思い出は星に。(星東宝前楽等)
2006年11月11日 宝塚11/11の11時公演、15時半公演(前楽)観て参りました。
芝居については、何だか落ち着いてきたかなと。
相変わらずやりすぎなんだけど、暴走が止まった感がある。で、やりすぎなりにまとまりがあった。そういうことを総合すると、やはり落ち着いてきたという印象になる。いや本当に印象批評ですまんけど。
そんな中、れおん君!
アンソニーに「目障りだ」と言われて退場するフランク、去り際の「ふはははは」って笑い声は何事なんですか!?(笑)何を目指しているのか知らないけど、どう見てもやりすぎだからそれ!(大笑い)
11時公演はすごかった。自分の耳を疑った。前楽はかなり大人しくなってました。
でも、芝居でやりすぎるれおん君というのは今まであまり見たことがないような気がして、新鮮です。うん、それでこそ星組子だ。とりあえずやりすぎとけ(無責任)。と言うか、もうすぐ千秋楽なんだ退団者とお別れなんだとテンパっているのが妙な方向に出てしまっただけと言う気もしないでもない。
トウコさんを見ていて、自由自在、と言う言葉が浮かんだ。
特に、バーバラの借金を返すあたりから、アンフェアまでの場面。展開を引っ張る役割のアンソニーが、緩急自在に話を進め、展開し、盛り上げているように見える。活き活きと。
11時は前の人の頭で舞台センター下手寄りが見切れる席でした。おかげで宝石鑑定の上手芝居を、初めて最初から最後まで見ました(をい)。船長とヘンリー、顔見合わせて頷きあったりしてるのな。
みらんくんの「ぞうさん」「きりんさん」は可愛い系でした。
前楽。避難訓練で救命胴衣を着ていないフレッドがやってくるのを見て、船長がちゃんと着てくださいみたいな仕草をしてました。前からあったっけ?
ウェルカムパーティではフレッドとブランドン、アンソニーと船長が向かい合う場面、それぞれ手を取り合って踊ってました。前者は手を横に広げる形(お互いの距離が近い)、後者は前に出す形(お互いの距離が遠い)、ってこの説明で伝わるのだろうか。
フレッドの最後の銀橋「忘れたりするものか」で2階席を見渡すの反則。心臓をぎゅっと掴まれるような感じがする。
ショーで、組長が「♪湖月わたるもお忘れなく」と歌ってました。大楽でやるとしか思っていなかったので、不意を衝かれた。
そして、サヨナラショー。
ペンライトの類は配られず。大楽だけなのかな。
準備の間の組長の退団者紹介は、基本的に大劇場と同じ。
東宝で加わった二人については、柚乃玲花ちゃんは2003年に入団で、もう少し宝塚で活躍して欲しかった思いもあるけれど、この経験を活かしてこれからも頑張って欲しいと。羽鷺つばさくんは愛称がのんちゃんで「本名はのりこって言うの?」と聞いたら「本名はちがうんですけどー、のんびりしているのでー、のんちゃんなんですー(と組長口真似の超のんびり口調)」と言ってくれました、これからものんちゃんのペースで色々チャレンジしてください、と。
あと、大劇で言ったときより追加されていて気づいたのは、ふありちゃんのことを「真白ふありというのは本当にぴったりの、彼女でしかありえない芸名だと思います」と言ったこと、やっひーのことを「博多人形のようなおっとりした女性らしい女性」と言ったこと、しのぶさんに対して「今回の作品では私の愛人で結局私は幸せに出来ませんでしたが、これから出会う男性にいっぱい幸せにしてもらってほしい」と言うようなこと。
サヨナラショーは、大劇と同じ。東宝で加わった退団者二人には特別な出番はなし。あ、大劇でちょっと気になったラダメスのカツラは今回の方が良かったような?(笑)
カーテンコールは、4回ありました。
1回目は全員そろって。
