昨日書き残したことをいくつか。
これほど誰も彼も「芝居はもうたくさん、ショーだけ見たい」と言っている公演って初めてなのですが。気持ちはわかりますが。
でも勿体無いので芝居もショーも見ます。(残りご飯が捨てられないタイプ)

楊国忠観察日記

・最初の出番・楊家一門の紹介
 感激にきらきらしてます。
 陛下から直々にお言葉をいただいちゃったよ。これからこんな殿上人に混じって働けるのかオレ。ってわくわくしてますな。
 玄宗だけでなく、李林補や高力士への視線にも憧れが輝いてるよ。
・宴席
 玉環が貴妃になったときの喜びの表情。お兄ちゃん(従兄弟だけど)うれしいよって感じ。
・幕前芝居
 陳玄礼に安禄山を陛下に近づけるなと言われて、ちゃんと手は打ってあると答える国忠。
 はっきり言って得意げです。
 そのくらい心得てます、私だっていつまでも半人前ではありませんよ。って顔で言ってます。「流石は国忠どの」と誉められて嬉しそうです。
 が、皇甫惟明の話に俄かに怪しくなる雲行き。しまった、そこまで考えてなかった!
。だって「陛下はご信任であられます」ってうれしそうじゃん。きっと陛下と一緒になって喜んじゃったりしたんですな。たから言いにくいんだ(笑)。しかし陳玄礼には更に強く責められるし。しゅんとするしぃちゃん……じゃない国忠。きっと楊貴妃のコネもあんまり使いたくないんだよね。それとも玉環には政治的なアタマが無さ過ぎて使おうにも使えないのか。
 そして現れる皇甫惟明。にこやかにおべんちゃらを言う陳玄礼の変わり身についていけてません(笑)。
・楊貴妃と二人きりでいた皇甫惟明を責める場面
 ここもお兄ちゃんカウント。うちの妹に近づく奴は(陛下以外は)許さん、ってことで。でも皇甫惟明まとぶんの視線はひたすら楊貴妃の姿を追って、国忠のことは見ちゃいませんが。
・宰相となりました。
 この衣装好きです。長身に良くお似合い。
 三姉妹と歌い踊る国忠。でも浮かれきってはいない。歌の後もすっと真顔に戻る。この従姉妹たちと自分は違う、と言っている眼。
 大人になったんだねぇ(違)。
・皇甫惟明の死を伝える
 ここ顔が見えません(残念)。ので私のイメージではひそかにお兄ちゃんカウントなんですが、どうなんでしょう。
(と言いつつ昨日ははけていくまで国忠の無表情な真顔を追っていた私)
・大往生
 すげーかっこいいです。じゃなくて。
 4人(だっけ?)を相手に負けていなかったのに安禄山の一撃にはよろける。でも玄宗と安禄山が切り結んでるときは玄宗の方が強そうだったよ。玄宗最強? いやそういう話じゃなくて。
 他の兵士と切りあっている隙に背後から安禄山の槍に突かれる。致命傷を負いながらもその槍を奪い、最後の力を振り絞って目の前の兵士を屠る。(私の中のピュアファンな部分はここで涙)
 いや実際、自軍の兵士達に殺される原作に比べると最後までいい奴な役でした。原作バージョン楊国忠も見たい気はしますが。

女官チェック。
真白ふありちゃんが目に付きます。なんとなく幸薄そうな美少女。あと侍童の妃咲せあらちゃんがかわいー。
下級生チェックしているうちにどんどん詳しくなって、ますます愛着が湧いて離れがたくなりそうな。そうかモブチェックに励むしかないストーリーの無さは劇団の陰謀だったのか(言いがかり)。

楊貴妃チェック
楊貴妃=檀れい様の美しさを愛でるだけでも一時間半保つかもしれない。今度一回やってみよう。(暇なのね)
今回、楊貴妃の魅力は手にあると思います。最初の登場の舞いから最後昇天する天女の皇帝を止めるしぐさまで。動きの艶っぽさ止めた姿の美しさ。白魚の指天女の手。この世のものとは思われぬ。
男役の手を「男の手」に見せてくれる手でもある。素晴らしい。

ショー感想補足。
昨日のアドリブ集はとりあえず事実だけ並べてますが「紳士をエスコート(違)するセレブS」には客席で大喜びしておりました。
だって何より目に美しいんだもの。
ケロさんの黒燕尾にはしばしばオペラグラスをさらわれております。なんてかっこいいんだろう。いやかっこいいと言うには端正、端正と言うには色気があり、色っぽいと言うには包容力があり、包容力と言うには繊細でもあり、繊細と言うにはあたたかい。
うっとり。
そんな麗しの優男の肩を、我が最愛の男前な色男が抱いて走り去っていく訳ですよ。
眼福眼福。
(私は自分の目に映ったとおりに語っているだけです。だけですってば)

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