9/24初日行って参りました。
……芝居は要らないからショーだけ見せろ。
って去年から何回言ったろうこの言葉(長安長崎)。
芝居『ベルサイユのばら』
間違ってる。何もかも間違ってる。
誰かこれを海外にもっていくのを少しも早く止めてください。
いやほんとモンゼットとシッシーナに新曲書いてる場合じゃないよ。
通常の2幕版は色々間違ってたり寒いシーンもあるけど、1幕版だから少しはマシだよね、面白いところをダイジェストにしてくれるよね。
という期待は空しく裏切られました。ベルばら30の方がまだマシな構成。
全編殆ど二人芝居って何ですかそれ。舞台に二人しか出ていないままの地味な会話シーンが延々続くんですよ。歌と踊りとゴージャスな舞台が宝塚歌劇の売りじゃないのか。
最たるものはフェルゼンとマリー・アントワネットの逢引と、フェルゼンをメルシー伯が説得するシーン。私と緑野さんとサトリちゃんは2回目にしてここで睡魔に襲われました。
シーン構成は
・プロローグ(御覧なさい、愛の面影)
・仮面舞踏会(フェルゼンとアントワネットとオスカルの出会い)
・王宮の庭園(フェルゼンとアントワネットの逢瀬)
・王宮の廊下(不穏な世情について議論するオスカル、宮廷人)
・フェルゼンの屋敷(アントワネットと別れろと言いに来るメルシー伯)
・王宮の庭園(アントワネット、オスカルに別れを告げるフェルゼン)
・王宮の廊下(貴婦人達(笑)、フェルゼンの旅立ち)
・フェルゼンの屋敷(急を告げにやってくるジェローデル)
・スウェーデン王宮(グスタフ三世「行くがいい!」)
・牢獄(フェルゼンとアントワネットの再会、断頭台へ)
とりあえずフェルゼンの屋敷とスウェーデン王宮をカットして、替わりにバスティーユと「フランスの女王なのです」を入れてください。
牢獄の場面はさすがに盛り上がるんです。毅然として断頭台に赴くアントワネットと、慟哭するフェルゼン。主演二人とも熱演。
でも、その前の登場シーンではフェルゼンに去られてオスカルに駄々こねていたアントワネットが、いきなり夫や子供のことを言い出してもついてけない。王妃の誇りを自覚する場面が要るよ。
そしてその前のバスティーユも必須でしょう。真ん中に派手なシーンがあるとごまかせるし(おい)。
それに、この話途中までオスカルがヒロインに見えるんですけど。
運命の出会いでフェルゼンとデュエットしちゃうし、恋に迷ったり任務に悩んだり、憤ったり傷ついたり。心理的には一番忙しいぞ(笑)。
「死にました」で途中退場はないだろう。
それを、すずみんがまた細やかに演じている訳ですよ。
すずみんオスカル、何だかすげー可愛いんですけど。青い正論振りかざしてムキになるし。フェルゼンに対しては乙女だし。(でも常にマントを翻すことは忘れない・笑)
対するしぃアンドレはおおらかで男らしくて格好よいです。
つーかこの二人、バカップルでした(笑)。
すっかり出来上がってる幼なじみカップル。両思いなのに二人とも近くに居すぎて自覚が無い。スカステの稽古場映像でも流れた「躓いてアンドレに支えられからかわれてムキになるオスカル」の場面は微笑ましくもくすぐったいです。(この場面来年の大劇版でもやるのか? とうこアンドレと5人のオスカルで…ひゃー)
ワタさんフェルゼンは、格好よかったです。となみアントワネットは綺麗で可愛かったし、ラストは堂々たるもの。
でも、脚本が壊れてるから、どんなに熱演しても辛い。去年から玄宗で卯之助でフェルゼンって、しんどいよな……。
でも2回目は1階下手席で、客席降りのフェルゼン様がこっち歩いてきてくれて浮かれました。おまけに目の前で一瞬止まるんですよ。うわー、格好いいよー(現金な奴)。
あとスウェーデン宮廷でモブなのに熱演する貴婦人ももかさんに釘付け。いつ喋りだすかと心配した(笑)。
ショー『ソウル・オブ・シバ!!』
私はヅカファン歴が浅いんですが、一番好きな人がトップで、二番目に好きな人が二番手な公演を見ることができる確率はどのくらいあるんでしょうか。
私は今その喜びに浮かれております。
そんなにサービスされても何も出ないから!(いやベルばらの埋め合わせなのか?)
