DUET。(わたとなトップコンビ雑感)
2006年2月16日 宝塚よかった探し、と言う訳ではないけれど。
宝塚のベルばらはつっこみどころ満載の退屈な駄作だし、フェルゼンという役はいまひとつニンにあっていないことを認めた上で、それでも『フェルゼンとアントワネット編』でよかったと思うことがある。
それは、トップコンビが愛し合う物語だということ。
オスカルやアンドレが主人公になるバージョンだと、その、宝塚ではお約束の物語ではなくなってしまうので。
檀ちゃんとのお披露目だった『王家』はトップコンビが愛し合う物語では無かったけれど、それでも、三角関係と言う形での愛はあったし、二人の間にドラマはあった(作品も良かった)。
でも、ベルばらの別バージョンでは、それもあるかどうかあやしいし。
何はともあれ、トップコンビが向かい合うことの出来る作品であることは、良かったと思う。
少々古い話だけれど。
宝塚GRAPH2月号の、わたとなポート「DUET」がとても良くて。ああ、こんな写真が撮れるようになったんだなあ、と思った。
今だから言えるが、檀ちゃんの次の星組トップ娘役がとなみちゃんに決まって、正直少し不安だった。
檀ちゃんとのコンビが、とてもお似合いだったので。そして、私はどうしてもわたるくんを中心に考えてしまうので。失礼な話なのは承知しているが、トップ経験があり学年も近い檀ちゃんと比べて、下級生で若く舞台姿はともかく素は天然なお嬢さんぽい彼女では、ワタさんがやりにくくないかな、つい思ってしまったのだ。
そんなときに見た二人の初めてのツーショットポート。GRAPHの『ダル・レークの恋』扮装写真。撮影時はまだトップ就任前だから当然かもしれないが、正直、ぎこちない雰囲気を感じてしまった。となみちゃんが必死にワタさんについていこうとしているのに対して、ワタさんがそれを受け止めあぐねて戸惑っているような。いや、写真から受けた勝手な印象で、私の思い込みに過ぎないのだけれど。
それから、全ツで初めてお互いを相手役として演じ(芝居だけでなくショーも。大人の男と初心な少女の恋、という彼らの置かれた状況に似つかわしいデュエットダンスを作ってくれた藤井君とヤンさんには心からお礼を言いたい)。韓国ツアーを経て、大劇場お披露目。
いつの間にか二人はすっかりお似合いのコンビになっていた。
この二人がフィナーレで踊るボレロが好き。特に、最後の静止した姿が。今にも彼女の胸に顔を埋めようとする、直前の一瞬のようで。色っぽい、と言うだけでなく、愛。
2月号の写真はどれも雰囲気があってとても素敵だけれど、敢えて言うなら左頁右下の1枚が好きだ(でも左頁左側も捨てがたい)。
無邪気な毒と魔性、そして裏腹な母性を持ち合わせた美少女。彼女を腕に抱き陶然とした安らぎの中にいる男。彼の手は彼女の手を握り、彼女の手は彼の髪を愛しげに撫でている。その密接な空気。
こんな写真が撮れるようになったんだなあ、と思った。
まあ、ベルばらでなくても、トップコンビが真っ当に愛し合う作品ならもっと別のものでも(と言うか、の方が)良かったとは思うけれど。それでも、ベルばらなら「フェルゼンとアントワネット編」で良かったと思う。
と言う訳で、明日は東宝初日です。
***
メール下さった方、ありがとうございます。
・見てのとおり私は元気です。ええ、ディナーショーに何着て行こうか今から考えているくらい暢気に元気です。いやでも本当に季節的に難しいぞ。9月末はまだ暑いですよね(チケットは心配するより何が何でも取る気でいる)。
・過分なお言葉も、ありがとうございます。多分ご本人のキャラゆえかワタさんのファンにはこんな風にWebで長々と書いているようなオタクは少ないんじゃないかと思うんですよね(苦笑)。私だからどうこうというより、そういうことなんじゃないかと思っております。
