文句が多くてすみません。
昨日分で散々書き散らしましたが、決して悪い芝居じゃないですよ『NEVER SAY GOODBYE』。
そうですね、もしこれが2幕ものでなくたかはなサヨナラでもなければ、佳作だと言っていたかもしれません。
なんつーか、1幕で力尽きた感もありますな。1幕も浅いし薄いしさらさら流れるのですが、2幕は更に一気に話が小さくなってるし。
なるほど曲はいいです。ジョルジュの「俺はデラシネ」の魂の叫びに胸かきむしられる。ジョルジュとキャサリンがお互いの思いを自覚しあう場面の、占い師の哀調を帯びた歌も耳から離れない。「カマラーダ」の旋律も、様々な場面で色を変えて使われるのが好きだ。特にラストの、仲間たちが倒れていく場面の転調。
個々には、いい場面もたくさんある。ジョルジュがアトリエでキャサリンに自分のことを語るところ、モノクロームの写真も印象的。キャサリンがもうジョルジュに会えないと絶望して、それでも愛を歌う絶唱。フィルムを渡してからラストまでの一連の流れは(ストーリーのつっこみどころは別として)、場面としては美しいと思うし、好きだ。
そう、決して悪い作品じゃないんですよ。ただ、野暮ことを色々言いたくなるだけで。
そう言えば、『Daytime Hustler』のときもそんなこと言っていたなあ自分。どうも私にとって、小池氏は野暮なツッコミをしたくなる演出家のようです。

もう1回は見たいと思っているので、出演者についてはそのときにまた書きます。
あ、でもひとことだけ。開会式のタニちゃんがすげー格好よかったです。本人が「見どころ」と言うだけある(ジュンタさん4/22日記参照)。
立見席代はこれで十分元が取れる、と思う私はやっぱりタニちゃん好き(笑)。

次回は6月下旬の予定。また立見かなあ。宙組さんはメイク薄いから2階の一番後ろからだとちょっと物足りないのですが。(ベルばらの見すぎのせいもある。あれは立見席からでもはっきりわかるメイクだった・笑)

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