ファントム見てきました。
何故!?って感じですが、ラストが変わったとか色々聞いて、どうしても東宝版が見たくなったので。(花供養と抱き合わせでチケットゲット……)

結果。うーん、やっぱり基本的に同じ作品でした。(当然)
大劇場と違ってエリックが一人で歌うラストシーンも、キモが「幸せそうにクリスティーヌへの愛を歌い上げるエリック」なら、別に大劇場版でも良かったんじゃ。(私は元々のラストシーンにもそれほど拒否感はなかったし)
でも、東京公演も後半、役者のテンションが上がっていて良かったなあと。
特に、クリスティーヌが顔を見て逃げ去ったあとのエリックの銀橋の歌が。「クリスティーヌ」って呼ぶ部分が、悲鳴のようで泣かされかけました。
あと個人的に初めて2階席で見られたのが良かったです。自分で布を剥ぐブケーの死体も確認できました。

でも、私にとってこの作品で一番の魅力は楽曲のよさだなあ。大劇場でもそう思ったけど、再認識しました。オペラの序曲を思わせるオープニングも、エリックのソロも、メロディメロディの歌が転調して地下の雰囲気につながるあたりも、夜の支度も「オペラ座は呪われている」もみんな好き。終演後口ずさんでしまうわ。
だから、他の団体でやったらどうかとかオリジナル版がみたいとか思ってしまうわけですが、わざわざ他でやるにはストーリーがいまいちかとも思ったり。

問題は私がエリックに感情移入できない、と言うか好きになれないことでしょう。
新人公演の16才エリックならいいんだけど、20代前半外見は大人だけど精神的には子供なエリックは、ちょっと苦手。
でも、このエリックの歪みこそがテーマなんだろうから、ただ単に私とこの作品との相性というもので、仕方ないです。

あとは専ら従者とフィリップ(+ソレリ)ウオッチしてました。
でも農協貸切のおかげで従者君たちはヘアスタイルをお揃いにしていて見分けがつきませんでした(泣)。
でも珠洲くんが邪悪な笑顔してた場面があって、目を奪われました。こ、好みかも(笑)。全体的には十輝いりすくんが長身で華やかな顔立ちで目を引くなー。

フィリップは、大劇場では上手端席だったんであまり見られてなかったんですが、やっぱいいなあ。キレイだしかっこいいし。安禄山に期待。(あれ?)
クリスティーヌとのデートは、楽しそうなのに歌詞を良く聞くと全然かみ合っていないあたりの空回りっぷりがなんとも言えませんが。
フィリップをオペラで追っているとソレリが目に入るんですが、くるくる変わる表情が可愛いかった。

前回以来初嶺さんがよく視界に飛び込んできます。好みなんだろうなあ。(宙全ツも観に行く気なかったんですが、スカーレット2と聞いて、行くかも。新公のカルロッタが素敵だった芽映はるかちゃんがベル・ワトリングだそうだし)
あと、今回気になった子が! オペラ座通りで風船売りやってて、そのあとのバックステージで大道具の台(階段?)の上にいた男役。誰だろう気になる。宙は詳しくないのでわかりません。
このシーンはモブの小芝居が新公以来気に入ってますが、今回♪年は少しごまかして〜のところで一人だけ力いっぱい「はい!」と肯定してしまい回りみんなから怒られてるのがちょっとツボでした。

コメント

お気に入り日記の更新

日記内を検索