見たかったから。(『タック』)
2005年1月28日スケジュール的にも金銭的にもかなり無茶をした。
前方席をとりました。
前の席でないと、見られないものがあるから。
クライマックス。最後の試合。
舞台中央にタックがいて、手前にロープが張り巡らされ、少年たちはそのロープの外側で試合を見守る。
つまり、客席に背を向ける格好になって、後姿しか見えない。
でも、前方席だと場所によっては、斜めから顔が見える。
初日の席が、まさにそんな席でした。
青いライトに照らされた、ウクレレ@しぃちゃんのきれいな、この上もなくきれいな横顔。
目を見開いて、静止している場面。でも、静かに泣いていた。
きれいだ、と思った。心から。
この光景を一生忘れたくないと思った。
見たかったから。どうしてももう一度見たかったから。
***
疲労困憊しました(笑)。
今回、初日や二日目ほどだだ泣きしなかったなあ。時間を置いたし、書くことで何か消化したのかもしれない。
2日目「女の子らしくなってる?」と思ったと書きましたが、今日はそれほど感じなかったです。ぎらぎらしてた。やっぱり舞台との距離の問題なのかなあ。
客席にガン飛ばして、ふふん、って感じの笑い方が異常にかっこよかったです。震撼。
でもスムースとは男女カップルに見えますけどね、特に後半(いや、ウクレレは本当は女の子だから見えてもおかしくないんだってば!)。
ハードな場面だと精悍な男の子なんだけど、楽しい場面になるとちょっと緩むんだな。この「緩む」感じが、しぃちゃん自身がなのか、「ウクレレがつい素を出してしまう」演技なのか、判別つかないんだけども(後者ってことにしとこうよ)。
隣の席の方とお喋りして坂元さんのファンと知ったせいか、しぃちゃんのソロの場面で手に汗握る見守りモードになってしまいました(爆)。
い、いやしょうがないよな、ヅカ内でも星組をみんなうちの子呼ばわりしてるのに、まして外部出演じゃ。ええ、痛いのは思い知りつつ。それにこのソロ全体のバランスから言ってちょっと長いよね、って禁句?(^^;
でも、そんな邪念(笑)を別にすると、歌がすごくよかった。
そりゃ最初から良かったけど、聞いたら更にすごく良くなっててびっくりした。後日サトリちゃんに言ったら賛同してもらえなかったので、日参している人は気づかない変化かもしれないけど、5日ぶりに聞いたらそう思ったのよ。
表情がね。
歌の表情も、顔の表情も。歌詞に込められた意味を伝えて。
俯いた表情とぽつりぽつり沈んだ響きが、次第に思い出す憧れと夢にきらめいて。でも、所詮は叶わない夢と荒れて、やっぱり諦めに沈んで。
特に印象的なのは、途中、座り込んで顔を上げる姿。空を見上げているのに、伏し目がちな瞳で。寂しさと、憧れと、あきらめの入り混じった横顔。心から惹かれた。(私的には上述の横顔と双璧かも)
ここだけじゃなくて、全体的に歌がより魅力的になっていたと思います。こなれてきたのかもしれない。自分のものになって意味や感情がより伝わってきたと言うか。
前方席は人を見る場所(そうなのか?)。
と言う訳で、ウクレレ@しぃちゃんのここが私的ツボリスト。
いや自分用メモですからお気になさらずに。
・登場、スムースに火を借りて少し手を温め、大事そうにウクレレを抱えなおす仕草。
・ミューを邪険に振り払うところ。
・ゴスペルの場面のダンス(ジョーダンと組んでの振りはちょっと微妙?)。
・リンゴを盗んで戻ってきたらタックがいて、わたわた逃げる姿(笑)。
・みんなでタックを追い出そうとするも失敗して、座り込んだままかぶっていたずたぷくろでタックの膝元をぺし、とはたくところ。
・「わかってんだそー」の言い方。
・「見てただろ!」のとこのポーズ。
・「しゃべるなよ」を最後に一人ためて言うとこ。
・『何のために生まれてきたか』全部! 最初の方の十字をきるような振り、客席にガンつける視線、指差し(上手センター寄りだと直撃)、せせら笑い、全部全部! このナンバー、曲的にもタックと少年たちの掛け合いがかっこいいっす。
・ミューのハモニカを壊して、しまった!という表情。
・「壊すつもりじゃなかったんだ!」とつい本音を吐露して逃げる姿。
(ツボと言うのとは違うけど、ここの持たざるものの幸せを説くタックの説教の「貧乏で体しかなきゃ」ってフレーズ、それ痛いだろ、言うなよーと思ってたんですが、時々すっとばされてるし脚本的には大した意味もないみたいだなあ)
・戻ってきてそーっとミューの様子を伺う姿。
・タックに背後からウクレレをかき鳴らされて「うわぁ」と飛び出すところ。