パレードでしぃちやんの二番手羽根を見たときには思わず声が出そうになりました。わたとなしぃで羽根背負って三人並びなんて、豪華過ぎです(私的に)。
そして三番手はすずみん。すずみん大好き(笑←笑うのか)。
プロローグ、となみを挟んでしぃ涼の並びを見て血圧上昇。大劇ではシバのパートをとなみちゃんが歌いだししぃちやんに歌いついで、更に上昇。プロローグの後半でワタさんとしぃちゃんが顔を見合わせて笑う姿に血が沸騰しました(それ死ぬから)。
ミスター・ウッディも格好いいぞ。ハートフルで感情がそのまま乗っている歌が気持ちいい。レディ・ホワイト(となみ)をダンスに誘う時の強引さもツボ。
そして何よりツボなのはパレード。ワタさんと挨拶する訳ですが、そのお辞儀の仕方が「ぺこり」って感じなんですよ。
ふつーそういう羽根背負った人はそういうお辞儀はしないんじゃないだろうか。
かーわーいーっ!!(半壊)
……いや、どうせファンですから。この僥倖((c)サトリさん)に浮かれてるだけなので、放っておいてください。
すずみんもステキ。相変わらずこまめなウィンクと2,3階への目線は忘れません。コパカバーナがすずみん+みらゆかに変わっているんですが、もう楽しそうで楽しそうで。プログラム見たら役名が「スター」だった。
全ツならではで、下級生が大活躍してます。みらゆかはダブル4番手ポジで、黒タキホストでも喧嘩に参加してるし。みらんくんはタップソロがあったり、ドイちゃんがロケットセンターに入っていたり。楽しいなあ。
ワタさんが格好いいのはデフォルトですが、特に午後公演は勘違い目線がいっぱいもらえる席で、至福でした。
そして、となみちゃんとのデュエットダンス。黒いタキシードのワタさんと、白いドレスのとなみん。曲は大劇公演と同じだけど、振り付けが違っていて。
初心でかわいい女の子と、彼女が憧れる大人の男性。一旦離れようとするのだけれど、やっぱり引き寄せてしっかりと抱きしめあう二人。
となみちゃんの可愛らしさと、ワタさんの今までとはまたちょっと違った大人の魅力が出ていて、素敵なデュエットでした。新しい恋の始まり、という感じで。藤井君、ヤンさん、素敵なシーンをありがとう。
全体的に、出演者が減ったことで開いた穴を上手く埋めてました。
最初赤いシバの歌をとなみが歌いだしたときにはすごい!と思った。女神様だ。
セットも限られた範囲で工夫していて、欠落感は無かったです。
が。やっぱりついこの間までやっていたのと同じショー。
居ない人の喪失感はあって。
檀ちゃんは、意識的に覚悟して臨んだのでショックは少なかったんですが、他が。アカデミーの場面でやられた。ピンクの衣装と黄色い衣装、大劇と同じ。歌も同じ。不在が身にしみて、うっかり泣きそうになった。
(でもとなみんの役を眼鏡っ子で攻めてきたせあらは天晴れ)
そして、ホストクラブ(違)。
ついセンター上手寄りを追ってしまう私のオペラ。もうあの人はいないのに。
とまあ、悲喜こもごもの全ツですが。
やっぱり楽しいので、今日もこれから見に行きます(笑)。
……芝居は要らないからショーだけ見せろ。
って去年から何回言ったろうこの言葉(長安長崎)。
芝居『ベルサイユのばら』
間違ってる。何もかも間違ってる。
誰かこれを海外にもっていくのを少しも早く止めてください。
いやほんとモンゼットとシッシーナに新曲書いてる場合じゃないよ。
通常の2幕版は色々間違ってたり寒いシーンもあるけど、1幕版だから少しはマシだよね、面白いところをダイジェストにしてくれるよね。
という期待は空しく裏切られました。ベルばら30の方がまだマシな構成。
