東洋文庫名品展@丸ビルホールを見に行く。
私は西洋かぶれで日本美術とは縁遠い人間なのだが、最近は日本美術応援団(赤瀬川原平、山下裕二)の本を読んだりして日本美術ともお近づきになろうかなーと思っているところ。
一番気に入ったのは葛飾北斎の「諸国滝廻り」。4点出品されていたのだけれど、色が鮮やか。そしてデザインがかっこいい。滝だけでなくぼーっと見上げている人、弁当を広げている人など書き込まれているのがまた楽しい。ま、これは『日本美術応援団』で取り上げられていたので親しみやすかったこともありますが。
あと美人画も良かったです。花見とか紅葉見物とかの集団美人画?がきれいではなやかでした。きれいな景色やきれいな草花ときれいな女性。これって構図といい題材と言いラファエル前派と通じるものがありますが、ひょっとしてこっちが先か。
その後初めての丸ビルをうろうろ。各フロアも窓が大きくて、良い天気の日だったので明るくて気持ち良かった。
帰りに丸善で『智慧の実を食べよう』を購入。ほぼ読了。DVDはもっと情報量多いんだろうなー、生はもっとだろうなー、コンプリートボックス買えば良かったかなー、等と思う。私はほぼ日のサイトでこの本がどのようにしてできたか、その周辺情報を知ってしまっているのですが、まったく白紙でこの本を手にした人にとっては物足りない、と言うかどういう本なのか捉えづらいかも。私としてもちょっと物足りないかな。後から効いてくるのかもしれませんが。

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