Brightest.(汐美真帆ディナーショー)
2004年11月15日 宝塚汐美真帆ディナーショー『Good Bye, Good Guy, Good Fellow』行ってまいりました。
と言うか潜入しました。ご、ごめんなさい。
いや、最後のディナーショーなのに、本命ファンでもないし見てきた歴史も超浅い私は、招かれざる客だとは思ったんです。
でもチケット取ったのは11月に入ってからだから、見たかったファンの方の権利は(多分)侵害していないと思うし、一番後ろの席だったし、許してほしい……。(一番後ろでほんとによかった、ほっとした)
実際、宝塚のナンバーは殆ど知らない曲だった。でもそれはもう承知の上で。
それなら何で来たかって?
だって見たかったんだもん。としか言えない。
そして、見てよかったと心から思った。
とても素敵なショーでした。
と言う訳で私はこのショーについて語る言葉は殆ど持たないのだけれど、でもまあ一応感想など。
トークは最初と最後のご挨拶だけ、本当にノンストップのショー。
最初、ケロさんは高い台の上に黒燕尾で一人出てくる。
銀のラインと飾りボタンがついた黒燕尾。
いきなり黒燕尾。
ひそかに、私は汐美さんを、一番黒燕尾が似合う男役さんだと思っているのだ。(現役でなければビデオで見ただけの成瀬さんも素敵ですが。余談)
うっとり。
色々考えるのはやめて、私はここにいていいんだろうかと考えるのもやめて、ただただ見つめることにしました。
かっこよくて、うつくしい、魅力的な色男を。
衣装は、そのあともトレンチコートとソフト帽、デザイナーズっぽいやつ(コシノヒロコさんの?)、赤い闘牛士服、紫スパン、白で上着の裾の長いやつ、と盛りだくさん。
曲もバラエティに富んで、アップテンポになったりスローになったり、コミカルだったりしみじみしたり。
一瞬たりとも飽きる暇の無い、きらきらしたおもちゃ箱みたい。
出演者は、ケロさん以外は娘役4人。
もうもどらない素敵なあなた、と歌い踊る星娘たち。
客席の代弁者みたいに。
殆ど、聞いたことのない曲。でも、おぼろな知識でわかる。
これは、みんなケロさんに縁のある曲なんだと。
娘役ちゃんたちも、今までのケロさんの相手役の衣装を着て登場したり。
(『凍てついた朝』はビデオで見ていたのでかろうじてわかった。写真撮っているのも、そういうことで)
最後の方、エリザの『夜のボート』。シシィは南海まりちゃん。
ケロさんは白い衣裳、みなみちゃんはワインレッドのドレスと黒いベール。
年老いた皇帝、と言うより、人間らしい嘆きを聞かせるケロさんの歌。やさしくさとすようなみなみちゃんの歌。
素晴らしかった。
(ここはみなみちゃんもすごかった。君シシィできるよ!)
