夢の途中。(星組千秋楽個人的語り)
2004年11月8日 宝塚千秋楽。
入り待ちは適当な時間に行ったので、汐美さんのお姿は見られませんでした。
でもわたるくんとみっこさんは見られたから、とりあえずOK。
白い羽?とやはり白い天使みたいなふわふわした触角?をつけて笑うみっこさん、かわいかった。
ワタさんは相変わらず男前さ♪ 黒が似合う
席は2階B席下手。いい席はもっとファンな人たちのために。
アドリブに笑い、泣き、東宝千秋楽の会場にももぐりこむぞー!と決意を新たにする。
ショーは、退団する方へのみんなの思い、退団する方の思いに溢れた、いい舞台でした。
いつも以上のスキンシップとアイコンタクトに溢れている。客席の拍手も長く、暖かい。
ショーの中で、ケロさんとみっこさんはそれぞれ薔薇を一輪もらっていた。みっこさんには、ドルチェ・ヴィータ@檀ちゃんから、花市場の路地裏で、さりげなく。ケロさんには、ワタさんから例のセレブと航海士が出会う場面で。
みっこさんはひたすら渋いまま。ケロさんは渡されてくにゃん、と倒れてくれた。細かい芸にありがとう(笑)。
ケロさんもみっこさんもかっこよくて、なんだかもう、ばかやろーなんでいなくなっちゃうんだよ、って歯噛みする感じだった。
特に、前楽上手端前方席で見たとき、コーザノストラのケロさんにうっとりして、心底思った。今更だけどさ。
でも、今日はそれ以上に、ありがとう、という言葉が頭を回る。
こんな素晴らしいものを見せてくれてありがとう。こんな美しいものを見ることが出来てありがとう。ありがとうありがとう。
千秋楽なんだけど。退団者挨拶もあったんだけど。
ディナーショーもあるし(ケロさんご本人も言ってました)、東宝も通う気満々だし(私が)、まだ終わった気はしていない。
(組長さん挨拶の、東京公演もよろしく、にはチケットがあれば通いますともさ、と心の中で突っ込んだけど)
今はまだ、夢の途中。
***
終演後、出待ちして、緑野さんとお友達とご飯食べて。
遅くまでお喋りしすぎて、車で送っていただきました。こんな田舎まで恐縮(^^;。私が車に乗らない人間なもんだから、ろくに道案内もできなくて。近所のコーナンの看板を見つけたときは、わーいコーナンありがとー!と歓声を上げましたわ。
なかなか、帰りたくなくてさ。
お喋りが楽しくて、昨日からずっと夢の中にいるようで、現実に帰りたくなくて、ついつい遅くなった。
『ドルチェ・ヴィータ!』のオープニングを見ると時々、ああ、あそこに行きたい、と思う。
誰か私をあの場所に連れて行って。美しい夢のような、悪夢のようなあの場所に。
もう帰ってこられなくてもいいから。
私は現実だけで生きることに飽きる人間で、だから舞台や物語が好きで、美しいものが見たくて。
でもたやすく日常と非日常のバランスを崩して日常お世話になっているひとたちに迷惑をかけそうになる、困った人間で。
『ドルチェ・ヴィータ!』との出会いは、そういう意味で大いに危険。と言うか、宝塚との出会い自体、危険だったかも。
でも、『ドルチェ・ヴィータ!』は。
パレード。
皆で主題歌『マスカレード』のバリエーションを歌いつぐ。
にこやかに、はれやかに、世界の理を語る。
ご丁寧に、念を押すように、今までと違う言葉であらためて語りなおしている。
明日よりも昨日。未来よりも別れ。
それがこの世界の理だと、微笑みながら歌う。
美しい夢を歌う、マスカレードの住人たち。
だのに。
最後に出てくる主人公の歌う歌、語る言葉は、だ。
新しい一日、朝のきらめき。
挙句に、太陽は惜しみなく君に降り注ぐ、って!
