いろいろある。(星組東宝『愛するには短すぎる』『ネオ・ダンディズム』)
2006年10月9日 宝塚初日に続き、7日11時も観てきました。(実は更に2回ほどチャレンジしたけどサバキ待ち玉砕)
芝居は、色々とリセットされた印象でした。大劇場でずっとやってきたことを一旦白紙に戻して、ストレートにお芝居している感じ。
一方で、色々とメリハリがついて派手になってる気がするんですが、それも「大劇場の延長線上の追加(デフォルメ)」ではなく、「一度原点に戻しての肉付け」という印象でした。抽象的な表現ですが。
お客さんの反応も新鮮。笑うべき場所ではどっかんどっかん爆笑が起きてました(何だかうれしい)。しかも、初日にトウコさんが大ショックだったという(fromナウオン)「時々は様子を見に行って連絡するよ」のくだりでは笑いが起きなかった! 良かったね。
細かい変更点はいくつか。全体的に「よりわかりやすく」と言う意図が感じられました。
変更点も含めた、初日と2日目の感想メモ。
・夢のシーンのウォーバスク氏が眼鏡をかけていた。ブランドンとの別人度が上がった。
・避難訓練。ノリノリで腕を振るみんなにひとり付き合わないフレッド。大劇場ではつられてたのに。(あ、2回あるうちの最初の方です)
・フレッドに救命胴衣を着けて泣いてしまうブランドン。タメが長く泣きがわかりやすく、クサくなっております。
・ウェルカムパーティのダンサー和くんの髪型がセンターパーツでした。デイブとの差別化?(と思ったら9日はセンターパーツじゃなかった)
・「ケンカ好きですか?」の後に、フランク、フレッドともに一言ずつ台詞増えてました。「ああ、負けたこと無いからな」「僕もです、ケンカしたことないから」キャラが立つ方向でよろしいのではないかと。れおん君も悪い男が板についてきた。
・「それって、格好いいってこと?」おいおい何だか嬉しそうな言い方になったぞ(笑)。ムラの全然自覚なさげな方が個人的には好みだったんですが。
・盗難事件。船長、「発見に全力を尽くします」の後のニヤリ笑いが無くなって、困ったという風情でため息。うん、この方がわかりやすいよな。
・ランチの場面、バーバラを口説く(?)のに夢中になるあまり、メイドひよりからスープ皿をひったくるアンソニー。ひより憮然(笑)。
・更にそのままでスープが注げないとふありからクレームを受け、やっと皿をテーブルに置くアンソニー(笑)。
・バーバラの疑いが晴れて引き上げるときの、デイモンみらんの「船長指差してぷんすか」が復活してました。ムラの中盤だけやってて初日頃も楽頃もやってなかったのに。更にムラではそれを押さえてひきずっていくのがかつきちゃんだったのが、ビリーゆかりになってました(みらゆかですよ皆さん!)。
・海亀のくだり、アンソニーの台詞が増えていたような。「いや君が」の後に「君がそんなことを言うとは」って、前からあったっけ?
(ルサンクで確認したところ、ありました。が、ルサンクではフレッドの「誰が海亀だ」が無い。言い方が変わっただけなのかなあ)
・仮装パーティは初日が海賊、2日目が金色でした。大劇でコンプリートしましたが(何回観たんだ……)、個人的趣味で言うと黒赤が好きかなあ。
・盗難品リストを読み上げるエリックみきちぐ。聞いている船長が、ムラより困惑の度が増しております(ムラではむしろ怒っている感じだった)。全体的に、船長のキャラが「状況を振り回す」側から「状況に振り回される」側に移行しているような。
・でもその後のみきちぐの顔芸(「くわッ!」と擬音が見える怒り顔)は健在。ここ何て言ってるのか聞きとりたい。
・ドリー自殺狂言。オコーナーさんの台詞の言い方や間の取りかたも変わった? 「ひ、ヒロイン?」であまり声をひっくり返さなくなっているような。ってそれだけじゃないけど。
・体操のお兄さんみらん。「ぞうさん」の後の「きりんさん」が復活していた。(ムラでは初日だけでそれ以降「高い高い」だった)
・盗難事件犯人逮捕。オレステスのカツラを手にしたみきちぐ、ムラでは物珍しそうに眺めたりくるくる回してみたり楽頃には自分でかぶってみたりしてましたが、今はマーガレットみなみにかぶらせたそうな様子。背後の気配を察したみなみちゃんがそうはさせじと頭を押さえる姿がラブリーです。
