わず身を引いてしまいました。
引かなければ良かったのかな。そのせいか、トリップはできなかったけど。
ショーで一番興奮したのが、セレブSが航海士にコートと帽子を預ける場面。
ここ、いつも何やってんだろーと思ったら。
真下の客席に見下ろしウインク!!
多分、直撃きた!と感じるのはその辺の4,5人だけじゃないかな。私を含めその辺数人壊れてました。いや殺されかけました。
うわーよかった。うれしい。すごいいい経験をした。
航海士の後ろの下級生水兵君たちは毎日こうやってトップスターが客を殺すところを見てるのか……見習って将来頑張ってくれ(笑)。
花市場。
セーラーさんたちの小芝居は、いつもケロしぃしか見ていません。いや他も見たい、見たいんだけどどうしても目が……。
なので下手端の今日はいつもと違うものが見られるのではないかとひそかに期待してました。
が。
……いつもと同じものしか見られなかったよ!
どうしても、ケロしぃしか見られません。何やってるか細かいことは忘れた。でもあの人たちが楽しそうだと私もすごくうれしくて楽しい。そんでもってあの人たちはいつもしあわせそうで楽しそうなので、私はこの場面いつも楽しい。あと何回、と思うと切ないけどな。
でも、見つけたこともあって。
かのちかちゃんの花売り娘は、ワタさんが銀橋中央に出てきた時点で彼に気づくんだ。嬉しそうな顔をする。
でも、二人で踊っているとき。三人娘が「あなたが来るのが遅すぎた」と歌っているとき、一瞬切なそうな顔になる。
そっか、あっけらかんと別れるわけじゃないんだ。彼のことも、好きだったんだ。でも遅すぎたから。
コーザノストラ。ケロさんはまたセンターパーツ。ちなみに午前は斜め分け前髪サラサラ。
午後は、上手再登場の小芝居はあっさりしてましたな。でもムラよりは何かあるよな。だってムラでは楽で振り返って目線合わせてただけで「いいもん見たー!」って大喜びだったんだから。
掛け声は「阪急」「交通」「社」「旅をするなら阪急交通社(しつこいよーだが脳天直撃の男前ないい声で)」。
「社」がケロさんで、かましてました。わざと?
男役総踊りのとき、ワタケロアイコンタクトも見られました(ほくほく)。
本日はドリーさんが一列目。
ドリーさんも緑野さんも、最前列でボロ泣きしているケロさんファンに対して、ワタさんがいたわるようなやさしい目線をくれた、と言ってくれます。
ワタさんのやさしい目線をもらったというのはちょっとうらやましいけど(笑)、でも、私の好きな人が私の好きな人たちを癒してくれて、それで「ありがとう」と言われているのはうれしい。よかった、私あのひとのファンでよかった。
……自分のときはどうするんだろう。
自分のサヨナラのとき、一列目でボロ泣きしているファンがいたら、あのひとはどうするんだろう。やっぱり同じようにやさしい目で見てくれるんだろうか。
(だったらどんな手を使っても一列目とります・笑)
ラストスパートに向けて。(星組東宝公演、と言うかやっぱり楊国忠語り?)
