大劇場の真ん中で(星組大劇場千秋楽・その1)
2006年9月18日 宝塚花と星の白いアーチをくぐる袴姿のあの人はとても美しくて
夢の中の出来事のようでした。
***
朝から晩までどっぷりムラで退団イベントこなして疲労困憊です。
感想とか報告はまた別途。
と言うか、忘れないうちに書きたいことは山のようにあるのです。が、明日からまた平日、現実に戻らねばなりません。「帰りたくないなぁ〜〜」と組長コスで駄々をこねても「じゃこのままいれば」と言われれば「言ってみただけ」と答えるしかないのです。
でもやはりこれだけでは何なので、入りの話をします。
この長い疲労困憊の、しかし幸せな一日の、始まりの話。
***
晴れました。
台風の接近が心配された18日朝、起きてみると台風はどこへやら。そのかわりに最高気温30℃真夏日の予報だが気にしない。ちょっと離れた某ホテル(『愛短』にちなんで海の近くのホテルという企画にもかかわらずホテルから海は見えなかったというオチ。でも遠くに潮の香りはした)(居住性は最高でした)に泊まっていたサトリさんとジュンタさんと私は6時過ぎ起床7時前出発。8時頃花の道に着くと既に人が一杯。
と言う訳で私の立ち位置は楽屋口から遠く、視界は限られております。その点をご容赦のほどを。
退団者の入り。
最初はふあひよ。駐車場側から二人一緒に。野の花が咲いたような愛らしさ。
後から知ったのですが、二人の会服は両方ともふありちゃんのイラスト、白地にブルーがふありちゃん、ピンクがひよりちゃんなのですね。背中のイラストはおそろい。とても可愛らしい。
次はトミー。正面ゲート側から。湖月会のガードの拍手の中をちょっと恥ずかしそうに、でもさわやかに。
青空さっちゃん。素顔化粧に白い会服の姿は、昨日組長が言っていたとおり、感じの良い素敵な女性でした。
みらんくん。会の人たちの掛け声をにこにこと、でも照れているのかうんうんとリアクションを入れながら聞いていました。最後はぶんぶんと全身で手を振って。
エンディさん。やっぱり柔らかな雰囲気の美人さんで。遠目ではわからなかったのですが、楽の雰囲気、大きな拍手に結構泣きそうになってしまっていたそうです。
しのぶさん。ギャラリーや湖月会のガードにVサインして見せたり、茶目っ気たっぷりに。ふわふわと何段も布を重ねたような白いスカートが印象的。
9時半を過ぎ、残るはワタさんのみ。途中同期の嘉月さんがガードからの拍手に照れながら楽屋入りしたりしつつ。
湖月会のスタッフさんが、何やら台車を押してガードの間の通路を走っていく。
そう、台車。その辺のスーパーとか宅配業者とかが普通に荷物を運ぶような青い台車。但し、金銀各種モールで飾り付けられているけど。
何に使うんだろう? つか何を載せるんだろう? ……まさかね。
そうこうしているうちに楽屋口が騒がしくなってきた。星組子一同が出てきたらしい。みんなブルーの運動会Tシャツや星組ジャージを着てます。
と、やはりブルーのTシャツを着たしぃすずれおんの3人がガードの端の方、正面ゲート側に走っていく。何しに行くんだろう?
