かっこいいなあ。
オフはあんなにきれーでかわいーおねーさんなのになあ。
『花舞う長安』、11時公演。私はそんなことをぼーっと考えておりました。
本日は立樹会総見であったらしく、そのためかしぃちゃんのテンションがいつになく高く、いつになくかっこよかったです。最初の玄宗万歳のシーンの笑顔から、もうきらっきらで。あの笑顔がいつも以上にきらきらしてるんですよ。すげーいいもの見た。

そのせいかその後の冷徹な表情、含み顔も映える。
幕間に会ったサトリちゃん曰く。
「あの冷たい目で見つめられたいっ!」
その後で、我ながらこんな感想を抱くようになるとは……とも言ってましたが(笑)。

ショーでも花市場で手を振ってくれたし。総見席は2階上手だったようで、私は1階上手だったので微妙におこぼれにあずかりました。
ありがとう会総見。

あとコーザノストラ上手の再登場シーン。
ケロさんがしぃちゃんと手をつないで、と言うか手を握って、そのまましぃちゃんがかなり前まで進んでも離さず、握ったままでした。そうかみんな(ってこのあたりだけ・笑)が騒いでたのはこーゆーことか。
ドリーさんにフォローしていただきましたが(笑)、できてるできてない論争はねぇ(それもこのあたりだけ・苦笑)、よくわかんないというかどっちでもいいというか。まあ友情でも愛情でも兄弟仁義(爆)でもいいから、何らかの絆が感じられるとうれしいなあと。とりあえず自分の好きな人同士が仲良しだとうれしいし、自分の好きなキャラクター同士が仲良しでもうれしいし。あと見ていて「映りが良い」と言うのともちょっと違うような気がするけど、並んでいるのを見るとなんだかうれしい。(kineさんは今理屈を放棄してます)

午後の阪急貸切は2列目下手端、と言う未だかつて無い良席で見ました。
これ、取ったときはこんなお祭り公演になるとは予想だにしていなかったなあ(遠い目)。
舞台が近くて銀橋が目の前で、始まる前からどきどきして、芝居の玄宗万歳の場面が終ったあたりで興奮しすぎて気持ち悪くなりました(爆)。いやでもそのあと落ち着いたけど。

芝居。
この席で期待するポイントは色々あったのですが、一番「うわーいいもん見たー!!」と思ったのは、イっちゃってるあやかれい氏。
安禄山軍勝利の雄叫び(歌です)のとき、彼は下手側にいてその顔が良く見えるのですが、戦場の興奮と勝利の喜びにイっちゃった顔してます! 
あの端正で硬質な美形が血の興奮に酔っているさまは、凄いものがありました。いやいいもん見た。(歪んだ目で3割増しくらいかもしれないけどな)

あと美味しかったのは玄宗・楊貴妃の銀橋キスシーン(愛に漂う睡蓮の花、のところ)完全に真横に見えます。ふつーの映画とかのキスシーンと同じです。ステキです。(そんなとこばかりチェックしてるってどうよ、と自分でも思いますが、でもなあ、後頭部だけより顔が見えた方がうれしいもんなあ)

2列目なのでオペラ使わないつもりだったのにここでうっかり上げてしまったため、勢いでそのあとの楊国忠宰相登場シーンもピン取りしてました、ずっと。変な奴だと思われたかもしれないが、どうせ隣の人は寝てたし、ま、いいかと。
だって、角度的にはこれ以上真正面で顔を見られる機会なんてないし。
楊貴妃に皇甫惟明の死を告げ、退出する前に楊貴妃と見つめあうところ。目礼して顔を上げる。うわ、本当に何の混じりけも無く無表情なんだ。うっとり(うっとりなのか!?)。

あと、李補国のすずみん。
楊貴妃の死の場面、ほんっとうにいっぱいいっぱいでぼろぼろな顔をしている。玄宗を止める場面、もう泣きそう。ここ、玄宗も「どけ!」って台詞が増えて止める相手を突き飛ばさんばかりになってるし。
そしてその後楊貴妃を己の手にかける李補国。後姿しか見えないけれど、どんな顔をしているんだろう。
もし彼を見つめ続けていたら、何か別のドラマが見られたかもしれない、と思いました。

あともちろん、期待していたシーンは期待通り美味しかったです。
楊貴妃の死に慟哭する玄宗とか、下手袖に消える楊国忠の壮絶な死にっぷりとか。
陳玄礼さんが以前の熱さだったら、この席もっとうれしかったんだけど。
残像を追ってました。

ショーの幕開け。
うわ、近い。
水の精が自分を手招きしているようで、不吉なものを感じて思わず身を引いてしまいました。
引かなければ良かったのかな。そのせいか、トリップはできなかったけど。

ショーで一番興奮したのが、セレブSが航海士にコートと帽子を預ける場面。
ここ、いつも何やってんだろーと思ったら。
真下の客席に見下ろしウインク!!
多分、直撃きた!と感じるのはその辺の4,5人だけじゃないかな。私を含めその辺数人壊れてました。いや殺されかけました。
うわーよかった。うれしい。すごいいい経験をした。
航海士の後ろの下級生水兵君たちは毎日こうやってトップスターが客を殺すところを見てるのか……見習って将来頑張ってくれ(笑)。

花市場。
セーラーさんたちの小芝居は、いつもケロしぃしか見ていません。いや他も見たい、見たいんだけどどうしても目が……。
なので下手端の今日はいつもと違うものが見られるのではないかとひそかに期待してました。
が。
……いつもと同じものしか見られなかったよ!
どうしても、ケロしぃしか見られません。何やってるか細かいことは忘れた。でもあの人たちが楽しそうだと私もすごくうれしくて楽しい。そんでもってあの人たちはいつもしあわせそうで楽しそうなので、私はこの場面いつも楽しい。あと何回、と思うと切ないけどな。

でも、見つけたこともあって。
かのちかちゃんの花売り娘は、ワタさんが銀橋中央に出てきた時点で彼に気づくんだ。嬉しそうな顔をする。
でも、二人で踊っているとき。三人娘が「あなたが来るのが遅すぎた」と歌っているとき、一瞬切なそうな顔になる。
そっか、あっけらかんと別れるわけじゃないんだ。彼のことも、好きだったんだ。でも遅すぎたから。

コーザノストラ。ケロさんはまたセンターパーツ。ちなみに午前は斜め分け前髪サラサラ。
午後は、上手再登場の小芝居はあっさりしてましたな。でもムラよりは何かあるよな。だってムラでは楽で振り返って目線合わせてただけで「いいもん見たー!」って大喜びだったんだから。

掛け声は「阪急」「交通」「社」「旅をするなら阪急交通社(しつこいよーだが脳天直撃の男前ないい声で)」。
「社」がケロさんで、かましてました。わざと?
男役総踊りのとき、ワタケロアイコンタクトも見られました(ほくほく)。

本日はドリーさんが一列目。
ドリーさんも緑野さんも、最前列でボロ泣きしているケロさんファンに対して、ワタさんがいたわるようなやさしい目線をくれた、と言ってくれます。
ワタさんのやさしい目線をもらったというのはちょっとうらやましいけど(笑)、でも、私の好きな人が私の好きな人たちを癒してくれて、それで「ありがとう」と言われているのはうれしい。よかった、私あのひとのファンでよかった。
……自分のときはどうするんだろう。
自分のサヨナラのとき、一列目でボロ泣きしているファンがいたら、あのひとはどうするんだろう。やっぱり同じようにやさしい目で見てくれるんだろうか。
(だったらどんな手を使っても一列目とります・笑)

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