・フレッドに真情を打ち明けるデイビッド。和くんの台詞のテンションと言うか熱が上がってる感じ。いいぞ。
・最後の夜のフレッドとバーバラ、終始今にも泣き出しそうなとなみ。銀橋では本当にやばい。がんばれー。
・そう言えば初日隣席のお客さんはウェルカムパーティから泣いてました……。
・最後「じゃあ笑わない」というフレッドを無理矢理笑わせるバーバラ。7日に見たとき客席から笑いが起きていたような……初日は起きなかったのに、ムラでは(私が見たときは)一度も起きなかったのに(ちょっとショック)。
今回、2階で観たんですが、東宝の2階は大劇場より舞台に近くて傾斜が急なんですね。
おかげで芝居、ショーともに新鮮な視界でした。
特に芝居の避難訓練、後ろの方まで良く見えて面白かった(みんな大熱演)。
あとショーの「ダンディとは」の場面。盆が回るのを真上から見下ろす感じでこれも面白い。4組のカップルの様子が比較できます。つかこの場面は大劇のときからしぃちゃんのコトコトに対するでろでろ甘甘ぶりがすげーなーと思っていたんですが。東宝でも相変わらず。他の3人は少しはカッコつけたりキザったりキメてるのに、なんなんだこのしぃコトだけ激甘バカップル状態は!(笑)(大好物)
ショーでは惜別も2階席からの眺めは新鮮でした。ムラより明るく見える? つかワタトウがジャンプしてすれ違う振りのときにその後ろでしぃ涼が同じようにすれ違ってて、個人的にうわあと思ったんですが、そんなとこ注目してるのは私だけですねはいはいよくわかってます。
そう言えば「恋する男はドンキホーテ」2回目にして既に客席下りが位置逆だったよ!(基本はしぃ上手、すずみん下手だが時々逆になる)。ファンの人は困らないのかな? つかどうやって決めてるんでしょう。見てると通常とは違うときは、しぃちゃんが下手の方に行ってしまうのを見たすずみんが「あ、そっち行くの? じゃ僕こっち」と言う芝居を入れているように見えてそれはそれで楽しいんですが。
その「恋する男はドンキホーテ」ですが、手拍子が入るようになってました。ムラでは千秋楽にして(私の知る限り)初めて入っていて、おお!と思ったんですが、東宝では初日はばっちり、その後は日によって多かったり少なかったりしますが、割とコンスタントに。貸切とかで初見のお客さんが多い日は揃いにくいのかな。や、私は超絶リズム音痴なのでなかなか参加できないんですが(苦笑)。
東宝は音響ちょっと違うなあと。まだ落ち着いてないのかなあ、大勢で歌うとき(芝居の最初の方とか)のバランスが悪い気がしました。後半のソロ4人歌い継ぎも、初日は音量を調節しながらだったような。
7日は「All by myself」のトウコさんのソロも音響おかしかったしなあ。スタッフの皆様、よろしくお願いします。
その反面台詞は粒だって聞えたりもして、特に避難訓練のみきちぐの「船長、海賊が!」まではっきり届いたのはよかったかなと。ね、ジュンタさん(笑)。
あと2階だとガウチョの場面の風の音が妙に耳につきました。
と、色々変わったり気になったりした訳ですが。
自分でも、色々見すぎているような気がする……。
いや、回りの友人知人は、好きな人一筋に観ていて「なんでそこ見てないの!?」みたいなとこが抜けてるという話を良く聞くのですが。
どうも、私は、そういう「一途な眼」を持っていないらしい(上記以外にも、キャリオカでギリーと一輝慎と水輝涼が並んでるとか注目してしまうとか惜別でのすずみんの立ち位置を説明できるとか)(どっちもサトリさん相手に喋ったネタだったり)。
この調子だと千秋楽終ってから見足りなかったと後悔しそうな気もしますが、ま、仕方ないよな、本能の赴くままに見たいとこ見るしか(苦笑)。
更に、色々見てるつもりでもそれぞれのファンの人から見ると全然わかっちゃいないんだろうなあと思ったり。
や、どうでもいい話です。閑話休題。
ここまで書いた後で、9日は1階SS席での観劇でした。ヅカを見始めてから初の東宝1階SS席。
……疲労困憊しました(は?)。
だって視界の中の情報量が多すぎて咀嚼しきれない。更に大階段黒燕尾群舞ではその近さと臨場感に耐えられず何故か歯を食いしばってしまったし。頭痛くなってきた(馬鹿?)。