全編殆ど二人芝居って何ですかそれ。舞台に二人しか出ていないままの地味な会話シーンが延々続くんですよ。歌と踊りとゴージャスな舞台が宝塚歌劇の売りじゃないのか。
最たるものはフェルゼンとマリー・アントワネットの逢引と、フェルゼンをメルシー伯が説得するシーン。私と緑野さんとサトリちゃんは2回目にしてここで睡魔に襲われました。
シーン構成は
・プロローグ(御覧なさい、愛の面影)
・仮面舞踏会(フェルゼンとアントワネットとオスカルの出会い)
・王宮の庭園(フェルゼンとアントワネットの逢瀬)
・王宮の廊下(不穏な世情について議論するオスカル、宮廷人)
・フェルゼンの屋敷(アントワネットと別れろと言いに来るメルシー伯)
・王宮の庭園(アントワネット、オスカルに別れを告げるフェルゼン)
・王宮の廊下(貴婦人達(笑)、フェルゼンの旅立ち)
・フェルゼンの屋敷(急を告げにやってくるジェローデル)
・スウェーデン王宮(グスタフ三世「行くがいい!」)
・牢獄(フェルゼンとアントワネットの再会、断頭台へ)
とりあえずフェルゼンの屋敷とスウェーデン王宮をカットして、替わりにバスティーユと「フランスの女王なのです」を入れてください。
牢獄の場面はさすがに盛り上がるんです。毅然として断頭台に赴くアントワネットと、慟哭するフェルゼン。主演二人とも熱演。
でも、その前の登場シーンではフェルゼンに去られてオスカルに駄々こねていたアントワネットが、いきなり夫や子供のことを言い出してもついてけない。王妃の誇りを自覚する場面が要るよ。
そしてその前のバスティーユも必須でしょう。真ん中に派手なシーンがあるとごまかせるし(おい)。
それに、この話途中までオスカルがヒロインに見えるんですけど。
運命の出会いでフェルゼンとデュエットしちゃうし、恋に迷ったり任務に悩んだり、憤ったり傷ついたり。心理的には一番忙しいぞ(笑)。
「死にました」で途中退場はないだろう。
それを、すずみんがまた細やかに演じている訳ですよ。
すずみんオスカル、何だかすげー可愛いんですけど。青い正論振りかざしてムキになるし。フェルゼンに対しては乙女だし。(でも常にマントを翻すことは忘れない・笑)
対するしぃアンドレはおおらかで男らしくて格好よいです。
つーかこの二人、バカップルでした(笑)。
すっかり出来上がってる幼なじみカップル。両思いなのに二人とも近くに居すぎて自覚が無い。スカステの稽古場映像でも流れた「躓いてアンドレに支えられからかわれてムキになるオスカル」の場面は微笑ましくもくすぐったいです。(この場面来年の大劇版でもやるのか? とうこアンドレと5人のオスカルで…ひゃー)
ワタさんフェルゼンは、格好よかったです。となみアントワネットは綺麗で可愛かったし、ラストは堂々たるもの。
でも、脚本が壊れてるから、どんなに熱演しても辛い。去年から玄宗で卯之助でフェルゼンって、しんどいよな……。
でも2回目は1階下手席で、客席降りのフェルゼン様がこっち歩いてきてくれて浮かれました。おまけに目の前で一瞬止まるんですよ。うわー、格好いいよー(現金な奴)。
あとスウェーデン宮廷でモブなのに熱演する貴婦人ももかさんに釘付け。いつ喋りだすかと心配した(笑)。
ショー『ソウル・オブ・シバ!!』
私はヅカファン歴が浅いんですが、一番好きな人がトップで、二番目に好きな人が二番手な公演を見ることができる確率はどのくらいあるんでしょうか。
私は今その喜びに浮かれております。
そんなにサービスされても何も出ないから!(いやベルばらの埋め合わせなのか?)