2004年12月22日 宝塚私的「楊国忠物語」と「ドルチェ・ヴィータ幻想」にそろそろけりをつけます。
詳細レポート(笑)はそれぞれしかるべき人に提出するとして、だらだらやっていた楊国忠観察日記は簡単にまとめておきます。
登場シーンごとに。
1.田舎出の青年が降って沸いた栄誉に喜び、皇帝への忠誠にきらきら輝いている。
2.月日がたち名も変わり、宮廷に己の位置を確保している。権謀術数もおぼえはじめている。(ここ幕前芝居の「しかし!」は、貴妃を直接権力の道具として使うのはかえって玄宗の機嫌を損ねて危険、と解釈してます)
3.宰相。権力を手にし政敵を粛清し、貴妃に対しても冷徹な態度を崩さない。
4.戦場での最期。
3,4について最近あんまり語っていませんでしたが。
宰相となった国忠は、皇帝への忠誠を失っていた、とまでは言いませんが、畏敬の念は薄れていたんじゃないかなーと。あのお仕事嫌いな皇帝では仕方がない。その分、それをいいことに政治を牛耳って、自分がいなければこの国は回らないと言う自負と傲慢があって。
しかし戦場で助けられたとき、彼は玄宗への敬愛を取り戻すのですよ。最期、敵将と相打ちになる場面では「陛下の御為、恩義に報いる為、一兵でも多く屠ってみせる」というモノローグが私の頭の中に響いております。
(この辺某サイトさまの影響を受けております)
で、ここまで考えて思ったんですが。
権謀と粛清の宰相となっても、この人は陰のない人だなあと。
変わったように見えるのは周囲にとってだけで、国忠にとっての自分自身は何も変わっていないのではないかと。
常に、己の目指すところ、成すべきと思うことに真っ直ぐなだけで。己の所業を他人に非難されても、根本的なところでその非難が認識できないような。(楊貴妃とのやりとりにそんな様子を垣間見ました)
だから、多くの者を粛清してその手を血に染めても悪夢を見たりせず、関係ないところでは日々普通に人を愛し、笑うことができる人なのではないかと。そういう人が一番恐ろしい。
罪を罪と知らない。知らないから汚れない、陰が出来ない。
それは魂の幼さと名づけてもよいもので。((c)緑野さん)
白黒衣装の宰相はいっそクールビューティと表現したいくらいなのですが(今盛大に引かれた気がする)それでも陰ではなく陽。
正義ゆえの冷徹さ、残酷さ。
まさに「曇りがない故の刃のきらめき」。
つまり、私は今回見たいものを見ることができていると言うことですな。だからあんなに震撼したんだ、毎回目が離せないのだと。
私の見たかったものを見せてくれてありがとう。
ありがとうしぃちゃん。ありがとうこの状況をもたらした全ての物事(そこまで言うか!)。
……いや、その辺で盛大に引いている皆様、馬鹿だと思ってそのまま放っておいてください……。歪んだ目で見た幻想だとしても私は楽しいです。
(しかしこれ、おひさまのようなしぃちゃんを愛しているピュアファンの方に見られても怒られそうだよなぁ……ごめんなさい。と言うか見逃してください。←サトリちゃんは許してくれると思うけど・笑)
『ドルチェ・ヴィータ!』については、とてもまとめられないのでまとめません(笑)。全体解釈は既に放棄しているし。
と言っても、疑問点や納得行かないところは、何もありません。
見る角度によって見る側の心持ちによって姿を変える美しい硝子球。ある部分ある角度を取り出して愛でるのが精一杯。それで十分。
さて、理屈と解釈の時間は終わり。
あと数公演頭空っぽで耽溺するために言葉は全部吐き出しました。
ラストスパート、かけてきます。
(耽溺日記は書きます・笑)
(一応お断り。この日記アップしたのは24日(耽溺期間突入中)ですが、実質的には22日に書いた内容です。はい)
***
私信。
サトリちゃん12/21日記に。
しぃちゃんアルレッキーノの恋する表情!!