ワタさんが「仲間との、そして皆様との楽しい思い出が、今ひとつの星になろうとしています。皆様の暖かい拍手、決して忘れません」と言うようなことを。
2回目。「今日の舞台がいつまでも皆様の心に残ることを信じております!」と、力強く。
3回目は、客席はスタンディング。幕が開いても拍手は鳴り止まず、ワタさんは客席を見渡して。
客席のお客様をご紹介していました。鳳蘭さん、順みつきさん、真矢みきさん、稔幸さん。真矢さんには、ダンディズムやらせていただきました、とひとこと。
そして、最後に言わせてください、と言って、
「今の星組は、最高です!」
満面の笑顔で、大きな声で、はっきりと誇らしげに。
ここで幕が下りるとき視界の左端に妙な動きをする人が、と思ったら、みらんくんがオカマのスキップのようにくねくね踊っていました。全くもう最後まで何と言うか、カワイイ奴(笑)。
客電がついて終演アナウンスが流れましたが、拍手鳴り止まず。
4回目のカーテンコール。幕が上がると、ワタさん一人。『サタデーナイトフィーバー(同義語:ハレルヤゴーゴー)』のでポーズに客席大ウケ。
みんなを呼んで「ほんっとうにありがとうございましたー!!」で、幕。
星組は最高です、と何度聞いたろう。心の中で一緒に言ったろう。
言い続けて数年(笑)。
出も見て来ました。
ワタさんはまた紫スーツ(ひゃー)。最後までやってくれる。
みらんくんがワタさんの出にかぶって、カードと同じタイミングでワタさんに手を振っていたら振り返してくれたらしく、恐縮かつ嬉しそうにひょこひょこお辞儀していたのが印象的でした。
***
サヨナラショーでありえないくらい泣けて困りました。
ショーの内容も知っているし、今更何故こんなに泣けるのかわからなくて一体どうしたんだと考え込むくらいに。
でも、これまた何故か、黒燕尾のボレロのときには涙が収まって。
ただ、ああ、大好きだったなあと思って。
いつの間にか、過去形で考えている自分に気づいた。
サヨナラショーで、作品を辿ったせいなのかな。
知らないうちに、思い出になっていくらしい。
星になるかどうかはわからない(笑)。
芝居については、何だか落ち着いてきたかなと。
相変わらずやりすぎなんだけど、暴走が止まった感がある。で、やりすぎなりにまとまりがあった。そういうことを総合すると、やはり落ち着いてきたという印象になる。いや本当に印象批評ですまんけど。
そんな中、れおん君!
アンソニーに「目障りだ」と言われて退場するフランク、去り際の「ふはははは」って笑い声は何事なんですか!?(笑)何を目指しているのか知らないけど、どう見てもやりすぎだからそれ!(大笑い)
11時公演はすごかった。自分の耳を疑った。前楽はかなり大人しくなってました。
でも、芝居でやりすぎるれおん君というのは今まであまり見たことがないような気がして、新鮮です。うん、それでこそ星組子だ。とりあえずやりすぎとけ(無責任)。と言うか、もうすぐ千秋楽なんだ退団者とお別れなんだとテンパっているのが妙な方向に出てしまっただけと言う気もしないでもない。
トウコさんを見ていて、自由自在、と言う言葉が浮かんだ。
特に、バーバラの借金を返すあたりから、アンフェアまでの場面。展開を引っ張る役割のアンソニーが、緩急自在に話を進め、展開し、盛り上げているように見える。活き活きと。
11時は前の人の頭で舞台センター下手寄りが見切れる席でした。おかげで宝石鑑定の上手芝居を、初めて最初から最後まで見ました(をい)。船長とヘンリー、顔見合わせて頷きあったりしてるのな。
みらんくんの「ぞうさん」「きりんさん」は可愛い系でした。
前楽。避難訓練で救命胴衣を着ていないフレッドがやってくるのを見て、船長がちゃんと着てくださいみたいな仕草をしてました。前からあったっけ?