でもまた見たいです(やっぱ馬鹿)。
芝居は、色々とリセットされた印象でした。大劇場でずっとやってきたことを一旦白紙に戻して、ストレートにお芝居している感じ。
一方で、色々とメリハリがついて派手になってる気がするんですが、それも「大劇場の延長線上の追加(デフォルメ)」ではなく、「一度原点に戻しての肉付け」という印象でした。抽象的な表現ですが。
お客さんの反応も新鮮。笑うべき場所ではどっかんどっかん爆笑が起きてました(何だかうれしい)。しかも、初日にトウコさんが大ショックだったという(fromナウオン)「時々は様子を見に行って連絡するよ」のくだりでは笑いが起きなかった! 良かったね。
細かい変更点はいくつか。全体的に「よりわかりやすく」と言う意図が感じられました。
変更点も含めた、初日と2日目の感想メモ。
・夢のシーンのウォーバスク氏が眼鏡をかけていた。ブランドンとの別人度が上がった。
・避難訓練。ノリノリで腕を振るみんなにひとり付き合わないフレッド。大劇場ではつられてたのに。(あ、2回あるうちの最初の方です)
・フレッドに救命胴衣を着けて泣いてしまうブランドン。タメが長く泣きがわかりやすく、クサくなっております。
・ウェルカムパーティのダンサー和くんの髪型がセンターパーツでした。デイブとの差別化?(と思ったら9日はセンターパーツじゃなかった)
・「ケンカ好きですか?」の後に、フランク、フレッドともに一言ずつ台詞増えてました。「ああ、負けたこと無いからな」「僕もです、ケンカしたことないから」キャラが立つ方向でよろしいのではないかと。れおん君も悪い男が板についてきた。
・「それって、格好いいってこと?」おいおい何だか嬉しそうな言い方になったぞ(笑)。ムラの全然自覚なさげな方が個人的には好みだったんですが。
・盗難事件。船長、「発見に全力を尽くします」の後のニヤリ笑いが無くなって、困ったという風情でため息。うん、この方がわかりやすいよな。
・ランチの場面、バーバラを口説く(?)のに夢中になるあまり、メイドひよりからスープ皿をひったくるアンソニー。ひより憮然(笑)。
・更にそのままでスープが注げないとふありからクレームを受け、やっと皿をテーブルに置くアンソニー(笑)。
・バーバラの疑いが晴れて引き上げるときの、デイモンみらんの「船長指差してぷんすか」が復活してました。ムラの中盤だけやってて初日頃も楽頃もやってなかったのに。更にムラではそれを押さえてひきずっていくのがかつきちゃんだったのが、ビリーゆかりになってました(みらゆかですよ皆さん!)。
・海亀のくだり、アンソニーの台詞が増えていたような。「いや君が」の後に「君がそんなことを言うとは」って、前からあったっけ?
(ルサンクで確認したところ、ありました。が、ルサンクではフレッドの「誰が海亀だ」が無い。言い方が変わっただけなのかなあ)
・仮装パーティは初日が海賊、2日目が金色でした。大劇でコンプリートしましたが(何回観たんだ……)、個人的趣味で言うと黒赤が好きかなあ。
・盗難品リストを読み上げるエリックみきちぐ。聞いている船長が、ムラより困惑の度が増しております(ムラではむしろ怒っている感じだった)。全体的に、船長のキャラが「状況を振り回す」側から「状況に振り回される」側に移行しているような。
・でもその後のみきちぐの顔芸(「くわッ!」と擬音が見える怒り顔)は健在。ここ何て言ってるのか聞きとりたい。
・ドリー自殺狂言。オコーナーさんの台詞の言い方や間の取りかたも変わった? 「ひ、ヒロイン?」であまり声をひっくり返さなくなっているような。ってそれだけじゃないけど。
・体操のお兄さんみらん。「ぞうさん」の後の「きりんさん」が復活していた。(ムラでは初日だけでそれ以降「高い高い」だった)
・盗難事件犯人逮捕。オレステスのカツラを手にしたみきちぐ、ムラでは物珍しそうに眺めたりくるくる回してみたり楽頃には自分でかぶってみたりしてましたが、今はマーガレットみなみにかぶらせたそうな様子。背後の気配を察したみなみちゃんがそうはさせじと頭を押さえる姿がラブリーです。
・フレッドに真情を打ち明けるデイビッド。和くんの台詞のテンションと言うか熱が上がってる感じ。いいぞ。