実はプロローグ、殆どワタさんしか見られてないのですが、たまに見たときにうめちゃんと踊ってる時の顔がすごくいいなと思いました。いいよねー。
……セーラーケロしぃのいちゃつきぶり、見たかったです。
緑野さん12/19日記に。
スカステトーク湖月・汐美・立樹、見たかったです。これ私的には(笑)すげー豪華メンバーで、スカステHPのダイジェスト映像(5分くらいだっけ?)を繰り返し見た記憶が。まあ帰った私が悪いんだが。
詳細レポート(笑)はそれぞれしかるべき人に提出するとして、だらだらやっていた楊国忠観察日記は簡単にまとめておきます。
登場シーンごとに。
1.田舎出の青年が降って沸いた栄誉に喜び、皇帝への忠誠にきらきら輝いている。
2.月日がたち名も変わり、宮廷に己の位置を確保している。権謀術数もおぼえはじめている。(ここ幕前芝居の「しかし!」は、貴妃を直接権力の道具として使うのはかえって玄宗の機嫌を損ねて危険、と解釈してます)
3.宰相。権力を手にし政敵を粛清し、貴妃に対しても冷徹な態度を崩さない。
4.戦場での最期。
3,4について最近あんまり語っていませんでしたが。
宰相となった国忠は、皇帝への忠誠を失っていた、とまでは言いませんが、畏敬の念は薄れていたんじゃないかなーと。あのお仕事嫌いな皇帝では仕方がない。その分、それをいいことに政治を牛耳って、自分がいなければこの国は回らないと言う自負と傲慢があって。
しかし戦場で助けられたとき、彼は玄宗への敬愛を取り戻すのですよ。最期、敵将と相打ちになる場面では「陛下の御為、恩義に報いる為、一兵でも多く屠ってみせる」というモノローグが私の頭の中に響いております。
(この辺某サイトさまの影響を受けております)
で、ここまで考えて思ったんですが。
権謀と粛清の宰相となっても、この人は陰のない人だなあと。
変わったように見えるのは周囲にとってだけで、国忠にとっての自分自身は何も変わっていないのではないかと。
常に、己の目指すところ、成すべきと思うことに真っ直ぐなだけで。己の所業を他人に非難されても、根本的なところでその非難が認識できないような。(楊貴妃とのやりとりにそんな様子を垣間見ました)
だから、多くの者を粛清してその手を血に染めても悪夢を見たりせず、関係ないところでは日々普通に人を愛し、笑うことができる人なのではないかと。そういう人が一番恐ろしい。
罪を罪と知らない。知らないから汚れない、陰が出来ない。
それは魂の幼さと名づけてもよいもので。((c)緑野さん)
白黒衣装の宰相はいっそクールビューティと表現したいくらいなのですが(今盛大に引かれた気がする)それでも陰ではなく陽。
正義ゆえの冷徹さ、残酷さ。
まさに「曇りがない故の刃のきらめき」。
つまり、私は今回見たいものを見ることができていると言うことですな。だからあんなに震撼したんだ、毎回目が離せないのだと。
私の見たかったものを見せてくれてありがとう。
ありがとうしぃちゃん。ありがとうこの状況をもたらした全ての物事(そこまで言うか!)。
……いや、その辺で盛大に引いている皆様、馬鹿だと思ってそのまま放っておいてください……。歪んだ目で見た幻想だとしても私は楽しいです。
(しかしこれ、おひさまのようなしぃちゃんを愛しているピュアファンの方に見られても怒られそうだよなぁ……ごめんなさい。と言うか見逃してください。←サトリちゃんは許してくれると思うけど・笑)
『ドルチェ・ヴィータ!』については、とてもまとめられないのでまとめません(笑)。全体解釈は既に放棄しているし。
と言っても、疑問点や納得行かないところは、何もありません。
見る角度によって見る側の心持ちによって姿を変える美しい硝子球。ある部分ある角度を取り出して愛でるのが精一杯。それで十分。
さて、理屈と解釈の時間は終わり。
あと数公演頭空っぽで耽溺するために言葉は全部吐き出しました。
ラストスパート、かけてきます。
(耽溺日記は書きます・笑)
(一応お断り。この日記アップしたのは24日(耽溺期間突入中)ですが、実質的には22日に書いた内容です。はい)
***
私信。
サトリちゃん12/21日記に。
しぃちゃんアルレッキーノの恋する表情!!
