月バウ見て参りました。
実は見たのは11/15。友達が友会に当たって誘ってくれたので。
そもそもこの日にバウを見る予定がなければ、汐美さんのディナーショーも行かなかったかもしれない。と言うことはゆうひくんのおかげか。
さて。
私はヅカ歴が浅いので、ジェンヌさんのキャラクター把握が一般的な見方とちょっとずれているらしい。
熱心に見るようになってから、最初にアンテナに引っかかった、印象に残った姿がデフォルトイメージになるので。
例えば、まとぶんは篁さま(花のいそぎ)で、次は皇甫惟明。なので私のイメージは「正統派の二枚目。主役をやると映える人」。
タニちゃんはサバティエ(白昼の稲妻)、モディリアーニ(1914/愛)。「下町の王子様。やさぐれプリンス」。
では、本日主演のゆうひくんのマイファーストインプレッションはと言うと。
……フィリップ王弟殿下(薔薇の封印)です。
「すごい美形。でも変ー!(喜)」って感じでした。
うわーごめんなさい。
いや、どうも今回『THE LAST PARTY』の感想が世間様とずれているような気がして、言い訳でした。
でもま、自分の目で見た心で感じたことしか書けないし。と言う訳でさくさく行きます。
最初に作品の話をすると、初見の宙では気づかなかった悪いところが気になった、って感じがありました。
やっぱり一代記って、エピソードの羅列で、盛り上がりに欠けるのかなあと。
(『送られなかった手紙』でも感じたことだけども)
特に前半ちょっと退屈でした。後半はゆうひくんの熱演で盛り上がりましたが。
が、その盛り上がりに水を差すのが、役と役者(スコットとOZORA)の二重構造。
せっかく涙を流しての熱演に、こちらも引き込まれていたのが、これはお芝居ですよ、と目を覚まさせられる。
「さて、このシーンをどう演じよう」と言って、みんな役者に戻ってるいちゃんがゆうひくんの衣裳の襟をなおしてみたりして。
物語に感情移入したままラストまで連れて行って欲しかった。
そこさえ変えてくれれば、かなり印象違うんだけどなー。
その後の、「Dear○○」とみんなが自分の演じた人物に呼びかけるところは、お話がいったん終わった後のエピローグと思えばまあ、許容範囲ではあるんだけども。(でもそこをカットして長めのフィナーレをつけてくれた方が楽しかったけど)
以上で文句おしまい。
とは言え、美しい話ではありました。主役は出ずっぱりだし、遠来の客二人(東京から来た。ひとりはゆうひファン)も満足してくれたし、よかったよかった。
美しく繊細な話なので、美貌で繊細さを持ち合わせた男役なら割と誰がやっでも見てみたいです。とりあえずさららんも似合うんじゃないかと思うし、個人的にはまとぶんもいいかもと。
(逆に私の好みだと、美しくないと辛い……)
以下キャスト話。
スコット=大空祐飛
すみません(と最初に謝っておく)。
やっぱり初見の宙の印象が強くて、私にとってはスコットはタニちゃんなんだわ。「プリンス・スコット」な感じ、「背中に羽が生えている」感じが。
ゆうひくん個人に対しても、クールビューティーなイメージが強くて、普通に青年の演技をしているのに見慣れるだけで前半かかっちゃったと言うか。
でもその分、最後の方、涙を流しての熱唱には打たれました。(あの曲のタイトルは『Life』でいいんですか?)
タニスコットはこの世を去るのが当然、と言う感じだったけど、ゆうひスコットは、生き続けることができたら何かが変わったかもしれない、と思いました。
ゼルダ=紫城るい
……期待しすぎたかも。
いや、良かった、良かったんですよ! 特に壊れていく過程が何とも。(かなみちゃんは壊れきったあとの方が良かった)
でも、華やかな「シンデレラ・ゼルダ」は難しいのかなあ。
追い詰められるさま、いっちゃっているさまは出来ても、華やかでかっとんでてなおかつキュートな大輪の花、って言うのはなかなか表現できるものじゃないのかもしれない。
多くを望みすぎたのでこんな感想になりましたが、よかったです。美貌や雰囲気もさることながら、歌が良かった! 声もすごくきれいだし特に『I am you, You are me』が、スコットと見詰め合って歌うとこに説得力がありました。
(叶わぬ夢だけど、タニちゃんとるいちゃんの組み合わせだったらどんな感じだったかなぁ)
アーネスト=月船さらら
正直、1幕が終わったときは笑いをこらえるので精一杯でした(失礼な!)。だって宙のはるひくんとあまりに持ち味が違いすぎるのに、同じようなキャラクターで。もっと変えて作ってくればいいのにー、と思いました。
が、2幕で評価急上昇。これはあり。十分あり。って言うか全然OK。いいじゃんいいじゃん!