宝塚のベルばらはつっこみどころ満載の退屈な駄作だし、フェルゼンという役はいまひとつニンにあっていないことを認めた上で、それでも『フェルゼンとアントワネット編』でよかったと思うことがある。
それは、トップコンビが愛し合う物語だということ。
オスカルやアンドレが主人公になるバージョンだと、その、宝塚ではお約束の物語ではなくなってしまうので。
檀ちゃんとのお披露目だった『王家』はトップコンビが愛し合う物語では無かったけれど、それでも、三角関係と言う形での愛はあったし、二人の間にドラマはあった(作品も良かった)。
でも、ベルばらの別バージョンでは、それもあるかどうかあやしいし。
何はともあれ、トップコンビが向かい合うことの出来る作品であることは、良かったと思う。
少々古い話だけれど。
宝塚GRAPH2月号の、わたとなポート「DUET」がとても良くて。ああ、こんな写真が撮れるようになったんだなあ、と思った。
今だから言えるが、檀ちゃんの次の星組トップ娘役がとなみちゃんに決まって、正直少し不安だった。
檀ちゃんとのコンビが、とてもお似合いだったので。そして、私はどうしてもわたるくんを中心に考えてしまうので。失礼な話なのは承知しているが、トップ経験があり学年も近い檀ちゃんと比べて、下級生で若く舞台姿はともかく素は天然なお嬢さんぽい彼女では、ワタさんがやりにくくないかな、つい思ってしまったのだ。
そんなときに見た二人の初めてのツーショットポート。GRAPHの『ダル・レークの恋』扮装写真。撮影時はまだトップ就任前だから当然かもしれないが、正直、ぎこちない雰囲気を感じてしまった。となみちゃんが必死にワタさんについていこうとしているのに対して、ワタさんがそれを受け止めあぐねて戸惑っているような。いや、写真から受けた勝手な印象で、私の思い込みに過ぎないのだけれど。
それから、全ツで初めてお互いを相手役として演じ(芝居だけでなくショーも。大人の男と初心な少女の恋、という彼らの置かれた状況に似つかわしいデュエットダンスを作ってくれた藤井君とヤンさんには心からお礼を言いたい)。韓国ツアーを経て、大劇場お披露目。
いつの間にか二人はすっかりお似合いのコンビになっていた。
この二人がフィナーレで踊るボレロが好き。特に、最後の静止した姿が。今にも彼女の胸に顔を埋めようとする、直前の一瞬のようで。色っぽい、と言うだけでなく、愛。
2月号の写真はどれも雰囲気があってとても素敵だけれど、敢えて言うなら左頁右下の1枚が好きだ(でも左頁左側も捨てがたい)。
無邪気な毒と魔性、そして裏腹な母性を持ち合わせた美少女。彼女を腕に抱き陶然とした安らぎの中にいる男。彼の手は彼女の手を握り、彼女の手は彼の髪を愛しげに撫でている。その密接な空気。
こんな写真が撮れるようになったんだなあ、と思った。
まあ、ベルばらでなくても、トップコンビが真っ当に愛し合う作品ならもっと別のものでも(と言うか、の方が)良かったとは思うけれど。それでも、ベルばらなら「フェルゼンとアントワネット編」で良かったと思う。
と言う訳で、明日は東宝初日です。
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メール下さった方、ありがとうございます。
・見てのとおり私は元気です。ええ、ディナーショーに何着て行こうか今から考えているくらい暢気に元気です。いやでも本当に季節的に難しいぞ。9月末はまだ暑いですよね(チケットは心配するより何が何でも取る気でいる)。
・過分なお言葉も、ありがとうございます。多分ご本人のキャラゆえかワタさんのファンにはこんな風にWebで長々と書いているようなオタクは少ないんじゃないかと思うんですよね(苦笑)。私だからどうこうというより、そういうことなんじゃないかと思っております。
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