実はプロローグ、殆どワタさんしか見られてないのですが、たまに見たときにうめちゃんと踊ってる時の顔がすごくいいなと思いました。いいよねー。
……セーラーケロしぃのいちゃつきぶり、見たかったです。
緑野さん12/19日記に。
スカステトーク湖月・汐美・立樹、見たかったです。これ私的には(笑)すげー豪華メンバーで、スカステHPのダイジェスト映像(5分くらいだっけ?)を繰り返し見た記憶が。まあ帰った私が悪いんだが。
当ててびっくり(中日王家配役発表)
2004年12月21日 宝塚公演見に行ってないのになんで毎日ネタがあるかな……。
小出しにするんだもん、公式ホームページ。
さて、中日劇場『王家に捧ぐ歌』の配役発表。
ご多分に漏れず当然私も色々予想して楽しんでおりました。
当たった中で一番びびったのが、
ケペル=嶺恵斗
当てたことは自慢ですが(身長で選んだと言う説も)、このこみ上げる笑いは何だろう。(いや私彼のことは好きですよ。この配役で楽しみが増えたと思ってますよ。でも何故か笑いが←ファンの人に殺されるよ!)
もひとつ予想していたサウフェの麻尋しゅんくんは、ふつーに「よーし思ったとおり」って感じなんですが。
メレルカはみらんくんですか(エジプト将軍3人並びを想像している)。
……だ、駄目だ、見てみないとわからん!(爆)
いやでも嶺くんは立ち姿の美しい人だと思っているので、真面目に期待してみよう。
エチオピアチームは、まとぶん(ウバルド)と綺華れいちゃん(カマンテ)としゅんくん(サウフェ)。
カマンテとメレルカは逆かなあと思っていました。
「ゆかりちゃんは絶対エジプト側!黒塗りなんて勿体無いー!」と叫んでいたさいとーちゃんが泣くなあ。
でも確かに端正だったり美麗だったりするエチオピアチームだなあ……。
女官は、かのちかちゃんのところにみなみちゃんが入るのか。
で、まとぶんウバルド。
がんばれ、応援してるぞ。
(個人的には白いエジプト軍服姿が見たかった気もしますが)
***
昨日は自分の楽しいこと(笑)にかまけて話がとびまくりだったので、一応来
年後半ラインナップ話の続き。
と言っても自担組じゃないのであまり話すこともないんですが。
雪と花でどっちも19世紀半ばイタリア舞台って言うのは、何か狙ってるんだろうか。私は嬉しいし、そりゃミラノとパレルモじゃ全然違うけど。
来年のヅカ版トロヴァトーレについて。
巡回して、予想キャストが、マンリーコ=たかこさん、レオノーラ=花ちゃん、はいいとして、マンリーコの兄であるルーナ伯爵をタニちゃんは無理があるというコメントを複数見ました。
ま、いいんじゃないかな、弟にしちゃえば。
いやそもそも原作の原作ではマンリーコが兄で伯爵が弟だったのを、オペラ化に当たって逆にした、という話も聞いたことあるし。
(小声で)あと雪バウ、先行組に比べて、びみょーに出演者の学年が上がってる、と言うか集客力のある面子になっているような……反省を活かしたとか?(^^;
まとぶんディナーショーは多分行きます。
星組でセンター張る最後のステージだし。コーラスメンバーも誰が来るか楽しみ。
(私の行くDSは星組生のだけと言うのは不思議ではないが、それでとうこさんだけは行ってないっていうのはちょっとどうかと)
***
昨日の「み」さんの日記に。
ご贔屓より上級生に対して「くん」「ちゃん」付けじゃ駄目、って本当ですか?
それだと、例えばご贔屓が退団した後若手のファンになっちゃったりしたら、困るでしょうねぇ。
それに、愛称によって「くん」「ちゃん」の方が呼びやすい人もいるだろうし。
はっ。
「しぃ様」ってのを見かけたことがあるけど、もしかしてあれは下級生さんのファンサイトだったからなのか!?