だって、さららんのアーネストは、本当はスコットのことが好きなのがわかるんだもの。不良少年が精一杯背伸びしていきがって突っ張って。本当はスコットを認めているからきつく言う。弱さを認めたくないから傲慢さで自分を隠す。
ただ単に私が熱いキャラの方が好きなだけかもしれないけど(笑)。
マックス=嘉月絵理
いや、嘉月さん好きなんですが、上手いんですが、ふつうのいい人だったなあと。(なんとなく川平慈英に似てると思ったのは私だけですか。私だけですね)
スコットとマックス(とアーネスト)の関係が、宙と月では全然違うのが面白い。
宙は子供と大人だったけど、月はもう少し近い、微妙な感じで。
どっちもありなんだろうな。
シーラ=五峰亜季
この人だけ続投。シーラとの関係性も両スコットは違っていて。
宙では完全に大人でお姉さんだったけど、月では可愛らしさが増していたような。やっぱりお姉さんでスコットの支えなんだけど、でも恋人と言うか。
その他、全体的に脇の芝居のテンション、温度が高かった。
特に2幕冒頭の浮浪者の迫力がすごくてびっくり。面白ぞ君たち!
明らかに宙と違う(笑)。宙は後半日程、月は前半日程で見てるのに。
(ちょっとやりすぎな感もあったけど(^^;。ローラ(スコットの秘書)とか)
やっぱり、先に見た宙の印象が強くて。
エンターテイメント性にやや欠ける作品だとしても、私にとってはタニちゃん自身がエンターテイメントだったからなぁ(苦笑)。
月が先だったらどう感じたのか、今となっては想像もつかないんですが。
ファーストインプレッションは強い、と言うことで。
(あと、ファーストインプレッションと言えば、事前に読んだ『ザ・スコット・フィッツジェラルド・ブック(村上春樹)』これに「若くてハンサムで成功してるってのはなんて素敵なことなんだろう!」ってスコットの台詞があったんですな。それでタニちゃんがその台詞を言うイメージがぱーっと浮かんできて……そんなシーンなかったけど・笑)
実は見たのは11/15。友達が友会に当たって誘ってくれたので。
そもそもこの日にバウを見る予定がなければ、汐美さんのディナーショーも行かなかったかもしれない。と言うことはゆうひくんのおかげか。
さて。
私はヅカ歴が浅いので、ジェンヌさんのキャラクター把握が一般的な見方とちょっとずれているらしい。
熱心に見るようになってから、最初にアンテナに引っかかった、印象に残った姿がデフォルトイメージになるので。
例えば、まとぶんは篁さま(花のいそぎ)で、次は皇甫惟明。なので私のイメージは「正統派の二枚目。主役をやると映える人」。
タニちゃんはサバティエ(白昼の稲妻)、モディリアーニ(1914/愛)。「下町の王子様。やさぐれプリンス」。
では、本日主演のゆうひくんのマイファーストインプレッションはと言うと。
……フィリップ王弟殿下(薔薇の封印)です。
「すごい美形。でも変ー!(喜)」って感じでした。
うわーごめんなさい。
いや、どうも今回『THE LAST PARTY』の感想が世間様とずれているような気がして、言い訳でした。
でもま、自分の目で見た心で感じたことしか書けないし。と言う訳でさくさく行きます。
最初に作品の話をすると、初見の宙では気づかなかった悪いところが気になった、って感じがありました。
やっぱり一代記って、エピソードの羅列で、盛り上がりに欠けるのかなあと。
(『送られなかった手紙』でも感じたことだけども)
特に前半ちょっと退屈でした。後半はゆうひくんの熱演で盛り上がりましたが。
が、その盛り上がりに水を差すのが、役と役者(スコットとOZORA)の二重構造。
せっかく涙を流しての熱演に、こちらも引き込まれていたのが、これはお芝居ですよ、と目を覚まさせられる。
「さて、このシーンをどう演じよう」と言って、みんな役者に戻ってるいちゃんがゆうひくんの衣裳の襟をなおしてみたりして。
物語に感情移入したままラストまで連れて行って欲しかった。
そこさえ変えてくれれば、かなり印象違うんだけどなー。
その後の、「Dear○○」とみんなが自分の演じた人物に呼びかけるところは、お話がいったん終わった後のエピローグと思えばまあ、許容範囲ではあるんだけども。(でもそこをカットして長めのフィナーレをつけてくれた方が楽しかったけど)
以上で文句おしまい。
とは言え、美しい話ではありました。主役は出ずっぱりだし、遠来の客二人(東京から来た。ひとりはゆうひファン)も満足してくれたし、よかったよかった。
美しく繊細な話なので、美貌で繊細さを持ち合わせた男役なら割と誰がやっでも見てみたいです。とりあえずさららんも似合うんじゃないかと思うし、個人的にはまとぶんもいいかもと。
(逆に私の好みだと、美しくないと辛い……)
以下キャスト話。
スコット=大空祐飛
すみません(と最初に謝っておく)。
やっぱり初見の宙の印象が強くて、私にとってはスコットはタニちゃんなんだわ。「プリンス・スコット」な感じ、「背中に羽が生えている」感じが。
ゆうひくん個人に対しても、クールビューティーなイメージが強くて、普通に青年の演技をしているのに見慣れるだけで前半かかっちゃったと言うか。
でもその分、最後の方、涙を流しての熱唱には打たれました。(あの曲のタイトルは『Life』でいいんですか?)
