初日行って参りました。プログラム買ってないんで、記憶で書いてます。ちなみに今日は9/19です…。

楽しかったです。
1幕はストーリーのあるミュージックショー、2幕は普通にコンサートと言う感じ。

1幕、舞台上にスタンバイするオーケストラ。じゃあ始めようかと指揮者。が、楽団員が一言「パーカッションがまだ来てません」。指揮者曰く、
「長田くんが?」
そこで客席から嬌声。長田くん登場。トレンチコートとカバンを持ってあせあせと舞台上へ。
パーカッション奏者の長田くん、ティンパニを叩いて、えっへんとえらそうにポーズ。
……そうですか今回は可愛い路線ですか。

シンバルを叩こうとしてバランスを崩した長田くん、セットから落ちて病院へ、のはずが、「音冥界」とやらへ。あの世とこの世の境のようなここは、調子っぱずれの音楽家のリハビリセンター? ここ、胡散臭い医者コスのコンサートメンバーが楽しいです。

リハビリと称して繰り広げられる様々な音楽、様々な楽器。オサさんもメンバーズも色々チャレンジ。
たしか、まず「Gim’me Love」。ラテンと言うかメキシカンな衣装で歌い踊るみわまつその。『Luce』のみらゆかを思い出した(例えの方が圧倒的にマイナーだから)(だって同期4人並べたら面白いと思って)。
ラテンな男そのか、似合う。そして気づくと総踊り。

この後がタップ・オーケストラだったかな。この場面素晴らしく楽しかった。私的には1幕の白眉。
燕尾服で一人一人椅子を持って集まるメンバー。神経質男まっつ、すかした二枚目そのか、リーダーみわっち、etc。台詞もないのにしぐさや小芝居でキャラの立ち方がすごい。本当に楽しい。このメンバーで『オケピ!』みたいなの1本やってほしいくらい。
個人的にはパシリキャラのまなとくんが可愛かったです。娘役も黒髪ボブのきほちゃんがかっこいい。そしてオスカル様のような金髪巻毛のじゅりあちゃんがインパクト大で、一瞬男役の女装かと思った(失礼)。
オーケストラが演奏する前で椅子に座り一列に並んでタップ。途中立ち上がったり、位置変えたり。

長田くんは色々な楽器に挑戦。クラリネット吹いてました。
そして、スネアドラム。
まずオサさん一人。そしてみわまつそのが加わり、他のメンバーも加わり。
初日と言うこともあって、皆おっそろしく真顔でした。この上なく真剣な表情でドラムを叩く姿に感動。途中場所をチェンジしたりするときも、手に汗握って見守ってしまったり。いや、それは観る側の思い入れであって、演奏自体一糸乱れぬ素晴らしさでした。

ストーリーは、長田くんのリズムの乱れは心の乱れ、つまりは恋病いのせい?てなもんで色々チャレンジして自信をつけた結果、「リハビリ終了(まっつ医師の低音アナウンス)」で現世に戻され、冒頭のオーケストラ演奏シーンに。今度は無事演奏を終え解散するメンバーの中、一人ピアニストに近づき、見つめあう場面で幕。
この、見つめあってさあ何を言う?ってとこで幕をおろすのが憎い。このラスと好きです。ちなみにピアニストは彩音ちゃん。正統派お嬢様な感じが可愛かった。

2幕は普通にコンサート。
最初はJ-POP。詳しくないんで知らない曲ばっかりだったんだけど、オサさんのソロで切ない系の歌があって、良かったなあ。あれが平井堅ですか?
全員出てきての客席降りもこの辺だっけ? 衣装が微妙。でも結構ずっとこの衣装着てた。客席降りは3階からは一番舞台側の人しか見えません。のでまなとくんを見てました。紫の上下、微妙に似合っていない(笑)。でも長い手足を持て余し気味に歌い踊る姿が可愛い。
次が、クラシックと銘打たれていたかな。まっつときほちゃんが歌う「Nella Fantasia」(時々曲名を憶えているのは終演後緑野さんにパンフを見せてもらったから)。良かった。歌はきれいだしドライアイスと幻想的な照明の中、娘役ちゃんたちが優雅に踊り、とてもきれいな場面。
オサさんの「Nessun dorma(誰も寝てはならぬ)」。オペラアリアはいいんですが、誰の選曲なんだろう。個人的には、同じプッチーニなら「星は光りぬ」あたり聞きたかったなあ。いや、オサさんには「明日は勝つぞーっ!」て歌よりも、「明日私は死ぬ」って歌の方が合いそうな気がするもんで(偏見?)。
指揮者とのMCの後、指揮もするオサさん。一幕でもやってた「ツァラストラはかく語りき」。後姿だけと言うのはちょっと寂しいかも。

この辺でメンバー紹介。オサさんに呼ばれて一人一人ご挨拶。まっつの投げキス(しかも両手で)の瞬間、緑野さんの反応を想像してしまった私。
この後がMCで、ミュージカルナンバー。『ハウトゥサクシード』オサさんの新公主役をみわっち(本科生)とそのか(予科生)は見たそうだ。まっつは?

そして山場「闇が広がる」。
この場面がある、そしてルドルフはみわっち、というのは事前に緑野さんから聞いてました。博多で「みわっちは濃い役がいい!」と目覚めた私に「みわっちまた白い役よ」と注釈つきで。そして「まっつがいいのに。怯える姿が見たい」と答えた私(笑)。
上手に一人、膝を抱えてしゃがみ込むみわっち。
そして、トート様の声。そう、客席から登場するトート様。なかなかお姿が見えません。サバキで3階席しかゲットできなかったのは神様にファンじゃないってばれてたからだな、きっと。
やっと舞台上に現れたトート様。そして近づいて絡むみわっちルドルフ。
あれ、白い美青年じゃ、ない?
怯えてはいないけれど、真っ白でもない。野心を持つ青年の貌をしている。トートが何を見ているか、何を言っているか理解していない、それゆえに恐れではなく野心。そんな感じ。へぇそうきたか。
惜しむらくは背中合わせでトートがルドルフの手を取ろうとしたとき、どうも失敗したらしいことですが。くねる指が妖しさ120%だっただけに残念。これからこなれていくんだろうけど。
ルドルフはトートに押し出され白い道を舞台奥に消えていく。その道が黄泉への道のようだった。
そして向き直ったトートの「私が踊るとき」。踊るなら選んだ相手と踊りたい時に好きな音楽で、って、一人で歌っちゃうんだ、エリザベート無しで。
一人で歌うと本当に天上天下唯我独尊。この歌が、そしておさトート様のものすごい黄泉の帝王ぶりが。
普通メイクであることなんか最初から気にならなかった。他の人が書いていて、ああそうだったっけと。歌と、表情と、オーラで十分にトート様だった。
男役を引き連れ「最後のダンス」。残念ながら歌無しで踊るフィナーレナンバー風。でも格好いい。みわっちの衣装がルドルフなのに微妙、と思ったけど、このためなんだな。トート様はちゃんとそれらしい長い丈の上着からスーツに衣装換えしてました。オサ様を囲んで6人、とにかく格好よかった。

最後の曲はYOSHIKIの…タイトルわからん(苦笑)。歌い上げてました。

出演者みんなでひとつのステージを創る方向性がぴたりとあっていて、気持ちよかった。下級生の子達はいい経験になったろうな。
何だか、見ていて歌いたくなった、とか言うとオサ様ファンに顰蹙かもしれないけど。それだけ音楽することの魅力が伝わってくるステージだった、ってことなんだろうと思う。
うん、楽しかった

コメント

お気に入り日記の更新

日記内を検索