ちなみに私は全部「何となく」呼んでますな。雰囲気とか、その人との心理的距離(?)とか。
ファン歴が浅いんで、他の人に比べると愛称を言いなれなかったり、「さん」づけが多いかなあ。(初めてはまったトップコンビが芸名そのままの愛称だったことも大きいかと)
知らないことばかりのヅカファン1年生(^^;
***
緑野さん、あっちに行けたんだ。
うらやましいです(ぼそっ)。
小出しにするんだもん、公式ホームページ。
さて、中日劇場『王家に捧ぐ歌』の配役発表。
ご多分に漏れず当然私も色々予想して楽しんでおりました。
当たった中で一番びびったのが、
ケペル=嶺恵斗
当てたことは自慢ですが(身長で選んだと言う説も)、このこみ上げる笑いは何だろう。(いや私彼のことは好きですよ。この配役で楽しみが増えたと思ってますよ。でも何故か笑いが←ファンの人に殺されるよ!)
もひとつ予想していたサウフェの麻尋しゅんくんは、ふつーに「よーし思ったとおり」って感じなんですが。
メレルカはみらんくんですか(エジプト将軍3人並びを想像している)。
……だ、駄目だ、見てみないとわからん!(爆)
いやでも嶺くんは立ち姿の美しい人だと思っているので、真面目に期待してみよう。
エチオピアチームは、まとぶん(ウバルド)と綺華れいちゃん(カマンテ)としゅんくん(サウフェ)。
カマンテとメレルカは逆かなあと思っていました。
「ゆかりちゃんは絶対エジプト側!黒塗りなんて勿体無いー!」と叫んでいたさいとーちゃんが泣くなあ。
でも確かに端正だったり美麗だったりするエチオピアチームだなあ……。
女官は、かのちかちゃんのところにみなみちゃんが入るのか。
で、まとぶんウバルド。
がんばれ、応援してるぞ。
(個人的には白いエジプト軍服姿が見たかった気もしますが)
***
昨日は自分の楽しいこと(笑)にかまけて話がとびまくりだったので、一応来
年後半ラインナップ話の続き。
と言っても自担組じゃないのであまり話すこともないんですが。
雪と花でどっちも19世紀半ばイタリア舞台って言うのは、何か狙ってるんだろうか。私は嬉しいし、そりゃミラノとパレルモじゃ全然違うけど。
来年のヅカ版トロヴァトーレについて。
巡回して、予想キャストが、マンリーコ=たかこさん、レオノーラ=花ちゃん、はいいとして、マンリーコの兄であるルーナ伯爵をタニちゃんは無理があるというコメントを複数見ました。
ま、いいんじゃないかな、弟にしちゃえば。
いやそもそも原作の原作ではマンリーコが兄で伯爵が弟だったのを、オペラ化に当たって逆にした、という話も聞いたことあるし。
(小声で)あと雪バウ、先行組に比べて、びみょーに出演者の学年が上がってる、と言うか集客力のある面子になっているような……反省を活かしたとか?(^^;
まとぶんディナーショーは多分行きます。
星組でセンター張る最後のステージだし。コーラスメンバーも誰が来るか楽しみ。
(私の行くDSは星組生のだけと言うのは不思議ではないが、それでとうこさんだけは行ってないっていうのはちょっとどうかと)
***
昨日の「み」さんの日記に。
ご贔屓より上級生に対して「くん」「ちゃん」付けじゃ駄目、って本当ですか?
それだと、例えばご贔屓が退団した後若手のファンになっちゃったりしたら、困るでしょうねぇ。
それに、愛称によって「くん」「ちゃん」の方が呼びやすい人もいるだろうし。
はっ。
「しぃ様」ってのを見かけたことがあるけど、もしかしてあれは下級生さんのファンサイトだったからなのか!?
ちなみに私は全部「何となく」呼んでますな。雰囲気とか、その人との心理的距離(?)とか。
ファン歴が浅いんで、他の人に比べると愛称を言いなれなかったり、「さん」づけが多いかなあ。(初めてはまったトップコンビが芸名そのままの愛称だったことも大きいかと)
知らないことばかりのヅカファン1年生(^^;
***
緑野さん、あっちに行けたんだ。
うらやましいです(ぼそっ)。