私のホームグラウンド(スポレート実験オペラ劇場III「舞台裏騒動」)
2004年7月4日 オペラスポレート実験オペラ劇場III
歌劇「舞台裏騒動」フランチェスコ・ニェッコ 作曲 ジューリオ・アルトゥージ 台本
演奏 : スポレート実験オペラ劇場ソリスト及び室内楽団
演出・美術 : パオロ・バイオッコ
指揮者・ピアニスト : アンドレア・アマランテ
舞台監督 : 賀川 祐之
コリッラ …… S.ヴィアネッロ(ソプラノ)
ヴィオランテ …… T.マンチネッリ(メゾ・ソプラノ)
フェデリーコ …… J.ガンビーナ(テノール)
フィスキェット …… S.オスバット(テノール)
公演日 2004年7月4日(日)
時 間 14:00開演
場 所 京都芸術劇場 春秋座
なにやら珍しいオペラをやるというので言ってまいりました。
会場は京都造形芸術大学内の春秋座。
ネットで調べて、出町柳駅から15分ということで駅から歩き出したら、行けども行けども着かない。
炎天下を30分以上さまよって熱中症のような状態になりました。
文句を言いつつ帰ってから調べなおしたら「バスで15分」。
地図は良く見て確認しましょう、と言う話。
でも、そんなに体調最悪だったのに、暗い客席で室内楽とイタリア語のベルカントを聞いたら、すーっと落ち着いて、幸せな気分になりました。
「癒し」という言葉はあまり好きじゃないんですが、癒される感じ。
最近宝塚ばっかり見ているけど、やっぱり私のホームグラウンドはここだ、と妙に納得しましたわ。
ストーリーは他愛ない楽屋落ちもののオペラ・ブッファ。新作オペラの稽古風景で、ソプラノ歌手二人はいがみ合ったりテノール歌手と三角関係だったり、楽譜が間に合わなかったりライバル劇場の評判が気になったり、というオペラ好きはニヤリとするような話。
稽古風景の間にさまざまなポピュラーなアリアも歌われて(時代に関係なくリゴレットや愛の妙薬を歌いまくっていた)これまたオペラ好き向けだよなあ。
新国立劇場で、毎年シーズンの終わりにやってくれたら面白いのに。その年の演目を盛り込んで、小劇場か中劇場で。受けると思うんだけどな。
ニエッコは初めて聞く作曲家ですが、パイジェッロ、チマローザとロッシーニの間くらいの人と言うことで、違和感なく心地よい曲でした。登場人物同士の諍いがあると言ってもシビアな話ではなく、そのぬるさもまた心地よかったです。
(私にとっては。ロビーでの会話を聞いているとそれが不満だった人もいたらしい)
歌手はイタリアの若手。(若手無名歌手を実験的に起用するというのが「実験劇場」の趣旨らしい)適度な大きさの響きのいいホールにも助けられて、皆さん美声を聞かせてくれました。ビジュアル的にもなかなかだったし。
と言う訳で久々にオペラを堪能して幸せでした。
(帰って夜まで頭ががんがんしてへろへろでしたが)
歌劇「舞台裏騒動」フランチェスコ・ニェッコ 作曲 ジューリオ・アルトゥージ 台本
演奏 : スポレート実験オペラ劇場ソリスト及び室内楽団
演出・美術 : パオロ・バイオッコ
指揮者・ピアニスト : アンドレア・アマランテ
舞台監督 : 賀川 祐之
コリッラ …… S.ヴィアネッロ(ソプラノ)
ヴィオランテ …… T.マンチネッリ(メゾ・ソプラノ)
フェデリーコ …… J.ガンビーナ(テノール)
フィスキェット …… S.オスバット(テノール)
公演日 2004年7月4日(日)
時 間 14:00開演
場 所 京都芸術劇場 春秋座
なにやら珍しいオペラをやるというので言ってまいりました。
会場は京都造形芸術大学内の春秋座。
ネットで調べて、出町柳駅から15分ということで駅から歩き出したら、行けども行けども着かない。
炎天下を30分以上さまよって熱中症のような状態になりました。
文句を言いつつ帰ってから調べなおしたら「バスで15分」。
地図は良く見て確認しましょう、と言う話。
でも、そんなに体調最悪だったのに、暗い客席で室内楽とイタリア語のベルカントを聞いたら、すーっと落ち着いて、幸せな気分になりました。
「癒し」という言葉はあまり好きじゃないんですが、癒される感じ。
最近宝塚ばっかり見ているけど、やっぱり私のホームグラウンドはここだ、と妙に納得しましたわ。
ストーリーは他愛ない楽屋落ちもののオペラ・ブッファ。新作オペラの稽古風景で、ソプラノ歌手二人はいがみ合ったりテノール歌手と三角関係だったり、楽譜が間に合わなかったりライバル劇場の評判が気になったり、というオペラ好きはニヤリとするような話。
稽古風景の間にさまざまなポピュラーなアリアも歌われて(時代に関係なくリゴレットや愛の妙薬を歌いまくっていた)これまたオペラ好き向けだよなあ。
新国立劇場で、毎年シーズンの終わりにやってくれたら面白いのに。その年の演目を盛り込んで、小劇場か中劇場で。受けると思うんだけどな。
ニエッコは初めて聞く作曲家ですが、パイジェッロ、チマローザとロッシーニの間くらいの人と言うことで、違和感なく心地よい曲でした。登場人物同士の諍いがあると言ってもシビアな話ではなく、そのぬるさもまた心地よかったです。
(私にとっては。ロビーでの会話を聞いているとそれが不満だった人もいたらしい)
歌手はイタリアの若手。(若手無名歌手を実験的に起用するというのが「実験劇場」の趣旨らしい)適度な大きさの響きのいいホールにも助けられて、皆さん美声を聞かせてくれました。ビジュアル的にもなかなかだったし。
と言う訳で久々にオペラを堪能して幸せでした。
(帰って夜まで頭ががんがんしてへろへろでしたが)
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