パレードでしぃちやんの二番手羽根を見たときには思わず声が出そうになりました。わたとなしぃで羽根背負って三人並びなんて、豪華過ぎです(私的に)。
そして三番手はすずみん。すずみん大好き(笑←笑うのか)。
プロローグ、となみを挟んでしぃ涼の並びを見て血圧上昇。大劇ではシバのパートをとなみちゃんが歌いだししぃちやんに歌いついで、更に上昇。プロローグの後半でワタさんとしぃちゃんが顔を見合わせて笑う姿に血が沸騰しました(それ死ぬから)。
ミスター・ウッディも格好いいぞ。ハートフルで感情がそのまま乗っている歌が気持ちいい。レディ・ホワイト(となみ)をダンスに誘う時の強引さもツボ。
そして何よりツボなのはパレード。ワタさんと挨拶する訳ですが、そのお辞儀の仕方が「ぺこり」って感じなんですよ。
ふつーそういう羽根背負った人はそういうお辞儀はしないんじゃないだろうか。
かーわーいーっ!!(半壊)
……いや、どうせファンですから。この僥倖((c)サトリさん)に浮かれてるだけなので、放っておいてください。
すずみんもステキ。相変わらずこまめなウィンクと2,3階への目線は忘れません。コパカバーナがすずみん+みらゆかに変わっているんですが、もう楽しそうで楽しそうで。プログラム見たら役名が「スター」だった。
全ツならではで、下級生が大活躍してます。みらゆかはダブル4番手ポジで、黒タキホストでも喧嘩に参加してるし。みらんくんはタップソロがあったり、ドイちゃんがロケットセンターに入っていたり。楽しいなあ。
ワタさんが格好いいのはデフォルトですが、特に午後公演は勘違い目線がいっぱいもらえる席で、至福でした。
そして、となみちゃんとのデュエットダンス。黒いタキシードのワタさんと、白いドレスのとなみん。曲は大劇公演と同じだけど、振り付けが違っていて。
初心でかわいい女の子と、彼女が憧れる大人の男性。一旦離れようとするのだけれど、やっぱり引き寄せてしっかりと抱きしめあう二人。
となみちゃんの可愛らしさと、ワタさんの今までとはまたちょっと違った大人の魅力が出ていて、素敵なデュエットでした。新しい恋の始まり、という感じで。藤井君、ヤンさん、素敵なシーンをありがとう。
全体的に、出演者が減ったことで開いた穴を上手く埋めてました。
最初赤いシバの歌をとなみが歌いだしたときにはすごい!と思った。女神様だ。
セットも限られた範囲で工夫していて、欠落感は無かったです。
が。やっぱりついこの間までやっていたのと同じショー。
居ない人の喪失感はあって。
檀ちゃんは、意識的に覚悟して臨んだのでショックは少なかったんですが、他が。アカデミーの場面でやられた。ピンクの衣装と黄色い衣装、大劇と同じ。歌も同じ。不在が身にしみて、うっかり泣きそうになった。
(でもとなみんの役を眼鏡っ子で攻めてきたせあらは天晴れ)
そして、ホストクラブ(違)。
ついセンター上手寄りを追ってしまう私のオペラ。もうあの人はいないのに。
とまあ、悲喜こもごもの全ツですが。
やっぱり楽しいので、今日もこれから見に行きます(笑)。
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