・最後の夜のフレッドとバーバラ、終始今にも泣き出しそうなとなみ。銀橋では本当にやばい。がんばれー。
・そう言えば初日隣席のお客さんはウェルカムパーティから泣いてました……。
・最後「じゃあ笑わない」というフレッドを無理矢理笑わせるバーバラ。7日に見たとき客席から笑いが起きていたような……初日は起きなかったのに、ムラでは(私が見たときは)一度も起きなかったのに(ちょっとショック)。
今回、2階で観たんですが、東宝の2階は大劇場より舞台に近くて傾斜が急なんですね。
おかげで芝居、ショーともに新鮮な視界でした。
特に芝居の避難訓練、後ろの方まで良く見えて面白かった(みんな大熱演)。
あとショーの「ダンディとは」の場面。盆が回るのを真上から見下ろす感じでこれも面白い。4組のカップルの様子が比較できます。つかこの場面は大劇のときからしぃちゃんのコトコトに対するでろでろ甘甘ぶりがすげーなーと思っていたんですが。東宝でも相変わらず。他の3人は少しはカッコつけたりキザったりキメてるのに、なんなんだこのしぃコトだけ激甘バカップル状態は!(笑)(大好物)
ショーでは惜別も2階席からの眺めは新鮮でした。ムラより明るく見える? つかワタトウがジャンプしてすれ違う振りのときにその後ろでしぃ涼が同じようにすれ違ってて、個人的にうわあと思ったんですが、そんなとこ注目してるのは私だけですねはいはいよくわかってます。
そう言えば「恋する男はドンキホーテ」2回目にして既に客席下りが位置逆だったよ!(基本はしぃ上手、すずみん下手だが時々逆になる)。ファンの人は困らないのかな? つかどうやって決めてるんでしょう。見てると通常とは違うときは、しぃちゃんが下手の方に行ってしまうのを見たすずみんが「あ、そっち行くの? じゃ僕こっち」と言う芝居を入れているように見えてそれはそれで楽しいんですが。
その「恋する男はドンキホーテ」ですが、手拍子が入るようになってました。ムラでは千秋楽にして(私の知る限り)初めて入っていて、おお!と思ったんですが、東宝では初日はばっちり、その後は日によって多かったり少なかったりしますが、割とコンスタントに。貸切とかで初見のお客さんが多い日は揃いにくいのかな。や、私は超絶リズム音痴なのでなかなか参加できないんですが(苦笑)。
東宝は音響ちょっと違うなあと。まだ落ち着いてないのかなあ、大勢で歌うとき(芝居の最初の方とか)のバランスが悪い気がしました。後半のソロ4人歌い継ぎも、初日は音量を調節しながらだったような。
7日は「All by myself」のトウコさんのソロも音響おかしかったしなあ。スタッフの皆様、よろしくお願いします。
その反面台詞は粒だって聞えたりもして、特に避難訓練のみきちぐの「船長、海賊が!」まではっきり届いたのはよかったかなと。ね、ジュンタさん(笑)。
あと2階だとガウチョの場面の風の音が妙に耳につきました。
と、色々変わったり気になったりした訳ですが。
自分でも、色々見すぎているような気がする……。
いや、回りの友人知人は、好きな人一筋に観ていて「なんでそこ見てないの!?」みたいなとこが抜けてるという話を良く聞くのですが。
どうも、私は、そういう「一途な眼」を持っていないらしい(上記以外にも、キャリオカでギリーと一輝慎と水輝涼が並んでるとか注目してしまうとか惜別でのすずみんの立ち位置を説明できるとか)(どっちもサトリさん相手に喋ったネタだったり)。
この調子だと千秋楽終ってから見足りなかったと後悔しそうな気もしますが、ま、仕方ないよな、本能の赴くままに見たいとこ見るしか(苦笑)。
更に、色々見てるつもりでもそれぞれのファンの人から見ると全然わかっちゃいないんだろうなあと思ったり。
や、どうでもいい話です。閑話休題。
ここまで書いた後で、9日は1階SS席での観劇でした。ヅカを見始めてから初の東宝1階SS席。
……疲労困憊しました(は?)。
だって視界の中の情報量が多すぎて咀嚼しきれない。更に大階段黒燕尾群舞ではその近さと臨場感に耐えられず何故か歯を食いしばってしまったし。頭痛くなってきた(馬鹿?)。
でもまた見たいです(やっぱ馬鹿)。
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