・ミューと仲良くしろと言われて「いーやーだーよ!」と心底嫌そうな言い方。
・タックに女だとばれた後の終始憮然とした表情(笑)。
・「ショバ代払わないニューススタンドに小便かけて嫌がらせ」という楽して稼げる儲け話に乗ら(れ)ないウクレレ。やべ、と言う顔で「オレはやらない」と取り繕ってそれでも何でだよーと言われると相手を蹴り飛ばして逆ギレ(笑)。この時点ではまだ誰もわかってないよなー、何あいつかっこつけてんだよ、てなもんで(笑)。
・でもその後の「それよりさ」とみんなを手招きする仕草が妙にかっこいいんですけど(やっぱり男役だなあ)。
・『叶わぬ夢』前述。
・ミューに「新しいハーモニカだよ」って、口調が妙に優しいじゃないか。
・ボクシングの賭け試合に出ると言うタック。荷物運びで鍛えているからと言うタックに、前半日程では、それとこれは「違うと思うんですけど」だったのが、後半は「違うと思うんだけど」になってた。ですでも良かったのに、微妙な嫌味っぽさが。
・ハモニカを手に入れるためにはショーウィンドウ壊せばいいじゃん、と言う仲間に慌てるウクレレ。どういう心境の変化、と言うよりミューのためにそれはまずいと思ったのかな。
・ボクシングのトレーニング。タックにつられてふざける一同を不安そうに見つめるミューと冷たーい目で見ているウクレレは、最高に小学校高学年女子テイスト(男子はふざけてばっかりー!ちゃんと掃除しなさいよー)だと思うのは私だけですか?(そしてそのウクレレと目が合って気まずそーに我に返るスムースが可笑しすぎ)
・しらっとした空気にへたり込むタックに「立てよ」と手招きするのは男前。でもその後はタックのペース(笑)。
・つーか、この辺の一連のシーンは楽しくて全部好きですが。
・試合に勝ってファイトマネーを手にハモニカを買いに行く場面のはしゃぎっぷり。どうしようここ可愛くなっちゃってるよ(別にどうもせんでも)。
・夢のビッグバンドを語るウクレレ。ここ、後半日程では声がひっくり返ってました。感情が溢れて制御できない、ってことなんだと思うけど。
・『為せば成る』楽しー、最高ー!(最上手でスムースと組んで踊るとこ、やっぱりなんとなく女の子だなあと)
あ、あれ?
字数が余ったから穴埋めに書き始めたのに、気がついたら足りなくなってきたよ(爆)。
と言う訳で、2幕から次の欄に続く(笑)。
前方席をとりました。
前の席でないと、見られないものがあるから。
クライマックス。最後の試合。
舞台中央にタックがいて、手前にロープが張り巡らされ、少年たちはそのロープの外側で試合を見守る。
つまり、客席に背を向ける格好になって、後姿しか見えない。
でも、前方席だと場所によっては、斜めから顔が見える。
初日の席が、まさにそんな席でした。
青いライトに照らされた、ウクレレ@しぃちゃんのきれいな、この上もなくきれいな横顔。
目を見開いて、静止している場面。でも、静かに泣いていた。
きれいだ、と思った。心から。
この光景を一生忘れたくないと思った。
見たかったから。どうしてももう一度見たかったから。
***
疲労困憊しました(笑)。
今回、初日や二日目ほどだだ泣きしなかったなあ。時間を置いたし、書くことで何か消化したのかもしれない。
2日目「女の子らしくなってる?」と思ったと書きましたが、今日はそれほど感じなかったです。ぎらぎらしてた。やっぱり舞台との距離の問題なのかなあ。
客席にガン飛ばして、ふふん、って感じの笑い方が異常にかっこよかったです。震撼。
でもスムースとは男女カップルに見えますけどね、特に後半(いや、ウクレレは本当は女の子だから見えてもおかしくないんだってば!)。
ハードな場面だと精悍な男の子なんだけど、楽しい場面になるとちょっと緩むんだな。この「緩む」感じが、しぃちゃん自身がなのか、「ウクレレがつい素を出してしまう」演技なのか、判別つかないんだけども(後者ってことにしとこうよ)。
隣の席の方とお喋りして坂元さんのファンと知ったせいか、しぃちゃんのソロの場面で手に汗握る見守りモードになってしまいました(爆)。
い、いやしょうがないよな、ヅカ内でも星組をみんなうちの子呼ばわりしてるのに、まして外部出演じゃ。ええ、痛いのは思い知りつつ。それにこのソロ全体のバランスから言ってちょっと長いよね、って禁句?(^^;
でも、そんな邪念(笑)を別にすると、歌がすごくよかった。
そりゃ最初から良かったけど、聞いたら更にすごく良くなっててびっくりした。後日サトリちゃんに言ったら賛同してもらえなかったので、日参している人は気づかない変化かもしれないけど、5日ぶりに聞いたらそう思ったのよ。
