29日午後公演、サンケイリビング貸切観て参りました。
残念ながら今週はこれ1回。午前の当日券に並んだんですが、見通し甘く敗北。もっと早く行かないと駄目なのか。

本日の司会は中井美穂さん。カフェブレイクでもおなじみのプロのヅカファンぷりは並じゃない。

幕間抽選のお手伝いはせあらちゃん。お芝居の淡い若草色のワンピースで(かわいー)。
賞品はいつものサイン色紙等のほかに、ワタさんのシングルコレクションCDやメモリアルブックがありました。
中井さん曰く。
「シングルコレクション、これいいですよー、思わず聞き入ってしまいます!」
「メモリアルブック、ご覧になりましたか?」とせあらにふる。「……メモリアルブック?」と固まるせあら(し、しっかり!)に「最初に撮りおろし写真があって、今までの記事とかいっぱいでー」と中身を説明し始める中井さん。あ、はい、見ました、と小さく反応するせあら(よかった)。
「これ面白いんですよ、読み始めると夜更けまで夢中になってしまいますよね!」
すげーファン発言です。GJです。
更に、お約束の質問、ショーの見所は?に対して「男の美学というだけあって男役さんがかっこいいシーンが多いのですが、娘役も見てもらえるとうれしいです」と無難な答えをしたせあらに、やおら中井さん、
「立樹遥さんと涼紫央さんが銀橋に出てくる「恋する男はドンキホーテ」という場面があるんですけど」と、いきなり解説し始める。
「その場面でせあらさんがキューティ8として出てきますから、皆さん探してみてくださいね!」
本人も言わなかったせあらの見所をアピールしてくれましたよ! 何ていい人だ! GJです。
「幕が上がってすぐ、ゴージャスでカッコイイシーンですからね!」と言って、中井さんは去っていきました。

終演後も。
「いかがでしたかー、皆さんきっと家に帰ってもダンディダンディ頭の中回りますよ」って(笑)。でも確かに。
そして、ワタさんへのインタビュー。
「サヨナラ公演ですが、やっていて意識されますか?」には「特には。でもそろそろカウントダウンという感じもしてきますね」。
「わたるさんはスケールの大きな男役さんで、女性の方をリフトされることも多いですが」ここで「あ、皆さん女性ですけど!」と慌ててフォロー。ワタさんに苦笑され、女役さんをリフトすることが多いですが、と言いなおす。「今回も難しそうなリフトがありますが、片手で大変じゃないですか?」に対しては「タイミングが合うまでは練習しましたが、合えば難しくないです」とさらりと。「いえいえ、そんなできることじゃないですよ、ねえ!」と。どこまでもファン目線(笑)。
あと、東京公演で加わった黒燕尾の場面について。その前にもこの場面について、東京での公演でだけしか見られないんですよ!と客席にしきりと強調してました。
「黒燕尾、特に大階段での男役群舞は今まで追求してきたことなので、踊らせていただいて嬉しいです」と、答え。

最後は、中井さんは上手花道に退き、ワタさんのいつものご挨拶。楽しんでいただけましたでしょうか。宝塚を、その中でも特に星組をよろしくお願いいたします、と。
今まで、サヨナラは意識しない、と言うことの多かったワタさん本人の口からカウントダウンと聞くと、ちょっとクるね。
そろそろ終わりは近いのだ。

今回の席は下手端前方でした。
パレードで下手花道にあかしと天霧君が並んでいて、濃いなーと思って見ていたら、天霧君が微笑んで見つめ返してくれました。いい人だ(単純)。

