私的「楊国忠物語」と「ドルチェ・ヴィータ幻想」にそろそろけりをつけます。
詳細レポート(笑)はそれぞれしかるべき人に提出するとして、だらだらやっていた楊国忠観察日記は簡単にまとめておきます。

登場シーンごとに。
1.田舎出の青年が降って沸いた栄誉に喜び、皇帝への忠誠にきらきら輝いている。
2.月日がたち名も変わり、宮廷に己の位置を確保している。権謀術数もおぼえはじめている。(ここ幕前芝居の「しかし!」は、貴妃を直接権力の道具として使うのはかえって玄宗の機嫌を損ねて危険、と解釈してます)
3.宰相。権力を手にし政敵を粛清し、貴妃に対しても冷徹な態度を崩さない。
4.戦場での最期。

3,4について最近あんまり語っていませんでしたが。
宰相となった国忠は、皇帝への忠誠を失っていた、とまでは言いませんが、畏敬の念は薄れていたんじゃないかなーと。あのお仕事嫌いな皇帝では仕方がない。その分、それをいいことに政治を牛耳って、自分がいなければこの国は回らないと言う自負と傲慢があって。
しかし戦場で助けられたとき、彼は玄宗への敬愛を取り戻すのですよ。最期、敵将と相打ちになる場面では「陛下の御為、恩義に報いる為、一兵でも多く屠ってみせる」というモノローグが私の頭の中に響いております。
(この辺某サイトさまの影響を受けております)

で、ここまで考えて思ったんですが。
権謀と粛清の宰相となっても、この人は陰のない人だなあと。
変わったように見えるのは周囲にとってだけで、国忠にとっての自分自身は何も変わっていないのではないかと。
常に、己の目指すところ、成すべきと思うことに真っ直ぐなだけで。己の所業を他人に非難されても、根本的なところでその非難が認識できないような。(楊貴妃とのやりとりにそんな様子を垣間見ました)
だから、多くの者を粛清してその手を血に染めても悪夢を見たりせず、関係ないところでは日々普通に人を愛し、笑うことができる人なのではないかと。そういう人が一番恐ろしい。
罪を罪と知らない。知らないから汚れない、陰が出来ない。
それは魂の幼さと名づけてもよいもので。((c)緑野さん)
白黒衣装の宰相はいっそクールビューティと表現したいくらいなのですが(今盛大に引かれた気がする)それでも陰ではなく陽。
正義ゆえの冷徹さ、残酷さ。
まさに「曇りがない故の刃のきらめき」。

つまり、私は今回見たいものを見ることができていると言うことですな。だからあんなに震撼したんだ、毎回目が離せないのだと。
私の見たかったものを見せてくれてありがとう。
ありがとうしぃちゃん。ありがとうこの状況をもたらした全ての物事(そこまで言うか!)。

……いや、その辺で盛大に引いている皆様、馬鹿だと思ってそのまま放っておいてください……。歪んだ目で見た幻想だとしても私は楽しいです。
(しかしこれ、おひさまのようなしぃちゃんを愛しているピュアファンの方に見られても怒られそうだよなぁ……ごめんなさい。と言うか見逃してください。←サトリちゃんは許してくれると思うけど・笑)

『ドルチェ・ヴィータ!』については、とてもまとめられないのでまとめません(笑)。全体解釈は既に放棄しているし。
と言っても、疑問点や納得行かないところは、何もありません。
見る角度によって見る側の心持ちによって姿を変える美しい硝子球。ある部分ある角度を取り出して愛でるのが精一杯。それで十分。

さて、理屈と解釈の時間は終わり。
あと数公演頭空っぽで耽溺するために言葉は全部吐き出しました。
ラストスパート、かけてきます。
(耽溺日記は書きます・笑)

(一応お断り。この日記アップしたのは24日(耽溺期間突入中)ですが、実質的には22日に書いた内容です。はい)

***

私信。

サトリちゃん12/21日記に。
しぃちゃんアルレッキーノの恋する表情!!
実はプロローグ、殆どワタさんしか見られてないのですが、たまに見たときにうめちゃんと踊ってる時の顔がすごくいいなと思いました。いいよねー。
……セーラーケロしぃのいちゃつきぶり、見たかったです。

緑野さん12/19日記に。
スカステトーク湖月・汐美・立樹、見たかったです。これ私的には(笑)すげー豪華メンバーで、スカステHPのダイジェスト映像(5分くらいだっけ?)を繰り返し見た記憶が。まあ帰った私が悪いんだが。

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