ウェルカムパーティではフレッドとブランドン、アンソニーと船長が向かい合う場面、それぞれ手を取り合って踊ってました。前者は手を横に広げる形(お互いの距離が近い)、後者は前に出す形(お互いの距離が遠い)、ってこの説明で伝わるのだろうか。
フレッドの最後の銀橋「忘れたりするものか」で2階席を見渡すの反則。心臓をぎゅっと掴まれるような感じがする。
ショーで、組長が「♪湖月わたるもお忘れなく」と歌ってました。大楽でやるとしか思っていなかったので、不意を衝かれた。
そして、サヨナラショー。
ペンライトの類は配られず。大楽だけなのかな。
準備の間の組長の退団者紹介は、基本的に大劇場と同じ。
東宝で加わった二人については、柚乃玲花ちゃんは2003年に入団で、もう少し宝塚で活躍して欲しかった思いもあるけれど、この経験を活かしてこれからも頑張って欲しいと。羽鷺つばさくんは愛称がのんちゃんで「本名はのりこって言うの?」と聞いたら「本名はちがうんですけどー、のんびりしているのでー、のんちゃんなんですー(と組長口真似の超のんびり口調)」と言ってくれました、これからものんちゃんのペースで色々チャレンジしてください、と。
あと、大劇で言ったときより追加されていて気づいたのは、ふありちゃんのことを「真白ふありというのは本当にぴったりの、彼女でしかありえない芸名だと思います」と言ったこと、やっひーのことを「博多人形のようなおっとりした女性らしい女性」と言ったこと、しのぶさんに対して「今回の作品では私の愛人で結局私は幸せに出来ませんでしたが、これから出会う男性にいっぱい幸せにしてもらってほしい」と言うようなこと。
サヨナラショーは、大劇と同じ。東宝で加わった退団者二人には特別な出番はなし。あ、大劇でちょっと気になったラダメスのカツラは今回の方が良かったような?(笑)
カーテンコールは、4回ありました。
1回目は全員そろって。
ワタさんが「仲間との、そして皆様との楽しい思い出が、今ひとつの星になろうとしています。皆様の暖かい拍手、決して忘れません」と言うようなことを。
2回目。「今日の舞台がいつまでも皆様の心に残ることを信じております!」と、力強く。
3回目は、客席はスタンディング。幕が開いても拍手は鳴り止まず、ワタさんは客席を見渡して。
客席のお客様をご紹介していました。鳳蘭さん、順みつきさん、真矢みきさん、稔幸さん。真矢さんには、ダンディズムやらせていただきました、とひとこと。
そして、最後に言わせてください、と言って、
「今の星組は、最高です!」
満面の笑顔で、大きな声で、はっきりと誇らしげに。
ここで幕が下りるとき視界の左端に妙な動きをする人が、と思ったら、みらんくんがオカマのスキップのようにくねくね踊っていました。全くもう最後まで何と言うか、カワイイ奴(笑)。
客電がついて終演アナウンスが流れましたが、拍手鳴り止まず。
4回目のカーテンコール。幕が上がると、ワタさん一人。『サタデーナイトフィーバー(同義語:ハレルヤゴーゴー)』のでポーズに客席大ウケ。
みんなを呼んで「ほんっとうにありがとうございましたー!!」で、幕。
星組は最高です、と何度聞いたろう。心の中で一緒に言ったろう。
言い続けて数年(笑)。
出も見て来ました。
ワタさんはまた紫スーツ(ひゃー)。最後までやってくれる。
みらんくんがワタさんの出にかぶって、カードと同じタイミングでワタさんに手を振っていたら振り返してくれたらしく、恐縮かつ嬉しそうにひょこひょこお辞儀していたのが印象的でした。
***
サヨナラショーでありえないくらい泣けて困りました。
ショーの内容も知っているし、今更何故こんなに泣けるのかわからなくて一体どうしたんだと考え込むくらいに。
でも、これまた何故か、黒燕尾のボレロのときには涙が収まって。
ただ、ああ、大好きだったなあと思って。
いつの間にか、過去形で考えている自分に気づいた。
サヨナラショーで、作品を辿ったせいなのかな。
知らないうちに、思い出になっていくらしい。
星になるかどうかはわからない(笑)。
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