朋あり遠方より(『花舞う長安』と言うか楊国忠語り)
2004年12月2日 宝塚星東宝を見た友人から感想メールをもらいました。
わざわざ手間をかけて感想を聞かせてくれるところがうれしいねぇ。芝居はアレでショーは最高、と言うのは万国共通の認識なんだな。出演者に対するコメントも……。
コメントも?
あれ?
楊国忠に対するコメントは無しですか?
いや、あってしかるべきとは思ってないけどさ。でも陳玄礼や皇甫惟明にひとことあるならさ。
いや、ケロさんだから、まとぶんだから、なんだろうけど。
東に居た頃の友人は私が今どんなヅカファンになってるか、知らないしな(どんなって……)。
(私のPCは「よう」を変換するとまず遥、次に楊が出ます。普通の文章打ってるときだったのでマジで動揺しました(ちなみにほしかったのは用))
コメントがもらえないなら自分で書く(笑)。
ドリーさん(東宝ではお世話になりました)から11/27の日記に対して「あれ、黒い役づくりなんですか?!」とご指摘を受けましたので(嬉々として)補足解説。
楊国忠の出番は大きく分けて4ヶ所。
1.玉環の親族として登用される
ここでは全然黒くないです。思いがけぬ栄誉にきらきらして、忠誠心に燃えてます。(そんなしぃちゃんも好き←誰も聞いてません)
2.宴席〜幕前の陳玄礼とのやりとり〜皇甫惟明出仕の場〜楊貴妃に近づく惟明を咎める
ここもまだまだ。色々と考えるようにはなりましたが、陳玄礼先輩(先輩?)には及びもつきません。
3.宰相となりました〜楊貴妃に惟明の死を告げる
ここです、ここ!
楊家三姉妹と歌い終わった後、すっと真顔に戻るさまにまず震えがきます。浮かれるだけの一族の他の連中とは違うんだよ、という感じで。
そして、楊貴妃に皇甫惟明の死を告げる場面。ここは告げているときよりも、その後、無表情で楊貴妃と見つめ合う姿。楊貴妃の悲しみにも終始冷たい無表情に、震撼。
ここで檀ちゃん楊貴妃も、衝撃を受けたような顔をするのですよ。言葉の内容だけでなく、従兄弟の態度に。
あの日、惟明と楊貴妃が出会って、親しげな様子を国忠に咎められた日。あの日からの必然として、惟明は国忠によって死に追いやられたのだ、というような。
であれば、その後玄宗が安禄山の謀反の疑いについて「宰相に調べさせよ」というのも納得。宰相である国忠は今までも謀反を企てている者を摘発していたわけだ。そのうちの何割かは、自分にとって邪魔な人物の粛清だったかもしれないけれど。
(ここ、博多では「こんな忠義一途だけど裏表のない善人に調べさせても無駄だから!」と思ってました)
ただ、安禄山は惟明と違って、先手を打って兵を上げた、と言うことで。
4.最後の立ち回り
……豪快な立ち回りと壮絶な死にっぷりに毎回ぐわんぐわんきててちゃんと観察できてないです(あんたこの芝居何回見てるんですか)。だって本当にすごい死にっぷりなんだもの(うっかりすると笑ってしまうくらい←失礼な!)。
いや、何も知らない青年→宮廷での身の処し方勉強中→腹の底を見せない宰相、と出てくる都度出世するごとに黒いキャラになってる、と言うか作ってるなぁと。
最初の頃はこうじゃなかったと思うんですよ。ムラ前半では私、皇甫惟明の死を告げるところをお兄ちゃんカウントしてるし(笑)。前楽くらいですかね。あれ、違う?と思ったのは。
と言う訳で、私の「太陽の黒点」観察ポイントは3の場面です。
うっかりチェーザレ・ボルジアとルクレツィアに見えるくらいです。(夢見すぎと言う突っ込みは甘受します。ちなみに宝塚のチェーザレは観てません)
2、4あたりも実は色々含んでいるんじゃないか、と思って、今後も観察にいそしもうと思ってます。(何回見る気だ)
ちなみに、「太陽の黒点」は日参しているサイト様から無断借用。
そうなんです。「しぃちゃんの黒い役作り」については、私なんかよりもっと詳しい方がいらっしゃるんですよ。(私一人の幻覚じゃなかったよと天文部バナーを貼りたい勢いで大喜び)
でも実は私の心の太陽はワタさんなんだけどな(をい)。
しぃちゃんは「太陽」と言うより「おひさま」です。
(それ違うのかと言われそうですが、全然違います、私的には)
思えば私、『1914/愛』の時もシャガール観察日記をつけていたような気が。
『王家』もこのくらい見てたらきっと同様だったろうなぁ。(中日王家出てくれればいいのにー、通うのにー、と今更なことを)
書きたい放題書いてしまいました。
ファンの方の目に、こんな文章が止まったらお怒りを受けるんじゃなかろうかと、ちょっと心配(^^;。
いや、私なりの好意なんだけど……。
しかし、これだけ見てて語れるってことは、実は私この芝居十分楽しんでんじゃないの? とちょっと不安になりました(不安て)。
***
風邪を引きました。土日にはしゃいで平日具合悪いなんて大人にあるまじき。週末までには咳を止めねば。
あちこちサイト巡回してワタさんの初日挨拶の大意を確認。やっぱりあの人いいこと言うなぁ、と思いました。
(東京ではいろいろな舞台をやっていて見たいと思うけれど、行けないうちに終わってしまう。そう思うと時間を割いて宝塚を見に来てくれるお客様には感謝、というような話だったようです)
わざわざ手間をかけて感想を聞かせてくれるところがうれしいねぇ。芝居はアレでショーは最高、と言うのは万国共通の認識なんだな。出演者に対するコメントも……。
コメントも?