プログラムの最後は、このショーのために書かれた『Good Bye, Good Guy, Good Fellow』。
いい曲でした。娘さんたちの、タイトルを歌詞として歌う美しいコーラスが耳に残ってます。
最後はケロさん、何度も何度もカーテンコールで呼び戻されて、ボロボロに泣いてました。
照れ隠しにバイバーイ、とおどけて手を振るお茶目なケロさん。
可愛かったです。
見てよかったと心から思った。
本当にいいショーでした。
あと、思ったのは。
ディナーショーって、これだけのことが出来るんだ! ということ。
舞台中央の台の使い方が秀逸だと思う。
高さは1メートルくらいかな。基本的にはお立ち台?として使っているけれど、芝居っぽいシーンではバーカウンターになったりして。
そしてこの台は「距離」を表現するためにも使われていて。
『夜のボート』平舞台にはフランツ。台の上にシシィ。
二人の姿が重なることは無い。二人が触れ合うことは無い。
シシィは愛と慈しみに満ちた微笑で、地上のフランツを見つめ、背を向けて去ってゆく。
ディナーショーって、これだけのことが出来るんだ。
舞台の狭さも専用の会場でないことも全然感じさせない、素晴らしいエンターテイメントだった。
出演者もスタッフも、そして客席も渾身のディナーショー。
客席のジェンヌさんたち、劇団関係者、演出家諸氏がそれを目の当たりすることが出来たのも、大きな財産じゃないかと。
大きな財産を、残して行ってくれたんだと。そう思います。
そう。
客席のジェンヌ率が異常に高かったです。3割以上ジェンヌさんじゃないかな。
星組はワタ檀を筆頭に主な面子は殆ど来てたし。月組も多数。(14日にも来てたらしいゆうひくんもいた)
劇団関係者も入れると4割超えてたかも。藤井、齊藤、荻田の各氏は見ました。
私の席からはしぃちゃんとまとぶんが並んでいるのがよく見えました(遠かったけど)。この二人のツーショットって、ほんと普通に美人さんだなあ。
最後列の椅子席には、ショーから来たすずみんとコトコトが。コトコトもほんっと美人。ロビーではうめちゃん発見。かわええ。
しかしそんな中でもゆかりちゃんの美貌は異彩を放ってました。ただもんじゃありません。(しかしなんでおじさんばっかりのテーブルにひとりだけ?)
ほんとにもう、名前をいちいち挙げきれないくらいのジェンヌさんを見ました。
これだけの人が集まることに、また感慨。
知らない曲の中で、耳に残った言葉があった。
Brightest。
一番輝いている。
一番輝いているそのときに、やめちゃうんだなぁ。
それがジェンヌさんというものなんだなぁ。
Brightest。
見ることが出来て、よかったです。
末代まで自慢します(笑)。
追記。
歌で一番好きだと思ったのは『望郷の賦』。
娘が生まれたときのことを思い出すお父さんの歌。
ハートフルな、ドラマを感じさせる歌がいいよねぇ。ほんっとうまいよねぇ。と思いました。
と言うか潜入しました。ご、ごめんなさい。
いや、最後のディナーショーなのに、本命ファンでもないし見てきた歴史も超浅い私は、招かれざる客だとは思ったんです。
でもチケット取ったのは11月に入ってからだから、見たかったファンの方の権利は(多分)侵害していないと思うし、一番後ろの席だったし、許してほしい……。(一番後ろでほんとによかった、ほっとした)
実際、宝塚のナンバーは殆ど知らない曲だった。でもそれはもう承知の上で。
それなら何で来たかって?
だって見たかったんだもん。としか言えない。
そして、見てよかったと心から思った。
とても素敵なショーでした。
と言う訳で私はこのショーについて語る言葉は殆ど持たないのだけれど、でもまあ一応感想など。
トークは最初と最後のご挨拶だけ、本当にノンストップのショー。
最初、ケロさんは高い台の上に黒燕尾で一人出てくる。
銀のラインと飾りボタンがついた黒燕尾。
いきなり黒燕尾。
ひそかに、私は汐美さんを、一番黒燕尾が似合う男役さんだと思っているのだ。(現役でなければビデオで見ただけの成瀬さんも素敵ですが。余談)
うっとり。
色々考えるのはやめて、私はここにいていいんだろうかと考えるのもやめて、ただただ見つめることにしました。
かっこよくて、うつくしい、魅力的な色男を。
衣装は、そのあともトレンチコートとソフト帽、デザイナーズっぽいやつ(コシノヒロコさんの?)、赤い闘牛士服、紫スパン、白で上着の裾の長いやつ、と盛りだくさん。
曲もバラエティに富んで、アップテンポになったりスローになったり、コミカルだったりしみじみしたり。
一瞬たりとも飽きる暇の無い、きらきらしたおもちゃ箱みたい。
出演者は、ケロさん以外は娘役4人。
もうもどらない素敵なあなた、と歌い踊る星娘たち。
客席の代弁者みたいに。
殆ど、聞いたことのない曲。でも、おぼろな知識でわかる。
これは、みんなケロさんに縁のある曲なんだと。
娘役ちゃんたちも、今までのケロさんの相手役の衣装を着て登場したり。
(『凍てついた朝』はビデオで見ていたのでかろうじてわかった。写真撮っているのも、そういうことで)
最後の方、エリザの『夜のボート』。シシィは南海まりちゃん。
ケロさんは白い衣裳、みなみちゃんはワインレッドのドレスと黒いベール。
年老いた皇帝、と言うより、人間らしい嘆きを聞かせるケロさんの歌。やさしくさとすようなみなみちゃんの歌。
素晴らしかった。
(ここはみなみちゃんもすごかった。君シシィできるよ!)