タニスコットはこの世を去るのが当然、と言う感じだったけど、ゆうひスコットは、生き続けることができたら何かが変わったかもしれない、と思いました。
ゼルダ=紫城るい
……期待しすぎたかも。
いや、良かった、良かったんですよ! 特に壊れていく過程が何とも。(かなみちゃんは壊れきったあとの方が良かった)
でも、華やかな「シンデレラ・ゼルダ」は難しいのかなあ。
追い詰められるさま、いっちゃっているさまは出来ても、華やかでかっとんでてなおかつキュートな大輪の花、って言うのはなかなか表現できるものじゃないのかもしれない。
多くを望みすぎたのでこんな感想になりましたが、よかったです。美貌や雰囲気もさることながら、歌が良かった! 声もすごくきれいだし特に『I am you, You are me』が、スコットと見詰め合って歌うとこに説得力がありました。
(叶わぬ夢だけど、タニちゃんとるいちゃんの組み合わせだったらどんな感じだったかなぁ)
アーネスト=月船さらら
正直、1幕が終わったときは笑いをこらえるので精一杯でした(失礼な!)。だって宙のはるひくんとあまりに持ち味が違いすぎるのに、同じようなキャラクターで。もっと変えて作ってくればいいのにー、と思いました。
が、2幕で評価急上昇。これはあり。十分あり。って言うか全然OK。いいじゃんいいじゃん!
だって、さららんのアーネストは、本当はスコットのことが好きなのがわかるんだもの。不良少年が精一杯背伸びしていきがって突っ張って。本当はスコットを認めているからきつく言う。弱さを認めたくないから傲慢さで自分を隠す。
ただ単に私が熱いキャラの方が好きなだけかもしれないけど(笑)。
マックス=嘉月絵理
いや、嘉月さん好きなんですが、上手いんですが、ふつうのいい人だったなあと。(なんとなく川平慈英に似てると思ったのは私だけですか。私だけですね)
スコットとマックス(とアーネスト)の関係が、宙と月では全然違うのが面白い。
宙は子供と大人だったけど、月はもう少し近い、微妙な感じで。
どっちもありなんだろうな。
シーラ=五峰亜季
この人だけ続投。シーラとの関係性も両スコットは違っていて。
宙では完全に大人でお姉さんだったけど、月では可愛らしさが増していたような。やっぱりお姉さんでスコットの支えなんだけど、でも恋人と言うか。
その他、全体的に脇の芝居のテンション、温度が高かった。
特に2幕冒頭の浮浪者の迫力がすごくてびっくり。面白ぞ君たち!
明らかに宙と違う(笑)。宙は後半日程、月は前半日程で見てるのに。
(ちょっとやりすぎな感もあったけど(^^;。ローラ(スコットの秘書)とか)
やっぱり、先に見た宙の印象が強くて。
エンターテイメント性にやや欠ける作品だとしても、私にとってはタニちゃん自身がエンターテイメントだったからなぁ(苦笑)。
月が先だったらどう感じたのか、今となっては想像もつかないんですが。
ファーストインプレッションは強い、と言うことで。
(あと、ファーストインプレッションと言えば、事前に読んだ『ザ・スコット・フィッツジェラルド・ブック(村上春樹)』これに「若くてハンサムで成功してるってのはなんて素敵なことなんだろう!」ってスコットの台詞があったんですな。それでタニちゃんがその台詞を言うイメージがぱーっと浮かんできて……そんなシーンなかったけど・笑)
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