あれ?
楊国忠に対するコメントは無しですか?
いや、あってしかるべきとは思ってないけどさ。でも陳玄礼や皇甫惟明にひとことあるならさ。
いや、ケロさんだから、まとぶんだから、なんだろうけど。
東に居た頃の友人は私が今どんなヅカファンになってるか、知らないしな(どんなって……)。
(私のPCは「よう」を変換するとまず遥、次に楊が出ます。普通の文章打ってるときだったのでマジで動揺しました(ちなみにほしかったのは用))
コメントがもらえないなら自分で書く(笑)。
ドリーさん(東宝ではお世話になりました)から11/27の日記に対して「あれ、黒い役づくりなんですか?!」とご指摘を受けましたので(嬉々として)補足解説。
楊国忠の出番は大きく分けて4ヶ所。
1.玉環の親族として登用される
ここでは全然黒くないです。思いがけぬ栄誉にきらきらして、忠誠心に燃えてます。(そんなしぃちゃんも好き←誰も聞いてません)
2.宴席〜幕前の陳玄礼とのやりとり〜皇甫惟明出仕の場〜楊貴妃に近づく惟明を咎める
ここもまだまだ。色々と考えるようにはなりましたが、陳玄礼先輩(先輩?)には及びもつきません。
3.宰相となりました〜楊貴妃に惟明の死を告げる
ここです、ここ!
楊家三姉妹と歌い終わった後、すっと真顔に戻るさまにまず震えがきます。浮かれるだけの一族の他の連中とは違うんだよ、という感じで。
そして、楊貴妃に皇甫惟明の死を告げる場面。ここは告げているときよりも、その後、無表情で楊貴妃と見つめ合う姿。楊貴妃の悲しみにも終始冷たい無表情に、震撼。
ここで檀ちゃん楊貴妃も、衝撃を受けたような顔をするのですよ。言葉の内容だけでなく、従兄弟の態度に。
あの日、惟明と楊貴妃が出会って、親しげな様子を国忠に咎められた日。あの日からの必然として、惟明は国忠によって死に追いやられたのだ、というような。
であれば、その後玄宗が安禄山の謀反の疑いについて「宰相に調べさせよ」というのも納得。宰相である国忠は今までも謀反を企てている者を摘発していたわけだ。そのうちの何割かは、自分にとって邪魔な人物の粛清だったかもしれないけれど。
(ここ、博多では「こんな忠義一途だけど裏表のない善人に調べさせても無駄だから!」と思ってました)
ただ、安禄山は惟明と違って、先手を打って兵を上げた、と言うことで。
4.最後の立ち回り
……豪快な立ち回りと壮絶な死にっぷりに毎回ぐわんぐわんきててちゃんと観察できてないです(あんたこの芝居何回見てるんですか)。だって本当にすごい死にっぷりなんだもの(うっかりすると笑ってしまうくらい←失礼な!)。
いや、何も知らない青年→宮廷での身の処し方勉強中→腹の底を見せない宰相、と出てくる都度出世するごとに黒いキャラになってる、と言うか作ってるなぁと。
最初の頃はこうじゃなかったと思うんですよ。ムラ前半では私、皇甫惟明の死を告げるところをお兄ちゃんカウントしてるし(笑)。前楽くらいですかね。あれ、違う?と思ったのは。
と言う訳で、私の「太陽の黒点」観察ポイントは3の場面です。
うっかりチェーザレ・ボルジアとルクレツィアに見えるくらいです。(夢見すぎと言う突っ込みは甘受します。ちなみに宝塚のチェーザレは観てません)
2、4あたりも実は色々含んでいるんじゃないか、と思って、今後も観察にいそしもうと思ってます。(何回見る気だ)
ちなみに、「太陽の黒点」は日参しているサイト様から無断借用。
そうなんです。「しぃちゃんの黒い役作り」については、私なんかよりもっと詳しい方がいらっしゃるんですよ。(私一人の幻覚じゃなかったよと天文部バナーを貼りたい勢いで大喜び)
でも実は私の心の太陽はワタさんなんだけどな(をい)。
しぃちゃんは「太陽」と言うより「おひさま」です。
(それ違うのかと言われそうですが、全然違います、私的には)
思えば私、『1914/愛』の時もシャガール観察日記をつけていたような気が。
『王家』もこのくらい見てたらきっと同様だったろうなぁ。(中日王家出てくれればいいのにー、通うのにー、と今更なことを)
書きたい放題書いてしまいました。
ファンの方の目に、こんな文章が止まったらお怒りを受けるんじゃなかろうかと、ちょっと心配(^^;。
いや、私なりの好意なんだけど……。
しかし、これだけ見てて語れるってことは、実は私この芝居十分楽しんでんじゃないの? とちょっと不安になりました(不安て)。
***
風邪を引きました。土日にはしゃいで平日具合悪いなんて大人にあるまじき。週末までには咳を止めねば。
あちこちサイト巡回してワタさんの初日挨拶の大意を確認。やっぱりあの人いいこと言うなぁ、と思いました。
(東京ではいろいろな舞台をやっていて見たいと思うけれど、行けないうちに終わってしまう。そう思うと時間を割いて宝塚を見に来てくれるお客様には感謝、というような話だったようです)
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