そして。
車が楽屋口に横付けされ、ワタさん登場。ショーの幕開き風の丈の長い白チャイナもどきにソフト帽、お茶会の会場入りのときの格好。そのときは気がつかなかったけれど、チャイナの下の白いズボンの裾にも黒で中国風模様が入っていた。ガード、ギャラリー沸き立つ中、ワタさんは手を振りつつガードの端の方に歩いていく。一旦私の視界から消え……戻ってきました。
肩に金モールのマフラーをかけ、台車に乗って。
そう、台車。さっきの青い台車を金モールで飾りつけたやつ。
台車を押しているのはすずみんとれおん、しぃちゃんはワタさんがバランスを崩して倒れたりしないよう支えてます。いや、そりゃ人を乗せるためのものじゃないから安定悪いけど、だからまさかこれに乗ってくるなんてと思ったけど。そこまでしてやるのか!この3人はそのためにさっき走ってったのか!(呆)(大ウケ)
ワタさんはにこにこ笑顔で手を振ってました。沿道大喜び。
台車(に乗ったワタさん)が楽屋口に到着すると、組子一同お出迎え。太鼓の音と歌。遠くてよく見えなかったけれど、太鼓を叩いていたのはトウコさんらしい。
歌は、『歌劇』の座談会で言っていた星組伝統のお誕生日の歌、の替え歌。運動会でも使っていたよね。
♪今日のこの日に、卒業するのだあれ
♪大劇場の真ん中で、湖月わたるが光ってる
手に手に、今までのワタさんのスチールをプラカードにしたもの(これもモールで飾りつけ)を持っていて、歌にあわせて掲げたりしている。私からは見えなかったけれど、運動会同様スコート姿の人もいたらしいです(ゆうほ氏とかあかしとか)。
みんな楽しそうだ。
歌が終って、大盛り上がりで組子の皆さんが楽屋に入って言った後、楽屋口にはワタさんと会のガードの人たち。せーの、で掛け声。
「わたるさんは私たちの一番星です。写真なんかなくても憶えていられるようにしっかりと目に焼き付けます」
ワタさんから「よく憶えました」とお褒めの言葉あり、笑いが起こる。
「いってらっしゃい!」
その声に手を振って、ワタさんは楽屋へと消えて行きました。
この、組子総出の、手作り感に溢れた、ワタさんへの温かい愛情に満ちた入りのイベントに、泣けた。
来て良かった。見ることができて、この空間を共有することが出来て良かった。
大好きだ。ワタさんも星組も。
今日が、大劇場の真ん中に立つ最後の日。
でも、ファンの人に笑顔でサービスしながら楽屋入りするワタさんはいつものワタさんのままであるように見えて、いまひとつ実感の湧かない千秋楽の入りなのでした。
サヨナラショーやご挨拶、出の話はまたいずれ。
***
9/19追記。
台車に乗った写真が公式に載っていました。(多分リンクは切れるのでコピペでどうぞ)
http://kageki.hankyu.co.jp/kageki-bin/kageki/news/view.cgi?no=115854302224043&;genre=star
やっぱり微妙に高校の文化祭テイスト。その手作り感が愛しい(笑)。
あ、マフラーは白でした。よっぽど金モールの印象が強かったらしいです自分。
夢の中の出来事のようでした。
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朝から晩までどっぷりムラで退団イベントこなして疲労困憊です。
感想とか報告はまた別途。
と言うか、忘れないうちに書きたいことは山のようにあるのです。が、明日からまた平日、現実に戻らねばなりません。「帰りたくないなぁ〜〜」と組長コスで駄々をこねても「じゃこのままいれば」と言われれば「言ってみただけ」と答えるしかないのです。
でもやはりこれだけでは何なので、入りの話をします。
この長い疲労困憊の、しかし幸せな一日の、始まりの話。
***
晴れました。
台風の接近が心配された18日朝、起きてみると台風はどこへやら。そのかわりに最高気温30℃真夏日の予報だが気にしない。ちょっと離れた某ホテル(『愛短』にちなんで海の近くのホテルという企画にもかかわらずホテルから海は見えなかったというオチ。でも遠くに潮の香りはした)(居住性は最高でした)に泊まっていたサトリさんとジュンタさんと私は6時過ぎ起床7時前出発。8時頃花の道に着くと既に人が一杯。
と言う訳で私の立ち位置は楽屋口から遠く、視界は限られております。その点をご容赦のほどを。
退団者の入り。
最初はふあひよ。駐車場側から二人一緒に。野の花が咲いたような愛らしさ。
後から知ったのですが、二人の会服は両方ともふありちゃんのイラスト、白地にブルーがふありちゃん、ピンクがひよりちゃんなのですね。背中のイラストはおそろい。とても可愛らしい。
次はトミー。正面ゲート側から。湖月会のガードの拍手の中をちょっと恥ずかしそうに、でもさわやかに。
青空さっちゃん。素顔化粧に白い会服の姿は、昨日組長が言っていたとおり、感じの良い素敵な女性でした。
みらんくん。会の人たちの掛け声をにこにこと、でも照れているのかうんうんとリアクションを入れながら聞いていました。最後はぶんぶんと全身で手を振って。
エンディさん。やっぱり柔らかな雰囲気の美人さんで。遠目ではわからなかったのですが、楽の雰囲気、大きな拍手に結構泣きそうになってしまっていたそうです。
しのぶさん。ギャラリーや湖月会のガードにVサインして見せたり、茶目っ気たっぷりに。ふわふわと何段も布を重ねたような白いスカートが印象的。
9時半を過ぎ、残るはワタさんのみ。途中同期の嘉月さんがガードからの拍手に照れながら楽屋入りしたりしつつ。
湖月会のスタッフさんが、何やら台車を押してガードの間の通路を走っていく。
そう、台車。その辺のスーパーとか宅配業者とかが普通に荷物を運ぶような青い台車。但し、金銀各種モールで飾り付けられているけど。
何に使うんだろう? つか何を載せるんだろう? ……まさかね。
そうこうしているうちに楽屋口が騒がしくなってきた。星組子一同が出てきたらしい。みんなブルーの運動会Tシャツや星組ジャージを着てます。
と、やはりブルーのTシャツを着たしぃすずれおんの3人がガードの端の方、正面ゲート側に走っていく。何しに行くんだろう?
