雪組さんを観に行こうと思ったけれど、朝起きられませんでした(爆)。
だからって、朝から『マスカレード』をリピートかけて聞いているのもどうかって感じですが。(一緒に歌っちゃうのは更にどうかと)

主題歌CDを買う事なんてないと思っていたけれど、『ドルチェ・ヴィータ!』にあまりにはまって、発売日につい購入。
公演を見られない間のつなぎに、という目的だったけれど、これが良かった。

封を切って、まず、プログラムと歌詞が違うのにびっくり。
主題歌CD買うのは初めてなので良くわからないのだけれど、そういうもんなのかな。
どちらもショーの中で使われている歌詞ですが。確かに、全部収録したらすごく長くなっちゃうのかも。

歌も、違っていた。
まだ役に入っていない時期に収録したのか、非常にニュートラルな声。
淡々と、甘くうつろ。しかし美しく儚げで心惹かれる。ダウナー系のドラッグみたいな歌。
これもまたもうひとつのドルチェ・ヴィータ。

と、いう印象でした。

でも、今日聞いて感じたのは、哀しみ。
ひたひたとよせる波のような哀しみ。

千秋楽、泣いてしまって顔が上げられなかったとうこさんの姿が残像として残っているせいかもしれないけれど。

CDとプログラムで、「歌詞の違う部分を使っている」というより「歌詞が違っている」部分がある。
遠い国の絵本の、最後のページ。そこにあらわれるのは。
CDでは、寂しがりやの人魚。プログラムでは、悪魔。
でも、どちらにせよ、彼らは涙を流すのだ。

涙する人魚、または悪魔。

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