千秋楽のカーテンコール。
舞台が終る寂しさとともに、ここにいる幸せをかみしめておりました。
今までと違って、もう見納めなんだという名残惜しさで、終わりに近づくほど泣けてしまった。

ここまでも長い道のりだったし。当日券に6時半くらいから並んで、約6時間半?(笑)来たときはまだ人がいなくて早すぎたかと思ったけど、4席+立見15枚だったと知ってやっぱり早く来て良かったと。
同じ頃から並んでいた坂元さん&川本さんファンの方と「お互い頑張りましたね!」とエールを送りあっちゃいました。(オクでの高騰と「外部の舞台だと様子がわからないから」「宝塚ファンの人の様子がわからないから」とお互い不安で早く来てしまったらしい。結果正解)

まずは、楽のアドリブとか憶えている範囲で。

・ボクシングをやりたいというタックにスカンクが「この駄洒落で自爆してる筋肉バカが?」と複合技。
・細い棒を2本取り出すスカンク。結局曲がらず「二人で力をあわせればできないことはない!」
・老人が気合を入れるリンゴ「蜜増やしとした」「種抜いといた」「カロリー控えめにしといた」最後「元に戻っちゃった」。
・『一家離散』でスピードがダイブする紙に「祝・千秋楽」の文字。
・「ジョーダーン」と呼ぶタックに「書いてある」とジョーダン。胸には名札。
・それでもタック「ショーグン」ジョーダン「わざとだろ」。

アドリブじゃないけど、気合が入りすぎてたのかダンスの場面でウクレレとスピードが普段ぶつからないとこでぶつかってたりして、ちょっと冷やりとしました。

カーテンコール、まず駒田さんから謝先生(一番後ろで見てらっしゃいました)のご紹介。「頭の中が玩具箱みたいな人で、僕たちのタックです」って言ってたかな。噂によると楽もダメ出し用のメモを持っていこうとしていたらしい(^^;。
次いで全員からご挨拶。
最初はブルーシー@日比野さん。朴訥な感じのご挨拶でした。話しまとまらないのか長くなって、それも味(笑)。この公演とにかく大変だったらしいです。
スカンク@幸村さん。TSには何度も出ているけど、初めて長ズボンの役だったらしいですよ。子役専科?
スピード@福永さん。ダンスキャプテン、だそうです。「タック最高ー!!」と一言絶叫。(つい「星組最高!」を思い出す私)
スムース@縄田さん。駒田さんの紹介によるとマイペースな人であるらしい。そんな感じだなあ。
青年/ジョーダン@川本さん。2役はやっぱり大変だったようで「自分が今何をしているのかわからなくなった」とか。そりゃそうだろう、テンションの高い芝居だから大変だよあれ。
ウクレレ@しぃちゃん。本物の男と初共演、とご紹介。「足りない私を支えてくださった皆様、見に来てくださった皆様ありがとうございました」と無難にまとめてました。
ミュー@堀内さん。TVの上に飾っておきたい可愛らしさ、と紹介されて。私はもう大人で色々汚れてしまったので、この役は大変でした、みたいなことを言ってました。この言葉が一番印象強かったなあ。そうか、あれ演技なんだ。そりゃ演技に決まってるけど、すごいなあと。
タック@坂元さん。昨日もスタンディングだったのでいきなり駒田さんから「坂元健児から挨拶があります!」と言われたけどいきなりで何も言えなかったんだよね。今日はちゃんと挨拶してました。一旦客席に背を向けて出演者とバンドにご挨拶して、客席に向き直ってお礼。で、更に公演Tシャツの宣伝もして。「感動した人は買ってください。しなかった人はいいです」って……。
ここで「それ言ったらダイナシ」と突っ込む幸村さんが自然にしぃちゃんの肩に手をかけてるのが、あー仲良しなんだなあと。身長差で姉弟のように見えたけど(笑)。
最後、老人@駒田さん。Tシャツのこと「それ言おうと思ってたのに」。
そして「このメンバーで再演が」えええーっ!!!「決まるといいなと」お約束(笑)。
最後は坂元さんの音頭で客席も含めて三三七拍子で締め……のはずが、何故かはずす坂元さん。三三七拍子って三回で終るんですよー。

カーテンコール、何回あったかな。最後の最後に駒田さんが「感謝の印にもう1ステージ」えええーっ!!!「坂元健児が一人でやります」やっぱりお約束(笑)。
でも客席から「なんか歌ってー」と声がかかって、駒田さんが裏に行ったけど「もうバラし始めているそうです」って。で、おしまい。

カーテンコールの間中、しぃちゃんは終始笑顔でした。
いい笑顔で、本当によかったなあと。こっちも笑顔笑顔。

終演後、並び仲間の方から「立樹さんって普段はああいう喋り方なんですね」と言われました。ふつーすぎる挨拶にちょっと肩透かしというか苦笑したけど、ま、初めて見る人にいつものしぃちゃんを見てもらえて、それはそれでいいかと。(多分もう見る機会はないからどーでもいいことかも知れんが)
あと、トイレで謝先生とニアミスして「素晴らしかったです!ありがとうございます!」と思いの丈を伝えてきました(笑)。

終演後は出待ち、なのですが。
ここはムラでも東宝でもない。ので、会の人しかいないんですよ。ギャラリーが居ない。
いや、勿論他の出演者のファンは三々五々たむろしてましたけどね。会の皆様は少し離れた場所に固まってたから。
どこに居ればいいかわからない、と言うか、居場所無いんだわ。思い切り挙動不審の不審人物でした。うわーすみませーん(ここで謝っても)。
でも、皆様幸せそうで、しぃちゃんも寄せ書きと思しき色紙とかもらって嬉しそうで、ちょっと幸せのおすそ分けもらった気分でした(客観的には不審人物だけどな)。
(ちなみに、入りは当日券並びしてたので様子が見えました。クマのぬいぐるみウクレレ仕様がプレゼント(お揃いの黄色いタータンチェック、帽子、ウクレレ、おまけに背中に天使の羽!)。隣で並んでいた人と「すごいなー」と言い合ってました)

更に日比野さんを見つけて、お疲れ様でしたありがとうございましたーとエールを送り、幸村さんを捕まえてサインをもらい(サトリちゃんが「スカイステージで」って言ったけど何のことかわかってもらえただろうか)、打ち上げに向かう出演者を見送って。

「終ったねえ」「終っちゃったねえ」とサトリちゃんと二人。
そうだよなー、君がいなければここまで走れなかったよ。特に楽の当日券並びなんてムリ、絶対ムリ(笑)。Hotel Dollyに泊まって始発で出かけようと言うのに午前4時過ぎてもくっちゃべってて、ありえないよこの行動。
(ドリーさんご迷惑おかけしてすみませんでした&ありがとうございました)

「タックとミューのデュエット、歌いたいですね」「スムースとウクレレのも!ハモリ憶えようよ、楽譜ないかなあ」
……どこで歌うんだそんなもの。

「スムースがウクレレを女の子だと気づくきっかけはハモニカ買いに行くときだと思うんですけど」「えーそれちょっと早くない?」「だってここのウクレレめちゃくちゃ可愛いじゃないですか」「でも違うなー。じゃこういうシチュエーションで」(エンドレス)「薄い本出せますね私たち!」
……誰が読むんだそんなもの。

ええ、楽しかったです。色々な意味で。
そして、出演者の今後の舞台を見ようとチェックする、懲りない私たちなのでした。
こんな出会いも、楽しかったよ。

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