と言う訳で、下手端からの視界。

・ウェイン夫妻がすぐそこです。しのぶさんもエンディさんも、本当に我が子を見守るような、感慨深く愛情を湛えたいい表情です。
・それを見てぱっと顔を輝かせるフレッドもこっち向きだ。素直に嬉しそうで、ちょっとかわいいのな(笑)。
・避難訓練、タイトミニの深いスリットから覗くエレナ嬢のふとももに釘付け。近くで見ると破壊力甚大。
・ウェルカムパーティ。花道のクルーしゅんくんが、何か見つけたように不審げな顔。何?
・天霧君のトサカ前髪が見る度にクルーにあるまじきことになっている。
・同じくウェルカムパーティ。ショーから戻ってきたみらんくんお客さんに熱烈ダンシングアピール。つられて踊るオレステス夫妻。
・噂の、ストックトン氏の宝石を品定めするオレステス夫妻もばっちり見ました。
・壁動かし担当クルー、ぎんかみ君と水輝氏の暗がりでの小芝居が目の前。『フェット』にはまった人間には堪えられない光景だと思うのは私だけですかそうですか。
・みらんくん、今日は指差しぷんすかじゃなくてあかんべしてたよ!(どこの小学生だ)(ゆかり君が止めるのはデフォ)
・みきちぐの「何怒ってんだよ!」が語尾まではっきりくっきり聞こえるように。
・仮装パーティではオコーナーさんが気分良く踊っている隙に企み顔でひっついてるドリーとデイブも下手です。
・犯人逮捕後の妻が愛人と同じデザインのセーターに気づくのも目の前。「キャサリン?!」「(袖の奥、恐らくスノードン氏に向かって)ちょっと!」というマイクなしの声が聞こえました。マジに怒ってるぞありゃ。
・更にみきちぐがオレステス氏のカツラをいじりながら退場するのも目の前。今日は自分で被ってました。

……そうなんですよ。
この公演が終わったら前方席に座りたくなることも少ないだろうからと思って結構頑張ったんですが、前に座るとモブばかり見てしまうという現状はこれ如何に。

でも、今回は下手端だったから。
フレッドの、いつも良く見えない顔も良く見えた。
例えばそれは、スノードン氏に苦笑する姿だったり、小切手を切るアンソニーを見守る唖然とした顔だったり、デイブに「何もかも恵まれた金持ち」と言われたときの複雑な表情だったり、色々あるけれど。
最後の一連の場面、「大丈夫?」から「きついよ」ムキになって「じゃあ笑わない」そしてバーバラに顔を引っ張られてふにゃっと笑う表情まで。
良く見えた。
写真なんかなくても、憶えていられればいいのに。

そして、銀端を手を引かれて歩く、となみが泣いているのも良く見えた。
もらい泣きしてたら、隣の見知らぬおじさんも涙を拭っていた。ちょっとなごんだ。

お芝居全体的に、熱く濃くなってきたような気がします。
いや、そんな単純な言い方では、とても言い表せないのだけれど。とにかく、何度見ても見る度に、ちょっとずつ何かが違う。
フレッドは再会と気づいたときの「クラウディア?」がおとなしめになってましたが、その分その後の「わーっ!!」が派手になってました。や、コントラストが効いていい感じですよ。

あと船長! 終演後に、しぃちゃん挨拶で間違えた?と聞かれたんですが、はてそんなことあったっけ?と首かしげ。言われてみると確かに噛んだけど、それを「失礼しました」とフォローするところも完全に船長としてやってたんで、気がつかなかったんだわ。

ショーでは、最初の大階段チャイナでみらんくんの後ろがドイちゃんだということに改めて気づく。濃い。そしてエロい。でも上手メンバーが完全横顔に見えるのも新鮮な眺めでついしぃちゃんとかゆかり君とか見てしまう。遠いけど(笑)。
ここは最後の方も下手端はドイちゃんとしゅんくんが目の前で、美少年なのに色気だの凄みだのがあって堪能しました。しゅんくんに真顔で睥睨されると、ちょっとびびる。

……本当に前方席に座ると端ばっかり見ちゃって本末転倒。

でも、オマージュは、やっぱりオペラなしでも顔の見える席はいいね。
大好きだ。

とりとめなく、今週も過ぎていきます。

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