表情がね。
歌の表情も、顔の表情も。歌詞に込められた意味を伝えて。
俯いた表情とぽつりぽつり沈んだ響きが、次第に思い出す憧れと夢にきらめいて。でも、所詮は叶わない夢と荒れて、やっぱり諦めに沈んで。
特に印象的なのは、途中、座り込んで顔を上げる姿。空を見上げているのに、伏し目がちな瞳で。寂しさと、憧れと、あきらめの入り混じった横顔。心から惹かれた。(私的には上述の横顔と双璧かも)
ここだけじゃなくて、全体的に歌がより魅力的になっていたと思います。こなれてきたのかもしれない。自分のものになって意味や感情がより伝わってきたと言うか。
前方席は人を見る場所(そうなのか?)。
と言う訳で、ウクレレ@しぃちゃんのここが私的ツボリスト。
いや自分用メモですからお気になさらずに。
・登場、スムースに火を借りて少し手を温め、大事そうにウクレレを抱えなおす仕草。
・ミューを邪険に振り払うところ。
・ゴスペルの場面のダンス(ジョーダンと組んでの振りはちょっと微妙?)。
・リンゴを盗んで戻ってきたらタックがいて、わたわた逃げる姿(笑)。
・みんなでタックを追い出そうとするも失敗して、座り込んだままかぶっていたずたぷくろでタックの膝元をぺし、とはたくところ。
・「わかってんだそー」の言い方。
・「見てただろ!」のとこのポーズ。
・「しゃべるなよ」を最後に一人ためて言うとこ。
・『何のために生まれてきたか』全部! 最初の方の十字をきるような振り、客席にガンつける視線、指差し(上手センター寄りだと直撃)、せせら笑い、全部全部! このナンバー、曲的にもタックと少年たちの掛け合いがかっこいいっす。
・ミューのハモニカを壊して、しまった!という表情。
・「壊すつもりじゃなかったんだ!」とつい本音を吐露して逃げる姿。
(ツボと言うのとは違うけど、ここの持たざるものの幸せを説くタックの説教の「貧乏で体しかなきゃ」ってフレーズ、それ痛いだろ、言うなよーと思ってたんですが、時々すっとばされてるし脚本的には大した意味もないみたいだなあ)
・戻ってきてそーっとミューの様子を伺う姿。
・タックに背後からウクレレをかき鳴らされて「うわぁ」と飛び出すところ。
・ミューと仲良くしろと言われて「いーやーだーよ!」と心底嫌そうな言い方。
・タックに女だとばれた後の終始憮然とした表情(笑)。
・「ショバ代払わないニューススタンドに小便かけて嫌がらせ」という楽して稼げる儲け話に乗ら(れ)ないウクレレ。やべ、と言う顔で「オレはやらない」と取り繕ってそれでも何でだよーと言われると相手を蹴り飛ばして逆ギレ(笑)。この時点ではまだ誰もわかってないよなー、何あいつかっこつけてんだよ、てなもんで(笑)。
・でもその後の「それよりさ」とみんなを手招きする仕草が妙にかっこいいんですけど(やっぱり男役だなあ)。
・『叶わぬ夢』前述。
・ミューに「新しいハーモニカだよ」って、口調が妙に優しいじゃないか。
・ボクシングの賭け試合に出ると言うタック。荷物運びで鍛えているからと言うタックに、前半日程では、それとこれは「違うと思うんですけど」だったのが、後半は「違うと思うんだけど」になってた。ですでも良かったのに、微妙な嫌味っぽさが。
・ハモニカを手に入れるためにはショーウィンドウ壊せばいいじゃん、と言う仲間に慌てるウクレレ。どういう心境の変化、と言うよりミューのためにそれはまずいと思ったのかな。
・ボクシングのトレーニング。タックにつられてふざける一同を不安そうに見つめるミューと冷たーい目で見ているウクレレは、最高に小学校高学年女子テイスト(男子はふざけてばっかりー!ちゃんと掃除しなさいよー)だと思うのは私だけですか?(そしてそのウクレレと目が合って気まずそーに我に返るスムースが可笑しすぎ)
・しらっとした空気にへたり込むタックに「立てよ」と手招きするのは男前。でもその後はタックのペース(笑)。
・つーか、この辺の一連のシーンは楽しくて全部好きですが。
・試合に勝ってファイトマネーを手にハモニカを買いに行く場面のはしゃぎっぷり。どうしようここ可愛くなっちゃってるよ(別にどうもせんでも)。
・夢のビッグバンドを語るウクレレ。ここ、後半日程では声がひっくり返ってました。感情が溢れて制御できない、ってことなんだと思うけど。
・『為せば成る』楽しー、最高ー!(最上手でスムースと組んで踊るとこ、やっぱりなんとなく女の子だなあと)
あ、あれ?
字数が余ったから穴埋めに書き始めたのに、気がついたら足りなくなってきたよ(爆)。
と言う訳で、2幕から次の欄に続く(笑)。
コメント