そして。
車が楽屋口に横付けされ、ワタさん登場。ショーの幕開き風の丈の長い白チャイナもどきにソフト帽、お茶会の会場入りのときの格好。そのときは気がつかなかったけれど、チャイナの下の白いズボンの裾にも黒で中国風模様が入っていた。ガード、ギャラリー沸き立つ中、ワタさんは手を振りつつガードの端の方に歩いていく。一旦私の視界から消え……戻ってきました。
肩に金モールのマフラーをかけ、台車に乗って。
そう、台車。さっきの青い台車を金モールで飾りつけたやつ。
台車を押しているのはすずみんとれおん、しぃちゃんはワタさんがバランスを崩して倒れたりしないよう支えてます。いや、そりゃ人を乗せるためのものじゃないから安定悪いけど、だからまさかこれに乗ってくるなんてと思ったけど。そこまでしてやるのか!この3人はそのためにさっき走ってったのか!(呆)(大ウケ)
ワタさんはにこにこ笑顔で手を振ってました。沿道大喜び。
台車(に乗ったワタさん)が楽屋口に到着すると、組子一同お出迎え。太鼓の音と歌。遠くてよく見えなかったけれど、太鼓を叩いていたのはトウコさんらしい。
歌は、『歌劇』の座談会で言っていた星組伝統のお誕生日の歌、の替え歌。運動会でも使っていたよね。
♪今日のこの日に、卒業するのだあれ
♪大劇場の真ん中で、湖月わたるが光ってる
手に手に、今までのワタさんのスチールをプラカードにしたもの(これもモールで飾りつけ)を持っていて、歌にあわせて掲げたりしている。私からは見えなかったけれど、運動会同様スコート姿の人もいたらしいです(ゆうほ氏とかあかしとか)。
みんな楽しそうだ。
歌が終って、大盛り上がりで組子の皆さんが楽屋に入って言った後、楽屋口にはワタさんと会のガードの人たち。せーの、で掛け声。
「わたるさんは私たちの一番星です。写真なんかなくても憶えていられるようにしっかりと目に焼き付けます」
ワタさんから「よく憶えました」とお褒めの言葉あり、笑いが起こる。
「いってらっしゃい!」
その声に手を振って、ワタさんは楽屋へと消えて行きました。
この、組子総出の、手作り感に溢れた、ワタさんへの温かい愛情に満ちた入りのイベントに、泣けた。
来て良かった。見ることができて、この空間を共有することが出来て良かった。
大好きだ。ワタさんも星組も。
今日が、大劇場の真ん中に立つ最後の日。
でも、ファンの人に笑顔でサービスしながら楽屋入りするワタさんはいつものワタさんのままであるように見えて、いまひとつ実感の湧かない千秋楽の入りなのでした。
サヨナラショーやご挨拶、出の話はまたいずれ。
***
9/19追記。
台車に乗った写真が公式に載っていました。(多分リンクは切れるのでコピペでどうぞ)
http://kageki.hankyu.co.jp/kageki-bin/kageki/news/view.cgi?no=115854302224043&;genre=star
やっぱり微妙に高校の文化祭テイスト。その手作り感が愛しい(笑)。
あ、マフラーは白でした。よっぽど金モールの印象が強かったらしいです自分。
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