おかしい。
おかしくて笑いたくなる。
おかしくて、かなしくて、いとしくて、泣きながら笑いたくなる。
そうだね。
いつかは、いつかはさ。
伸ばした手が夢に届くかもしれない。
深い深い水底まで、太陽の光が届く日が来るかもしれない。
それで、そんでもって。
とらわれ人たちも淋しがりの人魚もみんなみんないっしょにしあわせになりましょう。
(と、言いつつ。
それこそが「黄昏の王国のほろびゆくさま」だったりしてな、とも思うけど)
まったくもう、本当にいいのかこんな急に能天気で、と思う。
でもいいのか。「太陽の申し子」だもんな。(オギー確信犯)
そしてその歌詞を明るくはっきり堂々と歌いきるワタさんがもう、何と言うか……大好きだ。
参った。
幸せだ。あの人を見てると。
もう一生ついてくともさ。
みんなみんないっしょにしあわせになりましょう。
そのためには、手を伸ばさんとな。
私も頑張らなきゃな、と思わされてしまう。
(思い出せば『1914/愛』も『王家に捧ぐ歌』もそうだったっけ)
ささやかでも、いるべき場所と、やるべきことと。
私の心の太陽(笑)に恥ずかしくないよう、明日からまた頑張りますわ。
生きるべき現し世もまた夢、なんだろうな。
今はまだ、夢の途中。
歩いていきましょうともさ。
入り待ちは適当な時間に行ったので、汐美さんのお姿は見られませんでした。
でもわたるくんとみっこさんは見られたから、とりあえずOK。
白い羽?とやはり白い天使みたいなふわふわした触角?をつけて笑うみっこさん、かわいかった。
ワタさんは相変わらず男前さ♪ 黒が似合う
席は2階B席下手。いい席はもっとファンな人たちのために。
アドリブに笑い、泣き、東宝千秋楽の会場にももぐりこむぞー!と決意を新たにする。
ショーは、退団する方へのみんなの思い、退団する方の思いに溢れた、いい舞台でした。
いつも以上のスキンシップとアイコンタクトに溢れている。客席の拍手も長く、暖かい。
ショーの中で、ケロさんとみっこさんはそれぞれ薔薇を一輪もらっていた。みっこさんには、ドルチェ・ヴィータ@檀ちゃんから、花市場の路地裏で、さりげなく。ケロさんには、ワタさんから例のセレブと航海士が出会う場面で。
みっこさんはひたすら渋いまま。ケロさんは渡されてくにゃん、と倒れてくれた。細かい芸にありがとう(笑)。
ケロさんもみっこさんもかっこよくて、なんだかもう、ばかやろーなんでいなくなっちゃうんだよ、って歯噛みする感じだった。
特に、前楽上手端前方席で見たとき、コーザノストラのケロさんにうっとりして、心底思った。今更だけどさ。
でも、今日はそれ以上に、ありがとう、という言葉が頭を回る。
こんな素晴らしいものを見せてくれてありがとう。こんな美しいものを見ることが出来てありがとう。ありがとうありがとう。
千秋楽なんだけど。退団者挨拶もあったんだけど。
ディナーショーもあるし(ケロさんご本人も言ってました)、東宝も通う気満々だし(私が)、まだ終わった気はしていない。
(組長さん挨拶の、東京公演もよろしく、にはチケットがあれば通いますともさ、と心の中で突っ込んだけど)
今はまだ、夢の途中。
***
終演後、出待ちして、緑野さんとお友達とご飯食べて。
遅くまでお喋りしすぎて、車で送っていただきました。こんな田舎まで恐縮(^^;。私が車に乗らない人間なもんだから、ろくに道案内もできなくて。近所のコーナンの看板を見つけたときは、わーいコーナンありがとー!と歓声を上げましたわ。
なかなか、帰りたくなくてさ。
お喋りが楽しくて、昨日からずっと夢の中にいるようで、現実に帰りたくなくて、ついつい遅くなった。
『ドルチェ・ヴィータ!』のオープニングを見ると時々、ああ、あそこに行きたい、と思う。
誰か私をあの場所に連れて行って。美しい夢のような、悪夢のようなあの場所に。
もう帰ってこられなくてもいいから。
私は現実だけで生きることに飽きる人間で、だから舞台や物語が好きで、美しいものが見たくて。
でもたやすく日常と非日常のバランスを崩して日常お世話になっているひとたちに迷惑をかけそうになる、困った人間で。
『ドルチェ・ヴィータ!』との出会いは、そういう意味で大いに危険。と言うか、宝塚との出会い自体、危険だったかも。
でも、『ドルチェ・ヴィータ!』は。
パレード。
皆で主題歌『マスカレード』のバリエーションを歌いつぐ。
にこやかに、はれやかに、世界の理を語る。
ご丁寧に、念を押すように、今までと違う言葉であらためて語りなおしている。
明日よりも昨日。未来よりも別れ。
それがこの世界の理だと、微笑みながら歌う。
美しい夢を歌う、マスカレードの住人たち。
だのに。
最後に出てくる主人公の歌う歌、語る言葉は、だ。
新しい一日、朝のきらめき。
挙句に、太陽は惜しみなく君に降り注ぐ、って!
おかしい。
おかしくて笑いたくなる。
おかしくて、かなしくて、いとしくて、泣きながら笑いたくなる。
そうだね。
いつかは、いつかはさ。
伸ばした手が夢に届くかもしれない。
深い深い水底まで、太陽の光が届く日が来るかもしれない。
それで、そんでもって。
とらわれ人たちも淋しがりの人魚もみんなみんないっしょにしあわせになりましょう。
(と、言いつつ。
それこそが「黄昏の王国のほろびゆくさま」だったりしてな、とも思うけど)
まったくもう、本当にいいのかこんな急に能天気で、と思う。
でもいいのか。「太陽の申し子」だもんな。(オギー確信犯)
そしてその歌詞を明るくはっきり堂々と歌いきるワタさんがもう、何と言うか……大好きだ。
参った。
幸せだ。あの人を見てると。
もう一生ついてくともさ。
みんなみんないっしょにしあわせになりましょう。
そのためには、手を伸ばさんとな。
私も頑張らなきゃな、と思わされてしまう。
(思い出せば『1914/愛』も『王家に捧ぐ歌』もそうだったっけ)
ささやかでも、いるべき場所と、やるべきことと。
私の心の太陽(笑)に恥ずかしくないよう、明日からまた頑張りますわ。
生きるべき現し世もまた夢、なんだろうな。
今はまだ、夢の途中。
歩いていきましょうともさ。
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