プログラムの最後は、このショーのために書かれた『Good Bye, Good Guy, Good Fellow』。
いい曲でした。娘さんたちの、タイトルを歌詞として歌う美しいコーラスが耳に残ってます。
最後はケロさん、何度も何度もカーテンコールで呼び戻されて、ボロボロに泣いてました。
照れ隠しにバイバーイ、とおどけて手を振るお茶目なケロさん。
可愛かったです。
見てよかったと心から思った。
本当にいいショーでした。
あと、思ったのは。
ディナーショーって、これだけのことが出来るんだ! ということ。
舞台中央の台の使い方が秀逸だと思う。
高さは1メートルくらいかな。基本的にはお立ち台?として使っているけれど、芝居っぽいシーンではバーカウンターになったりして。
そしてこの台は「距離」を表現するためにも使われていて。
『夜のボート』平舞台にはフランツ。台の上にシシィ。
二人の姿が重なることは無い。二人が触れ合うことは無い。
シシィは愛と慈しみに満ちた微笑で、地上のフランツを見つめ、背を向けて去ってゆく。
ディナーショーって、これだけのことが出来るんだ。
舞台の狭さも専用の会場でないことも全然感じさせない、素晴らしいエンターテイメントだった。
出演者もスタッフも、そして客席も渾身のディナーショー。
客席のジェンヌさんたち、劇団関係者、演出家諸氏がそれを目の当たりすることが出来たのも、大きな財産じゃないかと。
大きな財産を、残して行ってくれたんだと。そう思います。
そう。
客席のジェンヌ率が異常に高かったです。3割以上ジェンヌさんじゃないかな。
星組はワタ檀を筆頭に主な面子は殆ど来てたし。月組も多数。(14日にも来てたらしいゆうひくんもいた)
劇団関係者も入れると4割超えてたかも。藤井、齊藤、荻田の各氏は見ました。
私の席からはしぃちゃんとまとぶんが並んでいるのがよく見えました(遠かったけど)。この二人のツーショットって、ほんと普通に美人さんだなあ。
最後列の椅子席には、ショーから来たすずみんとコトコトが。コトコトもほんっと美人。ロビーではうめちゃん発見。かわええ。
しかしそんな中でもゆかりちゃんの美貌は異彩を放ってました。ただもんじゃありません。(しかしなんでおじさんばっかりのテーブルにひとりだけ?)
ほんとにもう、名前をいちいち挙げきれないくらいのジェンヌさんを見ました。
これだけの人が集まることに、また感慨。
知らない曲の中で、耳に残った言葉があった。
Brightest。
一番輝いている。
一番輝いているそのときに、やめちゃうんだなぁ。
それがジェンヌさんというものなんだなぁ。
Brightest。
見ることが出来て、よかったです。
末代まで自慢します(笑)。
追記。
歌で一番好きだと思ったのは『望郷の賦』。
娘が生まれたときのことを思い出すお父さんの歌。
ハートフルな、ドラマを感じさせる歌がいいよねぇ。ほんっとうまいよねぇ。と思いました。
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